雪村花菜のレビュー一覧
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面白かった。かなり前からおすすめされていたんだが、読んでなかった。どうやら、完結したようで、完結セットで売られていたのが目について、ごそっと廉価セット買い。助かる。
これ、めっちゃ軽いけど好きです。なんというか、茅田本に通じる系統、主人公はジャスミン(クーアの女王)をオスカルにしたような、非常に麗しい、しかも私の好物の天然系ポンコツカリスマ。中村颯希風味もある。
小玉は武人で下士官が皇帝になってしまって、色々あり皇后になる。が、普通の恋愛系後宮ものではない。真桂や梅花、明慧、清喜など、キャラがとてもいい感じ。特に、キャラ文庫などでありがちな、じくじくと感情に流されすぎて、足ひっぱられややこしく -
Posted by ブクログ
会話の中にしか出てこなかった丙が、満を持して初登場。
小玉との掛け合いもなかなか、小玉の養い子である鴻も懐ける見た目でなによりでした。
さて、そんな丙がなぜ登場したかというと、
隣国から侵攻され、和平交渉は決裂、
侵攻してきた国は優勢に押し返していたものの、
さらにもう一国が脇から攻め込み敵国へ加担、連合軍となったため防衛戦が本格化。
とうとう軍を率いて、皇帝の名代として、小玉が出征することとなったためでした。
小玉なりに、死ぬ覚悟をして。
裏切らないという誓約を忍ばせての人質として、丙を差し出す側面も。
差し出された丙は、知る由もないのが救いでしょうか。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ・・・・!!(号泣)
まさか、あの人が亡くなってしまうなんて思わなかった。
殺しても死ななさそうなのに・・・ってちょっと失礼なことを思わないでもなかったけれど。
しかもこんな早い段階でいなくなるなど、考えてもみなかった。
ティーンズ文庫だと思って、少し侮っていたかもしれません。
今上皇帝の血縁が複雑すぎて、毎回読むたびに家系図を思い描く必要があってそこはなかなか苦痛ではあるものの、文林のいう「(小玉は)やたらと女にもてる」には同意します。まぁ私は、小玉は究極の人たらしだと思っていますので。
あんなふうな人になりたいものです。
今後も目が離せませんね。
伝説が作られていく様をしっかりと見届け