枡野浩一のレビュー一覧

  • 僕は運動おんち

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    川入勝。運動ができず、勉強もできにあモテない高校男子。唯一の友達でゴツくて柔道部で、リビドーを無駄に持て余している宇佐田だけが友達である。ある日、クラスでも目立つ美人の波多野さんに自転車でぶつけられ、気になる存在になってしまったが、波多野さんからはどうも嫌われているようで、毎日が暗闇なのだ。

    川入くんの遺書のノートという形で前編が描かれる、男子高校生の日常を描いた作品。一章一章は2~3ページと短く、ほとんどの日は何も起こらない。ただただ、モテなくて死にたいと思い続ける日々が綴られていく。

    しかしそんな中、柔道部の宇佐田が作詞するという能力を披露。そしてそれがきっかけで疎遠になっていくのだっ

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    2022年09月30日
  • 石川くん

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    ネタバレ

    詩心の全くない私は、短歌も俳句も詩もほとんど解さない。よって当然だが啄木にも親しんでこなかった。

    そんな私が、娘の「バイト先のカフェのオーナーが石川啄木のひ孫みたいだよ」の一言で、俄然興味を持って読んだのが本書。
    どうやら、正しくはひ孫ではなく血縁関係があるみたいだけだったが・・

    それにしても、本書を読んで驚いた。いや、驚いたなんてものではない。このゲスっぷりはただことではない。詳しくは書かないが、教科書的な芸術活動に励むも貧しさに負けて夭折した天才、みたいなイメージはガラガラと崩れる。ここまで徹底してゲスだと、アッパレと言いたくなる。

    おそらく世の中と多くの人は啄木のホントの姿を知らな

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    2022年06月03日
  • ショートソング

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    ヘタなエロ小説みたいな展開だけど掲載歌はpopで分かりやすくて素晴らしいし章立てが珍しいくらい細かくて読みやすいし完全にフィクションなわけでもなく現実との交点が散りばめられてて面白かった

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    2021年12月29日
  • 僕は運動おんち

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    実際に存在しそうな運動おんちの子の高校生活。登場人物みんな人間らしくて、カッコ悪いところもあって、ほっこりした。時々出てくる下ネタ?も高校生男子って感じでクスッとしてしまう。

    うさちゃんの詩がもっと読んでみたい。

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    2021年03月07日
  • ドラえもん短歌

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    現代短歌の背伸びしない感じ、のびのびした言葉の並びが好きだなぁと思う。それぞれの心の中に住んでいるドラえもんが、それぞれの思い出と温度で31
    文字で表現されていて面白かった。

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    2020年10月24日
  • ドラえもん短歌

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    可愛いなーみんなに読んでほしいなー(∗ˊᵕ`∗)

    目の前に どこでもドアが あったなら それを理由に 会いに行きたい
    自転車で 君を家まで 送ってた どこでもドアが なくてよかった

    この2つめちゃくちゃ好き(ˊ˘ˋ*)♡

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    2020年10月24日
  • ドラえもん短歌

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    ツイッター経由で加藤千恵さんの短歌も収録されていることを知って気になり読んでみた。
    そもそもドラえもんの短歌っていうコンセプトがすでに心惹かれる。それだけですでにエモい。

    のび太くん みたいに泣けば 君がきて 
    助けてくれると 思ってたんだ

    あの頃は どこでもドアが なくたって
    どこでも行ける ぼくだったのに

    自転車で 君を家まで 送ってた
    どこでもドアが なくてよかった

    君と僕 ため息だけで 会話して
    翻訳コンニャク 出番はこない

    大丈夫 タイムマシンが なくっても
    あの日のことは 忘れないから

    加藤千恵さん、このドラえもん短歌をテーマにしたNHKの番組で、投稿者として才能を見出

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    2020年02月19日
  • ショートソング

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    とある方がオススメしていたことが縁で読みました。面白かった!!短歌の取り入れ方というか、よかったです。歌人でいらっしゃるのは存じてたので、小説がこんなに面白いだなんてとびっくりしました。短歌は短歌だけで読むことが多いので、こういう登場人物が歌を詠む小説、また読んでみたいなあ。

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    2019年04月23日
  • 結婚失格

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    ネタバレ

    離婚協議中の私が、離婚エッセイを読んでみました。
    枡野さんは昔から好きだし。

    離婚はつくづく十人十色。
    結婚よりずっとバリエーションが豊富だよね。「豊富」と言うと、自分でもなんだか悲しく響くけど、でも実際子ども有無からバリエーションは無数にあって、私と誰かの離婚が同じなんてあり得ないんだろうなー。

    お子さんと会えなくなった枡野さんは本当にかわいそうで、読んでいる私もその場にうずくまりそうになったくらいだったけど、こうして公の場に晒される元奥様やお子さん達にもやはり同情してしまう。

    そして、解説の映画評論家の町山さんが厳しい。鋭い。
    町山さんもおもしろい方だな。町山さんの著作もちゃんと読み

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    2019年03月03日
  • 結婚失格

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    ネタバレ

    妻に離婚を迫られているAV監督速水の物語だが、中に挟まれる書評は実在の本について。
    どこまでホント?とか思いつつ読み進めると、後ろ三分の一は「あとがき」として枡野浩一の実際の状況と、枡野に加え、穂村弘と長嶋有の特別寄稿。そして枡野の短歌30首。最後に映画評論家、町山智浩の解説、という変わった本。
    最後の解説で、一気に読者のひっかかりがクリアになる感じ。穂村弘の指摘もするどい。
    枡野浩一について、本人が一番わかっていないっぽい。
    一言で言ってしまえば、だから奥さんがあのような形を取ってでも離婚したんだね、ってこと。
    この人の短歌は嫌いじゃないけど、人としてはね~。
    むしろ、発達障害系空気読めない

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    2019年02月05日
  • 結婚失格

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    妻とのケンカ中に読む。著者をモデルにした小説風、書評風。みんな自分は正しいと思うものなのだ。

    (300)

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    2018年10月12日
  • ショートソング

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    カジュアルな言葉で自分のほろ苦い青春時代の感情を思いおこされる感じ。
    対極にある二人の章を交互に話が展開してくことで見えなかった側面がわかるのが面白い。
    日々の出来事、感情や気付きを短歌にしてみようかと触発された。
    読み始めてタイトルのショートソングが短歌につながってることに気づいてた。

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    2018年08月27日
  • 石川くん

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    確か、トヨザキ社長書評集でのオススメから。これ、ネット新聞連載の文庫化なんですね。記憶に残っていた啄木作品は、ここに収められた中のほんの数作だったけど、それは教科書に載るような、格式ばった風味の漂うものばかり。軽いノリのものとか、色々あるんですね、実は。愉快な解釈による部分が大きいのだけど、かなり啄木が身近に感じられるようになりました。イラストがまた良かったです。

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    2018年04月24日
  • 愛のことはもう仕方ない

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    ますのさんはずっとくよくよしてると思ってたけど、そうくよくよしてるわけでもないのかもしれないな、3Pしてるし。

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    2017年09月15日
  • 僕は運動おんち

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    初枡野浩一。すごくアップテンポな小説。アップテンポと言っても展開が急なわけではなくて、むしろスローテンポなんだけどすごく軽快な話運びというか。主人公のキャラ設定がすっとぼけていて、真っ直ぐだけど愚直で、すごく温かいのに時折毒を吐いて、魅力的なことこの上ない。そして、頻繁に挿入される宇佐田の詩がすごく素敵で味があるなぁと思ったら、この人詩人か…。ハマりそうな世界観とリズム。枡野浩一、他の本も読みたい。

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    2017年08月20日
  • ショートソング

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    著者は歌人で、「ショートソング」とは短歌。主人公はチェリーボーイとプレイボーイ。前者の両親は日本人とカナダ人で、どハーフ顔のイケメンであるにもかかわらず、英語はまったくしゃべれません。シャイな彼はカノジョなく、2つ上の憧れの先輩から声をかけられていそいそ出かけたところ、それは先輩の所属する歌会。後者はその歌会のメンバーである歌人でモテ男。そんなふたりがかわりばんこに語る構成。下ネタ満載ながらやらしさなし、青春を感じながら面白く読みました。いっぱい登場する短歌も笑えます。「馬鹿中の馬鹿に向かって馬鹿馬鹿と怒った俺は馬鹿以下の馬鹿」。

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    2017年04月25日
  • ショートソング

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    知り合いに言われて初めて手に取った短歌がメインで進むお話
    感想は素晴らしいの一言でふとした時にまた手に取りたい
    短歌から想像できれば面白いできないならば駄作に変わる
    あくまでも短歌がメインのストーリー知って読まねば期待外れに
    本書にて掲載された首の中で私の好みをいくつか示そう
    ・焼きたてのパンを5月の日だまりの中で食べてるようなほほえみ
    ・かわききるくちのなかまでしみとおるゆうきさえないのがプレゼント
    ・さっきからずっと出ている虹だからまだ見てるのは私だけかも
    ・遠くまで行く必要はなくなった 遠くに行ける そんな気がした
    ・靴音で笑いあえたらなって 蹴る くつくつくつ石畳みどきどき
    凄くない?

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    2017年04月23日
  • 愛のことはもう仕方ない

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    ネタバレ

     小説かどうかということが話題となっている。確かに起承転結や時系列的なドラマ展開などは特になく、作者の身辺の現在形の出来事とそれに関連する過去の出来事の回想によって思いが綴られている。それを考えると一体小説とはなんなのかという問いが生じる。なんなのだろう?

     それより気になるのは作者は知人であり、僕自身が登場人物の一人でもあり、その立場で読んでいたのだが、全く枡野浩一さんのことを知らない人が読んだらどのように受け取るのだろう。とても気になった。

     枡野さんはずっと会えない息子さんのことを考えていて、この本を読むとより僕も会えない娘の事が一層気になってしまう。

     最終章の、中村うさぎさんの

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    2016年07月19日
  • ショートソング

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    ショートソング=短歌

    読んでると 吉祥寺の街 目に浮かぶ
    とりあえず次 あのカフェ行こう

    短歌のよしあしは正直わからないけど
    青春ぽくておもしろい本だった

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    2016年01月30日
  • 僕は運動おんち

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    運動おんちの主人公、通称「うんちゃん」の高校生活悲喜こもごも。

    思春期のモヤモヤ。性に関するモヤモヤが、独特の活字の面白さで表現されてるのが良い。

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    2016年01月30日