雪村花菜のレビュー一覧

  • 紅霞後宮物語 第七幕

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    前巻に引き続き寛康連合軍と川を挟んで向かい合った戦場が舞台。宸の行軍元帥はもちろん小玉皇后。何日も続く睨み合い。そんな折に康より密使。曰く「お手伝いするから皇帝を倒して小玉が皇帝になっちゃいなよ!」これにブチギレる小玉。まずは康軍を撃破。寛軍も自陣奥まで誘い込んでから殲滅。ホッとしたのも束の間伏兵に遭い小玉が負傷し彼と彼女が犠牲に。糞尿塗れの矢なんて考えただけで・・・容体が急変する小玉を尻目に寛の和睦の使者にブチギレる沈賢恭。シリーズはまだ続くから最悪の事態にはならないんだろうけどハラハラが止まらない!

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    2024年10月18日
  • 紅霞後宮物語 第六幕

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    ネタバレ

    前巻でだいぶ拗れた二人の関係がほんの少しだけ改善した、というか、拗れた関係がいい方か悪い方かはともかく、また変わっていくのだろうなぁという印象。隣国の寛が攻め入ってきて、交渉も虚しく交戦に。そこへ第三国の康が介入してきて、行軍元帥の班将軍が戦死。代わりに大軍を引き連れ皇后が出征。そんな中、また司馬淑妃が余計な事を…それにしても長男がすごく不憫で仕方がない。父親共々早くどうにかなってしまってほしいというのが私の本音。長男を親元から引き離して…という話は、「なるほど、いいね!」って思ったけど。

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    2024年09月25日
  • 紅霞後宮物語

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    ネタバレ

    著者初読。面白かった!あとがきを読むとシリーズ化ありきで始まったわけではない様子だが、かなり続編出てるよね?読んでみてさもありなんって思う。後宮系(?)は結構好きでよく読むけど、大抵難しい単語が多くて「これなんて読むんだっけ?」って行きつ戻りつしながら読むが、これはそんなことはなく、話し言葉は現代風で読みやすかった。もちろん続編に進む予定。皇帝即位のいきさつや著者曰く「膨らみすぎた設定」についても読めるのか!?好きなシリーズが増えて大満足。

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    2024年09月19日
  • 紅霞後宮物語 第二幕

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    ネタバレ

    今回も面白かったー♪いきなり重鎮の斬首シーンから幕開け。その経緯についてが本巻の内容。皇后様、今回もしっかり戦っております。それはもう乳まで出して必死に戦いました笑。そしてしっかり望む結果になりご本人も意外の様でした。早めに次に行きたいと思います。

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    2024年09月19日
  • 紅霞後宮物語 第三幕

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    ネタバレ

    不穏な始まり。「彼」とは、「彼女」とは、「泣いている子供」とは誰の事なのか。場転し前巻より懸案事項だった『文林に新たな出会いをあげよう計画』がスタートし、見事お眼鏡に適う娘が現れて計画は唐突に終了。その娘は妃嬪として迎えられ、皇帝文林は毎夜その妃嬪の宮に入り浸る。当然後宮は荒れる。皆が不安になる中、満を持してその理由が明かされるが、納得できない小玉。皇帝暗殺計画があり、犯人は皇族の一員らしい。捕縛側のミスもあったが、なんとか追い詰める小玉。なりふり構わずな犯人。そして「彼女」が退場した。合掌。

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    2024年09月19日
  • 紅霞後宮物語 第四幕

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    ネタバレ

    盟友である明慧が物語から退場するキッカケになった、雛王事件について小玉自ら調査に赴く。誘拐されそうになった女の子を救出した事により、黒幕となる新興宗教らしき団体を突き止める。処刑の段階で、人は命令によって善人にも悪人にもなるし、そんな人間はどこにでもいるという恐ろしい事に気がつく。そして小玉自身の行いも、本質的には彼らと変わらないという事実に気がつく。そんな失うものがある中で、鴻の成長や綵に彼氏ができたり、後宮女官に新入りが加わるなど発展するものもある。まだ残党が残っていそうだが、今後の展開が益々楽しみ。

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    2024年09月18日
  • 紅霞後宮物語 第五幕

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    ネタバレ

    今回は外征や刃傷沙汰などはなかったが、小玉に対しての毒殺未遂が立て続けて発生する。司馬親子からの執拗な攻勢に晒される文林と小玉。そしていろんな悪い事が重なった挙句に結ばれてしまう2人。ご懐妊かもとの情報に小玉本人と周りの温度差が少し悲しい。物語の動きが少ない分、内面と向き合う事が多かった。そして元通りと言いつつも、決して元通りには戻れない2人。今後もますます目が離せない。

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    2024年09月18日
  • 紅霞後宮物語 中幕 愛しき黄昏【電子特典付き】

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    ネタバレ

    後日談です。
    かなーり癖のある登場人物ばかりだった、この物語。

    途中退場した人々も含めて、楽しく読ませていただきました。

    やはり主役の小玉の物語は、全てを集約していて、読み終えた時にお見事! と。

    このシリーズもこれで終わりなのは寂しいですな。

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    2024年01月07日
  • 紅霞後宮物語

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    面白かった。かなり前からおすすめされていたんだが、読んでなかった。どうやら、完結したようで、完結セットで売られていたのが目について、ごそっと廉価セット買い。助かる。
    これ、めっちゃ軽いけど好きです。なんというか、茅田本に通じる系統、主人公はジャスミン(クーアの女王)をオスカルにしたような、非常に麗しい、しかも私の好物の天然系ポンコツカリスマ。中村颯希風味もある。
    小玉は武人で下士官が皇帝になってしまって、色々あり皇后になる。が、普通の恋愛系後宮ものではない。真桂や梅花、明慧、清喜など、キャラがとてもいい感じ。特に、キャラ文庫などでありがちな、じくじくと感情に流されすぎて、足ひっぱられややこしく

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    2023年09月05日
  • 紅霞後宮物語 第零幕 六、追憶の祝歌

    ネタバレ 購入済み

    清喜に笑わせてもらいました

    最後の清喜の一目散にかけていったというので、大笑いしました。先帝が文林にも皇帝の逃れられない役目、運命を押し付けていったというのは何とも言えませんでした。皇帝の器を持つ人材がいないというのは、帝国末期の状態だったのですね。

    #笑える

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    2023年02月18日
  • 紅霞後宮物語 第十二幕

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    小玉の運命というか、立場というか乱高下しすぎでしょう。
    1冊の間に、皇后から冷宮へ、そしてまた後宮へ、って。

    小玉の立場が変わるように
    周囲の人間の在り様も変わっていきます。
    生きていくって、そういうことなのかな。
    だからこそ、変わらないものがこの作中にもあってほしいなぁと思っています。

    ところでふと下世話なことを感じたのですが、
    ヒロインが40歳を超えるって、ティーンズ対象の文庫でアリなの?
    そして、不惑の40とかいうけど、小玉はブレまくっています。
    第1部のときと、彼女の印象が違ってみえるのは私だけかしら。

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    2023年01月02日
  • 紅霞後宮物語 第十一幕

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    仙娥が幾重にも張り巡らせた罠にはまり、小玉が廃后されて冷宮へ……!

    って、黒幕は仙娥で決定みたいな言い方してるけど、
    この件の全容は未だ明かされていないので、
    大人しく続きを読みます。

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    2022年12月31日
  • 紅霞後宮物語 第十幕

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    悪女顔のラスボス(?)が登場。
    後宮において異端とも言える小玉と
    後宮がその存在どおりに機能するよう考え、結果小玉と敵対関係となる一見「正しい」茹仙娥。

    国内だけでなく、隣国の動向も挟まれるので
    私の脳みそが処理落ちしています。

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    2022年12月31日
  • 紅霞後宮物語 第九幕

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    後宮って、階級で呼び方が変わっちゃうし、一度読んだだけでは混乱している現状です。

    第一部が終わり、第二部へ移行していたとか
    ……いつの間に!?
    第二部は一冊では終わらない中長編になったようです。
    小玉が伝説の存在に至る最終決戦がはじまるのかしらね?

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    2022年12月31日
  • 紅霞後宮物語 第六幕

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    会話の中にしか出てこなかった丙が、満を持して初登場。
    小玉との掛け合いもなかなか、小玉の養い子である鴻も懐ける見た目でなによりでした。

    さて、そんな丙がなぜ登場したかというと、
    隣国から侵攻され、和平交渉は決裂、
    侵攻してきた国は優勢に押し返していたものの、
    さらにもう一国が脇から攻め込み敵国へ加担、連合軍となったため防衛戦が本格化。
    とうとう軍を率いて、皇帝の名代として、小玉が出征することとなったためでした。

    小玉なりに、死ぬ覚悟をして。
    裏切らないという誓約を忍ばせての人質として、丙を差し出す側面も。
    差し出された丙は、知る由もないのが救いでしょうか。

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    2022年12月16日
  • 紅霞後宮物語 第三幕

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    ネタバレ

    ・・・・!!(号泣)
    まさか、あの人が亡くなってしまうなんて思わなかった。
    殺しても死ななさそうなのに・・・ってちょっと失礼なことを思わないでもなかったけれど。
    しかもこんな早い段階でいなくなるなど、考えてもみなかった。
    ティーンズ文庫だと思って、少し侮っていたかもしれません。

    今上皇帝の血縁が複雑すぎて、毎回読むたびに家系図を思い描く必要があってそこはなかなか苦痛ではあるものの、文林のいう「(小玉は)やたらと女にもてる」には同意します。まぁ私は、小玉は究極の人たらしだと思っていますので。
    あんなふうな人になりたいものです。

    今後も目が離せませんね。
    伝説が作られていく様をしっかりと見届け

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    2022年11月24日
  • くらし安心支援室は人材募集中 オーダーメイドのおまじない

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    200Pとちょっとだったので結構コンパクトサイズ。の割には事件の本題に入って行くまでが長かった印象。ちょっとあっさり目に終わったのもあってもう少し山場が欲しかった印象。
    とはいえ不思議部署のワクワク感は節々から感じられて、続編があったら読みたくなる舞台設定だった。

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    2022年11月16日
  • 紅霞後宮物語 第二幕

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    文体や小玉の闊達さにも慣れてきたら、クセになりました。
    1日でサクッと読めてしまった。

    今までにないタイプの後宮物語。
    小玉が歴史上に名を残すさまを今後も見守りたい気持ちで、続きも楽しみです。

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    2022年11月14日
  • 紅霞後宮物語

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    庶民的?なお妃さま
    妃になるより軍人でいたいと思ってて
    それを文林に言っちゃったり
    文林の文林さんに想いを馳せたり
    真面目系かと思ったら
    思ったより笑える

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    2022年08月11日
  • 紅霞後宮物語 第二幕

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    ネタバレ

    小玉が皇后となって1年。皇帝文林の地位を脅かす、先帝の遺児が現れた。果たしてその正体とは。
    文林の歪みっぷりがまた一段と明らかに。
    歴史という大きな流れがある物語のようで、こういったスケールの話は大好きだ。
    小玉はどう伝説を作っていくのか。そして文林の望み通り、小玉は歴史にどう名を残していくのだろう。

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    2022年07月31日