頭木弘樹のレビュー一覧

  • うんこ文学 ――漏らす悲しみを知っている人のための17の物語

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    少し思っていたのとは違った
    もう少し軽い笑い話かと思ったが
    文学的な要素が強いアンソロジーでした

    自分もお腹は弱く、外出先では常にトイレの場所などを確認するような生活なので
    同じ様に考える人の話を読むと勇気づけられます

    幸いまだ外で漏らしたことは無いですが、
    漏らした話は「ロングショットで見れば喜劇、クローズアップで見れば悲劇」という言葉には凄く納得がいきました
    本人からすれば人生が変わるほどの大きな悲劇だが
    他人が話を聞いたらただの笑い話になってしまう
    この生理現象はなんとも不思議なものだなと
    改めて思い知らされます

    文学的な作品に抵抗がなく
    うんこに興味のある方は是非オススメです

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    2025年11月23日
  • 絶望名人カフカの人生論

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    カフカが実際に残したメモや手紙などの言葉にフォーカスを当て、カフカという人物が如何に人生に絶望しつつも生きてきたのかを教えてくれる本でした。
    この本は、今人生に苦しんでいる人に届けるための本です。通常の精神状態で読んでもそこまで刺さるものではありません。(内容は面白いですが)
    そこまで世界を拒絶した人にでも届くのが、カフカの絶望なので。

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    2025年11月15日
  • カフカ断片集―海辺の貝殻のようにうつろで、ひと足でふみつぶされそうだ―(新潮文庫)

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    同作者著『変身』と一緒に読んでみました。

    名言集みたいな詩集みたいな、、謎本。

    カフカが好きならバイブルになりうるし、一方全く響かない人も居るような、、。

    読み手の姿勢や状態によって一文一文の重みが変化しそう。(変身に対して変化。自ら重ねた韻を紹介する丁寧スタイル)

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    2025年11月03日
  • マンガで読む絶望名人カフカの人生論

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    カフカについてはあまり知らず、変身を読んだだけだがこんなに不安を抱えてこんなに全てに絶望してそれでも彼なりに健やかに生きていてびっくりした
    でもわかる絶望もあって面白かった

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    2025年10月31日
  • NHKラジオ深夜便 絶望名言

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    ラジオ番組の文字起こしなのでサラサラ読めます。
    カフカ、ドストエフスキー、ゲーテ、太宰、芥川、シェークスピア。

    ゲーテ
    人間は昼と同じく夜を必要としないだろうか
    光の強いところでは影も濃い

    芥川の地獄はルールがあるから現世よりマシってのもいいですね。

    「弱いから強い」とかいうよくある安い慰めを二人の語り手は優しく否定します。弱いまま、弱いからこその気づきというか。
    どうしようもない人だからこそどうしようもない人ならではの危険を察知してカバー出来たりするのかもよと。なるほどね。たまにはそういうこともあるでしょう。

    日常の瑣末なことに美を見出したり出来る人は瑣末な事に傷ついたりもするっての

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    2025年10月29日
  • 絶望名言 文庫版

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    NHKラジオ深夜便のコンテンツ。カフカやドストエフスキー、ベートーベンの言葉は、読む前から絶望名言という予想の範囲内。太宰もそうだ。ゲーテは“希望の人”だから、ある意味絶望を知っているからこそ、なのだろうと思いながら読んだ。「絶望することができないものは、生きるに値しない」「快適な暮らしの中で想像力を失った人は、無限の苦悩というものを認めようとしない」と。これらの言葉は、幸い?なとこに、絶望と言えるほどの苦悩は知らないと言える自分自身に対する警句として心に留めたい言葉たちだった。
    芥川の「人生を幸福にするためには、日常の瑣事を愛さなければならぬ。日常の瑣事に苦しまねばならぬ」という言葉は、今時

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    2025年10月28日
  • 決定版カフカ短編集(新潮文庫)

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    「変身」すら未読なのに短編集を読むという。
    それでも「判決」はカフカって感じの話なんだろうなと思った。客観的に読んでる感じでは、一人芝居乙…とも捉えられかねない、自分で事態をややこしくして自分から進んで悩みを大きくしているがいかにも小説家だなぁというのが正直な感想。

    「万里の長城」「バベルの塔」のような、何が始まるかと思えば完成したほうがいいようなそうではないような的な持論を延々に展開していくというものだが、理屈らしきものをこねこねして一歩も踏み出さないところは、なんだか私に似ていて好感が持てるのだ。


    話の内容もそうだが、解説も勉強になった。カフカが無名な頃に出版した新潮社の粋が伝わった

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    2025年10月22日
  • ひきこもり図書館

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    タイトルに惹かれて読んでみたが、なるほどコロナ禍のステイホーム時代に生まれた本だったのか。
    ジャンルもいろいろでSFが多めだったけど、おもしろかった。

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    2025年10月22日
  • ひきこもり図書館

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    コロナ禍が生んだ本だろう。
    SFが多いため星新一が好きな人にはおすすめ(星新一も出てくる)。
    短編集で有名な作者、普段読まない海外ジャンルや古い文学まで網羅している。個人的には『フランケンシュタインの方程式』が一番面白かった。

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    2025年10月07日
  • 絶望名言 文庫版

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    まあそれなりには面白かったのですが、なんか自分には高尚過ぎた気がしたのですよね。わざわざ文豪とか人選しなくても絶望を題材にした本は作れたんじゃないかとも思いました。

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    2025年09月23日
  • イライラ文学館

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    読んだことのない文豪の作品を読むことができた。イライラする作品はなかったし、自分のイライラも解消されたような?編者の挨拶や後書きが興味深かった。

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    2025年06月30日
  • カフカ断片集―海辺の貝殻のようにうつろで、ひと足でふみつぶされそうだ―(新潮文庫)

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    カフカの断片。
    短編ではない。
    ネタ帳から引っ張り出してきたような、とりあえず思いついたのを書き留めたようなものがいっぱい。
    しかし中はほぼネガティブ満載のフレーズ。
    なんというか、できるのにやろうとしない感の言葉が多いなあ。
    と言いつつも何言ってるかよくわからんものがほとんどです。
    彼自身が描いた落書きも載ってます。

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    2025年06月09日
  • カフカ俳句

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    カフカについての著書を複数手掛けておられる頭木弘樹さんの本の一つ。最近の新聞の書評でも取り上げられていた(見つけただけでニ紙も⁈)
    カフカの書いたものに見られる言葉のフレーズが、まるで自由律俳句のようであるとして、まとめられた一冊。
    見開きの右にカフカの言葉、左側に頭木さんのコメントなので、文章量としては多くないのだが、さっさと読んでしまうのは難しい。惜しい、もったいない。
    人によっては刺さらないかもしれない。心の中に重いものを抱えている人が、その言葉とリンクした時、思いがけなく世界が広がる感じ⁇ただ
    「快適だと何もせず、快適でないと何もできない」
    の一節は誰にでも心当たりがあるだろう。
    本当

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    2025年04月19日
  • 絶望名言 文庫版

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    ネタバレ

    ひとつのことで深く悩めないタイプだ。悩まないのではなく、悩めない。少女マンガの傑作(傑作です。異論は認めない)「天使なんかじゃない(矢沢あい)」のなかで、まみりんが翠に「あなた悩んで夜寝れなかったことなんてないでしょう?」と聞くシーンがあって、翠の「昨日の夜は寝れなかった」というモノローグに続くんだけど、あの明るくて、前向きに進んでいく翠ですら、寝れないことがあるのか!と当時高校生だった私には、結構な衝撃だった(詳しい話は、マンガ読んでください。傑作なので)。
    そこまで深い悩みがなかった、ある意味幸せじゃないか、とも思うのだけれど、その後の人生でも結局「寝れないほど悩む」ことがないまま、今に至

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    2025年03月28日
  • 絶望名人カフカの人生論

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    カフカのユニークさは、圧倒的なネガティブに依拠するのかと改めて思い知らされる。

    ここまで極端でなくても、両親や人付き合い、仕事や恋愛に対して同様の思いを抱いたことはあるのではないか。個人的には特に、シャイなのに社交的(でありたい)という葛藤に人混みで苛まれるあのいたたまれない場面、親の呪詛は共感度高め。

    必要な本のカフカにおける定義も素敵。 
    目を覆いたくなるような残酷な真実に向き合いせざるを得なくさせる魅力が、本を読むことの意義なのだろう。
    久々にカフカ作品読んでみたくなったな。

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    2025年03月24日
  • カフカ俳句

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    カフカって、すごく親しみ深い人物って私は思っていて、
    わかるわかるわかる!って共感しまくることがよくある。
    ひたすらネガティブなのが人間らしくていいのよね(⁠◍⁠•⁠ᴗ⁠•⁠◍⁠)

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    2025年03月15日
  • カフカ断片集―海辺の貝殻のようにうつろで、ひと足でふみつぶされそうだ―(新潮文庫)

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    小説だとどうしても必要な状況説明や起承転結なんかが断片にはないため、作者の文章のサビだけを味わえる。贅沢。
    暗いんだけどどこか突き放すようなクールさもあって、よかった。

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    2025年02月19日
  • カフカ俳句

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    カフカを読んだことはないけれど、タイトルに惹かれ読んで見ました。こんなにカフカが暗かったとは。筋金入りの暗さとでも言うのでしょうか。それでも、そんな言葉に教えられ、響いてくるものがある。読んでみてはいかがでしょうか。

    一つだけ引用します。
    「すべてがつらく、不当だが、これでいい」
    10月から放映されていたドラマ「海に眠るダイヤモンド」の最終回を観た後に、この言葉を読んだ時に、この言葉はまさしくこのドラマの主人公哲平の思いに通じるものがあると思った。時折、この言葉を思い出す。

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    2024年12月31日
  • ひきこもり図書館

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    カフカ「ひきこもり名言集」、ハン・ガン「私の女の実」、ロバート•シェクリイ「静かな水のほとりで」が良かったです。特にハン・ガン「私の女の実」が衝撃的でした。色んなひきこもりがあって、そのスケールは思っていたより遥かに大きかったです。

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    2024年12月24日
  • カフカ断片集―海辺の貝殻のようにうつろで、ひと足でふみつぶされそうだ―(新潮文庫)

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    「変身」以来。「審判」は積読中。
    『法の前に』は、カフカが感じた実際の法への失望なのかな?
    絶望、混乱、孤独、喪失、迷い、息苦しさ、生き苦しさの中、訳者がつけてくれたタイトルのおかげでちょっとファニーな雰囲気もある。おかしな本でした。

    〔失敗することさえできない〕 〔井戸〕
    〔隣人までの距離〕 〔道に迷う〕
    〔助けて!〕 〔何もわたしをとどめない〕
    〔灌木かんぼく〕 〔問いかけ〕
    〔道は無限〕 〔あいだの魚〕
    『コメント』 〔すべて無駄だった〕
    〔志願囚人〕 〔自分が生きていること〕
    〔自由とは〕 「プロメテウス」 〔沈黙〕
    ユーモア大賞は〔自分を建て直す〕かな。コサックダンスを踊るカフカを

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    2024年12月15日