頭木弘樹のレビュー一覧

  • マンガで読む絶望名人カフカの人生論

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    フランツ・カフカという名前は知っていたが、有名な作品でさえ読んだことがなく、ましてや人となりは全く知らなかったが、絶望名人の言葉どおり非常にユニークで、どこかおかしみのある思考や行動にほとんどあきれた。
    15-211

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    2015年09月30日
  • 希望名人ゲーテと絶望名人カフカの対話

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    構成もデザインもナイス。
    内容もゲーテとカフカの言葉なので外れなし。

    どっちかをageてどっちかをsageるもんでもなく、対比させて陰と陽を楽しむといいよ。希望名人ゲーテが眩しいときはカフカの言葉に浸り、絶望名人カフカが鬱陶しいときはゲーテの言葉を謳えばいいよ。

    中庸万歳(ぇ

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    2015年08月09日
  • マンガで読む絶望名人カフカの人生論

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    友人に借りました。
    絵が見づらいと一瞬思ったものの、読み進めるとこの絵柄がカフカの残念っぷりにぴったり!あちこちでクスッと笑えました。
    元の本も読みたくなりました。

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    2015年07月21日
  • 絶望名人カフカの人生論

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    タイトルと相反してとてもとっつきやすい内容。必要なひとには必要な本かもしれない。共感できておもしろかった。カフカに興味をもつきっかけになった。

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    2015年03月24日
  • 希望名人ゲーテと絶望名人カフカの対話

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    ことごとく、自分次第。
    自分が、かなりカフカよりだということに気づかされる。
    でも。カフカほどではない。
    自分の出来る範囲を決めてしまい、自分の周りからの評価をきめつけている。常に不安をおぼえ、余計なことを考えている。
    ゲーテは、少なくとも自尊していて、明るく前向きに過ごすことを常としている。
    根っからのものではないとしても、どう思うかは自分次第なんだなと思う。
    自分も自分の力で、もっと前向きになれるようにしたい。

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    2015年03月12日
  • 希望名人ゲーテと絶望名人カフカの対話

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    基本的にはポジティブ・ゲーテとネガティブ・カフカの言葉が対比して書かれてます。
    ゲーテのある意味つっこみたくなるようなポジティブな名言が好きでした。しょうがないおっさんだな、と何度も思ったような気がする……。対するカフカは……しょうがないやつだな……とたまに嫌になることも(え)。その日の気分次第で感想は変わると思います、はい。
    ゲーテの言葉はよく小説から引用されてるみたいですが、対するカフカの言葉は日記とか手紙が多いです。
    実は、不思議なカバーです。買ってからのお楽しみ。

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    2014年10月08日
  • 希望名人ゲーテと絶望名人カフカの対話

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    カフカの突き抜けたネガティブっぷりに逆に励まされた。希望の人ゲーテの底抜けの明るさも愛しい。若きウェルテルの悩みも、カフカの書簡邦訳も探してみたい

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    2014年04月27日
  • 絶望名人カフカの人生論

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    「怖くて電話が取れません」

    職場の後輩から、こんな相談を受けたことがあります。

    営業サポートを担当する彼女は少し前にお客様にキツく叱られたことがあり、それ以来

    また失敗したらどうしよう、
    叱られたらどうしよう、と

    心配のあまり電話を取ることができなくなってしまったようでした。

    私たちには時として、他人から見れば「何で?」と思うようなことが怖くなったり、心配でならないということがあります。

    「仕事に失敗は付き物、心配しないでまずはやってみれば?」と先輩にアドバイスされても不安は消えないし、怖さも無くならない。

    頭では分かっていても心配に心が潰されそうな時というのが私たちにはあります

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    2014年01月22日
  • 絶望名人カフカの人生論

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    カフカのエッセイや日記から、選りすぐりのネガティブ発言だけを集め紹介した名言(迷言?)集。「将来に」「世の中に」「自身の健康に」「親に」…ありとあらゆることに悲観的です。
    中身は全てカフカ自身の愚痴と諦めと絶望に溢れています。気付けば私自身も彼の影響を受けネガティブになるのではと少し心配もありましたが、全くの杞憂でした。
    彼のネガティブ思考は達人級なので「ここまで自分を卑下しなくても…」とやきもきし始め、気付けば会ったこともない彼を叱咤激励している自分がいます。

    カフカ自身を知れる興味深い1冊です。笑っちゃうくらいネガティブな面を知った上で、彼の作品を読んでみたいと思いました。

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    2015年04月20日
  • シリーズ「あいだで考える」 自分疲れ ココロとカラダのあいだ

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    「おわりに」に、正解がないことを読者のそれぞれが考える手助けのための本と書かれていた。その通りで、疑問を投げかけてくるが答えは用意されていないことが多い。様々な映画、歌、本などから引用していて内容は面白かったが、ためになるかは考えながら読めるかにかかってくる。あいだで考えるって難しくない?

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    2025年12月18日
  • 痛いところから見えるもの

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    人格的参加。限りなく孤独で完全に個人的な事態。生老病死。永続性はあっても、再現性はない。つまり、思い出になり得ない。完治すれば、忘却される。一期一会は、まだ思い出すことはあるな。体験だからか。感覚であっても、感情を伴う必要はないか。

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    2025年12月08日
  • 決定版カフカ短編集(新潮文庫)

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    むずい!変身とかはもう少し読みやすかった。短編だし、日常のひとコマを切り取ったような設定なので、状況やセリフが難解ということではなく、するする読むのだけど、だんだん自分がなにを読んでるのか分からなくなってくるという、、、急に幻想の話なのか?と思ったり。
    解説を読んでからもう一度読むと、分かりかけるものもあり。一番簡単に読めた「流刑地にて」は、いちばんエグかったです。
    カフカはすごく評価されている作家ですが、わたしにはまだまだ経験値が足らんのか?でも、あと数回読んだら何か変わるのかもしれないという不思議な後ろ髪引かれ感は残っているのです、、、

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    2025年12月02日
  • カフカ断片集―海辺の貝殻のようにうつろで、ひと足でふみつぶされそうだ―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    カフカの手記やノートに残された断片。短く、未完成のまま残された小説のかけらたち。 「小説のかけら」やネガティブな嘆き、読んでいると悩んでいるカフカの姿が感じられる。 断片も面白いし解説、紹介も良かった。

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    2025年11月24日
  • うんこ文学 ――漏らす悲しみを知っている人のための17の物語

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    少し思っていたのとは違った
    もう少し軽い笑い話かと思ったが
    文学的な要素が強いアンソロジーでした

    自分もお腹は弱く、外出先では常にトイレの場所などを確認するような生活なので
    同じ様に考える人の話を読むと勇気づけられます

    幸いまだ外で漏らしたことは無いですが、
    漏らした話は「ロングショットで見れば喜劇、クローズアップで見れば悲劇」という言葉には凄く納得がいきました
    本人からすれば人生が変わるほどの大きな悲劇だが
    他人が話を聞いたらただの笑い話になってしまう
    この生理現象はなんとも不思議なものだなと
    改めて思い知らされます

    文学的な作品に抵抗がなく
    うんこに興味のある方は是非オススメです

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    2025年11月23日
  • 絶望名人カフカの人生論

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    カフカが実際に残したメモや手紙などの言葉にフォーカスを当て、カフカという人物が如何に人生に絶望しつつも生きてきたのかを教えてくれる本でした。
    この本は、今人生に苦しんでいる人に届けるための本です。通常の精神状態で読んでもそこまで刺さるものではありません。(内容は面白いですが)
    そこまで世界を拒絶した人にでも届くのが、カフカの絶望なので。

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    2025年11月15日
  • カフカ断片集―海辺の貝殻のようにうつろで、ひと足でふみつぶされそうだ―(新潮文庫)

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    同作者著『変身』と一緒に読んでみました。

    名言集みたいな詩集みたいな、、謎本。

    カフカが好きならバイブルになりうるし、一方全く響かない人も居るような、、。

    読み手の姿勢や状態によって一文一文の重みが変化しそう。(変身に対して変化。自ら重ねた韻を紹介する丁寧スタイル)

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    2025年11月03日
  • マンガで読む絶望名人カフカの人生論

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    カフカについてはあまり知らず、変身を読んだだけだがこんなに不安を抱えてこんなに全てに絶望してそれでも彼なりに健やかに生きていてびっくりした
    でもわかる絶望もあって面白かった

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    2025年10月31日
  • NHKラジオ深夜便 絶望名言

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    ラジオ番組の文字起こしなのでサラサラ読めます。
    カフカ、ドストエフスキー、ゲーテ、太宰、芥川、シェークスピア。

    ゲーテ
    人間は昼と同じく夜を必要としないだろうか
    光の強いところでは影も濃い

    芥川の地獄はルールがあるから現世よりマシってのもいいですね。

    「弱いから強い」とかいうよくある安い慰めを二人の語り手は優しく否定します。弱いまま、弱いからこその気づきというか。
    どうしようもない人だからこそどうしようもない人ならではの危険を察知してカバー出来たりするのかもよと。なるほどね。たまにはそういうこともあるでしょう。

    日常の瑣末なことに美を見出したり出来る人は瑣末な事に傷ついたりもするっての

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    2025年10月29日
  • 絶望名言 文庫版

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    NHKラジオ深夜便のコンテンツ。カフカやドストエフスキー、ベートーベンの言葉は、読む前から絶望名言という予想の範囲内。太宰もそうだ。ゲーテは“希望の人”だから、ある意味絶望を知っているからこそ、なのだろうと思いながら読んだ。「絶望することができないものは、生きるに値しない」「快適な暮らしの中で想像力を失った人は、無限の苦悩というものを認めようとしない」と。これらの言葉は、幸い?なとこに、絶望と言えるほどの苦悩は知らないと言える自分自身に対する警句として心に留めたい言葉たちだった。
    芥川の「人生を幸福にするためには、日常の瑣事を愛さなければならぬ。日常の瑣事に苦しまねばならぬ」という言葉は、今時

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    2025年10月28日
  • 決定版カフカ短編集(新潮文庫)

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    「変身」すら未読なのに短編集を読むという。
    それでも「判決」はカフカって感じの話なんだろうなと思った。客観的に読んでる感じでは、一人芝居乙…とも捉えられかねない、自分で事態をややこしくして自分から進んで悩みを大きくしているがいかにも小説家だなぁというのが正直な感想。

    「万里の長城」「バベルの塔」のような、何が始まるかと思えば完成したほうがいいようなそうではないような的な持論を延々に展開していくというものだが、理屈らしきものをこねこねして一歩も踏み出さないところは、なんだか私に似ていて好感が持てるのだ。


    話の内容もそうだが、解説も勉強になった。カフカが無名な頃に出版した新潮社の粋が伝わった

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    2025年10月22日