この本は、ユニクロCEOの柳井氏が「はじめに」を書いて解説している。その解説が面白くて読み始めた。
柳井氏は父親から事業を受け継ぎ、ユニクロを広島でオープンし、次いで岡山に2店をオープンしたころにこの本に出会ったという。
「山口県宇部市の書店にたった一冊置かれていた」この本を、柳井氏は山口県で唯一の
...続きを読む読者と(思い込んで)読み、三行の経営論に衝撃を受けた。
『本を読む時は、初めから終わりへと読む。
ビジネスの経営はそれとは逆だ。
終わりから始めて、そこへ到達するためにできる限りのことをするのだ。』
この本の著者、ハロルド・ジェニーン氏は経営者として、58四半期連続増益を出し結果を残しているが、本書を読むと、バリバリの厳しい経営者の姿というより、人間らしさがにじみ出ていて親しみを感じる。
企業家は常に正しい考えを持ち、ルールに従い正しい行いをしなければならない。
近道はない。見せかけやごまかしはすぐばれる。
そして、設定した目標に必ず到達しなければならない。
一人であれば自分だけのマネージメントをすればよい。
しかし、何千人、何万人も従業員のいる大企業では、どうやってその人たちに同じ目標に向かって力を出してもらうか。
いろいろな成功した経営者がいるが、この本を読むと、この人の下で働きたいと思わせられる。