枡野浩一のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ正直に言いましょう。ボクはあとがきを読むまで、タイトルに"い"を補完して読んでいました。お前だけじゃない。つまり著者が読者に同情するような意味を持たせていたのだけれど、実際には著者が自嘲する言葉だったのです。先入観というのは怖いものです。
この作品は短歌とページ下に描かれたパラパラ漫画の様な絵、そして短歌について書かれたエッセイで構成されています。はじめに本を開くと、やたらと行間が空いていてスカスカだなという印象を持ちます。しかし、読み始めるとその印象は覆されるでしょう。
普通の人生の中でも、心に残る出来事というのはたくさんあると思います。どんなに言葉を連ねても表しきれないような想いを、わずか31文字、400字詰め原稿用紙ならわずか一行半に凝縮させてしまうのです。
江戸時代、夫から妻への離縁状は三行半と呼ばれました。ただ無常に別れを告げるだけでもそれだけの字数を必要とするのに、遥かに複雑な想いを一行半で表現しきってしまう短歌というものの、表現力の豊かさに心を打たれました。 -
Posted by ブクログ
「ドラえもん・ひみつ道具短歌コンテスト2026」のことを教えて頂いた時に、オススメしてくださった歌集✧*。
いつもありがとうございます(*´︶`*)♡
応募する前に参考にしたいと思い購入したのですが、コンテストの締め切りのことをすっかり忘れてしまっており、慌てて手に取りました!
気づかせてもらえて助かりました( ᴗ ᴗ)"⟡.·
重ね重ねありがとうございます♡
歌人・枡野浩一さんの呼びかけに、全国から続々と寄せられた「ドラえもん短歌」の傑作選。
みなさん、ドラえもんの歌を詠んでいるというよりかは、ドラえもんが生活の一部として存在しているかのよう。
例えば、子どもの頃の記憶だったり、恋愛だったり、家族だったり…ドラえもんは単なるキャラクターというよりかは、自分の人生を映すための共通言語になっているような感じがした。
そして題材は同じなのに、一つとして同じような歌がないことがこの歌集の面白さだと感じた。
ドラえもん×自分の人生って唯一無二なんだなぁ。
みなさんがその題材をどう見ているのかが、とても興味深かった。
知っている歌人さんも出てきて嬉しかった♡
たまにページの下の方に、小さい文字で短歌に関するコメントが書かれていて、面白くて好きだった((´∀`*))
これは多分枡野さんのコメントですよね?
的確なツッコミもあって、笑わせてもらいました((´∀`*))
久しぶりにドラえもんと仲間たちも見れて、ほのぼの癒されました♡
こちらの歌集を参考にして、なんとか少し投稿できました!♡
入選作品は「ドラえもん短歌」21年ぶりの新刊「みんなのドラえもん短歌」(2026年11月20日発売予定)に収録されますo̖⸜((̵̵́ ̆͒͟˚̩̭ ̆͒)̵̵̀)⸝o̗
結果はどうあれ、自分らしい歌が作れてよかったです✧*。 -
Posted by ブクログ
意外に面白かった。
もっと嫌になるかと思ったからだ。
私は主人公よりもその妻に近いところにいる。
2人にとっての真実がどこにあるかはわからないから、ここでその是非を問うても意味はないだろう。
そもそも、人と人との関係において正しさは無力で、正しくても正しくなくても暮らせないものは暮らせない。そして、自分がどうしても子供を失いたくないと思えば、正しくないことだって私ならするなと思った。
ただ、著者はおそらくとても正直な人で、ここに書かれたことは彼の世界の真実なのだということは信じられる気がした。
書評という体裁を取っていることは、私には功を奏しているように思えた。ことの顛末についてそのままのエッセイにされるよりも読みやすかったと思う。
生活や自分の頭の中というものは、実際に本書のようにその時に読んだものや見たものと分かちがたく結びついていて、生活と本は互いに確かに影響を与えるものだと思うからだ。
著者はこの日々に思ったことを書き出しておく必要があったと思うし、残したものがいつか子供に届くこともあるかもしれない。いつか届いて欲しいなと思った。
追記:主人公の職業をAV監督としたことは、私に取っては無駄に不快だった。