頭木弘樹のレビュー一覧

  • 希望名人ゲーテと絶望名人カフカの対話

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    ことごとく、自分次第。
    自分が、かなりカフカよりだということに気づかされる。
    でも。カフカほどではない。
    自分の出来る範囲を決めてしまい、自分の周りからの評価をきめつけている。常に不安をおぼえ、余計なことを考えている。
    ゲーテは、少なくとも自尊していて、明るく前向きに過ごすことを常としている。
    根っからのものではないとしても、どう思うかは自分次第なんだなと思う。
    自分も自分の力で、もっと前向きになれるようにしたい。

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    2015年03月12日
  • 希望名人ゲーテと絶望名人カフカの対話

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    基本的にはポジティブ・ゲーテとネガティブ・カフカの言葉が対比して書かれてます。
    ゲーテのある意味つっこみたくなるようなポジティブな名言が好きでした。しょうがないおっさんだな、と何度も思ったような気がする……。対するカフカは……しょうがないやつだな……とたまに嫌になることも(え)。その日の気分次第で感想は変わると思います、はい。
    ゲーテの言葉はよく小説から引用されてるみたいですが、対するカフカの言葉は日記とか手紙が多いです。
    実は、不思議なカバーです。買ってからのお楽しみ。

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    2014年10月08日
  • 希望名人ゲーテと絶望名人カフカの対話

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    カフカの突き抜けたネガティブっぷりに逆に励まされた。希望の人ゲーテの底抜けの明るさも愛しい。若きウェルテルの悩みも、カフカの書簡邦訳も探してみたい

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    2014年04月27日
  • 絶望名人カフカの人生論

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    カフカのエッセイや日記から、選りすぐりのネガティブ発言だけを集め紹介した名言(迷言?)集。「将来に」「世の中に」「自身の健康に」「親に」…ありとあらゆることに悲観的です。
    中身は全てカフカ自身の愚痴と諦めと絶望に溢れています。気付けば私自身も彼の影響を受けネガティブになるのではと少し心配もありましたが、全くの杞憂でした。
    彼のネガティブ思考は達人級なので「ここまで自分を卑下しなくても…」とやきもきし始め、気付けば会ったこともない彼を叱咤激励している自分がいます。

    カフカ自身を知れる興味深い1冊です。笑っちゃうくらいネガティブな面を知った上で、彼の作品を読んでみたいと思いました。

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    2015年04月20日
  • シリーズ「あいだで考える」 自分疲れ ココロとカラダのあいだ

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    20歳で難病にかかった著者が、
    自分に疲れることありませんか?と問いかけ、
    数々の本の引用と共にその原因を探る本。

    そもそも 自分 とは、体 なのか 心 なのか
    から始まり、
    体や心がコントロールできないのはどんな時なのか、
    心と体はどうつながっているのか、など
    細かく紐解き、
    自分に疲れる原因は他者との関係も影響するという
    別視点からのアプローチから、
    最終的に分けて考えてきた 心 と 体 の
    「あいだに」あるものを大事にすることの大切さを説いている。

    5章が特に印象的で、
    共に食べることを苦にする人がいること
    漏らしてしまうことの罪悪感の話が心に残りました。
    (多数派が優先され、少数派

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    2026年07月11日
  • 絶望名言 文庫版

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    絶望している中で、この本に出会いました。
    文豪の言葉や頭木さんと川野さんのやりとりもとてもよかったです。
    文豪たちもこんなことを考えてたんだなと。
    絶望名言2も読みたいと思います。

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    2026年06月12日
  • 痛いところから見えるもの

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    自分がこれまで体験した痛みについて、病院で説明した時の医師の返答だったり周囲の対応だったりを思い出した。
    検査して異常が無かった場合のほっとする感じ、でもこの確かにある痛みは?
    更年期とか、ストレスとか言われると心にシャッターが下りてきて「もう何も説明したくない」と孤独になる。
    仕事柄、苦痛や障害のある人に関わる事が日常的にあるけれど、どの人の痛みも苦しさも「わかります」とは言えない事。痛い人の傍に居る人の痛みも、皆が口に出せずに耐えている事がどれだけあるのだろうと想像している。

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    2026年06月08日
  • 落語を聴いてみたけど面白くなかった人へ

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    落語に関する蘊蓄が語られている。
    特に落語に興味はなかったけど、著者の本は何冊か読んでいるので手に取ってみたがそれなりに楽しめた。
    やはりと言うべきか、カフカや絶望に繋がっていくところがおもしろかった。

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    2026年06月08日
  • カフカ断片集―海辺の貝殻のようにうつろで、ひと足でふみつぶされそうだ―(新潮文庫)

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    未完のメモの断片集

    学生ぶりのカフカ
    あの時に感じてた、どうしても社会に馴染めない絶望を感じることを肯定してくれるような弱さと絶望感が心地よい



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    2026年05月31日
  • 痛いところから見えるもの

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    「痛い人」と「痛い人のそばにいる人」のために(人はたいていこの2種類に分けられる)、「痛い人」の立場から、文学的アプローチをもとに書かれた本。
    私は「痛い人」の方として読み進めた。そして「痛い人」になってみて初めて、「痛みというのは孤独なもので、誰にもホントの痛みはわかってもらえないのだなぁ」と思った経験がある。なので、この本に書いてあることは、非常によくわかった。痛みを言語化するのって、難しいのよね……。
    そして、「痛い人」に対して、かけてはいけない言葉。気の持ちよう的なやつ……! ホントそれ。法律で使用禁止にしてほしい。たまに医師でも使う人がいるから、油断できない。
    それはさておき、痛がる

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    2026年05月28日
  • うんこ文学 ――漏らす悲しみを知っている人のための17の物語

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    真面目にうんこの話をしてるだけなのになんかうっすら面白い…
    人それぞれにうんことの思い出がある…
    そう、私にも…

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    2026年05月17日
  • シリーズ「あいだで考える」 自分疲れ ココロとカラダのあいだ

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    曖昧さを受け入れる。グラデーションな自分と他人を受け入れる。どちらか一方が全てではなく作用し合う。
    で、後書きにあるように要約する読み方ばかりを善としないのも大事なんだなと思った。
    巻末の参考図書から幾つか読んでみたいかも。

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    2026年04月20日
  • 決定版カフカ短編集(新潮文庫)

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    作品と解説をセットで読むのが熱い。編者の想いも熱い。カフカの人生そのものがエンタメだな~と思う。手紙や日記が面白いとされているのは、きっとそういうことだ。今のわたしには特別必要ではなかったけれど、常備薬のようにいつでも取り出せるようにしておきたい本。

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    2026年04月09日
  • カフカ断片集―海辺の貝殻のようにうつろで、ひと足でふみつぶされそうだ―(新潮文庫)

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    ノートに書き留められたようなメモのような言葉から、数ページの創作のようなものまで。完璧なものでなくても、ちょっと頭に浮かんだものの断片を残していくってとても尊い気がした。

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    2026年03月28日
  • カフカ断片集―海辺の貝殻のようにうつろで、ひと足でふみつぶされそうだ―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    うーん。もう1冊、「絶望の名人カフカの名言集」?みたいな本を持っているが、そっちの方がしっくりきたかも。
    未完成の、それこそ断片が詰まってるけど、やっぱり私は完成の方がいいかな。。。解説に、綺麗に閉じられた本より、断片だからこそ読者に想像の余地がある、みたいな事書いてあったけど、断片すぎて…。私の思うところもあるけど、あなたはこの後どう持っていきたかったの?と思ってしまう。
    ただ、心に残る言葉はあった。いつか思い出して、もう一度読む時が来るかもな、と思う本。

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    2026年03月24日
  • ひきこもり図書館

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    萩原朔太郎がひきこもりで老子の真髄を知る。悠々自適の境に達し、安心立命して暮らせたそうな。そりゃそうだろう。妻が世話してるのだから。

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    2026年03月21日
  • カフカ断片集―海辺の貝殻のようにうつろで、ひと足でふみつぶされそうだ―(新潮文庫)

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    トーン・テヘレン著『ハリネズミの願い』を読んだ流れで再読。いや、再々再々読、くらい。暗い。

    『ハリネズミの願い』で「絶望することはけっしてない。絶望はできないんだ(p.26)」と言う陰鬱なハリネズミに、カフカか、と思ったのですが、カフカは「あらゆることに、わたしは失敗する。いや、失敗することさえできない」だった。あら思い込み。でも絶望の神といえばカフカよね。

    年に1度の100冊処分祭開催時、何度も何度も処分を検討しながら、結局手元に残る本。
    「手軽に絶望に浸りたい」という、あまりにもしあわせな願望がやって来たときにしっくり来る一冊。絶望の最中にいるときには読むべからず。

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    2026年02月11日
  • 落語を聴いてみたけど面白くなかった人へ

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    まさにこのタイトル通りの経験者なので、ぜひその考えを改めてもらいたいと手に取ったもの。出来れば好きになりたいという気持ちはあるんです。どんな分野でも好き嫌いはあるし、ある程度の数を経験してみないうちに遠ざけてしまうのは、確かにもったいないかもしれないわな。さて。

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    2026年02月02日
  • 絶望名言 文庫版

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    『人間失格』を読んで大号泣してから太宰治が好きなんですが、あまり本を持たなかったのに三遊亭圓朝の全集だけは持っていたというエピソードを知ってさらに好きになりました。圓朝氏の落語『死神』を題材に卒論を書いたのは良い思い出。。

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    2026年01月08日
  • 痛いところから見えるもの

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    〈この本が目指すのは、痛い人と痛くない人のあいだに置いてもらって、「自分の気持ちはこれに近い」と痛い人が説明したり、「こういう痛みなの?」と痛くない人が質問したり、そんなふうに使ってもらえることだ。〉

    痛みにさんざん苦しめられてきたご自身の半生を交えながら、「痛み」をいろんな角度から考察してみようという一冊。
    頭木弘樹さんの著書には引用が多いけれど、そのどれもが絶妙。(おかげで今回も読みたい本がたくさん増えた。)
    村上春樹『ねじまき鳥クロニクル』において、さまざまな痛みを経験してきたという加納クレタの台詞も、ここで改めて目にするとまるで別物のように響いた。
    経験したことがない加納クレタの痛み

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    2026年01月11日