小宮一慶のレビュー一覧
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小宮本2冊目は、財務諸表の読み方です。
会社の研修で財務諸表分析を扱ったので、それに被せて読みました。
【実践編】とありますが、読み解く方法だけでなく、重要な言葉は意味も丁寧に説明されているので、僕のような初心者でも割とラクに読み進めることができました。
以下、読み方に関するメモ。
・会社の実力は「安全性→収益性→成長性」の順でみる
・「1秒だけ」貸借対照表を見れるとすれば、真っ先に「流動比率」(基準は120%)
・超短期的な安全性をみるには「手元流動性」を確認
・自己資本比率:固定資産の多い業種は20%以上、流動資産の多い業種は15%以上、10%以下ならどんな業種でも過小資本 -
Posted by ブクログ
高校数学で大きくつまづいて(というかサボって)以来、数字に苦手意識のある私。
「日経新聞を毎日読んでいるという人の中でも、月曜日の日経新聞に『景気指標欄』があることを知っている人はあまり多くないようです。さらに、この景気指標欄をちゃんと読んでいる人となると、かなり少ないのではないでしょうか。」
小宮さんのこの言葉の通り、私は景気指標欄があることは知っていましたが、いつもGDPを確認するだけでした。
しかし、本書を片手に今月17日の景気指標欄を確認してみましたが、結構楽しい作業でした。小宮さんが述べるように、指標の横のつながりを見るのがおもしろい。
この著書が発刊されたのが2009年 -
Posted by ブクログ
日経新聞の数字がわかる本 「景気指標」から経済が見える
の続編です。
景気指標編では景気指標の読み方が中心で具体的な日経新聞の記事の読み方についてはあまり触れられていなかったのですが、そこの部分をこの一冊で十分補っているので2冊合わせて日経の読み方が分かってきます。
また昨年後半のニュースも実際に日経の記事や景気指標合わせての解説も大変分かりやすい。(JALのニュースの解説が11月くらいまで
なのがちょっと残念)
そして、今回一番うれしいのパート4の資料編。
前回の一冊で紹介があった主な景気指標が20年分掲載されています。今の新聞を見ても2006年以降の指標しか載っていなか -
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最近、ぶれまくりだと感じることが多々あります。
自分を省みて、固定概念でガチガチだなと感じることが、とっても多いので、
すべて素直に受け入れてみようと心がけたところ、
今度は何が自分なのかわからなくなってきました。
何やってんねん、ほんまに。
結構、主義主張が強い方の人間だと思っていたので、
自分の実のところの空っぽさに愕然。
今まで、その《ガチガチの固定概念》とやらを頼りに、
生きてきたんだなぁと感じるばかりです。
色々な本を読んできて、
『古典には長く読まれるだけあって、時代が変わっても変わらない本質がある』
『本を読みなさい』
『成功者を真似なさい』
ということはよく書いてあ -
Posted by ブクログ
毎週月曜日に掲載される「景気指標」の読みかたを具体的に提案している。数字の羅列にアレルギー反応を示すのではなく、まずはその指標の定義を理解する。毎週数字を追ううちに、その値が示す意味、増減、歴史などを絡めて、どんなバックグラウンドがあるのか仮説をたて、一ヶ月後の日経平均とドル高などを予想できるようになる。
・ゼネコンが好調の時は、景気は低迷し始めている
・在庫の増え方にも善し悪しがある。
・広告扱い高は名目GDPとパラレルで動く
・企業は、業績が悪くなるとすぐに3Kを切る。
(3K=広告費・交通費・交際費)
・倒産件数が月間1500件を超えると危ない
景気指標のことはもちろんなのだが、「 -
Posted by ブクログ
会社の経営状態を財務的な観点から考察する際に
貸借対照表、損益計算書、キャッシュフロー計算書を使った経営状態の把握の仕方にはじまり、なぜ優良企業も借入金等の負債を持っているのかなどを分かりやすく解説した本です。
現在、簿記の勉強をしていますが、この勉強を今後どのように活かしていくのかというのが非常に明確に見えてきます。
財務書評から各業界のビジネスの利益構造などを読み取るなど自分にはない視点をたくさん学びとることができて大変有益でした。
メモ
手元流動性→当座比率→流動比率→自己資本比率
の順番に見ていく。
自己資本比率が高く、低いROEの会社が買収されやすい訳
→自己