伊藤亜紗のレビュー一覧

  • 「利他」とは何か

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    利他について、さまざまな専門家がさまざまな視点で。
    利他とは自分の中にあり、本能的なものというのが私の受け取り方。

    全体の内容とは関係がないが。
    ブルシットジョブという仕事があることには気づいていて、それが単語化されていることに驚いた。

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    2022年10月30日
  • ヴァレリー 芸術と身体の哲学

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    68 読者を行為させる 装置

    74 ヴァレリーにとって詩とは「詩として表現された…生理学的生」

    「創造的誤読=読みの複数性」は「不可避の副産物」にすぎない

    109 反復や同化
    「他者と同じ状態になる」という私たちの衝動が、コミュニケーションの可能性を作っているとヴァレリーは考えている。

    130 詩をつくることは詩

    169
    ヴァレリーにとって注意の本質とは、注意の対象と注意のシステムの分離不可能性に、より単純に言い換えれば、注意の対象と注意する主体の分離不可能性にある。初期の『カイエ』で、ヴァレリーはこの分離不可能を「対象の受肉incarnation」と呼んでいる。

    184
    リズムと

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    2022年10月29日
  • 「利他」とは何か

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    伊藤亜紗の「利他」についての概論が一番よかった。
    なぜ今、「利他」なのか、ということが、まず知りたかったので、ジャック・アタリの合理的利他主義や効果的利他主義についての説明がありがたかった。

    中島岳志のいう「利他」は合理的利他主義とは違い、湧き起こるものであること、親鸞のいう若松英輔の「利他」は民藝の文脈からの「ウツワ」にその本質を見出すものであった。特に中島岳志に関しては、意外。ここだけではわかりにくいので、中島岳志の「思いがけず利他」もこの後読んでみようと思う。

    國分功一郎の言う中動態がなぜ「利他」と繋がるのか興味があったが、なるほど「義」がそうであったか。つまりはやむに止まれぬ、湧き

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    2022年08月26日
  • ひび割れた日常――人類学・文学・美学から考える

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    人類学者、作家、障害についての研究者三人によるコロナ後の日常についての刺激的なリレーエッセイ。
    同じテーマを語っていても、各々の感じ方や表現の個性がとても興味深い。類似性と違いが同時に目に入ってくるのが楽しい。

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    2022年07月03日
  • とがったリーダーを育てる 東工大「リベラルアーツ教育」10年の軌跡

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    日本のトップにこんなアツい教員がいる大学があって安心する。

    学び直す、考え直すとか肯定できたらなーと思ってたところにこの本来は刺さった感がある。

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    2022年05月24日
  • きみの体は何者か ──なぜ思い通りにならないのか?

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    吃音を一例に、人間に備わった、自身の身体に適応する能力が示される。思い通りにならなくても、次第にそれに順応する力が身についていく。

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    2022年05月02日
  • きみの体は何者か ──なぜ思い通りにならないのか?

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    さくさくぱらーと読める。「恥ずかしいのはやだ」の章が面白かった。

    なぜ恥ずかしいと思うのは、人の目を気にするからで、他人から見てこうありたいという自分をうまく演じられない時、恥ずかしいという気持ちが出てくる。それはとても自然なことで,自分をつくるということ。

    に唸らされた!たしかに!

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    2022年02月05日
  • 手の倫理

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    「ふれる」と「さわる」の違い、手や触感で感じることについて。
    人間は視覚に頼りがちで、動物的なイメージから五感の中でも下の方とと見なされているが、実際はどうなのか?ということを作者は様々な方にインタビューをして、掘り下げていく。
    全盲の方、目の見えない人の隣で伴走する活動をされている方や介護の現場で働く方など様々な視点を入れながら、本当にさわる・ふれるというのは意外と複雑な構図から成り立っていることをまとめている。
    面白かったのは作者も実際に目隠しをしてベテランの伴走者とランニングをした時、ロープで目の見えない人と伴走者を繋げるのだが、2人の息が合ってくるとお互いに走りやすくなり、走り終えても

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    2022年01月16日
  • 手の倫理

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    目が見えなくなってしまうことを想像すると、途方もなく不安になる。自分が思っているよりずっと、視覚に頼っている割合は高いのかもしれない。
    触覚によるコミュニケーションは意外にも未知の領域で、その豊かさに心強さを覚える。

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    2021年12月15日
  • ポストコロナの生命哲学

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    シブ知  7・3
    かかった時間 150分くらい?

    NHKの鼎談をもとにした新書。話題の3人がコロナについて語るなかで、自身の問題意識とか生命とか肉体とかについて語る。読みやすい。

    福岡伸一はまあ置いといて、伊藤亜紗の「ままならない肉体との共存」の話とか、藤原辰史の「きれいすぎるものはヤバい」という話は、発見があったり、共感できたりするものだった。

    3人の共通点として「ナウシカ」(漫画版)があったらしく、鼎談でも重要な話題になっていた。とても面白そうなので買おうかなと思った。

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    2021年10月03日
  • 目の見えないアスリートの身体論 なぜ視覚なしでプレイできるのか

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    当然ながら今の巷が大好きなお涙頂戴的感動話ではなく、パラアスリートの身体や脳の動きを科学的に分析するのが主題。たとえば視覚障碍者は健常者のようなイメージトレーニングは出来ないが、世界トップレベルのパラアスリートがしている代替手段などは一般市民アスリートである私にも目から鱗的なヒントとなった。

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    2017年06月25日
  • 目の見えないアスリートの身体論 なぜ視覚なしでプレイできるのか

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    ネタバレ

     いい試みの一冊だった。
     
     障害者と健常者の違いをハンデと称し、その差を埋めて同じにすることを平等とする、そんな一般認識に一石を投じる。「同じ」にすることを強調するのでなく、「違い」に注目する。注目するだけでなく、その違いの先にさらなる可能性を見出そうとする試みが、明るい!

     本書では視覚障碍者を取り上げる。視覚障碍者によるスポーツは
    「私たちの多くがいつもやっているのとは違う、別バージョンの「走る」や「泳ぐ」」
     だという。さらに、
    「それを知ることは、障害のある人が身体を動かす仕方に接近することであるのみならず、人間の身体そのものの隠れた能力や新たな使い道に触れること」
     と考えるこ

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    2016年09月28日