【感想・ネタバレ】現実を視よのレビュー

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Posted by ブクログ

 私自身も政治家と同様に現実から目を背け、このままでは茹でガエルになってしまうような状態。事業全体が危機感が欠如しており、誰かがなんとかしてくれるであろうと、他責の体質。
 ウチの会社は何者で、どこに向かっているのかをしっかり社内で議論する。

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2020年07月23日

Posted by ブクログ

ユニクロの柳井氏の本である。全く正しいことを言っていると思う。内容に同意。現在の日本の置かれた状況を簡潔、明瞭に述べている。気力、熱意、意気込みがひしひしと伝わってくる。ぜひ若者をはじめ、多くの日本人に読んでもらいたい本だと思う。
「社会の変化は、あるきっかけによって唐突に起こる。そして成長から見放されることは、すなわち「死」を意味する」p11
「(上海について)街灯もない「田舎町」が世界有数の都市に変わるのに、30年もかかっていない」p13
「私が絶望するのは、「日本はもう成長をめざさなくていい」という意見を、メディアで評論家や経済学者が堂々と口にするようになったことである」p17
「貧しくても心が豊かならばよいというのは、豊かになった人だけが言えるざれごと」p19
「他人を思いやる気持ち、組織に対する忠誠心、勤勉で努力を惜しまない、清潔できれい好き、謙虚に学ぶ姿勢、異質のものを受け入れて昇華させる懐の深さ、詫び寂びや人情の機微がわかる力。私たち日本人は古来から、このような資質を脈々と受け継いできた」p20
「(吉田松陰)かくすれば かくなるものと知りながら やむにやまれぬ 大和魂」p21
「(アジアの)40億人は豊かさに飢えている」p28
「新興国の人々は固定電話や携帯電話をスキップし、いきなり低価格のスマートフォンを手にするようになった」p30
「いまだに「日本人は他のアジア人よりも頭がいい」と思っている人は、その認識がいかに現実とかけ離れているかを知るべきである」p34
「(新興国の考え方)もし成功したければ、いまよりいい暮らしをしたければ、実力をつけ、自分の力で稼ぐようになるよりほかにない。これが彼らの常識であり、現実なのである」p36
「ほんとうに顧客の立場に立って、何がほしいのか、何を求めているのかを頭がショートして煙が出るくらい考えなければ、ビジネスは成功しない」p48
「問題は山積しているのに、無為無策の政府は機能せず、政治家は政局に明け暮れるばかり」p50
「「圧倒的なナンバーワン」を達成するために、最も重要なこと。それはグローバル競争に勝ち抜くことのできる「人材の育成」にほかならない」p64
「太平洋戦争の敗戦も、バブル期以降の日本の衰退も、その本質は似ている。目の前にある現実を見ないで、過去の成功体験にとらわれて変化を嫌う。論理よりも情緒を優先し、観念論に走るといった特性は、時に取り返しのつかない結果を招く」p80
「国債というのは、要するに、未来からの借金。返済義務を負わない年配世代が直接、痛みを感じることはない」p87
「今の法人税率や所得税率を見れば、この国はお金のある人が、お金のない人を食べさせる社会になっていると言っていい。そのわりに、トヨタ自動車やキャノンなど、輸出で外貨を稼いでたくさん税金を納めてきた企業に対して、国家も、国民も、感謝が足りないのではないか」p89
「人が寝ているときにも働いて、過酷な競争に勝ち抜いたからこそ、多くの富裕層は多額の報酬を得ることができている」p91
「権利ばかりを主張して、義務から逃れようとする。困っても国がなんとかしてくれると思い込む。大事なことは自分や家族の生活で、生まれ育ったこの国に対して何ができるかなど、考えたこともない」p97
「(邱永漢)日本は政治家と生活保護を受ける人ばかりになる」p99
「はっきり言えば、文部科学省と日本教職員組合による教育が、日本人の精神を骨抜きにしたことは間違いない」p112
「(ユニクロ社員)李に言わせれば「日本人はハングリー精神が足りない」」p117
「国民がどんなに頑張っても、このままでは政治家が国を滅ぼしてしまう。カウントダウンは、徐々に近づいている」p139
「(政治家について)サービスを受ける側は、あれもしてほしい、これもやってほしいと要求する。しかし票がほしいから、とみんなにいい顔をして、そのとおりの政策を行っていたら、予算が足りなくなって赤字体質に陥るのは当たり前」p152
「思い返せばこの20年間、日本人は国に対して要求ばかり叫んできたのではないか」p178
「失われた20年の教訓。それは、みんなが評論家になってしまったこと。傍観者ばかりで当事者がいなければ、状況は何も変わらない」p179
「企業というものは立ち止まっていたら、一瞬で時代から取り残され、衰弱していってしまう」p185
「現状でいい。そう思った途端、進歩は止まる」p188
「起こっていることは、すべて正しい」p190
「「求めない生き方」と並んで気になるのが、「頑張らない生き方」(著者は強く批判)」p193

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2018年11月04日

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尊敬する(私淑と言ってもいい)柳井さんの本。もう、さすがだなーとしか言えない。そら、神様じゃないから、絶対間違いがない人とは思わないが、書かれていることは、ごもっともと思うことばかり。で、特にすげーと思うのは、そーゆーのを他の人があんま言ってるの聞かないんだよな、って思う点。読む価値高いと思う。

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2017年04月28日

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モチベーションを高めてくれる。
自分が将来どうなりたいか、を考えるのに役立つ。
使命感を奮い立たせてくれる。

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2017年04月09日

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今の自分が抱える疑問にヒントを与えてくれる内容だった。「何故新しいことをやらなければならないか。何故成長しなければならないか。」
そもそも、こんな疑問を抱くこと自体が、柳井さんに言わせれば、平和ボケしているということ。

上の疑問に対する本から得た気づきは、資本主義の原則は稼がないと食えないということと、日本には何もしなくても稼げる資源が存在しないということ。

そういった当たり前を日常無意識でいられるのは、社会主義と化した政治や大企業の施策に保護されているから。

競争相手が見えているか?
社会を変えたいという気持ちは持てているか?
自分に問いかけたい。

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2015年04月01日

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世界で戦っている人の言葉は重い。
こんな厳しいのかってくらい。

ただ、なぜか読み終わって
鼓舞されている自分がいる。

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2014年04月11日

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2012年に書かれた本なので、時代背景は少々異なっている。むしろ当時よりも中国、アジア諸国の経済発展と日本経済の凋落は著しくなっていると思う。

山口県の一衣料店からグローバル企業を築き上げた柳井社長だけに、その言葉には熱量と説得力がある。一方で、所々矛盾した記述もある。(ex.国に文句を言うなと言いながら、当時の民主党政権や自民党のバラマキ政策への批判もされている)また、ポジショントークと見受けられるような記述もあったり、全編通してマッチョイズム盛々の自己啓発本、エッセイである。

結局日本政府、日本人が変わるためにはやはり外圧を受けるしかないのではないかと思ってしまった。戦後の人々が我武者羅に働いたのは貧しかったからである。現代日本に生きる人々が自らハングリー精神を持つことはなかなかに困難なことではある。

しかしながら、現実を受け止めなければならないとも思う。少なくとも私は「茹でガエル」のようにはなりたくないと本書を読んで感じた。

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2021年03月29日

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どれだけ凄い技術であっても、顧客に伝わらなかったり、うまく商品化出来なければ、それは生産者の自己満に過ぎない。
稼ぐことの重要性を再認識する。そして資本主義の精神を取り戻す。

立ち止まることは最大のリスク。

著者のメッセージは以下。
1.起こっていることは、全て正しい。
2.人間は求めていい。
3.需要はあるのではなく、つくりだす。
4.サムスンに躍進の秘訣を聞きに行け。
5.売れる商品は、世界中どこでも同じ。
6.100億円売ろうと決めねば、100億円売れない。
7.戦うなら、勝ち戦をすること。
撤退するラインを決めておき、そこまでは進める。失敗を恐れない。
8.日本語はハンデにならない。
9.日本の商人道を取り戻す。
10.苦しいときほど理想を持て。

誰かが変えてくれるだろう。と思っているうちはいつまでたっても変わらない。
当事者意識を持ち、実行する。
著者の熱いメッセージが伝わった。

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2018年11月23日

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ファーストリテイリング社長の柳井正氏の著書。
ユニクロの創業者であり、今や日本を代表する経営者の一人と言ってもいい人物である。
そんな柳井氏が経営者の視点から日本の現状に憂い、政治や経済にまで話を広げる展開はとても興味深い。
今必要なのは、現実を直視すること。国も、企業も、個人も、しっかりと現実を見つめ、より良い方向に向かって歩み続けて行かなければならないと。立ち止まることなく、過去の成功体験に縛られることなく、失敗を恐れず、チャレンジすることが大事であると。なるほど。

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2018年03月22日

Posted by ブクログ

柳井さんの本を読んだのはこれが初めて。
何だかバランス感覚があまりない人、という印象。

でも、そのバランス感覚のなさが、ユニクロの経営者としての推進力になっている気がするので、必ずしも欠点ではないと思います。

それにしても松下幸之助はすごいですね。
いろんな経営者の中に、彼の精神が息づいていることを、改めて感じました。

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2017年11月12日

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本書は私の大和魂である。民主党と堀江貴文には辛辣に提言。
また、新聞は日本の政府がああなった、こうなったと人々の劣情を煽るようなニュースは即座に掲載、テレビも過去を回顧する内容が増えて、未来を描く想像力が枯れ、昔は良かったと懐かしむだけと日教組の批判も含めて全く同感である。
第3章の「政治家も官僚も、三流どころか四流」とタイトルも手厳しい。

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2016年01月17日

Posted by ブクログ

読み易く一気に読めた本。経済や政治に関しての考え方にはとても共感がもてる。国に何かしてもらうのではなく自分が何かをすることを考える、まさにその考え方はすべての人が持つべき思想だとは思うが、人はそれほど強くもない。柳井さんの提言は分かってはいるが、リスクを恐れなかなか実践に移せない弱い自分に葛藤する。

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2015年11月19日

Posted by ブクログ

成長の種について知りたくて読書。

今まであまり触れたことなかった政治について言及している。

日本人は危機感がないという。果たして本当だろうか。
将来への不安や不満から努力してスキルアップや自己成長へ励む人は多いと思う。
本を読む人も決して他国と比べて少なくないと思う。それでも、失われた20年が続くのはどうしてなのか。

努力の方向が間違えているのか。独りよがりなのか。それtも著者の指摘通り政治なのか。国家組織自体の老朽化なのかを考えた。

過去の栄光が忘れられないのは、バブル以前のを経験している世代であって、バブル以降の世代は、自信もなければ、日本の将来へ展望も見出せないのは、日本が元氣だったリアルな体験がないからではないか。

年齢が下がれば下がるほど内向き志向が鮮明化しており、アメリカなどへの海外留学も減少の一途らしい。

海外へ目が向けられないのではなくて、収入や雇用が不安定で留学への蓄えができないなど別要因もあるような氣がする。

本書発売時は円高進行中だったが、第二次安倍政権成立で円安方向へ転じて、日本人の資産は実質目減りしている。円が弱くなり国内回帰が進んでいるが…。

世界の大学の中での日本の大学ランキングやアメリカへの留学生の人数、相対的貧困率などショッキングな統計が多い。

台頭する周辺国への嫉妬や羨望を乗り越えて、謙虚に学ぶことができるのか。
教育へ重点投資して、語学や世界的に通用する知識を再度教育できるのか。

「成長しなければ、即死する」

全体的に大いに鼓舞される内容。

語学と抜きん出る何かを磨き、一流を目指さないと衰退するとリマインド。

読書時間:約1時間15分

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2015年02月24日

Posted by ブクログ

㈱ファーストリテイリング(ユニクロ)の柳井会長による著書です。「グローバル化の尖兵」を自経営トップが見詰める世界と日本の「現実」とは?「成功法則」のない時代に企業と個人がもつべき「視点」とは?我々日本人が、猛スピードで変化する世界の動向にいかに無頓着であるかを気付かせてくれると同時に、激動の時代を生き抜くために持つべき心構えを教えられます。

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2015年02月18日

Posted by ブクログ

・アジアの中で、日本語は頭が良い、富裕である、は過去の事。

・国に頼れない。会社に頼れない。将来の自分を具体的に見据え、日々に取り組む。

・世の中に価値を提供しないサラリーマン。自分の時間を会社に提供した見返りが、給料。

・敗戦後の日本にあった、燃えるような情熱。松下幸之助、本田宗一郎、盛田昭夫。

・社員にもベンチャースピリットを。

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2014年10月05日

Posted by ブクログ

日本の経営者で好きな方は松下幸之助、本田宗一郎です。あと、「海賊と呼ばれた男」の出光佐三。
というか、この方たちの本しか読んだことがないだけですけど。著者の柳井正もこの本を読んで同じような方だなと感じました。
共通する部分は、非常に仕事に情熱的で明確な理念があり泥臭さがあるところ。
本書では日本の腐敗した政治と、理念・情熱・謙虚さを失った日本企業に警笛をならしている。

フリースやヒートテックが売れ、すぐに海外進出するも当初は失敗の連続。その失敗を活かして近年のアジア進出での大成功。
この20年でアジア圏は日本とは比較にならない経済成長を遂げているそうで、日本企業の元気のなさや殿様気分に嘆いています。そこでこのタイトルということ。
今の日本は高度経済成長の遺産(日本人の能力はすごいんだというメンタル面)だけでなんとかやっている感じ。その遺産もあと5年持つのかどうかあやしい。
このままの経済状況であれば2年後までには円は価値がなくなり紙くずと化すらしいです。のらりくらりと政治家が時間稼ぎをしながら未来のお金を使ってきたツケがとうとうやってくるという訳です。

この本を読んでいる最中、日本政治のヤバさを感じましたし、僕自身が今からやりたいこと、できること、理想とする仕事の仕方などいろんな事を考えさせられました。

“毎月きちんと給料が出て、自分の生活を成り立たせるほうが、世の中を変えるよりもはるかに大切。だから新しい挑戦をせず、ひたすら組織のなかで自己保身に走る。しかも、いったん既得権益を手にしたら最後、それを絶対に手離さない。かくしてエネルギーのベクトルは、社会を変えるのではなく、居心地のいい現在の状態をできるだけ温存する方向に傾いていく。”

“海外の管理者階級、いわゆるホワイトカラーたちは、自分たちが会社の一部とは、絶対に考えていない。自らは独立した事業者で、会社と対等の契約を結んでいるという認識である。会社から受け取る報酬は、あくまで自分の技術に対する評価。会社に所属しているから給料が貰えるとは、微塵も思っていない。海外で出会ったビジネスパーソンに、「どういう仕事をしていますか」と尋ねると、たいていの人は「広報をしています」「経理部長です」と、自分の仕事や職務を答える。ところが、これが日本だと「○○社に勤めています」と、会社名がでてしまう。要するに、「就職」ではなく「就社」という感覚なのだろう。”

“現状維持でいい。そう思った途端、進歩は止まる。外の世界では、絶え間ない進化と発展が続いている。何もせずに同じところにとどまっているのは、じつは最大のリスクなのである。この国にもう、安全、安心、安定はない。自分は人生をどうしたいのか、会社をどう変えたいのか、この国をどうすべきか…一人ひとりが日本の置かれた現実を直視しながら、志高く毎日を真剣に生きないかぎり、未来も変わらない。”

“誰にとっても人生は一度だけ。それなのに、「いまの状態がいつまで続くのだろうか」「いざとなったら国はなんとかしてくれるのか」と、たった一度の人生を他人任せにして、びくびくしながら生きるのは、じつにもったいない。人生の主役は自分自身。自分のなかにどれほどの可能性が詰まっているか、試してみないとわからない。”

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2014年06月26日

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人の一生とは、自分の志を遂げるためにある。

一人一人がベンチャースピリットを持って、挑戦し続けなければいけない。

柳井さんの仕事に対する姿勢や日本人、日本という国に対する想いが熱く書かれていて刺激を受ける本。

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2013年12月19日

Posted by ブクログ

日本の現状に強烈な危機感をもつ著者が、その危機感と対処法を伝えるために書いた本。成長や資本主義の精神の大切さに加え、国家財政への強い懸念を訴えている点にも納得させられる。

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2020年10月26日

Posted by ブクログ

UNIQLOは凄いですよ~グローバル企業ですよ~
というのが聞こえてきそう。

後半からは唯の政治批判になってしまっている。

何処に大和魂を感じれば良かったのか、よくわからない。内容は、全部が正しい訳ではないけど、そういうのも確かにあるわな。という程度。

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2022年09月14日

Posted by ブクログ

2012年に出版された本ですが読んでみました。今の日本にも通じることが書いてありました。指摘された日本の問題点は何も改善されてないなと思いました。どの境遇でも自分の居場所を発揮できるように勉強したいです。

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2022年04月02日

Posted by ブクログ

うーん、どうだろう、言いたいことはわかるけども、裏付けが足りない。
自分が既に一流経営者の一人としての立ち位置を意識している。

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2019年09月23日

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正論で、ずばずば切りまくり。という柳井さんのイメージ通りの本。悪平等を是とする現在の日本や、大企業を復活させるには彼のようなリーダーが数多く必要だと思う。

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2018年10月23日

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語られていることは大方既知の事実ばかりだが、著者のような名経営者にまとめて切れ味鋭く語られると、改めて現在の日本の状況に危機感を抱いた。高校生や大学生ぐらいの若い人が読んだらいいと思う。
一番印象に残ったのは、以下の箇所。
「政治家も、官僚も、三流どころか四流」
「民主党だけではない。自民党はもっとひどいかもしれない。」

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2021年08月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

<備忘録>
Whatever is , is reasonable
起こっていることは、すべて正しい
自分にとって不都合なものであっても、目の前の事実を躊躇なく受け入れること。
言葉を換えれば、「世間は正しい」と常に思え、ということ。

「いいモノ」とは何かを決めるのは、あくまでも世間であって、自社のエンジニアやマーケターではない。

現在の日本に必要なこと。
だからこそ、「理想をもて」と言いたい。
苦しいときほど、理想をもつことが大切。こうなりたいという理想があれば、いろいろなものが見えてくる。三年後は海外で活躍するビジネスパーソンになる、という理想を描けば、英語力をつけるために勉強する。資金を集める、グローバルに展開している企業に転職する、と、やらなければならないことが、たちまち具体的になる。
逆に理想なくして日々を平凡に生きていれば、目の前にとてつもないチャンスがあっても、気付かず、通り過ぎてしまうかもしれない。
そして、願わくば、その理想はできるだけ大きいほうがよい。
理想は小さいから実現するものではない。大きければ大きいほど、頑張れるし、エネルギーも出る。
心の底から、「こうなりたい」と思う姿を、誰に遠慮することなく思いきり、描けばいい。

誰にとっても人生は一度だけ。それなのに、たった一度の人生を他人任せにして、びくびくしながら生きるのは、じつにもったいない。
人生の主役は自分自身。自分の中にどれほどの可能性が詰まっているか、試してみないと分からない。

昔に比べてどうかとか、そんな話はどうでもいい。
あなたの可能性は、あなたが見つけ出すしかない。
もし、それがいまの日本で見つからないというなら、どこかの国で探せばよい。活路は世界にある。
誰かが変えてくれるだろう。そう思っているうちはいつまで経っても変わらない。国の主役は国民である。日本を衰退させてなるものか、という意識をみんながもって、あるべき未来のために、自分は何ができるかを考える。当事者になる。そして実行する。
そうなったとき、この国は変わる。

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2018年03月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

若いころから、寝る前につづけてきた作業がある。自分の考えをノートにまとめること。自分の仕事を通じて、将来、どういう人物になっていきたいのか。自分の会社を通じて、この世にどのようなことを実現していきたいのか。自分の生きてきた証をいかに世に残すのか。どれだけ社会貢献できるのか。ノートに書くのは、自分の夢や理想だけでなく、時に不安や悩みのこともあった。 それらを文字にまとめることで、不思議と自分のモヤモヤが晴れていく気がした。 血を吐くような不安におそわれても、私はこうすることで、なんとかひと筋の坂道を登ってくることができた

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2017年01月21日

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ネタバレ

中野郁次郎:失敗の本質 目の前の現実を視ないで、過去の成功体験にとらわれて変化を嫌う。論理よりも情緒を優先し、観念論に走るといった徳性は、時に取り返しのつかない結果を招く 起こっていることはすべて正しい 心の底から勝ちたいという情熱がなければ、大名でも野武士に寝首を掻かれてしまう 司馬遼太郎:日本人は商人としてのリアリズムをもち、お得意さん大事の感覚と、世界中に喜ばれる存在になる以外、生きて行く道はない 

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2015年07月19日

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ネタバレ

現状維持でいい。そう思った途端、進歩は止まる。外の世界では、絶え間ない進化と発展が続いている。何もせずに同じところにとどまっているのは、じつは最大のリスクなのである。この国にもう、安全、安心、安定はない。自分は人生をどうしたいのか、会社をどう変えたいのか、この国をどうすべきか、、、一人ひとりが日本の置かれた現実を直視しながら、志高く毎日を真剣に生きないかぎり、未来も変わらない。
上記は、本書で一番私が響いた箇所である。特に、ユニクロは社会貢献というキーワードがよく出てくるが、そのための『変革』は必要不可決であるとのこと。2011年の全社スローガンが「change or die」と掲げており、ドラッガーが掲げている言葉をそのまま引用している。自身に通ずるところもあり、心に残っている言葉です。

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2014年01月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

今の日本に必要なことは日本人だけの箱庭をやめてオープンソサエティに移行することだ。世界に通用するタフな人材を育成すること。行政だから赤字でも許されるということはない。行政も企業と同じく利益を出さなければ存続できないという危機感を持つことが必要。政治の本質が「国家経営」だとすればいったいどちらの「常識」が正しいのだろうか

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2014年01月09日

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ファーストリテイリングの柳井さんが現代、特に政府の経済政策にたいして物申し、日本人に危機感を伝えている本。2012発行。
考え方をひろげるため。よほど政治に怒っているように受けた。

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2013年12月24日

Posted by ブクログ

柳井さんの本。企業家精神は立派だし、見習う事は多い。ただ政治に関しては多くを語らない方が良いと思う。そこまで言うなら政治家になれとは言わないが、政治的な行動をとって欲しい。柳井さんが尊敬する松下幸之助は私塾、松下政経塾から多くの政治家を出している。「100億売ろうと決めなければ100億売れない」という言葉が好きだ。

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2013年09月08日

「ビジネス・経済」ランキング