小宮一慶のレビュー一覧
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個人の持つ金融資産には「守るお金」と「攻めるお金」とがある。
生活にかかる固定費や必要になることが予測される教育費、老後に必要になる資金、車関係の費用等については、減らしてしまうと大いに問題があるので「守るお金」。
上記のお金を除いた金融資産で、リスク(損益のばらつき)をとっても運用可能な資金は、投資信託や株式投資等で運用益を狙っても生活に影響がない。すなわち「余裕資金=攻めるお金」。
著者は以上のように定義する。
そして、「守るお金」は、インフレ率と金利を勘案して多少利回りが悪くなったとしても貯蓄や、元金が保証されている商品で運用し、「攻めるお金」であっても、銀行や証券会社の -
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本書は、とても面白い一冊だと思います。
この小宮氏の一冊は、「ポイントが違い結局は、自分たちで考えて行動に移さなくてはいけない。」
と受け止めました。
また、勝間和代の「銀行にお金を預けるな」とまったく逆のことを言われているので、この本は、
投資と資産運用について複数の視点で見ることができます。
「貯蓄から投資へ」については、何も知らない人は、金融のカモになります。のようなサブタイトルを付きそうな気がしています。
それでも、「余裕資金があれば将来を考えて、インデックスファンドへの投資」を止めてはいけな言われているのが、カンチュンドさんであったり、内藤忍さんであったり、勝間和代さんであった -
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内容紹介
「仕事も人生もABCが大事」と著者は説きます。
どういうことかというと、ABCは本書のタイトルの頭文字で、Aはあたりまえのこと、Bはバカになること、Cはちゃんとやることを意味しています。そして、ABCを実践している人は、運がよくなり、人生がうまくいき、幸せになれるというのです。
たとえば掃除一つをとっても、誰にも負けないくらい、来る日も来る日も同じ場所を徹底的にやる。
あたりまえのことを、バカになって、ちゃんとやることで、これまで見えなかったものが見え、気づけなかったことに気づけるようになると、著者は力説します。
本書は、いま人気の経営コンサルタントが一番書きたかったことの、まさに集 -
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「XX力養成講座」シリーズの最新刊。 今回は小宮氏の趣味(?)でもある勉強に関する考え方の本。 特に、年を取ったときにそれ相応の立場に立つことを想定し、必要な考え方を身につけることを念頭に置いた勉強論。
冒頭に小宮氏の勉強観が述べられる。
①仕事で自己実現してゆくことが目的であり、勉強はその手段
②勉強には知識・スキル習得のための勉強と頭を良くするため
の勉強があり、両方を同時に進める。
③頭を良くするということは論理的思考を身につけること
④人生観の勉強も必要
以降の章では上記勉強観に沿った小宮氏の勉強論が述べられている。
まずは、頭を良くする論理的思考を身 -
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「誰が損をして、誰が得をするのか」
これまでの著書をまとめた様な一冊。
半分は記事を日経新聞月曜の経済指標とリンクして考えるケース、半分は著者の注目記事解説と持論、といった構成。
何かとdisられる日経新聞に対し、著者は「宝の山」という見方をし、日経新聞が持つ貴重な情報の活用方法と、記事を鵜呑みにしない事の警告がちりばめられており、改めて日経新聞の読み方を再考させられる。
まさに著者の狙い通りに仕上がっており、今読むことが出来てよかった。
「インプットばか」という表現がされているが、確かに日々「何が起こったか」を追うだけでは何も生まれない。
「何が起こっているのか」を読み解けるだけの力は -
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〈引用またはメモ〉
米国のGDPは世界の25%、個人消費が70%
日本の外貨準備高は1兆ドル程度で、世界2位。1位は中国 2兆ドル弱
政府は民間企業に対しては時価会計を要求しているが、自らは簿価会計のまま。
日経平均最高値は38,915円終値で、1989年12月29日。
日経新聞の経済教室をちゃんと読むべき。
EUへの加盟条件はストックベースでの財政赤字が対GDP比60%
日本の年収の中央値は228万円 2007年
大企業は現預金を月商の1ヶ月分くらいは持ってないと資金繰りが非常に苦しくなる。
GDPの大部分を占めるのは人件費。GDPの増加は、私たちの給料の総額が増えることを -
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引用を含むメモ
・銀行がなぜ社債を発行させたがるかというと、社債発行に不可欠な手数料を確保して自分たちの収益にしたいから P17
・純資産の合計を資産で割った数字である自己資本比率が10%を切ると危ない P30
・流動資産を流動負債で割った流動比率は120%が望ましい P30
・当座比率は90%以上が安全 P31
・不必要に厳しいJ-SOXをもう少し緩めるべき P82 同意
・企業のために会計が存在するのであって、会計のために企業が存在するわけではない P86 同意
・ポリティカル・アポインティ P144
・サラリーマンはほぼ100%所得を捕捉されているが、自営業者や農家には -
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「ビジネスマンのための解決力養成講座」「ビジネスマンのための発見力養成講座」と同じ、経営コンサルタント小宮一慶さんの著書。
一言でまとめると、大きな目標の達成・自己実現のための日々の行動習慣本、といったところです。
感想として。本っ当に具体的です。「ビジネスマンのための・・・」の本も具体的で、自己啓発というよりも「紙とペン持って集中して読みたい」と思う本でしたが、これも相当です。
「明日からできる」もちろん、「なぜその習慣が良い結果につながるか」という根本のところも詳しく、そしてわかりやすく書いてあります。より効果的なやり方をするも別の形に応用するも自分次第ですね。
こ