伊藤亜紗のレビュー一覧

  • きみの体は何者か ──なぜ思い通りにならないのか?

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    【目次】

    第1章 体の声を聞く

    第2章 体、この不気味なもの

    しゃべれるほうが変。
    勝手にやってくれてる
    ふたつの「ん」
    「ん」と「ぶ」のあいだ
    体の身になって考える
    体のアイデンティティ

    第3章 体がエラーを起こす

    連発
    体が試行錯誤してる
    吃音は「あいだ」で起こる
    「伝える」と「伝わる」
    楽にどもれている

    第4章 恥ずかしいのはいやだ

    難発
    三島由紀夫『金閣寺』
    眠る前の孤独
    敵でもあり味方でもある
    自分をつくる

    第5章 自分らしい体

    言い換え
    固有名詞の壁
    本当じゃない自分が出てくる
    ずれるから発見する
    どもることで自分をとりもどす
    体の多様性

    第6章 メタファーを味

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    2025年02月19日
  • 目の見えない人は世界をどう見ているのか

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    伊藤亜沙さん著「目の見えない人は世界をどう見ているのか」
    久し振りに実用書的な本に手を出した。
    なおすさんのレビューを観て自分も読んでみる事に。かなり評価が高い本なので年末に購入し内容に期待していた。

    自分の経営する居酒屋に今は亡くなってしまったが先天的に全盲の方が頻繁にいらしていた。その方はただ目が不自由というだけで普通に飲食していたし、ベロベロに酔っぱらって帰る事も多かった。
    「右から皮、ネギマ、つくねですよ」とか言ってあげれば手探りで串を触りながら焼鳥を楽しみ、毎日替わる「本日のおすすめ品」や「本日の日替わりメニュー」等の黒板等に書き込んでいるメニューも口頭でお勧めすれば他の健常者の方

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    2025年01月12日
  • 「利他」とは何か

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    数値化すればするほど減っていく利他性。言動が内発的な利他性から、外発的もしくは内発的な利己性になってるから?

    人は信頼してる時、他者の自立性を尊重。悩んでる人に対して諭すことなくツンツンして自らの解決を待つ感覚

    利他とは聞くことを通じて相手の隠れた可能性を引き出すこと、と同時に自分が変わること

    二つそれぞれあるのに、不ニであり、一に似たのも。主語が2人の考えに似てるような気がした

    現代では、論理上の矛盾がないことが正しさの証とされるが、現実世界の説明としては非常に脆弱。むしろ矛盾のまま表現できる方がよほど現実的です。
    計算された利他は、本質的な意味では利他にはなりえない。

    自分がした

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    2025年01月05日
  • 目の見えない人は世界をどう見ているのか

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    語り口が穏やかで敬意に溢れておりそれでいて簡潔。良い著者だった。助けてあげる、に穏やかにユーモアを交えて違う視点を提示する。かくありたいものです。

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    2025年01月03日
  • 「利他」とは何か

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    ネタバレ

    利他の最大の敵は、「これをしてあげたら相手にとって利があるだろう」という「私の思い」に基づいて、特定の目的に向けて他者をコントロールしてしまうこと。利他は本来、「自分の行為の結果はコントロールできない」「見返りは期待できない」という数量化し得ない、意味から自由な「余白」が原則である。

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    2025年01月02日
  • 「利他」とは何か

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    東京工業大学のなかにある人文社会系の研究拠点「未来の人類研究センター」に集まった研究者のうち、「利他プロジェクト」の5人のメンバーでそれぞれ<「利他」とは何か>について執筆したものをまとめたものが本書です。発刊は2021年。

    「利他」といえば、「利己」の反対の行為で、つまり自分の利益を考えて振舞うのではなくて、他者の利益になるように助けてあげること、力になってあげることとすぐにわかるじゃないか、とせっかちにも僕なんかはすぐに答えを出してしまったりするのですが、本書を読んでみると、一言に「利他」といっても、たとえばそこに「利己」が裏面にべったりとひっついていることがわかってきて、かなり難しいの

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    2024年12月29日
  • 体はゆく できるを科学する〈テクノロジー×身体〉

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    中々難しい本でした。。
    時間はかかったのですがやっと読み終わりました。
    技術の習得に関してあらゆる角度から議論されています。

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    2024年12月24日
  • 目の見えない人は世界をどう見ているのか

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    タイトル通り、見えない人の世界について触れられる本。
    見えない人には、表と裏、外と内、のようなある種の評価みたいなものが存在しないという話があり、言われてみればそりゃそうだとなるけど、こんな基礎的な語彙の違いにも自分では気付けないのが、嫌ですね。
    見えない人って世界がどう見えてるんだろう??という興味本位で読むのにとてもおすすめの本です。
    さらっと読めます。

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    2024年12月21日
  • 目の見えない人は世界をどう見ているのか

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    目が見えないことが当たり前の日常ではどのように物事を捉えているのか、目の見えない人に対して目が見えている人が(無意識のうちに)陥りやすい誤解などにはどういったことがあるのかが知りたくて読みました。少し物足りなさを感じましたが、触れずに楽しむ美術鑑賞(本書では「ソーシャル・ビュー」と呼んでいる)については知らなかったので、知ることができて良かったです。「見えないことと目をつぶること」の違いについては、三脚と四脚の椅子が例に挙げられて上手く説明されており、なるほどと腑に落ちました。目が見えないこととは関係ありませんが、著者の専門である「美学」というのも初めて知りました。

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    2024年11月24日
  • 体はゆく できるを科学する〈テクノロジー×身体〉

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    これでいい、と自己肯定すると
    安心するけど成長はしない
    これじゃだめだ、と自己否定すると
    努力や工夫によって成長するけど不安なまま

    この二項対立のその先を考える

     これじゃだめだ、と努力する自分そのものを
     これでいい、と肯定できたら

    10本の指が独立して動くように、ハノンを繰り返す
    音楽をさまたげないように

    手癖、指癖で、いびつなドレミを並べる
    体をさまたげないように

    この二項対立のその先を考える

     癖になるほど好きな音に出会って
     その音に近づこうとするなら

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    2024年09月30日
  • 体はゆく できるを科学する〈テクノロジー×身体〉

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    「できるようになる」とはどういうことなのか。様々なテクノロジーを駆使して「できる」という身体感覚の解明に取組む5人の研究者、エンジニアへの取材を通して考察していく。身体が意識の完全なコントロール下にない「からこそ」技能習得ができるというのは言われてみれば納得だし非常に面白い。身体がテーマということで身体的な技能習得が基本軸だけれども身体的なものだけでない幅広い技能やスキルの習得、習熟にも広がりうる話で、職業面での教育・育成という自身の関心テーマとも非常に重な刺激をたくさん受けることができた。

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    2024年07月27日
  • 「利他」とは何か

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     中島は人間の意思に還元できない利他的行為が存在するのだと言う。利他が宿る器になるために我々がすべきことはなんだろうか。

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    2024年07月01日
  • 手の倫理

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    NHK Eテレ 『理想的本箱』で紹介。

    「日本語には触覚に関する2つの動詞があります。 ①さわる②ふれる 英語にすると どちらも「 touch」ですが、それぞれ 微妙に ニュアンスが異なっています。 傷口に「さわる」というと、なんだか痛そうな感じがします。 さわってほしくなくて、思わず 患部を引っ込めたくなる。 では「ふれる」だとどうでしょうか。 傷口に「ふれる」というと、 状態をみたり 、薬をつけたり、さすったり、そっと手当をしてもらえそうなイメージを持ちます‥」


    こんな、書き出しで始まります。何やら興味を持ちませんか?

    「ふれる/さわる」「ふれられる/さわられる」とはどういうことな

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    2024年06月23日
  • 体はゆく できるを科学する〈テクノロジー×身体〉

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    読みやすかったし面白かった。
    できないことができるようになる瞬間の「あ、こういうことか」をサポートするテクノロジーが書かれていた。
    ニューラリンクのように脳にインプラントを埋め込んで考えるだけで色々できる、みたいなのは正直言って少し怖い。
    でも、装着することでプロと同じ指の動きでピアノが弾ける器具だったら面白い。試してみたいと思う。

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    2024年04月07日
  • 「利他」とは何か

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    うつわ的存在であることが大事

    今までは、「意思」という概念を使って帰責(その人に責任を押し付ける)ことが責任の概念のコアだと思っていたけど、國分功一郎さんは、中動態の概念を用いることにより、その「意思」を否定することで、神的因果性(人は運命に巻き込まれて行為させられる、あるいは、自らの行為かわ思ってもいなかった効果をもたらしてしまうこと)と、人間的因果性(その行為をその人間がなしたこと、加害者として人間を捉える)の両方を肯定し、責任を考えることができるという考え方には感銘を受けた。

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    2024年03月11日
  • 体はゆく できるを科学する〈テクノロジー×身体〉

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    複数の理系研究者を現代アートの研究者がインタビューし、気づきを横展開しつつ「できるようになる」意義や醍醐味を取り戻す文脈に整理する

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    2024年02月17日
  • 体はゆく できるを科学する〈テクノロジー×身体〉

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    目の見えない人は~を書いた人だったと読み終わって気づきました

    できる、とはどういうことなのか?
    できるようになる、とは?
    といったことが科学的視点から考えられていてとても面白いです
    たしかに、意識しなくてもできるようになっていることは沢山あるよなぁと思いながら読みました

    エレクトーンを習っていたことがあるので、一番最初のピアノから書かれている章は興味深かったです

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    2023年10月28日
  • 体はゆく できるを科学する〈テクノロジー×身体〉

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    これまでの筆者の本とは少し様子の違う内容となっています。主に体の学習やできるようになることについて、最近のテクノロジーを通して見えてきたことについて書いている印象です。
    紹介されているテクノロジーが興味深いことはもちろん、それを通して身体がどのように学習をしており、できるがどのように作られていくのかを見る視点となっている気がしています。
    特に技能向上の行き詰まりに対して自分のこれまでの運動の枠から出た運動の仕方を示すことで枠から出ることなどは興味深かったです。自分だけの理論では自分の枠から出れず、言葉だけだと枠から出難いが、即時性を持ったテクノロジーによる学習がそれを可能にするなどは可能性を大

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    2023年10月14日
  • 感性でよむ西洋美術

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    大塚国際美術館に行くにあたり、今まで全く縁のなかった西洋美術について色々勉強していた時に出会った本。
    ギリシャ神話や聖書、画家たちの経歴などを知ることで鑑賞に厚みが出てはきたけれど、この本に書かれてあるような視点こそ、美術鑑賞には必要不可欠な要素だと思う。世界史が好きで、それと結び付けて鑑賞出来たらいいなと思っていた。
    「美術って、その時代を生きた人の感じ方が真空パックされているタイムカプセルみたいなもの」
    史実だけでなく、その時代の人の感性までも感じ取ることができたら、こんな素敵なことはない。次回に美術館に行った時は、前回とは全く違う見方ができそうだ。

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    2023年08月12日
  • 体はゆく できるを科学する〈テクノロジー×身体〉

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    5人の理工学者の体を使った研究がどれも面白く役に立つ様子も素晴らしい。特に脳との関連が強く障害者や機能を失ってのリハビリなどへの貢献など、期待が高まる。
    お猿のしっぽを動かす実験は特に面白かったです。
    体が「できるようになる」ということの不思議さに魅せられました。

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    2023年06月08日