頭木弘樹のレビュー一覧

  • 絶望名人カフカの人生論

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    タイトルと相反してとてもとっつきやすい内容。必要なひとには必要な本かもしれない。共感できておもしろかった。カフカに興味をもつきっかけになった。

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    2015年03月24日
  • 希望名人ゲーテと絶望名人カフカの対話

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    ことごとく、自分次第。
    自分が、かなりカフカよりだということに気づかされる。
    でも。カフカほどではない。
    自分の出来る範囲を決めてしまい、自分の周りからの評価をきめつけている。常に不安をおぼえ、余計なことを考えている。
    ゲーテは、少なくとも自尊していて、明るく前向きに過ごすことを常としている。
    根っからのものではないとしても、どう思うかは自分次第なんだなと思う。
    自分も自分の力で、もっと前向きになれるようにしたい。

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    2015年03月12日
  • 希望名人ゲーテと絶望名人カフカの対話

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    基本的にはポジティブ・ゲーテとネガティブ・カフカの言葉が対比して書かれてます。
    ゲーテのある意味つっこみたくなるようなポジティブな名言が好きでした。しょうがないおっさんだな、と何度も思ったような気がする……。対するカフカは……しょうがないやつだな……とたまに嫌になることも(え)。その日の気分次第で感想は変わると思います、はい。
    ゲーテの言葉はよく小説から引用されてるみたいですが、対するカフカの言葉は日記とか手紙が多いです。
    実は、不思議なカバーです。買ってからのお楽しみ。

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    2014年10月08日
  • 希望名人ゲーテと絶望名人カフカの対話

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    カフカの突き抜けたネガティブっぷりに逆に励まされた。希望の人ゲーテの底抜けの明るさも愛しい。若きウェルテルの悩みも、カフカの書簡邦訳も探してみたい

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    2014年04月27日
  • 絶望名人カフカの人生論

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    カフカのエッセイや日記から、選りすぐりのネガティブ発言だけを集め紹介した名言(迷言?)集。「将来に」「世の中に」「自身の健康に」「親に」…ありとあらゆることに悲観的です。
    中身は全てカフカ自身の愚痴と諦めと絶望に溢れています。気付けば私自身も彼の影響を受けネガティブになるのではと少し心配もありましたが、全くの杞憂でした。
    彼のネガティブ思考は達人級なので「ここまで自分を卑下しなくても…」とやきもきし始め、気付けば会ったこともない彼を叱咤激励している自分がいます。

    カフカ自身を知れる興味深い1冊です。笑っちゃうくらいネガティブな面を知った上で、彼の作品を読んでみたいと思いました。

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    2015年04月20日
  • 決定版カフカ短編集(新潮文庫)

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    作品と解説をセットで読むのが熱い。編者の想いも熱い。カフカの人生そのものがエンタメだな~と思う。手紙や日記が面白いとされているのは、きっとそういうことだ。今のわたしには特別必要ではなかったけれど、常備薬のようにいつでも取り出せるようにしておきたい本。

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    2026年04月09日
  • カフカ断片集―海辺の貝殻のようにうつろで、ひと足でふみつぶされそうだ―(新潮文庫)

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    ノートに書き留められたようなメモのような言葉から、数ページの創作のようなものまで。完璧なものでなくても、ちょっと頭に浮かんだものの断片を残していくってとても尊い気がした。

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    2026年03月28日
  • カフカ断片集―海辺の貝殻のようにうつろで、ひと足でふみつぶされそうだ―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    うーん。もう1冊、「絶望の名人カフカの名言集」?みたいな本を持っているが、そっちの方がしっくりきたかも。
    未完成の、それこそ断片が詰まってるけど、やっぱり私は完成の方がいいかな。。。解説に、綺麗に閉じられた本より、断片だからこそ読者に想像の余地がある、みたいな事書いてあったけど、断片すぎて…。私の思うところもあるけど、あなたはこの後どう持っていきたかったの?と思ってしまう。
    ただ、心に残る言葉はあった。いつか思い出して、もう一度読む時が来るかもな、と思う本。

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    2026年03月24日
  • ひきこもり図書館

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    萩原朔太郎がひきこもりで老子の真髄を知る。悠々自適の境に達し、安心立命して暮らせたそうな。そりゃそうだろう。妻が世話してるのだから。

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    2026年03月21日
  • カフカ断片集―海辺の貝殻のようにうつろで、ひと足でふみつぶされそうだ―(新潮文庫)

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    トーン・テヘレン著『ハリネズミの願い』を読んだ流れで再読。いや、再々再々読、くらい。暗い。

    『ハリネズミの願い』で「絶望することはけっしてない。絶望はできないんだ(p.26)」と言う陰鬱なハリネズミに、カフカか、と思ったのですが、カフカは「あらゆることに、わたしは失敗する。いや、失敗することさえできない」だった。あら思い込み。でも絶望の神といえばカフカよね。

    年に1度の100冊処分祭開催時、何度も何度も処分を検討しながら、結局手元に残る本。
    「手軽に絶望に浸りたい」という、あまりにもしあわせな願望がやって来たときにしっくり来る一冊。絶望の最中にいるときには読むべからず。

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    2026年02月11日
  • 落語を聴いてみたけど面白くなかった人へ

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    まさにこのタイトル通りの経験者なので、ぜひその考えを改めてもらいたいと手に取ったもの。出来れば好きになりたいという気持ちはあるんです。どんな分野でも好き嫌いはあるし、ある程度の数を経験してみないうちに遠ざけてしまうのは、確かにもったいないかもしれないわな。さて。

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    2026年02月02日
  • 絶望名言 文庫版

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    『人間失格』を読んで大号泣してから太宰治が好きなんですが、あまり本を持たなかったのに三遊亭圓朝の全集だけは持っていたというエピソードを知ってさらに好きになりました。圓朝氏の落語『死神』を題材に卒論を書いたのは良い思い出。。

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    2026年01月08日
  • 痛いところから見えるもの

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    〈この本が目指すのは、痛い人と痛くない人のあいだに置いてもらって、「自分の気持ちはこれに近い」と痛い人が説明したり、「こういう痛みなの?」と痛くない人が質問したり、そんなふうに使ってもらえることだ。〉

    痛みにさんざん苦しめられてきたご自身の半生を交えながら、「痛み」をいろんな角度から考察してみようという一冊。
    頭木弘樹さんの著書には引用が多いけれど、そのどれもが絶妙。(おかげで今回も読みたい本がたくさん増えた。)
    村上春樹『ねじまき鳥クロニクル』において、さまざまな痛みを経験してきたという加納クレタの台詞も、ここで改めて目にするとまるで別物のように響いた。
    経験したことがない加納クレタの痛み

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    2026年01月11日
  • 痛いところから見えるもの

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    最近お気に入りの頭木さん。
    潰瘍性大腸炎という難病に罹ったことから、様々な考察を経て彼特有の視点から物事を論考している著作が好きで、よく読んでいる。
    本作は、著者自身も苦しんだ「痛み」に関するものだが、その訴えるところが他者理解についてあまりに的確すぎて、唸った。
    経験していないことは想像しても分かり得ないという前提に立つことが理解のスタートラインだとか、そのわからないことがあると思えることがわかることへの第一歩だとか、対人援助を生業とする私にとっても、あまりに普遍的で基本的でありつつも最重要である事柄を端的に述べてくれている。

    著者の文が好きなのは、とても示唆的なことを、平易に、さも大した

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    2025年12月27日
  • シリーズ「あいだで考える」 自分疲れ ココロとカラダのあいだ

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    「おわりに」に、正解がないことを読者のそれぞれが考える手助けのための本と書かれていた。その通りで、疑問を投げかけてくるが答えは用意されていないことが多い。様々な映画、歌、本などから引用していて内容は面白かったが、ためになるかは考えながら読めるかにかかってくる。あいだで考えるって難しくない?

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    2025年12月18日
  • 痛いところから見えるもの

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    人格的参加。限りなく孤独で完全に個人的な事態。生老病死。永続性はあっても、再現性はない。つまり、思い出になり得ない。完治すれば、忘却される。一期一会は、まだ思い出すことはあるな。体験だからか。感覚であっても、感情を伴う必要はないか。

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    2025年12月08日
  • 決定版カフカ短編集(新潮文庫)

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    むずい!変身とかはもう少し読みやすかった。短編だし、日常のひとコマを切り取ったような設定なので、状況やセリフが難解ということではなく、するする読むのだけど、だんだん自分がなにを読んでるのか分からなくなってくるという、、、急に幻想の話なのか?と思ったり。
    解説を読んでからもう一度読むと、分かりかけるものもあり。一番簡単に読めた「流刑地にて」は、いちばんエグかったです。
    カフカはすごく評価されている作家ですが、わたしにはまだまだ経験値が足らんのか?でも、あと数回読んだら何か変わるのかもしれないという不思議な後ろ髪引かれ感は残っているのです、、、

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    2025年12月02日
  • カフカ断片集―海辺の貝殻のようにうつろで、ひと足でふみつぶされそうだ―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    カフカの手記やノートに残された断片。短く、未完成のまま残された小説のかけらたち。 「小説のかけら」やネガティブな嘆き、読んでいると悩んでいるカフカの姿が感じられる。 断片も面白いし解説、紹介も良かった。

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    2025年11月24日
  • うんこ文学 ――漏らす悲しみを知っている人のための17の物語

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    少し思っていたのとは違った
    もう少し軽い笑い話かと思ったが
    文学的な要素が強いアンソロジーでした

    自分もお腹は弱く、外出先では常にトイレの場所などを確認するような生活なので
    同じ様に考える人の話を読むと勇気づけられます

    幸いまだ外で漏らしたことは無いですが、
    漏らした話は「ロングショットで見れば喜劇、クローズアップで見れば悲劇」という言葉には凄く納得がいきました
    本人からすれば人生が変わるほどの大きな悲劇だが
    他人が話を聞いたらただの笑い話になってしまう
    この生理現象はなんとも不思議なものだなと
    改めて思い知らされます

    文学的な作品に抵抗がなく
    うんこに興味のある方は是非オススメです

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    2025年11月23日
  • 絶望名人カフカの人生論

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    カフカが実際に残したメモや手紙などの言葉にフォーカスを当て、カフカという人物が如何に人生に絶望しつつも生きてきたのかを教えてくれる本でした。
    この本は、今人生に苦しんでいる人に届けるための本です。通常の精神状態で読んでもそこまで刺さるものではありません。(内容は面白いですが)
    そこまで世界を拒絶した人にでも届くのが、カフカの絶望なので。

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    2025年11月15日