雪村花菜のレビュー一覧

  • 紅霞後宮物語 第十四幕

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    ネタバレ

    軍人皇帝の第十四弾。

    とうとう最終章。
    前作で、養母である小玉を皇后にして、
    皇帝の娘に箔をつけるという作戦があったが、
    それに七年もかかった理由がうだうだと書かれている。
    正直、どうでも良い感じ。

    そして今更、寝所を共にしたり、
    市井での小玉の呼び名「ばあさん」で呼ばれたり、
    相変わらず痔の薬を塗ったりと盛り上がらない。

    一度は夫婦となった女王の国と王の国の隣国同士の話は、
    二人の息子が死んだことをきっかけに、
    女王は息子の嫁に毒殺され、
    王のもとに送り込まれた美女は役目を果たしたと自死し、
    王はそのあとを追うと、
    あっさりと片付けられた。

    そして、皇帝文林の崩御。
    具合の悪い感じが

    1
    2023年06月24日
  • 紅霞後宮物語 第十三幕

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    ネタバレ

    軍人皇帝の第十三弾。

    なんだかぱっとしない。
    皇帝が強いられる形で命を授かり、生まれた女児、帝姫を
    複雑な気持ちで育てる小玉。
    その皇帝は皇帝で痔になってしまい、
    小玉が薬を塗る役を引き受ける、というぱっとしなさ。
    その話、必要?

    隣国の寛に送り込まれた美女は、
    案の定、皇帝の寵愛を受け、
    正妃であった女王は女の子を得られず、
    自分の国に戻る。
    意外ともめごとが起きなかった。

    そして、帝姫のために再度小玉を皇后に戻そうとする皇帝と、応じる小玉。
    そうきたか。

    0
    2023年06月22日
  • 紅霞後宮物語 第十三幕

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    ちょっと失速してきたかも。

    時が流れ、小玉と文林が年齢を重ねてきたということもあるのかもだけれど、
    全部がなんだか中途半端なような。

    0
    2023年01月17日
  • 紅霞後宮物語 第十四幕

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    神格化された皇后のお話だったはずなんだけど、
    そのあたりの伝説はほわっとした感じだし、
    実際は、もっと泥臭くて、伝説って感じではなくて。

    でも伝説って、元をたどればそういうものなのかもしれないですね。

    1
    2023年01月17日
  • 紅霞後宮物語 第十四幕

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    なんというんだろう、ここ数巻は、作者がキャラクターたちをストーリーの束縛からから開放していく作業だったのかもしれない。正直、あんまり面白くはないのだけど、権力もののエンディングは悲劇と相場が決まってるので、しゃーない。

    後宮は人を不幸にするっていうのは、まあそうかもしれないな、皇帝も含めて。
    漢の呂皇后の「人彘」なんか、創作っぽいもんなあ……


    あと、最初の方の巻で関皇后は文林の亡き後に権力の座にしばらくとどまったように読んだことがあった気がするのだけど、気のせいかな?

    1
    2022年12月14日
  • 紅霞後宮物語

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    ネタバレ

    表現など全体が薄っぺらく感じ、リズムも合わないのか、読み進めるのが少々苦痛でした。
    文体のせいか、読書目線を揺さぶられるように感じて落ち着かない。
    はじめましての作家さんなので致し方ないところも多々あるよね、と読んでいくと(わたしもだいぶオトナになったもんです)慣れてきたのかそこまで気にならなくなり、あとはラストまでどどんと駆け抜けられました。
    良くも悪くもラノベらしい作品といえる、続きはまぁ読んでもいいかな〜と思うレベル。
    作者ご自身が書き物に慣れてきたら、もっと面白くなってくるのかも。
    今までにないタイプの皇后さまだし、小玉の性格は嫌いじゃない。
    続編もだいぶ出ているみたいなので、もう少し

    0
    2022年10月24日
  • 紅霞後宮物語 第四幕

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    ネタバレ

    力のない皇族である鄒王は何故反旗を翻し、自ら死んだのか。
    大切な仲間を失いそれでも前へ進むため、真相究明のため鄒王が治めた地へと赴く小玉。
    そこで見たのは歪んだ思想で民を操るひとりの女だった。
    母から子を奪うことを悪と言いながら、攫った女に産ませた子が男なら引き離して自分の手元に置き洗脳する。
    その矛盾ごと周りを絡めとる金母の呪縛は、この国に深く根を張っている。
    気味が悪いが、事件は一応の決着を見せる。
    そうして小玉の中のひとつの時代が終わり、新たなる未来に向かって動き出す。

    0
    2022年08月07日
  • 紅霞後宮物語 第三幕

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    ネタバレ

    人員整理で多くの妃嬪が後宮を出ることになった。
    小玉による最後の計らいで、皇帝文林との対面の場を設ける。
    そこで文林の目に一人の娘が目に留まった。
    新たなる寵姫の誕生は後宮を揺るがすだけでなく、大きな動乱へとつながっていく。
    そして小玉の大切な人との別れ。
    その存在はあまりにも重い。

    0
    2022年08月07日
  • 紅霞後宮物語 第二幕

    ネタバレ 購入済み

    あとがきで色々納得

    小玉が鍬を振り回し、走り回るのが育ちや軍人ぽさを感じてなんとも素敵。
    そんな妻を持った夫の側を書いたというあとがきを読んで、なんとなく話に納得。

    0
    2022年07月18日
  • 紅霞後宮物語 第十四幕

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    ネタバレ

    ようやく読み終わり
    14巻まであるから話の途中を忘れてたりして
    この人誰だっけ?が発生
    まさか文林が急死するとは…
    一気に1巻から読まないとダメな気がする

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    2022年07月18日
  • 紅霞後宮物語

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    軍の女将軍・関小玉はかつての相棒にして現・大宸国皇帝である文林から後宮入りを頼まれる。
    妃嬪が兵を率いて禁軍を動かすことが出来るようになると言われ、渋々引き受けた小玉だが。
    後宮入りして一年。文林の都合で、とんとんと後宮の頂点である皇后となってしまい、戸惑いながらも文林の腹の中を探る日々。
    そんな中、小玉の寝所の前に豚のあたまが置かれるという嫌がらせが。
    煮て美味しくいただく小玉だったが。

    田舎の貧乏農家から15歳で徴兵、類稀なる武術の才能で若き女性ながら、将軍職までのぼりつめる、小玉。
    文林の頼みをうっかり引き受けて30過ぎての後宮入り。
    皇帝と気心は知れている仲のようだけど、主従というか

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    2022年05月29日
  • くらし安心支援室は人材募集中 オーダーメイドのおまじない

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    ネタバレ

    Tさんのお勧め。

    薄くて軽いのは良いのだが、
    ちょっとどこが山場なのかわからなかった。
    悩みを解決するまじないを教えてくれる本、
    という設定が良く理解できていなかったというか。

    主人公の友達が二年も目を覚ましていない事態が、
    その本につながるのも唐突だったし、
    それを言えば後輩が取り込まれてしまうのも、
    いきなり本を「退治」してしまうのも、
    主人公にオカルト解決室のスカウトが来たのかも納得いかなかった。
    吸血鬼の能力も、お役立ちポイントも、
    キャラクターも不明のまま
    もうちょっと詳細を語ってくれないと、
    何が起こっているのかよく分からない。
    いや、これから起こるのだろうか。

    言わせてもら

    0
    2022年01月10日
  • くらし安心支援室は人材募集中 オーダーメイドのおまじない

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    ネタバレ

    主人公みゆきの特性や設定、物語そのものは結構面白いと思ったし、続編があるなら読みたい。
    でも日常パートと言うか、みゆきの思考の脱線が詳細に描かれていて、テンポはあまり合わなかった。

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    2021年11月02日
  • 紅霞後宮物語 第零幕 四、星降る夜に見た未来

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    兄、母が次々と死んでしまったため実家に帰った小玉のもとに元許嫁が現れて、なかなかこれがうざい。そのため一家で都のそばに移住する。兄嫁とその息子と隊の交流の話が続くが、兄嫁も病で死んでしまう。残されたのは甥の丙のみになって仕舞う。しかも、今回は小玉の部隊の将兵が戦死してしまうのだ。「どうしてこんなことになったの」と叫ぶ小玉。軍隊の話だから死人が出るのはどうしようもないよなあ。さて、次回でこれをどう扱うのか。

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    2021年09月14日
  • 紅霞後宮物語 第零幕 三、二人の過誤

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    小玉と文林のいろいろなエピソード。勿論さくさく読めちゃいます。小玉は戦場でも無類の強さを発揮する。戦術眼も優れている。男勝りの強さの明慧もいて、小玉の隊は戦場でほとんど死人を出さない。おお凄い。さすがファンタジー。

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    2021年09月14日
  • 紅霞後宮物語 第零幕 二、運命の胎動

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    異例の速さで昇進した小玉のもとに、後の皇帝の周文林が配属されてくる。初めはそりが合わないが、そこはそれ、徐々に相手を認め合うようになり、文林は有能な副官となる。これまた、さくさく読めちゃう。視点はころころ変わるけどね。

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    2021年09月14日
  • 紅霞後宮物語 第零幕 一、伝説のはじまり

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    軍事方面に傑出した才能を持った武威皇后の新兵時代の話。村のくじで回ってきた兄の代わりに徴兵に出る関小玉。ぐんぐんと力をつけ、女性兵士の友も得ていく。なんだかね、男っぷりのいいというか、きっぷのいい姉ちゃんだよ。敵もできるが、仲間も増やしていく。さくさく読めちゃう。

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    2021年09月14日
  • 紅霞後宮物語

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    腕一本で将軍まで上り詰めた関小玉は、皇帝になった上官から皇后に指名される。この小玉はとんでもない玉で、後宮に様々な波紋を及ぼす。結構、痛快な話なのだが、皇帝との関係や敵対勢力との戦いの結末など、一筋縄ではいかないところも出てくる。単なるあっけらかんとした明るい話ばかりでないところがいい。

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    2021年08月23日
  • 紅霞後宮物語 第零幕 五、未来への階梯

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    ネタバレ

    ここから小玉の皇后への道が始まるんですね。

    そう思うと感慨深い。

    とはいうものの、本編も気になります。

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    2021年07月16日
  • 紅霞後宮物語 第二幕

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    軽く読めます。が、主人公が元軍人なので、けっこうグロテスクかも? と感じる部分もあります(リアルに想像すると、ですが)。30才も過ぎているので、現実がよく見えていて、そんなリアリティさも好ましいのですが。

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    2021年05月26日