頭木弘樹のレビュー一覧

  • 絶望名人カフカの人生論

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    一回りして面白いとあったが、まさにその通りの本。
    ほんとうに生き辛い人だったに違いない、と断じていいものか迷うがおそらくそうだっただろう。

    しかしながら、生涯独身で病気で早死にしたカフカよりも
    もっとずっと色々欠けている(私含め)人だっているぞ!
    と思いながら読んだ。
    (厳格な親だが裕福な家に育ち、婚約を3回もでき、つかの間の恋人もいて、社会と完全な断絶もしていないで、なにが絶望だコノヤローとも思った)

    ばっさり切り捨てるなら、ただ甘い。

    でもその甘さをあのように惨めなほどに吐露する能力は素晴らしい。そして、彼の作品もけっこう好きだったりする。
    世の中は簡単ではない。

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    2016年10月03日
  • 絶望名人カフカの人生論

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    絶望名人カフカの人生論
    カフカの人生と共に語る「絶望の名言集」。
    自分の将来、世の中、身体、親、学校、結婚、食べ物から睡眠までカフカは日常のあらゆる事に絶望していた。勿論、彼の言葉が本心なのかどうかは誰にも分らないが、彼が書いたものにはネガティブな言葉しか並んでいない。小説同様、日記や手紙、ラブレターに至るまで、楽観的な記述が無く、現代人の悩みの全てを先取りしたような印象を受けた。
    彼は絶望していても、実際は裕福な家庭で育っており、会社勤めもこなす(遅刻は多かったらしいが)普通の人生を送っていた。ただ、あまりに理想が高すぎて、自分の現実とのギャップを感じていたのだろう。自分の人生に絶望しても、

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    2016年03月13日
  • 希望名人ゲーテと絶望名人カフカの対話

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     陰と陽。両極端な二人の狭間から生まれるものは。


     作家界の二大巨塔ゲーテとカフカ。かたや25歳にして『若きウェルテルの悩み』が大ヒットした独を代表する文豪。かたや多数の作品を生み出しながらも死後40年あまりも評価がされることがなかった不遇のオーストリア保険局員。そんなポジティブとネガティブを象徴させる二人の名言を、テーマごとに対比させてみるという面白い試みをしたのがこの本。


     「太陽が輝けば、ちりも輝く」ゲーテ
     「暗闇に戻らなければなりませんでした。太陽に耐えられなかったのです」カフカ


     偉大なる存在のもとにあって、その恩恵を感じるか自身の小ささを思い知るか。自分がその場に相応

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    2016年02月17日
  • 絶望名人カフカの人生論

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    ネガティヴ過ぎて心身ともに疲れ果て、41歳の若さで亡くなったカフカ。

    心配しすぎて不眠になり、病気になり婚約破棄三回。貧乏から叩き上げで一代で財をなした父の強さ、巨大さに怯えるように自己を卑下し、生まれつき裕福で長身痩躯、労働を嫌い、世間に評価されない(当時は)作品ばかり書いたカフカ。

    面倒くさいこと甚だしい男です。が、このネガティヴさは旦那に少し似てる…。

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    2016年01月22日
  • 絶望名人カフカの人生論

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    面白かった。
    私も相当ネガティブな思考の持ち主だと常々思っていましたが、
    それを遥かに上回るネガティブぶりに、何だかホッとします。
    カフカ、色々と突き抜けています。
    ネガティブな言葉でホッとするって
    考えてみれば変かも知れませんが、
    自分よりネガティブな人を見つけると
    「えっ!いやいや、そんな風に考えなくても…」と思えるし、
    自分自身の考え方を客観視するきっかけにもなりそうです。

    悲しい時に明るい曲を聴くよりも、まず悲しい曲を聴いてから、
    明るい曲を聴いた方が良いらしいので、
    言葉も同様に、落ち込んでいる時はポジティブな言葉よりも、
    まずネガティブな言葉を身近におくのもアリ?

    こんなにネガ

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    2015年12月05日
  • マンガで読む絶望名人カフカの人生論

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    「変身」「審判」は読んだことがあるくらいで、別段カフカの人となりには興味はないけれど、この素晴らしいタイトルに興味を引かれ手に取る。
    実に面白かった。
    イラストがまた良い。
    絶望感満載だけどクスっとしてしまう。
    カフカってそんな人だったのね。

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    2015年10月13日
  • マンガで読む絶望名人カフカの人生論

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    フランツ・カフカという名前は知っていたが、有名な作品でさえ読んだことがなく、ましてや人となりは全く知らなかったが、絶望名人の言葉どおり非常にユニークで、どこかおかしみのある思考や行動にほとんどあきれた。
    15-211

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    2015年09月30日
  • 希望名人ゲーテと絶望名人カフカの対話

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    構成もデザインもナイス。
    内容もゲーテとカフカの言葉なので外れなし。

    どっちかをageてどっちかをsageるもんでもなく、対比させて陰と陽を楽しむといいよ。希望名人ゲーテが眩しいときはカフカの言葉に浸り、絶望名人カフカが鬱陶しいときはゲーテの言葉を謳えばいいよ。

    中庸万歳(ぇ

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    2015年08月09日
  • マンガで読む絶望名人カフカの人生論

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    友人に借りました。
    絵が見づらいと一瞬思ったものの、読み進めるとこの絵柄がカフカの残念っぷりにぴったり!あちこちでクスッと笑えました。
    元の本も読みたくなりました。

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    2015年07月21日
  • 希望名人ゲーテと絶望名人カフカの対話

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    ことごとく、自分次第。
    自分が、かなりカフカよりだということに気づかされる。
    でも。カフカほどではない。
    自分の出来る範囲を決めてしまい、自分の周りからの評価をきめつけている。常に不安をおぼえ、余計なことを考えている。
    ゲーテは、少なくとも自尊していて、明るく前向きに過ごすことを常としている。
    根っからのものではないとしても、どう思うかは自分次第なんだなと思う。
    自分も自分の力で、もっと前向きになれるようにしたい。

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    2015年03月12日
  • 希望名人ゲーテと絶望名人カフカの対話

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    基本的にはポジティブ・ゲーテとネガティブ・カフカの言葉が対比して書かれてます。
    ゲーテのある意味つっこみたくなるようなポジティブな名言が好きでした。しょうがないおっさんだな、と何度も思ったような気がする……。対するカフカは……しょうがないやつだな……とたまに嫌になることも(え)。その日の気分次第で感想は変わると思います、はい。
    ゲーテの言葉はよく小説から引用されてるみたいですが、対するカフカの言葉は日記とか手紙が多いです。
    実は、不思議なカバーです。買ってからのお楽しみ。

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    2014年10月08日
  • 希望名人ゲーテと絶望名人カフカの対話

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    カフカの突き抜けたネガティブっぷりに逆に励まされた。希望の人ゲーテの底抜けの明るさも愛しい。若きウェルテルの悩みも、カフカの書簡邦訳も探してみたい

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    2014年04月27日
  • 絶望名人カフカの人生論

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    カフカのエッセイや日記から、選りすぐりのネガティブ発言だけを集め紹介した名言(迷言?)集。「将来に」「世の中に」「自身の健康に」「親に」…ありとあらゆることに悲観的です。
    中身は全てカフカ自身の愚痴と諦めと絶望に溢れています。気付けば私自身も彼の影響を受けネガティブになるのではと少し心配もありましたが、全くの杞憂でした。
    彼のネガティブ思考は達人級なので「ここまで自分を卑下しなくても…」とやきもきし始め、気付けば会ったこともない彼を叱咤激励している自分がいます。

    カフカ自身を知れる興味深い1冊です。笑っちゃうくらいネガティブな面を知った上で、彼の作品を読んでみたいと思いました。

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    2015年04月20日
  • 絶望名言 文庫版

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    絶望している中で、この本に出会いました。
    文豪の言葉や頭木さんと川野さんのやりとりもとてもよかったです。
    文豪たちもこんなことを考えてたんだなと。
    絶望名言2も読みたいと思います。

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    2026年06月12日
  • 痛いところから見えるもの

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    自分がこれまで体験した痛みについて、病院で説明した時の医師の返答だったり周囲の対応だったりを思い出した。
    検査して異常が無かった場合のほっとする感じ、でもこの確かにある痛みは?
    更年期とか、ストレスとか言われると心にシャッターが下りてきて「もう何も説明したくない」と孤独になる。
    仕事柄、苦痛や障害のある人に関わる事が日常的にあるけれど、どの人の痛みも苦しさも「わかります」とは言えない事。痛い人の傍に居る人の痛みも、皆が口に出せずに耐えている事がどれだけあるのだろうと想像している。

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    2026年06月08日
  • 落語を聴いてみたけど面白くなかった人へ

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    落語に関する蘊蓄が語られている。
    特に落語に興味はなかったけど、著者の本は何冊か読んでいるので手に取ってみたがそれなりに楽しめた。
    やはりと言うべきか、カフカや絶望に繋がっていくところがおもしろかった。

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    2026年06月08日
  • カフカ断片集―海辺の貝殻のようにうつろで、ひと足でふみつぶされそうだ―(新潮文庫)

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    未完のメモの断片集

    学生ぶりのカフカ
    あの時に感じてた、どうしても社会に馴染めない絶望を感じることを肯定してくれるような弱さと絶望感が心地よい



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    2026年05月31日
  • 痛いところから見えるもの

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    「痛い人」と「痛い人のそばにいる人」のために(人はたいていこの2種類に分けられる)、「痛い人」の立場から、文学的アプローチをもとに書かれた本。
    私は「痛い人」の方として読み進めた。そして「痛い人」になってみて初めて、「痛みというのは孤独なもので、誰にもホントの痛みはわかってもらえないのだなぁ」と思った経験がある。なので、この本に書いてあることは、非常によくわかった。痛みを言語化するのって、難しいのよね……。
    そして、「痛い人」に対して、かけてはいけない言葉。気の持ちよう的なやつ……! ホントそれ。法律で使用禁止にしてほしい。たまに医師でも使う人がいるから、油断できない。
    それはさておき、痛がる

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    2026年05月28日
  • うんこ文学 ――漏らす悲しみを知っている人のための17の物語

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    真面目にうんこの話をしてるだけなのになんかうっすら面白い…
    人それぞれにうんことの思い出がある…
    そう、私にも…

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    2026年05月17日
  • シリーズ「あいだで考える」 自分疲れ ココロとカラダのあいだ

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    曖昧さを受け入れる。グラデーションな自分と他人を受け入れる。どちらか一方が全てではなく作用し合う。
    で、後書きにあるように要約する読み方ばかりを善としないのも大事なんだなと思った。
    巻末の参考図書から幾つか読んでみたいかも。

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    2026年04月20日