柳井正のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
この本は、コングロマリット経営で大きな成果を出した方の経営に対するマインドが綴られており、あのユニクロを創業した柳井氏が絶賛している本です。内容自体は要点が纏められておりすぐ読み終える事が出来ます。個人的に学びになった点は、仕事の基準をどのように定めるかで、そこに好き嫌いが入ると自分中心の絶対的な基準となるとい点、最終系を目標を示す事の重要性、目標を決めたらやり切る徹底力、自分で全てコントロールする気概、業績は改善という物差しで測られる、現場で顔を付き合わせ問題を解決する事の重要性、長期計画ではなく短期計画の大切さ、経験は自ら取りに行く、その過程で何かを発見し学び、能力の蓄積をもたらす。経験は、給与相当の対価である。トップは、正しい情報を取りに行く必要がある。事実には、4種類ある。1.表面的な事実、2.仮定的事実、3.報告された事実、4.希望的事実。事実というレッテルが一人歩きする事はとても危険。しっかりとした事実を元に論理的な経営が大切。良い問いとしては、それは事実であるか?本当に揺るがす事の出来ない事実なのか?報告書に赤信号ページがあると良い。経営者のミーティグは、何を期待しているか伝える大切な場、物事は誰が正しいのかではなく、何か正しいのかである。数字からその背景にある、相関関係までも読み解き問題を抽出する。起業家精神とは、誰も気付いていない事を発見する事。
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Posted by ブクログ
ファースト(即断即決)、リテイリング(小売)
特にファーストは柳井さんが大切にしている「スピード」。投資のスピードも損切りのスピードも計画から実行までのスピードもとにかく早い。
感情論ではなく合理的ではあるものの、現場や市場の雰囲気から読み取る『肌感』からセンスを感じる。
急成長企業だと思っていたが、本の中でよく出てくる「ブレークスルー」とあるように、爆発的な利益を上げるまでに意外と時間がかかっているなと思った。そのブレークスルーのタイミングをよく分かっていることも凄い。柳井さん自身も過去の経営者から学んでいることが窺える。
柳井さん自身としては、
厳しい人であることはもちろん、各部門や職種に対してリスペクトがありそのポジションでの教育、在り方が明確に分けている。
将来起業する、しない問わず読むことをおすすめする。ボリュームもちょうど良いので読みやすい! -
Posted by ブクログ
経営者の中の経営者が書いてるなって本だった。
一介の従業員である自分にとっては、視点がなかなか付いていけない内容が多く読むのが難しかったが、経営者の立場にある人は納得できるところが多いのかなとも感じた。
だから、柳井氏にとっては最高の教科書と言わしめるような内容になっているのかなと。
「本を読む時は、はじめから終わりへと読む。ビジネスの経営はそれとは逆だ。終わりからはじめて、それへ到達するためにできる限りのことをするのだ」
これは経営者でま従業員でも、なるほどと思える内容。
目の前のことを一生懸命やり積み上げるのももちろん必要だが、将来を創造してバックキャストすること、その重要性を改めて認識できた。
巻末の柳井氏の言葉はグサッと刺さってきた。
ここだけを読むのもありだと思う。 -
Posted by ブクログ
ネタバレユニクロ=ファストリ創業者の仕事論。
個が強く出ている人かと思ったが、むしろ一人一人の強みを生かす経営を志向している点が改めて確認できた。
また、店舗を頂点とした経営論・仕事論の展開は、実はけっこうユニーク。その思想のもとにスーパースター店長制度がある。
若いころから書籍を読むことが好きな点もやや意外ではあったが、自分にとっては、励まされる。星野社長などとも通じるものがある。
以下、ポイントの引用
・売ることとは常に新鮮な提案をすること、変わることにある。
・「モノが売れない。商売がうまくいかない」とは、実は大前提なのだ。
・いちばん厳しいお客様になったつもりで、自分の店を点検する。
・私は店長の仕事でいちばん大事なのは、部下に作業を割り当てることだと思っている。誰にどういった仕事をまかせて、どういう成果を出すか、本人に仕事のゴールをちゃんと自覚させているかどうか。
・「本部が優秀で、計画立案の責任者である。店舗はその実行部隊だ」と思い込んでいる人間は時代錯誤も甚だしい
・競争がない環境とは自分だけの世界だ。競争がないと思って安心したら、周囲の人に関心がなくなるのではないか。悔しさや劣等感も感じない代わりに愛情も感じないだろう。そうして自分だけのことを考えて育ってきた人は相手の気持ちをわかろうとしない。しかし、相手のことに関心をもたない人が目の前のお客様にモノを売るなんてできるはずがない。商品を売るとはコミュニケーションだ。自分が誇りに思った商品を買っていただくことは、自分たちの気持ちを相手に伝えることでもある。自分のことばかりに気が行っている人はお客様のほうを向かない。そういう人が会社という組織に属してしまうと、お客様よりも、組織にいること、上司にほめてもらうことが大事だと思い込んでしまう。
・本質的な社会の仕組みは、みんなで働くことにある。仲間、上司のことも考える。考えたうえで、仲間、上司に対しても、要求を出す。相手に何も要求しない人は、自分にも要求しない人だ。自分がやるべきことや、やれるだけのことをやっていないから、周りにも要求できないのだ。それでは成長するわけがない。
・「ひょっとしたら自分の仕事は失敗の範疇に属するのではないか、今やっていることよりも、さらにいい方法があるのではないか」自分自身にそう問いかけながら、仕事をしてほしい。そうでないと、慢心するし、少しの成功に甘んじてしまう
・同じチームに属しているのだから、上司と部下は互いの仕事上の強みや弱みをどう理解し、どうしたら成果を上げられるかを常に議論する必要がある
・上司は自分にも厳しく、部下にも厳しくないといけない -
Posted by ブクログ
2012年に書かれた本なので、時代背景は少々異なっている。むしろ当時よりも中国、アジア諸国の経済発展と日本経済の凋落は著しくなっていると思う。
山口県の一衣料店からグローバル企業を築き上げた柳井社長だけに、その言葉には熱量と説得力がある。一方で、所々矛盾した記述もある。(ex.国に文句を言うなと言いながら、当時の民主党政権や自民党のバラマキ政策への批判もされている)また、ポジショントークと見受けられるような記述もあったり、全編通してマッチョイズム盛々の自己啓発本、エッセイである。
結局日本政府、日本人が変わるためにはやはり外圧を受けるしかないのではないかと思ってしまった。戦後の人々が我武者羅に働いたのは貧しかったからである。現代日本に生きる人々が自らハングリー精神を持つことはなかなかに困難なことではある。
しかしながら、現実を受け止めなければならないとも思う。少なくとも私は「茹でガエル」のようにはなりたくないと本書を読んで感じた。 -
Posted by ブクログ
柳井さんの付録が秀逸。そこにすべてが書かれている。
この本で書かれたことをユニクロで取り組んだと書いてある。
ユニクロを知っているだけに、わかりやすかった。
1,まずは目標を設定し「逆算」せよ
2, 部下の報告ー「5つの事実」をどう見分けるかー
「揺るがすことができない事実」「表面的な事実(一見事実と見えること)」「仮定的事実(事実とみなされていること」「報告された事実(事実として報告されたこと)」「希望的事実(願わくば事実であってほしい事柄)」
3,リーダーシップー現場と「緊張感ある対等関係」をつくれ
目標と戦略と方法論は示すが、あとは個々に考えて、一緒にやりましょう
一番いい会社は社長の言っていることがその通り行われない会社
会社を統率する人間は、その会社の人々が本当は彼のために働いているのではないということを認識しなくてはいけない。彼らは彼と一緒に自分自身のために働いているのだ。彼らはそれぞれに自分の夢を、自己達成への欲求を持っている。
4,意思決定ーロジカルシンキングの限界を知れ
社長の机がきれいなら、副社長以下が仕事を抱えている
経営者は経営しなければならぬ
5,部下指導法ーオレオレ社員の台頭を許すな
ミドルマネジメントでもトップマネジメントでも、ほしいままに放任されたエゴチスムは、周囲の現実をその本人に見えなくさせる。彼はしだいに自分自身の幻想の世界に生きるようになり、しかも自分は絶対に誤りを起こさないと本気で信じているために、下で働く人々を困らせる
成功は失敗よりずっと扱いにくい
6,数字は握力ーデータの背後にあるものを読み解け
数字の含蓄を成就するには、数字が持つ意味の絶えざる暴露、絶えざる反復、過去に読んだものの保持、そして数字が代表する実際の活動への親近によるほかない
7,後継ぎ育成法ー「社員FC制度」が究極の形だ
企業の給与水準は、会社の従業員、マネジャー、役員のすべてを満足させ、幸福にし、もっとたくさんもらえるようになろうと努力させ続けると同時に、会社自体の利益をも確保できるように考案された、微妙な価値体系である