あらすじ
「僕の人生で最高の経営書がここにある」
―― ファーストリテイリング代表取締役会長兼社長 柳井正
ユニクロ「幻のバイブル」が超訳・速習・図解版でわかりやすく読める!
今最も注目される経営者、ファーストリテイリングの柳井正CEO。
彼が「ボロボロになるまで読み続け」社員に配った「幻の経営書」、
ハロルド・ジェニーンの『プロフェッショナルマネジャー』。
著者のジェニーンは貧しい家庭に育ち、証券取引所のボーイから出発。
大恐慌時代のアメリカでもがき苦しみながら、経営スキルを身につけ、
ついにはアメリカを代表するコングロマリットの最高経営者にのぼりつめた人物。
実践で知力を使い、数々の修羅場をくぐり抜けてつかみ取った経営の実体験が
惜しげもなく伝えられている名著『プロフェッショナルマネジャー』への
「分厚すぎて、途中で挫折してしまった」「時間がなくて読み切れなかった」
「アメリカのビジネス事情がわからないため、スッと頭に入ってこない」
というご意見を受け、図解を交えて再編集したのが本書。
多忙なかたでもちょっとしたスキマ時間にジェニーンの経営術のエッセンスが取り組める、
『プロフェッショナルマネジャー』をこれから読もうとするかたにはその手がかりに、
すでに読み終えたかたには情報や記憶の整理にぴったりの1冊。
《ITT再建請負人、ハロルド・ジェニーンの名言の数々 》
◆科学まがいの経営理論より、有能なマネジャーが一人いればどんな仕事も能率が上がる
◆仕事をさせて初めて人物がわかる
◆経営の秘訣は終わりから始めること。ゴールを設定すれば「成功するための方法」がわかる・・・・・・ほか
【目次】
◆はじめに プロフェッショナルマネジャー・ノートはこう読んでほしい!
──柳井 正 ファーストリテイリング会長兼社長
◆第1章 セオリーだけでは経営なんかできない
◆第2章 経営の秘訣
◆第3章 大不況の中で手に入れた金銭以外の報酬
◆第4章 2つの組織
◆第5章 経営者の条件
◆第6章 リーダーシップ
◆第7章 エグゼクティブの机
◆第8章 最悪の病──エゴチスム
◆第9章 数字が意味するもの
◆第10章 企業家精神
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
経営者とは?
マネジャーとはどんな人を指すのか、ということを非常に強い説得力とともに伝えてくれる。
「企業の経営層たる人間の基本的な仕事は経営することだ」
「経営者とは、"実績"をもたらす人間である」
「君がしてはならないことは、不十分な結果を受け入れて、それを弁解することだ」
経営者としての心構え、そして、持つべき理念を再確認できる一冊です。
Posted by ブクログ
非常に読みやすく。
マネジメントの指南書としてまとまっている。
マネージャーは結果がすべてである。
いかに情報を手に入れるのか?
組織とは?など
誰もがぶつかるテーマのヒントがいろいろ詰まっている。
Posted by ブクログ
この本は、コングロマリット経営で大きな成果を出した方の経営に対するマインドが綴られており、あのユニクロを創業した柳井氏が絶賛している本です。内容自体は要点が纏められておりすぐ読み終える事が出来ます。個人的に学びになった点は、仕事の基準をどのように定めるかで、そこに好き嫌いが入ると自分中心の絶対的な基準となるとい点、最終系を目標を示す事の重要性、目標を決めたらやり切る徹底力、自分で全てコントロールする気概、業績は改善という物差しで測られる、現場で顔を付き合わせ問題を解決する事の重要性、長期計画ではなく短期計画の大切さ、経験は自ら取りに行く、その過程で何かを発見し学び、能力の蓄積をもたらす。経験は、給与相当の対価である。トップは、正しい情報を取りに行く必要がある。事実には、4種類ある。1.表面的な事実、2.仮定的事実、3.報告された事実、4.希望的事実。事実というレッテルが一人歩きする事はとても危険。しっかりとした事実を元に論理的な経営が大切。良い問いとしては、それは事実であるか?本当に揺るがす事の出来ない事実なのか?報告書に赤信号ページがあると良い。経営者のミーティグは、何を期待しているか伝える大切な場、物事は誰が正しいのかではなく、何か正しいのかである。数字からその背景にある、相関関係までも読み解き問題を抽出する。起業家精神とは、誰も気付いていない事を発見する事。
Posted by ブクログ
経営者とは…
そこについてわかりやすく、簡潔にまとまっていました。
定期的に繰り返し読もうかなと思わせてくれる内容でした。
自分に足りないと思っていた部分を再認識。
数字の落とし込み、見せ方、マインドセット。
これからも日々頑張ろう!
Posted by ブクログ
原典を読む前に、こちらを読んでみました。
要約されていますが、なるほどと思う点があり、原典をじっくりと読んでみたくなりました。
おそらく、それが狙いの一つなのでしょう。
経営することの本質を学び、実践したいと思います。
Posted by ブクログ
ユニクロでお馴染みのファーストリテイリング社長の柳井正さんが擦り切れるまで読み倒した本との事で凄く興味をそそられ読んでみました。190頁弱なんですが、著者であるハロルド・ジェニーンさんの経営哲学の概要が摑める作品で、とても読み易いです。
Posted by ブクログ
20151010 病気で休職中に読み始めた。仕事への不安を解消する為だったが結局は基本を守って向かうことと理解した。エッセンスがまとめられていて読み易くなっていたが本体の方も読み直ししてみようと思う。
Posted by ブクログ
ユニクロの柳井氏が自分の原点の教科書というプロフェッショナル・マネジャーのダイジェスト版。
確かに、原書の訳本よりもまとめてありわかりやすい。
基本的には以下の経営論が記されている。
商売は上手くいかないもの。
失敗を恐れてはいけない。
人は失敗から学んでゆく。
一つの対応が上手くいかなければ次の対応を考える。
唯一の本当の間違いは、間違いを犯すことを恐れること。
Posted by ブクログ
ビジネスの世界の通貨としての報酬は金銭と経験の2種類。金銭は後回しにして、まずは経験を取らなければ、十分な経験を積むまでに、年を取り過ぎてしまう。また、実績のみが自信、能力、勇気の尺度であり、実績のみが成長する自由を与えてくれる。マネジャーとは実績をもたらす人間なのだ。
Posted by ブクログ
ハロルド・ジェニーンのプロフェッショナルマネジャーという本がもととなっている。ユニクロ社長おすすめの本で、それを柳井さんがわかりやすく解説する本。それがおすすめと聞いて、読みやすそうだったから読んでみた!経営、マネジメントなんて全然知らない分野の話だったけど・・・こういうふうに考えて仕事しているんだなと知れた。
Posted by ブクログ
帯に柳井正氏が「これが僕の人生でナンバー1の経営書だ!」とあり購入!
内容は、注目される経営者、ファーストリテイリングの柳井正CEOが「ボロボロになるまで読み続け」コピーしてまで社員に配った「幻の経営書」のエッセンスをやさしく解説したものである!
Posted by ブクログ
柳井正社長に憧れているので、その人物がどんな本に影響を受けたか興味があったので、読んでみた。
「―本を読むときは、初めから終わりへと読む。ビジネスの経営はそれとまったく逆だ。終わりから始めて、そこへ到達するためにできる限りのことをするのだ―」
机上の空論ではなく、経営の実践で培われたノウハウが詰まった一冊という感想であった。
この本は、超訳とあるので原本を読んでみたいと思った。
Posted by ブクログ
本家「プロフェッショナルマネージャー」を読んだには読んだけど、何回も繰り返しっていうと抵抗があった。
理由の一つは分厚いこと。そして翻訳したものであったこと。どんんなに翻訳がうまくても、読みづらいというのが個人的な感想だったんだよね。この「・・・ノート」は、ここまでシンプルにしちゃっていいのという内容だけど、エッセンスは十分に入っていると思う。繰り返し読むにはちょうどいい。ハロルド・ジェニーンは、机の上をきれいにしている人を評価していなかった、っていう部分は、意外だった。巷の整理術って、いったい。。。
Posted by ブクログ
Kodama's review
『お客様のためでないと、商売は成功しません。自分の好きなもの、好きなことをそのままやったらたいていは失敗する。なぜなら、"好き"におぼれてビジネスの基準が曖昧になるからです』
(11.06.30)
お勧め度
★★★★☆
Posted by ブクログ
僕はもともと「商売はうまくいかないもの」だと思っています。「過失(失敗)はビジネスにつきものの一面であり、重要なのは自己の過失に立ち向かい、それらを吟味し、そこから学び、自己のなすべきことをすること」とジェニーン氏も明言しているとおり、失敗を恐れていてはいけません。失敗を失敗としてとらえ、なんで失敗したかを考える人は失敗から学ぶことができます。そういう人には次のチャンスがあるでしょう。いい仕事をしようとしたら、どうしてもリスクをとらなければなりません。僕も社員には「失敗しても命は取られないから」と常々言っています。
■唯一の本当の間違いは“間違いを犯すこと”を恐れることである!
ジェニーンは厳格な経営者でしたが、部下たちがときに間違えたり、たまに過失を犯したりするのは恥でも不面目でもないと本気で考えていました。過失はビジネスにつきものの一面であり、重要なのは自己の過失に立ち向かい、それらを吟味し、そこから学び、自己のなすべきことをすることだと明言しています。
しかし、ITTの経営を引き受けた当初は、身近なエグゼクティブたちにでさえ、その気持ちは伝わってはいませんでした。彼らの報告書に関して2、3の質問をしているうちにその人物が事実を知っていながら、それを提示するのをしぶっているようなケースには、いやでも告白せざるをえないような質問の仕方をしました。彼は単に事実を知り、問題解決に対する最も効果的な方法を思案したかったからです。
揺るぎのない事実を見つけ出すこと一つまり、そのためには終わりのない訓練が必要なのだと、彼は言います。「それは事実か?」と相手に聞いてから、忘れずにそれにプラスして、「それは本当に揺るがすことができない事実なのか?」と、念を押してたずねる習慣をつけろと言うのです。
企業家とマネジャーの違いは、主として態度の違いです。企業家は特に創業当初、自分が成功か失敗かの境目に立たされていることを承知しています。たった1つの失敗で破滅してしまうかもしれない。だからこそ市場に浸透し、しかるべき量の売上げを挙げ、さらに前進するために資金を稼がなくてはなりません。他の人々が5時に退社しても、事業の発展の妨げとなる問題を解決するために日夜を問わず、心を砕く必要があるのです。そしてそれこそが“経営”なのです。
■何かをするなと命じるのは構わない。しかし、本人が納得しないことをさせたかったら、納得するまで説得しなくてはならない
ジェニーンは事業部や子会社のマネジャーに対して、本人が納得できないことをせよと命じたことは決してありません。最高経営者たる者は皆、そうすべきだと考えていました。
「人に何かをするなと命令するのは構わない会社で火事を起こすなとか、5億ドルの新工場を今年は建てるなとか。しかし、本人が納得しないことをさせたかったら、納得するまで説得しなくてはならない」と彼は言います。
その理由の1つは、『これは命令だ』と無理にさせたら、命令した人間がその決定の責任をとらされることになるからです。
「命令された人間に、あとで『結果はごらんのとおりさんざんでした。しかしこれは私の責任ではありませんよ』と命令した人間に言う権利を与えてしまう。実際、このようなとき、命令された人物は自分が正しくて相手が間違っていることが証明できて、ざまあみろと言いたいくらいの気持ちなんだ」一つまり、ジェニーンは納得しないことを命令された人間は、モチベーションを落とすどころか、心の中でうまくいかないことを願う気持ちさえ生まれることを知っていたのです。
しかし、いくら説得しても相手が納得しないことはまれではありませんでした。
「子会社の最高経営者が親会社の最高経営者と同じくらいの自我と自信を持ち合わせていたとしても、別に不思議ではない。だから、どちらの人間が正しいかということを問題にしてはいけないんだ。誰が正しいかではなく、何が正しいかビジネスで重要なのはまさにそこなのだ」
このような態度で接することが敬意を持って人を遇することなのだと彼は述べています。ジェニーンはどれだけ説得を重ねても相手が納得しないときでさえ、頭ごなしに命じることはしませんでした。
「どうしても思いどおりにやりたいのなら、日夜よく研究して、自分が何をやっているかを自覚してやりたまえ。けっしてやみくもに何かをしないように。君が困った立場になるのは、君が状況に関する事実を十分に探求しなかったために物事がおかしくなったのだということが判明したときだ。そういう諒解のもとで、やりたいようにやりたまえ」という言い方で、やるかやらないかを相手に決断させました。相手の自尊心を尊重しつつ、選択の責任を相手に委ねるという態度を表明したのです。
それはけっして功利的な打算からではありませんでした。たとえ相手が間違っていることがわかっていても、なお彼が正しいと願うそういうジェニーンの“公正さ”や“ジェントルマンシップ”がそうさせたのでした。
Posted by ブクログ
アメリカITT社で、長きにわたり成功を収めた経営者である
ハロルド・ジェニーンの経営書「プロフェッショナルマネジャー」の要約書。
ユニクロの柳井さんの推薦書なので、読んでみましたが、
アメリカ経営の理解がたりないのか、腹に落ちにくい
内容でした。もうちょっと自身の経験を深めてから、
もう一度読んでみようと思います。
第1章 セオリーだけでは経営はできない
第2章 経営の秘訣
第3章 大不況の中で手に入れた金銭以外の報酬
第4章 2つの組織
第5章 経営者の条件
第6章 リーダーシップ
第Nana
Posted by ブクログ
経営とは、理論ではなくて、たてた計画を最後までやりきること。
優れたマネジャーは、勉強の結果ではなく、事業の伸長とともに成長する。
数字ではなく、事実を見極めることが大事。
最後は、事実が決定に導いてくれる。
Posted by ブクログ
ハロルドジェニーンの「プロフェッショナルマネージャー」のエキスを、手っ取り早く、分かりやすく身に付けることが出来ます。経営するということは何なのか、経営者の心構えとして必要なことが書かれています。
プロフェッショナルマネージャーを読んだことがあるなら、そのおさらいとして読むには良いと思います。
Posted by ブクログ
ところどころ勉強になりました。
でも、経営者になる前に経営を読んでも実際にはリーダーとか組織論あたりだけで、経営者としてとかはいくら考えを持ってもしゃーないなぁと思うようになってきた。
そうでもないんだろうけど。
Posted by ブクログ
ビジネスのHowtoというよりも、心構えに重点が置かれた本。
気に入ったフレーズ
もし諸君がビジネスで成功したかったら自分が属する場所で上位20%のグループに入ることが求められる。
もし経験を積むつもりなら年をとりすぎないうちに、急いで積んだほうが良い。
唯一の間違いは「間違いを犯すこと」を恐れることである。
人間を類型化して判断しても何の役には立たない。仕事をさせて初めてどんな人かが分かるのだ。
何かをするなと命じるのは構わない。しかし本人が納得しないことをさせたかったら、納得するまで説得しなくてはならない。
訪れた機会をしっかりと認識し、それ以前に誰もやらなかったやり方でその機会を生かしなさい。
Posted by ブクログ
プロフェッショナルマネージャーに衝撃を受けた柳井正さんの解説書。
会社の人間は他の誰かのために働いてる。自分のためだけに働いてる人間程よく働く事を期待できない。
Posted by ブクログ
要約版でないオリジナルの方を読んでいる途中で、たまたま手にする機会があったので読んでみたら1時間くらいで読み終えてしまいました。
要約版ということで、エッセンスはよくまとまっているのですが、本当に味気ない。著者の考えの背景や意味が・・・全然分からないところまで省略されてしまっているわけじゃないのですが・・・。なんというか、サッパリしてしまっているように感じるのです。
引き続きオリジナルの方を読みます。
Posted by ブクログ
ユニクロ柳井さんのイチオシという「プロフェッショナルマネージャー」のエッセンス版。
原書を読もうかかと思ったのですが、翻訳ものが苦手なのでこちらを選択。エッセンス版としては十分ではないでしょうか。
ただし、よくまとまっている分、読みごたえとインパクトに欠けるのは止むを得ないです。
もう少し深い所に入りたい場合は、原書に進んだ方が良いのかもしれません。
Posted by ブクログ
悪い例にピッタリ当てはまる人物の顔が思い浮かんでしまう。
整理されていてわかりやすい解説用概要本。
すべて同意ではないが、本物を読みたくなった。
Posted by ブクログ
【良いマネジャーになりたかったら、選んだ仕事に向き合ってただ努力し始めることだ。何をやりたいか見極め、それをやり始めることだ】
読むまで知らなかったがとてもすごい人。良いマネジャーになるための手法についてコンパクトにまとまっていて読みやすい。
真摯さや誠意といったものがやはり根本に必要なんだなと。
また読み直したい一冊。