あらすじ
仙娥の娘を託された小玉は人手の少ない後宮で育児に奮闘していた。それと同時に、はじめての「家族」の穏やかな時間を手に入れる。さらに清喜や綵も戻ってきて、後宮に新しい風が吹きはじめ――。
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Posted by ブクログ
雪村先生の書かれる文章のテンポと遊びごころが好きです。登場人物も生き生きと小説の中で動き回っている。
後宮という、独特な世界なのだけれど、人間味あふれる主人公のおかげて、夢中になって読み進み、早く次が読みたくなります。
驚きました
中華ファンタジーの主人公やそれに連なる人物が中年期老年期になる物語で、『痔』を患うというのを初めて読みました。言われれば、王様の仕事はずっと座ってしますね。今と違って硬い椅子ですし。
これを読んで、同じ中華ファンタジー小説の主人公や登場人物の晩年が書かれた『骸骨を乞う』をもう一度読みたくなりました。あまりにも違うので。
Posted by ブクログ
よかった。わたしの好きな登場人物が亡くなってしまって悲しかったけれど、次世代に繋がっていくってこういうことなんだなって思った。わたしも親になったので、わかる気持ちがたくさんあって嬉しかった。
Posted by ブクログ
次の巻で完結ですか。
延々と続く物語は好みではないので、きちんとエンドマークを付けるというのは大事なのだと作者の人はわかってほしいなぁと思います。
どんな完結でも、待ちます。
Posted by ブクログ
面白かった。みんな戻れてよかったよかった。
なんといっても、痔の治療のくだりがしみじみした。
次の巻で完結なのだが、この分だと優しく終わってくれそうな気がする。
Posted by ブクログ
軍人皇帝の第十三弾。
なんだかぱっとしない。
皇帝が強いられる形で命を授かり、生まれた女児、帝姫を
複雑な気持ちで育てる小玉。
その皇帝は皇帝で痔になってしまい、
小玉が薬を塗る役を引き受ける、というぱっとしなさ。
その話、必要?
隣国の寛に送り込まれた美女は、
案の定、皇帝の寵愛を受け、
正妃であった女王は女の子を得られず、
自分の国に戻る。
意外ともめごとが起きなかった。
そして、帝姫のために再度小玉を皇后に戻そうとする皇帝と、応じる小玉。
そうきたか。