伊藤亜紗のレビュー一覧

  • 目の見えない人は世界をどう見ているのか

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    生物学から美学に転向した東工大准教授が、視覚障害者と関わって得た、見ることや障害ということについての考察

    とてもわかりやすい日本語で書かれているが、その内容は今までにない概念のものが多くく、多分野にまたがる
    著者がご自身の略歴から書かれているが、珍しく興味深い視点である

    3本脚の椅子は4本脚の椅子の脚が1つ無いものではないといった椅子の例えや、
    「違いをなくそうとするのではなく、違いを生かしたり楽しんだりする知恵の方が大切である場合も」という考え方は、障害者に対する考え方を改めさせてくれる

    早速、ソーシャルビューイングを探して申し込んでみた

    「『思い通りにならなくてはダメだ』『コントロ

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    2026年02月02日
  • 体はゆく できるを科学する〈テクノロジー×身体〉

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    AI等の最新のテクノロジーを使って、楽器演奏やスポーツやリハビリや自己拡張など、「できるようになる」ことについて、5人の理工系研究者とのインタビューをまとめたもの

    最先端の技術及びその活用法と、人間の身体の不思議さに驚かされてばかり
    ある種のSFであり身体論であり、概念を捉え直す哲学であり
    文章も非常にわかりやすく、ゆっくり考えながら読みたいと思いつつも一気に読んでしまった

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    2026年01月27日
  • 手の倫理

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    ふれるとさわる、道徳と倫理の違いについて書かれていて、コロナ禍において少し難しい状況ではあるけれども、人との接し方と捉えれば、学びが多い。個人的には読後感が穏やかで肩の力が抜けた感じ。自分の中の多様性というワードが響いた。

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    2026年01月14日
  • 目の見えない人は世界をどう見ているのか

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    ・見えないことは、欠陥ではなく、脳の内部に新しい扉が開かれること。

    ・「意味」とは「情報」が具体的な文脈に置かれたときに生じる。

    ・見える人が見えない人にとる態度は、情報ベースになり勝ち。
    そこに意味ベースの関わりも追加していきたい。

    ・人は、物理的な空間を歩きながら、実は脳内に作り上げたイメージの中を歩いている。

    ・私が情報を使っているのか、情報が私を使っているのか。

    ・人は世界を捉えるように、世界を創る。

    ・3次元を2次元化するのは視覚の特徴。

    ・平面性は文化的イメージによって補強される。
    木星と、月。

    ・人は「過去のもの」を使って目の前の対象を見る。

    ・見えない人は空間

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    2026年01月06日
  • きみの体は何者か ──なぜ思い通りにならないのか?

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    吃音について知らなかったことがたくさん。
    どもっている音ではなくて、その次の音が出ないんだ。ぺんぎんとしんぶんの2文字目のんの音は、ぺんぎんは口を開けて、しんぶんのんは閉じて発音してる。その次の音を出しやすいように口の形を調整してるんだって初めて知った。

    同じ音を繰り返す連発だけではなくて、声が出なくなる難発についても初耳。

    どもってしまいそうな言葉を予測して、類義語に言い換えることで、症状を避けている人がいることにもびっくり。

    AIの専門家が、思い通りにいかない経験をするのが人間らしさと言っていたことも印象に残った。

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    2026年01月05日
  • 目の見えない人は世界をどう見ているのか

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    ずっと気になっていた本。
    障害があることはイコールマイナスではない。それは健常者の発想というところに、まずハッとした。障害者と聞くと、うっかり不自由な人、できない人というイメージを抱きがちで、だからこそ周囲がサポートしなければいけないものと思ってしまう。
    でも彼らには彼らにとっての世界があり、身体があり、見え方がある。
    五感についての記述がとても良かった。普段の自分の感覚の使い方、体の使い方を見直すと、気が付かなかったことにたくさん気がつけた気がする。

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    2025年10月27日
  • 目の見えない人は世界をどう見ているのか

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    点字識字率が一割程度しかないこと
    触るということのセンシティブさ
    足の感覚の重要性
    回転寿司やレトルトパック、自動販売機は何かよくわからないから運試しのような感じ
    見るということは取捨選択がある、例えば裏側が見えなかったりする
    見えないことによって全体をよりリアルな形で理解することもある

    思ってたのと違うっていうのがたくさん

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    2025年07月16日
  • 目の見えない人は世界をどう見ているのか

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    筆者の伊藤さんの考え方がとても柔らかく、語り口も優しく、今までいかに凝り固まっていたかと刺激になった。
    見えない人にしか見えていない世界、見えていない世界をどう見ることができるのか、とても気になった。

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    2025年07月05日
  • 感性でよむ西洋美術

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    ルネサンス的なものとバロック的なものが交互に流行るという考えになるほど。こういう風に大雑把でも感覚で掴んでおくと分かりやすくなるのだな。

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    2025年05月19日
  • 感性でよむ西洋美術

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    展覧会に行ったとき、先に解説文ばかり読んでしまう鑑賞の仕方はもったいない。「考えつつ、感じる」を大事にして、言葉をしっかり使いながら感性でよむのが、この本です。読んでみて、一枚の絵画には、瞬間だけじゃなくて複数の時間の流れや物語が含まれてるんだなと思いました。だから、「みる」じゃなくて「よむ」なのかも。美術館に今度行ったときは、前とは違う楽しみ方ができそうな予感がします。ちなみに、ドアに美術館で買ったポストカードを飾るのも私の楽しみのひとつです。

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    2025年05月04日
  • きみの体は何者か ──なぜ思い通りにならないのか?

    匿名

    購入済み

    視野が広がった作品

    学校の感想文の課題がきっかけで読みました。
    わかりやすく噛み砕いて伝えてくれて、シンプルな言葉だからこそ心に刺さる内容でした。
    出会えて良かったと思える、そんな作品です。

    #深い

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    2025年05月04日
  • 目の見えない人は世界をどう見ているのか

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    ネタバレ

    正にタイトルの問いの答えが知りたくて読んだ。
    視覚障害者ならではの大岡「山」駅の捉え方など、そうやって捉えるのかのいう発見がいくつもあり、新たな視野が開けた気がする。
    「見える人が目で見て済ませていることの多くを、見えない人は記憶で補っている。」というフレーズがとても印象的だった。

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    2025年03月20日
  • きみの体は何者か ──なぜ思い通りにならないのか?

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    ネタバレ

    おもしろかった~。とってもエキサイティングだった。

    これまでの読書経験のなかで「吃音」について書かれた本に出会ったのは今回が初めて。もちろん吃音の人物が出てくる小説や物語はいくつも読んだことがあるけれど(本文中に出てくる三島由紀夫の『金閣寺』とかね)、吃音そのものを取り上げた本、しかも筆者自身が吃音で、その自身の体験を語った本というのはなかなか衝撃的だった。

    一言で言うなら、それはまさに「他者との出会い」。こんな世界が現実にあるのだという発見。
    自分の周りに異世界を発見することは、自分の世界を広げたり、自身を反省する鏡になったりするから、冒頭に感想を示したように、非常にエキサイティングな冒

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    2025年02月25日
  • 目の見えない人は世界をどう見ているのか

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    ネタバレ

    # 不可逆な視界——「見える世界」に縛られている私たち

    ## 面白かったところ

    * 目の見えないヒトを何人もヒアリング・同行している生の体験が文章経由でリアルに感じ取れること。
    * 「道から自由」という言葉が含蓄あるなあと感慨深かった。

    ## 微妙だったところ

    特になし

    ## 感想

    きっかけはWebアクセシビリティ対応の仕事に取り組み始めたことにある。
    Mac OS準拠のVoiceOverを使って雰囲気でテストしていたが、このしごとは本当に届くべきヒトに届いているのかわからなかった。
    自分は目の見えないヒトの友人がいないから、まず文章にあたろうと思ってこの本を取った。

    本書の中で

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    2025年02月16日
  • 感性でよむ西洋美術

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    伊藤亜紗さん著『感性でよむ西洋美術』のレビューです。

    モザイク画・ルネサンスから抽象画まで、西洋美術について広く扱われています。
    ルネサンスの功罪、バロックの特徴、モダニズムの重要性、キュビスムの新しさ、抽象画の存在意義などを、絵どうしの比較を通じてざっくりと学べます。
    およそ100ページあまりで1〜2時間あれば読めてしまうにも関わらず学びは多く、絵もカラーで極力大きめに載せてあり、非常におすすめです。
    これが800円で買えていいの!?という気持ちになります。

    類書と違うのは、タイトルにあるように見たときの感性を大事にしている点です。
    美術館に行くと絵の横にある解説文にまず目がいってしまい

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    2025年01月19日
  • 目の見えない人は世界をどう見ているのか

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    目の見えない人の話であるが、国や性別年代の違いについての見方にも素敵なヒントをたくさんもらえた。著者の伊藤先生は生物学から美学に転向されたそうだが、そこが繋がっていくのがとても新鮮で、でも納得がいって面白かった。先生の考えがあたたかで明確だからなのだと思う。
    情報と意味の違い、障害が痛快になることなど、あらゆる差異を大切に面白がる視点を、同世代のお母さんでもある先生から投げかけてもらえたのは、難しい世の中を生きていく上でとても元気の出る体験だった。他の著作も是非読んでみたいと思う。

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    2025年01月19日
  • ヴァレリー 芸術と身体の哲学

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    ネタバレ

    ようやく読めた伊藤亜沙さんの著書。
    1900年あたりの詩人であるポール・ヴァレリーの詩感をまとめてくれている本。人間の感覚論・身体論のような生理学みたいなところから芸術を定義して、詩学へと発展する過程がわかりやすくまとめられ、身体-芸術を繋げる1つの考え方が書かれている。
    芸術を考えるスタンスとして、意味的なところからスタートせず、人間の知覚から立ち上げるところがかなり好み。
    詩(芸術)とは、身体機能の散文的な繋がりに違和をきたすことによって、各部位に備わる機能を開放し、その機能自体を知覚させる。そして、その知覚により、"真の行為"を読者に促すものだと僕は受け取った。
    僕は

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    2025年01月15日
  • 手の倫理

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    TVで観て気になり読みました。
    手の倫理とは何?何書かれていくのだろうと不思議に思い読み進めていくと、具体例にラグビー、伴走ランナー、介護、ボクシングなどが出てきて、納得させられ、倫理という難しいタイトルにも関わらず具体例がすごくわかりやすく楽しい一冊でした。

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    2025年01月01日
  • 目の見えない人は世界をどう見ているのか

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    課題図書だったけど非常に面白かった。
    偏見はどこから生まれるか、我々健常者は果たして健全なのか。色々考えさせられた一冊。

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    2024年11月24日
  • 手の倫理

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    倫理は原則として一般化されたことがらを対象とするのではなく、個別の文脈の中で極めて現実的な態度としてのジレンマ、悩み、迷いとともに生じるものであり、明確な答えがない不安定さと隣り合わせである。しかしこのような不確かな時代だからこそ、倫理的である姿勢は重要なのであり、またそうであることで創造的な議論ができるのであるから、私たちが倫理について考えることは極めて重要なことだろう。
    本書では、多様な意見があるときに、「多様性」という言葉をもって相対主義的な不干渉の姿勢を示すことの無責任さを、まさしく倫理の観点から指摘している点が印象深かった。つまりどれほど多様でも、私たちはなおも考え続け、語り続けなけ

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    2024年11月16日