伊藤亜紗のレビュー一覧
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・見えないことは、欠陥ではなく、脳の内部に新しい扉が開かれること。
・「意味」とは「情報」が具体的な文脈に置かれたときに生じる。
・見える人が見えない人にとる態度は、情報ベースになり勝ち。
そこに意味ベースの関わりも追加していきたい。
・人は、物理的な空間を歩きながら、実は脳内に作り上げたイメージの中を歩いている。
・私が情報を使っているのか、情報が私を使っているのか。
・人は世界を捉えるように、世界を創る。
・3次元を2次元化するのは視覚の特徴。
・平面性は文化的イメージによって補強される。
木星と、月。
・人は「過去のもの」を使って目の前の対象を見る。
・見えない人は空間 -
匿名
購入済み視野が広がった作品
学校の感想文の課題がきっかけで読みました。
わかりやすく噛み砕いて伝えてくれて、シンプルな言葉だからこそ心に刺さる内容でした。
出会えて良かったと思える、そんな作品です。 -
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ネタバレ# 不可逆な視界——「見える世界」に縛られている私たち
## 面白かったところ
* 目の見えないヒトを何人もヒアリング・同行している生の体験が文章経由でリアルに感じ取れること。
* 「道から自由」という言葉が含蓄あるなあと感慨深かった。
## 微妙だったところ
特になし
## 感想
きっかけはWebアクセシビリティ対応の仕事に取り組み始めたことにある。
Mac OS準拠のVoiceOverを使って雰囲気でテストしていたが、このしごとは本当に届くべきヒトに届いているのかわからなかった。
自分は目の見えないヒトの友人がいないから、まず文章にあたろうと思ってこの本を取った。
本書の中で -
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伊藤亜紗さん著『感性でよむ西洋美術』のレビューです。
モザイク画・ルネサンスから抽象画まで、西洋美術について広く扱われています。
ルネサンスの功罪、バロックの特徴、モダニズムの重要性、キュビスムの新しさ、抽象画の存在意義などを、絵どうしの比較を通じてざっくりと学べます。
およそ100ページあまりで1〜2時間あれば読めてしまうにも関わらず学びは多く、絵もカラーで極力大きめに載せてあり、非常におすすめです。
これが800円で買えていいの!?という気持ちになります。
類書と違うのは、タイトルにあるように見たときの感性を大事にしている点です。
美術館に行くと絵の横にある解説文にまず目がいってしまい -
Posted by ブクログ
ネタバレようやく読めた伊藤亜沙さんの著書。
1900年あたりの詩人であるポール・ヴァレリーの詩感をまとめてくれている本。人間の感覚論・身体論のような生理学みたいなところから芸術を定義して、詩学へと発展する過程がわかりやすくまとめられ、身体-芸術を繋げる1つの考え方が書かれている。
芸術を考えるスタンスとして、意味的なところからスタートせず、人間の知覚から立ち上げるところがかなり好み。
詩(芸術)とは、身体機能の散文的な繋がりに違和をきたすことによって、各部位に備わる機能を開放し、その機能自体を知覚させる。そして、その知覚により、"真の行為"を読者に促すものだと僕は受け取った。
僕は -
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倫理は原則として一般化されたことがらを対象とするのではなく、個別の文脈の中で極めて現実的な態度としてのジレンマ、悩み、迷いとともに生じるものであり、明確な答えがない不安定さと隣り合わせである。しかしこのような不確かな時代だからこそ、倫理的である姿勢は重要なのであり、またそうであることで創造的な議論ができるのであるから、私たちが倫理について考えることは極めて重要なことだろう。
本書では、多様な意見があるときに、「多様性」という言葉をもって相対主義的な不干渉の姿勢を示すことの無責任さを、まさしく倫理の観点から指摘している点が印象深かった。つまりどれほど多様でも、私たちはなおも考え続け、語り続けなけ -
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『感性でよむ西洋美術』
とあるが、この本を読んだからといって、すぐに作品が伝えたいメッセージを読み取れるようになるわけではない。
ただ、この本では古代から続く美術史を概説するとともに、各時代の作品の特徴を社会的背景をもとに読み解いていくもので、学生時代まったく世界史に興味がない人間でも、明日から美術館に行きたくなる本だった。
第1章の冒頭、美術史は「神々の時代」→「キリスト教の時代」→「人間の時代」と変遷していった旨の話があるが、果たしてピカソの様な抽象画が人間の時代の芸術なのか、もはや人間でも解釈できないような時代に来ているのではないかと思った。
しかし、読み進めていくうちに、この本の締め