小宮一慶のレビュー一覧
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「ビジネスマンのための解決力養成講座」「ビジネスマンのための発見力養成講座」と同じ、経営コンサルタント小宮一慶さんの著書。
一言でまとめると、大きな目標の達成・自己実現のための日々の行動習慣本、といったところです。
感想として。本っ当に具体的です。「ビジネスマンのための・・・」の本も具体的で、自己啓発というよりも「紙とペン持って集中して読みたい」と思う本でしたが、これも相当です。
「明日からできる」もちろん、「なぜその習慣が良い結果につながるか」という根本のところも詳しく、そしてわかりやすく書いてあります。より効果的なやり方をするも別の形に応用するも自分次第ですね。
こういう具体的な本って、読む人次第やと思います。読んだ後、それを実践するかしないか。実践が大切なのはどんな本も同じやと思いますが、考え方やモチベーションアップなどの本よりも「実践したかどうか」が顕著なだけに、その効果の差も大きいでしょう。
「『伝説の社員になれ』!」(土井英司氏)の中で、「セミナーの参加者が、セミナーの内容やノウハウを実践するのは約2割、それを継続できるのはさらにその2割。つまり全体の4〜5%」と書かれています。金額や意識の問題を考えると、本に関してはその割合はもっと小さくなるかもしれませんね。
話が逸れましたが、「明日から続けよう」「確かにこれはやらな」と思うことが多く書いてあり、非常に参考になりました。習慣改善にも、根本の考え方を参考にする意味でも良いと思います。私も、1つでも2つでも実践していきたいと思います。
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後で見返して学ぶための備忘録。
経営とは、企業の方向づけ、資源の最適配分、人を動かす、を行う。
お客様が求める、クオリティ、プライス、サービスの組み合わせを考える。
経営者が一番厳しいお客様の目を持て
ライバルの動向を素直に分析
良い仕事はお客様が喜ぶ、働く仲間が喜ぶ、工夫
リーダーは先頭に立つ覚悟と責任を取る覚悟を持つ。
モチベーションより働きがいを高める。
新聞を読め。自分が関心のない記事でも。
1日一つ記事のコメントをつけろ。
ミッションとは会社の使命や存在意義、ビジョンとはあるべき姿や理想像、理念とは行動規範。
経営者はミッション、ビジョン、理念の宣教師となれ
従業員には良い仕事に専念してもらい働きがいを感じてもらうことで、ミッション、ビジョン、理念が理解しやすくなる。
戦略立案で重要なのは他社との違いで、差別化し自社の強みを活かし、オンリーワンではなくナンバーワンを目指す。
お客様が望むQPSを提供すべく、product、price、place、promotion、partnerの 5Pを最適。
一回のお客様を一生のお客様に。
一番は偉い、あなたは特別、感動の三つを大切に。
感動、満足をした商品、サービスを語り、なぜ感動したか、満足したか、話し合う
利益ではなく、お客様に喜んでもらおうとする。
感動を与える。自分が満足し感動した商品を挙げる。
貸借対照表で安全性、損益計算書で収益性、キャッシュフロー計算書で将来性をチェック。
売上より利益、利益よりキャッシュフローが大事。
ヒト、モノ、カネに余裕を持つダム経営。
ビジネスパーソンに必要な基礎力は思考力と実行力。
思考力を高めるには難しい本を読む、思考力の高い人と話す、日本経済新聞を一面から読む。
実行力を高めるには言ったことを守る、思ったことをやる。
人はコーチし、数字をチェックする。
規律の中の自由。人は理屈では動かない。
人は幸せについてくる。
人は働く幸せ、経済的な幸せの二つでついてくる。
良い仕事を評価し、それを給与と地位に反映させる。
積極思考で人を心から褒める。
働く喜び、そして経済的な幸せを与える利益ではなく、お客様に喜んでもらおうとする。
現場は崇高な理念はわかりづらいからこそ、働く喜びを感じやすい。
良い仕事は、お客様が喜ぶ、働く仲間が喜ぶ、工夫
指揮官先頭。
人望、人徳を身につける努力。
高い目標を持ち、素直になる。
些細な心配りと小さな行動を徹底。
いい時も悪い時も客観的に見て反省する。
アウトバーンと高速道路、人の評価。 -
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読書欲を高めてくれる本。
読書は目的によって読み方を変えることが重要であり、本書ではその考え方が体系的に整理されている。
読書のレベルは主に4つに分けられる:
① 基礎読書
② 精読レベル
③ 速読レベル
④ 熟読
論理的思考力を身につけるためには、特に③・④の読書が重要。
大切なのは、
What → Why → How の流れで考えながら読むこと。
(何が書かれているのか → なぜそうなのか → どう活かすのか)
ただ読むだけでなく、読んだ内容をアウトプットすることが理解を深める。
読書後にリストとして書き出すことで、内容がより定着する。
印象に残った言葉:
「本を読みながら、自分の今の境遇にどう当てはまるかを考え続けること」 -
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【決算とは】
・決算とは、一定期間の収入・支出を集計し、どれだけ儲かったか・損したかを示すもの。
・同時に、資産・負債など財産の状態を明らかにする。
・決算期間=会計期間、その末日を「期末決算日」という。
・上場企業の約7割が3月決算。
・貸借対照表は「時点」の情報、損益計算書・キャッシュフロー計算書は「期間」の情報を示す。
【営業利益と経営者の実力】
・営業利益は、経営者の腕を最も反映する指標。
・経営者の能力は「営業利益」で一発でわかる。
【負債と純資産の違い】
・負債:将来返済が必要なお金。
・純資産:返済する必要のないお金(株主からの出資など)。
【倒産の原因と流動比率】
・会社は「赤字」ではなく「返済不能」で倒産する。
・特に流動負債が返済できなくなると倒産する。
・流動比率=流動資産 ÷ 流動負債(一般的に120%以上で安全)。
・現金商売(例:マクドナルド)は70%でも十分。
・当座比率=当座資産 ÷ 流動負債(90%以上が目安)。
【業種による資金繰りの違い】
・医療・介護業界は入金まで時間がかかる(売掛金が多い)ため、資金繰りが厳しい。
・利益が出ていても資金繰りは苦しい業種も多い。
【自己資本比率と安全性】
・自己資本比率=自己資本 ÷ 資産
・長期的な安全性を表す重要指標。
・製造業:20%以上、商社・卸売業:15%以上が目安。
・10%未満は危険水準。
【自社株買いとROEの関係】
・自社株買い=市場から自社株を買うこと。
・株価上昇・1株あたり利益増加などの効果がある。
・ただし、純資産が減少するため自己資本比率は低下。
・安全性を犠牲にしてROEを高めるのは健全ではない。
・高ROEよりも健全な財務体質が重要。
【ROEとROAの違い】
・ROE=株主資本に対する利益率(登記純利益使用)。
・ROA=資産全体に対する利益率。
・ROEよりROAの方が本質的な経営の健全性を示す。
・負債を使ってROEを上げる(レバレッジ効果)には注意が必要。
【レバレッジとは】
・「てこ」の意味。
・負債(特に有利子負債)を活用して収益を高める仕組み。
【コーポレートガバナンス】
・取締役は株主の代理人。経営を監視・評価する役割。
・不適切な経営判断があれば解任も可能。
・2015年以降、上場企業は独立社外取締役2名以上が義務化。
【貸借対照表の見方】
・左側(資産)は業種ごとに異なるが、右側(負債・純資産)は共通性が高い。
・投資家は「預けたお金に対するリターン」を重視。
・貸借対照表の右側は冷徹に「お金の効率性」を評価している。
【資金調達コスト】
・負債の調達コスト=金利。
・純資産の調達コスト=株主の期待利回り(国債利回り+α)。
・株主資本コストは負債よりも高い。
【財務分析の優先順位】
・最も重視すべきは「安全性の分析」。
・黒字でも資金ショートすれば倒産する。
【売上高の意義】
・売上高=企業の社会的プレゼンス(存在感)を示す。
・売上を伸ばし、効率的に利益を増やす経営が理想。
【売上原価と棚卸資産】
・売上原価=売れた分の原価。製造原価とは異なる。
・棚卸資産が多い企業は注意(在庫倒産のリスク)。
・棚卸資産回転月数=棚卸資産 ÷(1ヶ月あたり売上原価)
【販管費と営業利益率】
・販管費は放っておくと膨張するため管理が重要。
・売上高営業利益率=営業利益 ÷ 売上高(数字が大きいほど効率的)。
【キャッシュフロー計算書の重要性】
・利益と現金の動きは一致しない。
・「黒字倒産」を防ぐにはキャッシュフロー分析が不可欠。
【営業キャッシュフロー】
・プラスであることが必須(継続性の源泉)。
・キャッシュフローマージン=営業CF ÷ 売上高
→7%以上:合格、10%以上:優良。
【投資キャッシュフロー】
・通常はマイナス(未来への投資)。
・プラスの場合は要注意(資産売却などの可能性)。
【財務キャッシュフロー】
・基本はマイナスが健全(返済・配当支払い)。
・借入過多は危険。
【理想的なキャッシュフロー構造】
・営業CFで稼ぎ、投資・財務CFで使う。
・「稼ぐ」と「使う」のバランスが取れていることが重要。
【会社の価値を測る指標】
・①DCF法:将来キャッシュフローの現在価値−有利子負債
・②EBITDA:営業利益+減価償却費(過去の業績評価に有効)
【会社の存在意義】
・①商品・サービスで社会と顧客を幸せにする
・②働く従業員を幸せにする
・経営指標はこの2つを実現するための“手段”でしかない。 -
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最近資格の勉強がなかなかうまくいかないと思い、なぜかと考えた時に、ソラで、ゼロから、目の前のことを説明できないからだ、という結論に至った。結局、時間はかかるが基本や原則、全体感、関係性などを1つ1つ理解していくしか身に付かない、ということに改めて気付いた。
この考え方はこの本で言う「熟読」と同じだ。気になったら調べる、不足点は補う、自分なりに整理する、などが大事ということと思う。
また、読書法として挙げられている「行き詰まり」、これも自身が助けを求めるようにビジネス書を乱読する時で、そういう時の読書はスッと頭に入ってくるし、後々まで残ることが多い。
全体としては冗長な部分は多いが、紹介されている本は骨太で今後読んでみたいと思うものが多く、読書のハイレベルだが重要な入口を提示した良著と感じた。 -
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私が初めて読んだ、いわゆるビジネス書(自己啓発?)が、小宮一慶さんの『ビジネスマンのための「発見力」養成講座』でした。
非常に読みやすい文体であるだけでなく、自分の専門性に関することにアンテナをもつことの大切さと考え方に気付かされ、周囲の見え方が変わったのを覚えています。
本書『「リーダー力」養成講座』は、初読は8年前です。組織の中でも中堅に助言をするような立場になりながらも、自分の積み上げに自信がない焦り、何を学ぶかの迷走、コミュニケーションへの苦手意識などから、ストレスを抱えていました。いくつかの、書籍に救いを求めましたが、本書に書かれていることをうまく咀嚼できませんでした。
時間を経て今の立場になり、あらためて再読したところ、非常に感銘をうけることが多くなっていました。相変わらず上の立場にいることは難しく、毎日悩んでばかりですが、現場の皆さんにあたらず、腐らず、悩んでいるからこそ、内容が腑に落ちるようになってきたのかもしれません。
ある本が自分にとっての名著になるタイミングって、やっぱりありますね。
・部下の仕事に逃げてはいけない
・存在を意識されない指導者であること
・決断に必要なクリティカルな情報を得る訓練
・人は理屈では動かないからこその「教える」ではなく「伝える」ことの大切さ
などなど。
当時もチェックを入れている部分ではあるのですが、今回の再読で、非常に刺さりました。
世の中を少しでも明るくするための研鑽を、少しでも重ねていきます。
がんばろっと。 -
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ネタバレ印象に残った点
★頭を鍛える前に記憶力で勝負しようとするから、本質的なところが見えてこない。90・関心→疑問→仮説→検証54
★関心の源について突き詰めていくと、そこにあるのは、やはりひとつは「責任」134
★関心の幅を広げる・奥行を深める128。関心やこだわりのベースには刺激がある。人の話を聴く、本を読む、普段読まない新聞を読む、旅行する等139
★全体像を見るとともに、興味のある一部分を特に注意深く、丹念に見るようにする。146
★メモを見直すなかで、そのメモに書かれた事柄同士の関連性に気づき、さらに物が見えてくる。147
★素直になる151
★「分かる」:分かったことと分からないことを分けること
・関心を持てば、ものは見えます。仮説を立てれば、ものは完全に見えます。11
・見える力の大原則①気にしているとものは見える、②思い込みがあるとものは見えない、③人は自分に必要なことだけを選んで見ている、④人は本当に必要なことを見ていないことも多い。37
・数字の見方①時系列でみる、②関連性の仮説を立てながら見る110 -
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「ROEって何?」という人のための経営指標の教科書
著:小宮 一慶
今、多くの経営者や投資家が、ROEという指標に注目している。新聞やビジネス誌などの見出しに「ROE」という言葉を見かけることが一気に増えた。
新入社員や若手社員でも、取引先が置かれている状況を分析することができれば、より深い提案ができるようになる。また、ライバル社の分析ができれば、自社の戦略立案にも役立つ。個人投資家も、どんな会社に投資すればいいのかを考える際に、経営指標をチェックできるようになっておけば、損をする確率を下げられる。ビジネスマンなら当然昇進にもプラスであり、経営指標を学ぶことがとてもレバレッジの効く自己投資である。
構成は以下の4章から成る。
①これだけは知っておきたい「貸借対照表」と「損益計算書」の基本
②注目の経営指標「ROE」を完全理解する
③財務諸表で「企業の実力」を分析する方法
④ワンランク上の経営指標を学ぶ
BSから「安全性」、PLから「収益性」、CF計算書から「将来性」を読み取る。上記のルールと一定の経営指標とそのつながりを理解すれば、企業を定量面で捉えることはできる。
しかし、なかなかそれは難しく、言葉と数字だけをなんとなく覚えていても、使える指標として活用はできず、そのつながりを理解していなければ、活きた提案や分析にも使えない。
本書のような良書で基本を学び、具体例からそのつながりと活用方法を学び、実践で意識的に使っていくしかない。
経営指標は一時のトレンドのようなものではなく、永続的に使えるスキルでもあり、本書はそのスキル習得に大いに役立つ一冊である。 -
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ネタバレコロナの時にアメリカは失業保険のほかに週600ドルを支給した。これにより収入が増えた人がいる。
アメリカは解雇が簡単なので、個人に補助金を出した。日本やEUは解雇が難しいため、起業に補助金を出した。持続化給付金など。
日本はドル換算のGDPが大事。なぜなら輸入の上位は原油、LNG、石炭でいずれもドル建てで輸入しているから。
ドル円相場は、金利差によって決まる。有事の円買いがおきても、そこまで円高にはならない。ギリシャ危機では1ドル80円まで円高になったが、ITバブル崩壊のときは130円にしかならなかった。
国際収支はすでに、貿易では赤字になっている。
GDPではなくGNI(国民総所得)を重視すべき。所得収支を加えるべきだが、必ずしも国内には還元していない。GDPの半分強は給与であり家計に入るが、GNIは企業に残るだけ、という場合もある。
デフレから脱却できたか。金利は低いまま。生産性は上がっていない。デフレに戻ってしまう可能性はある。
アメリカは価格転嫁が進みやすいが日本は進まない。
日本はGDPの50%が家計支出。アメリカは70%。貯蓄率は3~4%台。キャッシュアウトという仕組みのため、住宅価格の上昇が消費の伸びに繋がりやすい。
日本の貯蓄率は全体では0.1%。勤労世帯は10%程度あるが高齢者が貯金を取り崩している。
中国は学習塾の締め付け、不動産融資規制で富裕層を締め付けた。融資平台=車道バンキングの融資残高は不明。
マンションの好不況は契約率よりも在庫数の方が的確。中国の富裕層、投資家が手を引くと一気に市況は悪化する。
半導体の動向を見るには、生産指数集積回路、の指数を見る。
鉄鋼業は今も国内経済を支える。素行生産高でみる。1億トンが損益分岐点ではないか。
アメリカ住宅指数はケースシラー住宅価格指数で見る。全米住宅価格指数と20台都市圏住宅価格指数。
アメリカでは変動金利でローンを組む人は少ない。低金利はチャンスのとき。
アメリカの自動車販売台数(米商務省)は世界の景気を占う指数。アメリカではディーラーに置いてある自動車を購入する。無ければ中古車を買う。
マネタリーベースは、貨幣と日銀当座預金残高の合計。日銀はこれをコントロールするだけ。10年で5倍に増えた。
政策金利は、無担保コールレート翌日物をコントロールする。FRBはFF金利オーバーナイト。
コストプッシュ型のインフレで物価上昇率が2%を超えた。
アメリカは金利が逆イールドになっている=長期的な見通しの信頼度が低い。
貯蓄から投資へ、の問題点。オールカントリーかS&P500の投信しか売れていない。預金が減ると日本国債への投資が減る。買い手がいなくなって金利が上がる。
PER、PBRで株価の割安を判断する。
日経新聞の市場体温計、を見たくないときに株を買う。マーケットデータ面に掲載されている。市場全体の売買代金をチェックする。