頭木弘樹のレビュー一覧

  • シリーズ「あいだで考える」 自分疲れ ココロとカラダのあいだ

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    文学を引用しながらの解釈がわかりやすくて、読みやすかった。
    曖昧でグラデーションがあるものって思えるようになれば楽になるっていうところが印象に残っている。

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    2026年09月10日
  • 六人部屋の十三年間

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    ネタバレ

    六人部屋の十三年間
    病室で出会った忘れられない人たち

    著者:頭木弘樹
    発行:2026年5月25日
    晶文社

    著者の肩書きは「文学紹介者」。何冊も本を出していて、カフカの研究家でもある。同時に指定難病「潰瘍性大腸炎」に長年苦しみ、その生活ぶりを綴った「食べることと出すこと」(医学書院)を6年前に読んだ。また、エッセイ「口の立つやつが勝つってことでいいのか」(青土社)も一昨年読んだが面白かった。読むのは、これで3冊目。

    筑波大学3年、20歳のときに発症し、大学病院に入院するのは嫌だったので、近くの中堅規模病院に入った。やがて大学病院に移るのだが、ある種の手術をするまでの13年間、闘病生活を送っ

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    2026年09月01日
  • 当事者対決! 心と体でケンカする

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    おもしろかった。発達障害当事者の横道さんと20歳で病気になり、13年ものあいだ闘病していた頭木さんとの往復インタビュー。
    インタビューなのでしゃべり言葉ですべて収録されており、心の面、身体の面の不調や唱題を語っていく。ふたりとも全く違う生活をしてきたのに、通じるものがあったり、全く通じず、お互いにそれぞれの文化を教え合う場面もあり、とても楽しく読めた
    この世の中は健康体や健常者ばかりではなく、はみ出している人をさらに制度からはじき出さないような社会にしていきたいと思うし、こういう本のような違う分野からの語り合いというのももっと共有されていけばいいと思う

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    2026年08月30日
  • 六人部屋の十三年間

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    「痛いところから見えるもの」で、作者の持病がかなり重症であることを知ったが、今回はその闘病中の入院生活についてのエッセイ。

    見舞い客の章が一番沁みた。
    自分も子どもの付き添いで一年間入院していたことがあり、そこで見た見舞客のことが次々と思い出された。
    「あなたはがんばっているね、私だったら無理」
    この常套句を何度聞かされたことか。「ムリ」という言葉の突き放した冷たさ。励ましでも何でもない、蔑みだなと痛烈に感じた。
    でも、頭木さんは、それでも「傷つく言葉リスト」には反対だという。気にしない人はそんなリスト、はなから気にしないが、気にする人が萎縮して見舞いを躊躇してしまうから。
    そして誰しも間違

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    2026年07月31日
  • 痛いところから見えるもの

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     もう十年近く前に山田太一編『生きるかなしみ』という本を読み、こんな本が存在しているというだけで、世の中まだ捨てたものじゃないかもと感じたことを思い出した。本書にも似たような思いを抱いた。山田太一の言葉も紹介されていたので、相通ずるものはあると思われる。

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    2026年07月09日
  • 絶望名言 文庫版

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    良書。これ、今の時代には必要な一冊では?ネガティブ過ぎる世の風潮からか、空っぽのポジティブが受け入れられやすいのかも知れないが、真相は絶望名言にこそあるのではないか。前向きな言葉に勇気づけられることもあるけど、人生ってそんな単純なものでもないので、ね。(^_^;)

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    2026年06月23日
  • 痛いところから見えるもの

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    たんたらたらたんたらたらと
    雨滴が
    痛むあたまにひびくかなしさ
    /石川啄木

    石川啄木がまたまた登場してくれた。

    私の推しのクズ男。
    昔の私なら、石川啄木の詩から「痛みの孤独を感じとりました」とか何とか感想を抱きそうだけれど、今は、うっかり「またまた〜、上手に盛ってますね〜」と思ってしまう。
    石川啄木の人となりを知ってしまうとね。

    大事な時に、共感を得たいなら、普段の自らの行いに気をつけないといけないな。

    身体的な痛みも、心の痛みも、共感して欲しいけれど、共感してもらうのって難しいからね。
    石川啄木くらい、心に訴えてかける詩が書ければいいのにと思う。その詩を読んだ多くの人は、「さぞかし辛

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    2026年06月20日
  • 六人部屋の十三年間

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    都会を歩いてると、世界から病人は隠されていると感じる

    そんな世界から隠された病人たちの、病室での人間模様
    患者同士の不幸比べ、見栄、見舞いに来る人との会話に聞き耳を立てる、見舞いに誰も来ない人…
    病気は、人から建前を剥ぎ取っていく

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    2026年06月16日
  • 決定版カフカ短編集(新潮文庫)

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    すっごい才能だよなぁ。
    カフカといえば誰もが知っている作家だと思うけど、『変身』しか読んだことなかった。15の作品が収められているけど、不条理で矛盾に満ちていて、何も解決していかない物語がほとんど。でも魅かれちゃう。すごいや。

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    2026年06月11日
  • 絶望名言 文庫版

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    今の自分はポジティブな言葉よりもこの本が合っている。頭木さんと川野さんの対話も心地良かった。絶望とまではいかなくても、弱っている時に読むとより一層こころに沁みるような気がする。

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    2026年05月28日
  • シリーズ「あいだで考える」 自分疲れ ココロとカラダのあいだ

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    創元社の「あいだで考える」シリーズが大好きで、ほぼ全巻持っています(積読もあり)。そのなかで、創刊の一冊であるこの本はなかなか手に取れていなかったのですが、読めてよかった!
    あまり自分が自分でいることに疑問を持たないタイプなので合わないかもなぁと思っていたのですが、この本が扱っているのは「こころ」と「からだ」の間。ロボット操縦を例にしたカラダがこころに与える影響の話などはハッとする視点だったし、シリーズ始めということもあるのか、「あいだ」を考えることをより実感を持たせる内容になっていました。分けない、という視点は今の世の中で結構大事な気がする。グラデーションを意識しながらいろいろなことを考えら

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    2026年04月30日
  • 痛いところから見えるもの

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    痛みをテーマにした珍しい1冊。痛いのは良くないと思いつつ、慢性的な痛みを感じている人はどんな気持ちだろうと、歳をとってところどころ体が痛む親を見て気になっていた。

    よかれと思ったことはよけいなお世話で、その立場でないとわからないことはたくさんある、そして思いもよらないことが多いと感じた。

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    2026年04月28日
  • 絶望名言 文庫版

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    読書欲が駆り立てられる本でした。素敵な紹介が多くて、積読が増えてしまいそうです。というか増えてしまいました。嬉しい。
    併読でモームの月と六ペンスを読んでいたのですが、ゴッホが出てきてより2つの読書に深みが出ました。
    読書の世界が広まっていく感覚が嬉しいです。
    いつか、ドストエフスキーもチャレンジしたいと思います。
    そして、絶望名言2も買いました!
    読むのも楽しみです(少し寝かせてから読みたいと思います)

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    2026年04月18日
  • 絶望名人カフカの人生論

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    カフカはマンボウ並みにメンタルが弱く毎日絶望してたのに、別に希死念慮はなく自殺とかはせず普通に肺炎で死んだのおもろい。逆にメンタル強いと思う。見習いたい

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    2026年04月14日
  • 絶望名人カフカの人生論

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    カフカのことをあまり知らなかったけど、こんなにもネガティブで自己肯定感の低い人間だったとは。人間失格を読んだときにも感じた、申し訳ないけど面白くなってきちゃう感じ。家族との確執は切なくなったし、苦しさに共感。
    解説は少し安易に感じるところもあったけど、わかりやすい構成。

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    2026年03月30日
  • カフカ断片集―海辺の貝殻のようにうつろで、ひと足でふみつぶされそうだ―(新潮文庫)

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    やっぱり絶望しているときはカフカだよな~~~~~
    この場合の絶望は世界とかではなく、世界にフィットできない自分に対して自分って本当にこの世において何もできないどうしようもない存在だな…みたいに自分に絶望しているときはカフカぐらいしか読めねえのよ
    自分を肯定するとかエンパワメントを受けるほどのエネルギーすらないときってあって、そういうときはカフカがじわっとしみる
    自分への絶望に浸ることを許してくれるのはカフカぐらいなんだよな
    これは断片集で本当に数行で終わってしまうのもあったけど、今度は短編を読みたい

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    2026年03月30日
  • 痛いところから見えるもの

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    病気の痛みとともに生きているので読んでいると共感したり、でも苦痛だったり。周囲の人に読んでほしい本だなと思いました。

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    2026年02月24日
  • うんこ文学 ――漏らす悲しみを知っている人のための17の物語

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    うんこにまつわるアンソロジー
    前半、怒涛の面白さで驚いた。
    途中から昔の文体とか出てきて少し難しくなり。
    読みやすい文体の作品はしっかり読んだ。
    髭男爵さんのお話が好きだなぁ。

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    2026年02月01日
  • ひきこもり図書館

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    アンソロジーの魅力に取り憑かれそう。

    それぞれの物語に対するあとがきが素敵。
    あとがきも含めてお話が完成されている。

    引きこもりでない人もわたしみたいに引きこもりを経験した人も。読んでみてほしい。

    私は星新一さんのが1番好きでした。
    読んだ人はどの作品が好きか教えてほしい。

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    2026年01月29日
  • 絶望名言 文庫版

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    この本を読んでハッとすることがなければ、それは未だ絶望に直面したことがないのだろう。
    もし、そうであればこの本を読んで来る絶望に備えるべきだ。

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    2026年01月21日