北沢きょうのレビュー一覧
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ネイビー×基地従業員・・・といっても、血なまぐさい話じゃありません。昼は米軍基地内のショッピングセンターで働き、夜は華やかな町で男漁りをするピッチさん(笑)が、純情年下青年とあれやこれやでくっつくお話です。
ピッチといいましたが、もともとはそうではなく。過去の痛い恋を忘れられず、また今現在の自分に閉塞感を感じて、自傷行為にも似た一夜限りの行為でそれをその時だけでも忘れようとする受に、わからないでもないなと共感できました。
対して攻の青年の一途さは眩しいぐらいで、その眩しさに受も絆されたのかなと思います。とてもイイカップルです。
在日米軍の、いずれ本国に帰る人たちとの関係や、戦地に赴くこと、基地に働いている雰囲気など、現実世界にもリンクするエピソードもあり、今現在の基地周辺でも、こんなコイバナが沢山花咲いているんだろうなと思わせてくれます。
その分、この後二人はどうなるのか気になってしまいました。
攻は下っ端だと思うので転勤はないでしょうけど、満期まで勤めて退職するのかなあ。だったらいいなあ。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ次期組長と目されながらも、内部抗争で組を追われた元極道の若頭――。
重傷を負い、行き場を失くした男・海棠を秘書に拾ったのは、青年実業家の真柴だった。
実は真柴は、海棠が若頭を務めていた組の組長の愛人として、生活していたことが一時期あった。
そんな時も冷静に、日ごと真柴が淫らに抱かれるのを黙って見、そして後処理を厭うことなくしてくれたのが海棠だった。
真柴は海棠には「きっと軽蔑されているに違いない」と思いながらも、組長から暇を告げられる際に、「いつか必ず海棠を手に入れる」と誓った気持ちのまま、海棠を自分に縛り付けていた。
海棠は、「体の相手をしろ」という真柴の命にも、顔色一つ変えることなく、真柴を抱いてみせる。
けれど、淡々と抱いているはずの海棠であたtが、なぜかその行為はいつも激しくて――
という話。
真柴は、元々組長の愛人として連れてこられ、いろいろなことを仕込まれたけど、最後には多額のお金と、月々与えられた手当を少しも使わずに残してあったために、それを元手に消費者金融を立ち上げる。
それは順風満帆に進むのだが、海棠を追いやったはずの現在の組長・赤目が、思ったように組の再編がうまくいかずに再び海棠を取り戻そうとし始めたことから、崩れ始める。
真柴は海棠を取られまいと、あちらこちら画策するけれど、最後には敵に捕まってしまって――とまぁ、そんな感じです。
登場人物の人間関係はとってもよかったと思います。
ただ、いかんせん、真柴が海棠を守るために立てた計画がお粗末過ぎる。
何でこれでここまでうまくいくのかわからないけれど、最後の最後まで一応、まあまあまともに進んでたんだよね……?
指切り落とされそうになったりしてるけど――
こんな不確定要素の高い「計画」は、「計画」とは言わないような気がするんですけど――
いささか、この消費者金融でちゃんと社長業やれてるのかどうか、真柴が不安になってきたよ……。
まぁ、そんなことは気になりながらも。
知ってて言わない海棠の意地の悪さもあったりで、なかなかに面白かったです――が。
もうちょっと真柴は切れ者になるか、ちょっと抜けてる人になるのか、はっきりした方がよかったかなー……とちょっとだけ思います。 -
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2cpで攻が兄弟つながり。前説なくいきなり互いの恋人を交換して淫らに享受させちゃいます。複数プレイでエロ特化だから読む人を選びそうです。
人生で初めての恋人である智明が、見知らぬ男とホテルに入るのを見てしまった佳広はショックを受けるのですが、その男が智明の兄、眞司の恋人だと知ります。
…ここで、相関図に??となってしまったんだけど、まあ読んでいくうちに変態エロ兄弟がそれぞれの相手を交換して楽しむのがスキで萌える、みたいなことが分かってきます。この兄弟は以前から互いの相手に興味があって横取りしたり盗撮したりしていたらしい。イケメンで金持ちでステイタスがなかったら、かなり残念な変態兄弟です。
佳広も眞司の恋人直紀も、毛色は少し違うけど根っからのM体質。攻の趣味につき合わされても、イヤイヤ言ってるのは口先だけです。その点では痛くないし愛もないわけじゃないし安心保障は有りです。攻の兄弟は、自分たちの性癖にピッタリな相手をずーっと探していてようやく見つけちゃったわけですね。
本編は智明の行為についていけなくて悩みながらもどんどん深みにはまっていく佳広視点。ところが最後はサンドイッチされるまで流されきっています。
書き下ろしは眞司にロックオンされて、どんどんM体質を開発されていく被虐されて愛を確認する直紀の話。それまで付き合っていた男があまりにも酷い奴なので、眞司がとても紳士に錯覚します。
エロ中心に話が盛り上がっているので、あまり深く考えずに楽しんで読んだらいいんじゃないかと。真剣に読むとガッカリします。Hはがっつりいろいろ絡んでいますが詰め込みすぎで散漫な印象。萌え不足です。兄弟もデキちゃったら嬉しかったかもしれない。私的には「危うい秘め事」の方が煽られた。 -
Posted by ブクログ
優大は恵まれた容姿の高校生でモテるんだけど、唯一肝心の本命にはその威力が届きません。幼馴染みで銭湯「森の湯」の長男、ヒゲのかっこいい泉が優大の好きな相手です。
あれこれ画策するけど、全部裏目に出てしまいなかなか気持ちが届かなくて、悩みまくる優大はかわいい。幼馴染みネタは好みです。
舞台が銭湯っていうのが目新しい。そして、庶民的です。1Kフロなしアパートに一緒に住んでいる優大のお父さんも元俳優のイケメンで、今は人気俳優の里美のマネージャーをしています。容姿のよさはDNAですね。
短編集で、「森の湯」をめぐって、泉×優大、里美×雄大父、加賀見
そして1Kフロなしの加賀見親子と同じアパートに越して来た玲一様×京野の3cpが登場します。どのcpの話も印象的で面白いけど、なにせ短編なので全体的にドタバタラブコメというかんじ。もう少しひとつひとつのエピソードを深く掘り下げて描いて欲しかったかな…
ストーリー的にはわりとありきたりなので。
小説のイラストではお馴染みで、きれいな攻受を描くので好きな作家さんです。 -
Posted by ブクログ
北沢先生初の単行本。
大正時代のお話。不作で出稼ぎに出なくてはならなくなった主人公は工場を経営している都会の大金持ちの家の使用人となり、夜のお相手をすることに…。
よくあるお稚児話とはちょっと違います。年上受けで、受けには妻子もいるのですこし男前です。
耽美BLというよりかは攻めの父と息子の確執など、家族問題などにスポットを当てた人い意味での愛のお話が綴られています。
表題作以外は2作幽霊との恋のお話があります。
そして最後に1作、表題作の番外編でサブキャラの恋物語が収録されています。
これが初のコミックスと思えないくらいとにかく絵がうまい!!!
大正時代のいい雰囲気が絵で表現されています。
エロはそんなに多くないです。物語として楽しみたい人にオススメです。
あと、後半にはかわいい子供がたくさんかかれています。
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