頭木弘樹のレビュー一覧

  • うんこ文学 ――漏らす悲しみを知っている人のための17の物語

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    うんこにまつわるアンソロジー
    前半、怒涛の面白さで驚いた。
    途中から昔の文体とか出てきて少し難しくなり。
    読みやすい文体の作品はしっかり読んだ。
    髭男爵さんのお話が好きだなぁ。

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    2026年02月01日
  • ひきこもり図書館

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    アンソロジーの魅力に取り憑かれそう。

    それぞれの物語に対するあとがきが素敵。
    あとがきも含めてお話が完成されている。

    引きこもりでない人もわたしみたいに引きこもりを経験した人も。読んでみてほしい。

    私は星新一さんのが1番好きでした。
    読んだ人はどの作品が好きか教えてほしい。

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    2026年01月29日
  • 絶望名言 文庫版

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    この本を読んでハッとすることがなければ、それは未だ絶望に直面したことがないのだろう。
    もし、そうであればこの本を読んで来る絶望に備えるべきだ。

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    2026年01月21日
  • 痛いところから見えるもの

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    今までとは少し違った角度から痛む人の状態や気持ちが垣間見れた気がした。
    もちろん、私も痛いと感じることには何度も遭遇しているけれど、追い詰められたような限界に近い痛さ・長期にわたる痛さというものは、未経験だと思う。
    そういった疲弊する状態、性格が変わったかのようになってしまう状態、考えられなくなってしまう状態というものに、少し思いをはせることができて良かった。
    しかし、痛む人を傍で見ているのも切ないものだろうな。
    何もしてあげられない。
    助けてあげられない。
    痛い人の状態を少しでも察しようと努力することが最初の一歩だとしても、そこからどう歩んでいけばいいのか。その回答を見つけることができるのか

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    2026年01月15日
  • 痛いところから見えるもの

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    まず作者がどんな痛みを経験してきたのかと言う話から始まる。
    「潰瘍性大腸炎」と「腸閉塞」
    この2つの話が、まず最初に非常に強烈。
    私もあちらこちら痛いところがあってひどい片頭痛持ちだが、この人に比べれば、なんと幸せなことよと思わずにはいられない。
    痛み仲間として共感を覚える。いや、リスペクト?

    作者と一緒に、「ホントやだねえ」と呟きながら読んだ箇所たくさん。

    「いろいろ大変だったんですね」とか、「ご両親もきっとつらかったですよね」「あなたももっと肩の力を抜いてできるといいでしょうね」
    これらの言葉がトラウマの二次被害だったという「医学書院」の「精神介護」の雑誌に掲載された記事の紹介。

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    2025年12月26日
  • 絶望名言 文庫版

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    ネタバレ

    絶望なんてしない人生のほうがいい。
    それはもちろんそのとおり。絶望しないに越したことはない。
    しかし、人生いろいろなことがあるものだ。
    その中でまったく絶望の経験がないまま天寿を全うするということは非常に稀有な例であるのは間違いない。

    ここで考えてみてほしい。
    絶望することそれ自体は悪いことなのだろうか?
    絶望しないで生きられるのが一番ではあるが、
    絶望を経験することで学ぶこともあるし、そこから立ち直ったなら、より強い心で人生を謳歌できるということもあるだろう。

    また、絶望している人に対して希望あふれる言葉を投げかけ、励ますこともある。別に悪いことではない。
    だけど、希望って本当に救いにな

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    2025年12月24日
  • 痛いところから見えるもの

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    三大激痛とされ病気「心筋梗塞」「尿路結石」「群発頭痛」
    本を読んでいるとさまざま痛みの表現がでてきます。病気や怪我の痛みから心の痛み。そんな体感でだけでなくさまざまな痛みについて描かれています。失恋に痛みがある。痛みを快感としたり、これも痛みだったのかという気づき。

    この著者の特徴としてエピグラフ(書籍や章の冒頭に置かれる、題辞や引用句)が多用されています。

    「痛みを一度も感じたことのない者に、痛みという言葉は理解できるのだろうか?」(哲学者ウィトゲンシュタイン)

    「オムレツの味をどう教えられたって食べなければ分からない」山田太一・誰かへの手紙のように

    こんな感じ。

    だからより著者だ

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    2025年11月22日
  • ひきこもり図書館

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    萩原朔太郎のものぐさニート具合に共感しつつあまりにもカスでは?と思い調べてみたら親が開業医の実家太し君だった。55歳で生涯を終えるまで殆ど働かずに親からの仕送りで暮らしあまつさえ子供もこさえていたという奔放さ。親からは毎月60円ほどの仕送りを受けていたそうで、現代の貨幣価値でいうと27~45万円ということ。詩の才能は別として、社会的には紛うことなきクズでは…?このことが知れただけでも面白かった。

    そして何よりもハン・ガンの短編が圧倒的。根本的な動物としての命を描いているようで、とても美しかった。菜食主義者の元となる作品なんだそう。暴力からの離脱を感じる。
    萩尾望都の漫画の感覚遮断実験が今でも

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    2025年11月07日
  • 絶望名言 文庫版

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    以前にも頭木さんのカフカ関連の本を読んだことがあり、そちらもとてもわかりやすく共感できる内容だったが、本作もよかった。
    好きな文豪や画家の話が多くそれだけでも楽しめたが、頭木さん川野さんの話にも頷けることばかりでなんだか救われるような気持ちになった。

    ベートーヴェンについてはあまり知らなかったので、こんなに病気や苦労が多かった人だったと知って驚いた。
    いろんな意味で本当に凄い人だったんだなぁと今更ながら知れてよかった。
    そういうことを知ったうえで、改めて名曲たちを聴いてみようとおもう。

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    2025年10月23日
  • 絶望名言 文庫版

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    古今東西の様々な作家の絶望名言を紹介した本。
    かなりのボリュームなので心身ともに元気な時に読むのがオススメ。絶望した時に自分を掬い上げてくれるような言葉を一つでも持っておくのに本書が役立つ。
    著者はもともと地頭がよいタイプの人間だが、そこに難病という経験を経たことにより感性が研ぎ澄まされたのではないか、と思うほど視点が面白く言葉の選別にセンスを感じた。

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    2025年10月20日
  • 絶望名言 文庫版

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    絶望した時に、救いとなるのは明るい言葉ではなく、絶望の言葉だったということで、著名人なソレをピックアップするもの。
    明けない夜はないとよく聞くが、明けない夜もあるということことが印象的だった。

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    2025年10月08日
  • 希望名人ゲーテと絶望名人カフカの対話

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    ポジティブすぎるゲーテと、ネガティブすぎるカフカ。両極端な二人の言葉が、対話という形式で紹介されていて面白かった。
    ポジティブすぎるゲーテの言葉ばかりだと、陽気パワーに当てられて疲れてしまう。
    ネガティブすぎるカフカの言葉ばかりだと、自分も鬱っぽくなってしまう。
    両極端な二人の言葉を行ったり来たりするのがちょうどいい。

    日によって、どちらの言葉に共感できるかが変わってくるのが、自分事ながらおもしろかった。
    自分の気分や精神状態がどちらに偏っているのかを、客観的に見るための本としても使えるかも。

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    2025年09月30日
  • 希望名人ゲーテと絶望名人カフカの対話

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    これでもかってくらいに前向きなゲーテに笑ってしまい、どこまでいくんだっていうくらい後ろ向きなカフカを愛しく思った。
    けどゲーテが絶望を知らなかったわけではないし、カフカが希望を捨てきったわけでもない。深い。

    1個わかったのはカフカはイケメンだった。

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    2025年09月25日
  • 当事者対決! 心と体でケンカする

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    発達障害の当事者である横道さんと、潰瘍性大腸炎の当事者である頭木さん。
    それぞれの生きづらさについて2人が互いにインタビューをし合ったものをまとめた一冊。

    タイトルに「対決」「ケンカ」といった言葉が並ぶが、意見を戦わせるような内容ではない。
    むしろ対話をするなかで、自身の生きづらさを再確認し相手の生きづらさを知っていくような内容だった。
    それによってお互いの共通点や相違点が見つかっていき、個人の話から社会の話へと広がっていったように感じた。
    自分自身読んでいて、共感できるところや、想像しなかった生きづらさについて知れたことがあった。
    特に印象的だった話の1つは頭木さんの、ほんとうは対応できる

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    2025年09月24日
  • カフカ俳句

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    ネタバレ

    カフカの作品は難しいイメージがあって
    手に取りづらかった。

    そんなとき、俳句なら…と手に取った。
    これが沼にはまった原因だ。

    個人的に好きだった句は

    【わずかな光が言葉を通して洩れてくる】
    言葉にできるのは、わずかな事だけ。
    逆も然り、言葉を通して必ず伝わる事もある。

    【外にでることをゆるされぬままに
    内部を焼きつくす火の不幸】
    何かしたい(情熱)が何らかで実行されない時、
    外に出られなかったために内部を焼き尽くし、
    せっかくの情熱が自分を傷つけてしまう。
    (=不幸)

    【黒い水をかきわけて泳ぐ】
    絶望したまま、どう生きるか。
    光を求めて溺れてしまわないように。

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    2025年09月03日
  • シリーズ「あいだで考える」 自分疲れ ココロとカラダのあいだ

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    自分とは何なのか。
    その問いから、心と体について考えていく。
    私たちの心と体どちらが私なのかという問いに、白黒はっきりつけることはできない。
    だからこの曖昧な状態の自分を、あいだで考える。
    優しい文章で、文学作品などを取り上げながら著者は道を示していく。
    肩肘張って疲れて、ちょっとホッとしたいときに、読んでほしい本です。

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    2025年08月29日
  • ひきこもり図書館

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    “世の中でいちばん善良な顔をしてバスの後ろの座席で身をすくめていても、お母さん、握りこぶしでガラス窓をたたき割りたかったのです。”(p.169『私の女の実』ハン・ガン)

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    2025年08月22日
  • 絶望名人カフカの人生論

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    とても面白かったです。

    カフカの思いに共感できる部分がたくさんあったからです。
    体型が細身、間食をしない、不器用、理想が高いところ(僕は今は違いますが…)が似ているなと思いました。
    でも、さすがに思想はカフカほどマイナスではなく、「ネガティブ力」では負けてしまいます。

    あまりのネガティブさ、心配性の程度は、見ていて笑えてくるほどでした。

    気持ちが沈んでいるときに、悲しい曲や刺激に浸ることを
    「アリストテレスの同質効果」というらしいです。

    メンタルが落ち込んだとき、強力な武器になってくれる本だなと思いました。

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    2025年08月15日
  • シリーズ「あいだで考える」 自分疲れ ココロとカラダのあいだ

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    自分でいることに疲れたことはありますか? 一体自分とは何なのか。心なのか体なのか…?
    (文学を読んでいて)「ここに書かれているのは自分の気持ちだ」と感じること…ありますよね!
    色々な作品が紹介され自分とは何かを考えさせる本。Interesting!

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    2025年08月06日
  • 絶望名言 文庫版

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    絶望的な気持ちを、きちんと言葉で表し伝えている、そんな名言の数々が染み入りました。
    自分の弱さを表現できるって、強さでもあるよね。。

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    2025年08月01日