頭木弘樹のレビュー一覧

  • 希望名人ゲーテと絶望名人カフカの対話

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    構成もデザインもナイス。
    内容もゲーテとカフカの言葉なので外れなし。

    どっちかをageてどっちかをsageるもんでもなく、対比させて陰と陽を楽しむといいよ。希望名人ゲーテが眩しいときはカフカの言葉に浸り、絶望名人カフカが鬱陶しいときはゲーテの言葉を謳えばいいよ。

    中庸万歳(ぇ

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    2015年08月09日
  • マンガで読む絶望名人カフカの人生論

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    友人に借りました。
    絵が見づらいと一瞬思ったものの、読み進めるとこの絵柄がカフカの残念っぷりにぴったり!あちこちでクスッと笑えました。
    元の本も読みたくなりました。

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    2015年07月21日
  • 希望名人ゲーテと絶望名人カフカの対話

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    ことごとく、自分次第。
    自分が、かなりカフカよりだということに気づかされる。
    でも。カフカほどではない。
    自分の出来る範囲を決めてしまい、自分の周りからの評価をきめつけている。常に不安をおぼえ、余計なことを考えている。
    ゲーテは、少なくとも自尊していて、明るく前向きに過ごすことを常としている。
    根っからのものではないとしても、どう思うかは自分次第なんだなと思う。
    自分も自分の力で、もっと前向きになれるようにしたい。

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    2015年03月12日
  • 希望名人ゲーテと絶望名人カフカの対話

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    基本的にはポジティブ・ゲーテとネガティブ・カフカの言葉が対比して書かれてます。
    ゲーテのある意味つっこみたくなるようなポジティブな名言が好きでした。しょうがないおっさんだな、と何度も思ったような気がする……。対するカフカは……しょうがないやつだな……とたまに嫌になることも(え)。その日の気分次第で感想は変わると思います、はい。
    ゲーテの言葉はよく小説から引用されてるみたいですが、対するカフカの言葉は日記とか手紙が多いです。
    実は、不思議なカバーです。買ってからのお楽しみ。

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    2014年10月08日
  • 希望名人ゲーテと絶望名人カフカの対話

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    カフカの突き抜けたネガティブっぷりに逆に励まされた。希望の人ゲーテの底抜けの明るさも愛しい。若きウェルテルの悩みも、カフカの書簡邦訳も探してみたい

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    2014年04月27日
  • カフカ断片集―海辺の貝殻のようにうつろで、ひと足でふみつぶされそうだ―(新潮文庫)

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    解説にあったように、わからないけどなにかがあるというのは断片にこそ純粋に宿っているように思えた。何度も読み返したくなった。『世界の素顔』『夢』が特に良かった。

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    2026年10月29日
  • カフカ断片集―海辺の貝殻のようにうつろで、ひと足でふみつぶされそうだ―(新潮文庫)

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    カフカの日記や創作ノートに記された断片の編訳。

    カフカは断片が面白いといわれる。平凡社ライブラリーにも『夢・アフォリズム・詩』という似た趣旨の本がある。

    抽象的に書かれた短い文章ほど、読者はその空白に想像を働かせて深く考えてしまいがち。俺にはカフカの断片はもどかしい。中野孝次の感じた「いらいら」と通じるかもしれない。

    「自分が生きていることが、自分の道をふさいでいるのだと、彼は感じている。/そしてまた、自分の道がふさがれていることによって、自分が生きている証を得ている。」
    こういう矛盾の表現がいかにもカフカって感じがする。

    本書には収録されていないが「鳥籠が鳥を探しに行った」というアフォリズムが好き。「俺は殴り役だから殴るんだ」という『審判』の殴り役や、帰宅しても制服を脱がない『変身』の父親のように、官僚制・資本主義の内面化を連想させる。

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    2026年10月22日
  • 痛いところから見えるもの

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    痛いって辛い
    なかなかその立場にならないとわからないもの
    わかったようなふりではなく
    寄り添いたいけど
    わかってなかった後悔がいっぱい

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    2026年10月10日
  • 決定版カフカ短編集(新潮文庫)

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    バベルの塔や万里の長城、なんならサグラダ・ファミリアもか、未完成の物の持つ真の意味を問う感じ。完成することが目的か、その過程が大事なのか、その事業に人々を向かわせることが目的か。

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    2026年09月23日
  • うんこ文学 ――漏らす悲しみを知っている人のための17の物語

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    いい着眼点だが、なまじ広範なタイプを載せたため、人によっての当たり外れが大きい。
    教養的には大事だが、バルザックやスカトロジーの批評、パンタグリュエル物語は退屈過ぎる。編集者の話も蛇足(ただの身内ノリにすぎない)。も

    とにかく底抜けに面白い話を読みたかった自分にとって、『出口』(尾辻克彦)が最も良かった。
    純文学的な意味合いではヤン・クィジャ「半地下生活者」。肉体労働者の悲哀と脱糞の折り合いの良さよ。

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    2026年09月19日
  • 絶望名人カフカの人生論

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    著者である頭木弘樹さんの、弱い者に寄り添うような穏やかな語り口が好きで、コロナ禍ぐらいからX(旧Twitter)をフォローしている。東日本大震災の直後だった本書の刊行当時、ネガティヴな言葉は禁句とされていて、「絶望」という言葉を目にしたくない、そんな本は手に取りたくもないとまで言われたそうだが、その後ベストセラーになった。

    人間って本当に辛いときは、ポジティブな励ましの言葉より、その心情に寄り添うようなネガティブな言葉や、力強い罵倒や悪口に救われることもある。私も断然そっち派だ。

    実際、悲しみや落ち込みから回復していくプロセスでは、いきなり前向きな言葉をかけるより、まずはネガティブな感情に寄り添い、それを受け止めたうえで、少しずつポジティブな方向へ気持ちを切り替えていくほうが効果的だ、という研究もあるらしい。

    カフカは、徹頭徹尾ネガティヴで自己肯定感が低く、自分と他人を比べては絶望し、自分の運命を呪い続ける。とりわけ父親への劣等感が強いようだ。結婚や子どもを持つことへの憧れが人一倍強く、幸運にも婚約してくれる相手がいたのに、自信のなさからマリッジ・ブルーを拗らせて、自らそのチャンスを手放してしまう。しかも三度も。

    自身の体型や、健康に対するこだわりも強い。痩せていることを気にしているのに、食べることを忌避し肉は食べない。健康のために酒やタバコもやらず、新鮮な空気を吸うために冬でも暖房もつけずに窓を開け放っていたという。そんな徹底した節制(?)にもかかわらず、34歳で結核を発症してしまい、40歳でその短い生涯を閉じた。

    興味深いのは、病気になったことに対して絶望するどころか逆に生き生きとして、長年悩まされた不眠も一時的に解消していることである。心理学の言葉では「疾病利得」と呼ぶそうだが、病気になることで仕事を休めたり、周囲に心配してもらえたり、「できない自分」でいることに言い訳ができるようになる。カフカはこれを最大限に享受したようだ。

    生前はほとんど無名だったカフカだが、彼の作品を後の世に遺そうと奔走した友人のおかげもあり、今では世界的巨匠としての評価をほしいままにしている。

    そのことを、絶望してばかりだったカフカに伝えたら、どんな反応をするだろうか?

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    2026年08月27日
  • カフカ俳句

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    実はカフカの作品はほとんど読んだことがない。老人と海は確か読んだくらい。何だかよく分からん作品だなと思って特に響かなかった。今回は店頭でちらっと見て面白そうだなと手に取った。俳句に興味があったのもある。面白い解釈というか俳句としてカフカの文章を紹介する形式なのだけれど、すごいびっくりするくらい後ろ向きな人だった(笑)こんな根暗な人います??逆に突き抜けすぎて感心してしまった。ネガティブな気持ちになったときは共感できそうだが。自分は結構明るい人間なんだなと思い知った。

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    2026年08月22日
  • 六人部屋の十三年間

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    ネタバレ

    入院ってどんな体験? 紹介します。

    旅行記は確かにいくつか読んだけど、入院記は珍しいかもしれない。幸いにも入院したことはなく、今のところ健康に生まれ育っているので、入院するとこんなことが起こるのか、と興味本位で読んだ。

    病室での人間関係、記憶に残る医師や看護師、通院、検査など著者の体験談が落語や文学作品とともに語られているのがよかった。

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    2026年08月19日
  • シリーズ「あいだで考える」 自分疲れ ココロとカラダのあいだ

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    20歳で難病にかかった著者が、
    自分に疲れることありませんか?と問いかけ、
    数々の本の引用と共にその原因を探る本。

    そもそも 自分 とは、体 なのか 心 なのか
    から始まり、
    体や心がコントロールできないのはどんな時なのか、
    心と体はどうつながっているのか、など
    細かく紐解き、
    自分に疲れる原因は他者との関係も影響するという
    別視点からのアプローチから、
    最終的に分けて考えてきた 心 と 体 の
    「あいだに」あるものを大事にすることの大切さを説いている。

    5章が特に印象的で、
    共に食べることを苦にする人がいること
    漏らしてしまうことの罪悪感の話が心に残りました。
    (多数派が優先され、少数派は辛い思いをするという話)

    安部公房の本は大学生の時に買ったままになっているので、久しぶりに読んでみようかと思いました。

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    2026年07月11日
  • 絶望名言 文庫版

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    絶望している中で、この本に出会いました。
    文豪の言葉や頭木さんと川野さんのやりとりもとてもよかったです。
    文豪たちもこんなことを考えてたんだなと。
    絶望名言2も読みたいと思います。

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    2026年06月12日
  • 痛いところから見えるもの

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    自分がこれまで体験した痛みについて、病院で説明した時の医師の返答だったり周囲の対応だったりを思い出した。
    検査して異常が無かった場合のほっとする感じ、でもこの確かにある痛みは?
    更年期とか、ストレスとか言われると心にシャッターが下りてきて「もう何も説明したくない」と孤独になる。
    仕事柄、苦痛や障害のある人に関わる事が日常的にあるけれど、どの人の痛みも苦しさも「わかります」とは言えない事。痛い人の傍に居る人の痛みも、皆が口に出せずに耐えている事がどれだけあるのだろうと想像している。

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    2026年06月08日
  • 落語を聴いてみたけど面白くなかった人へ

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    落語に関する蘊蓄が語られている。
    特に落語に興味はなかったけど、著者の本は何冊か読んでいるので手に取ってみたがそれなりに楽しめた。
    やはりと言うべきか、カフカや絶望に繋がっていくところがおもしろかった。

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    2026年06月08日
  • カフカ断片集―海辺の貝殻のようにうつろで、ひと足でふみつぶされそうだ―(新潮文庫)

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    未完のメモの断片集

    学生ぶりのカフカ
    あの時に感じてた、どうしても社会に馴染めない絶望を感じることを肯定してくれるような弱さと絶望感が心地よい



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    2026年05月31日
  • 痛いところから見えるもの

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    「痛い人」と「痛い人のそばにいる人」のために(人はたいていこの2種類に分けられる)、「痛い人」の立場から、文学的アプローチをもとに書かれた本。
    私は「痛い人」の方として読み進めた。そして「痛い人」になってみて初めて、「痛みというのは孤独なもので、誰にもホントの痛みはわかってもらえないのだなぁ」と思った経験がある。なので、この本に書いてあることは、非常によくわかった。痛みを言語化するのって、難しいのよね……。
    そして、「痛い人」に対して、かけてはいけない言葉。気の持ちよう的なやつ……! ホントそれ。法律で使用禁止にしてほしい。たまに医師でも使う人がいるから、油断できない。
    それはさておき、痛がる人を非難する人は、いつか自分にも振りかかるかもしれない痛みを怖がる気持ちが根底にあるのではという考察には、納得させられた。
    痛みとともに生きる人が、なんとか言語化しようと生み出した言葉から生まれる文学もある。それでもやはり痛みなんて、どんな人にもなければいいのにと思う。

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    2026年05月28日
  • うんこ文学 ――漏らす悲しみを知っている人のための17の物語

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    真面目にうんこの話をしてるだけなのになんかうっすら面白い…
    人それぞれにうんことの思い出がある…
    そう、私にも…

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    2026年05月17日