枡野浩一のレビュー一覧
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歌人の枡野浩一がネットで募集し、選句したドラえもんがテーマの短歌集。
ドラえもんは今もアニメや映画をやっている現役のキャラクターなのだけど、その息の長さゆえに、「かつてドラえもんの読者だった」人たち、あるいは世代がとても多く存在する。
のび太より幼いころからドラえもんに親しんできて、今ではパパより年上なんて人も少なくないだろう。
そういう人たちにとって、ドラえもんは望郷の存在で、過ぎ去ってしまった少年時代の形代のようなものなのではないかと思う。
もちろん今もドラえもんが好きか嫌いかと言えば好きと答える人が多いだろうし、だからこそこんな本ができるわけだ。でも、今の「好き」とあのときの「好 -
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ネタバレ死にたい死にたい言っていた男子高校生が、友達の作った詞を元に文化祭でバントをやることになり奮闘する話……かと思ったら違かった。友達に詞を見せられたあとも話は淡々と進み、劇的な変化はない。やむなく水泳大会に出ることになったり、文化祭の手伝いをしなきゃいけなくなったりしたけど、本人の意識に変化はない。それでいて、将来やりたいことが見つかったり、クラスメイト女子に好かれたりする。
やっぱ、偶然なきっかけって大事だよね。「あれやろう!」って何かを追い求めるんじゃなくて、なんとなーく色々やってるうちに本当に大事なものが見えてくるってのが。
なかなかいい感じだったのに、作中の詞が筆者が以前にコンテストで賞 -
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あとがきこそ本編の、リアル離婚調停自伝小説。
もともと南Q太が好きで、元旦那の視点を読んでみたくなり
手に取ったのだが、本書は思った以上に主観だらけで根っこの部分がよくわからなかった
他人がわかる必要がないのか?とも思うが読む限りはもう少し、わかりたかった。
著者の枡野さんは、よくもわるくも自分に正直なんですね。
離婚は、だれが悪いとか、明確にする必要はないんだと思う。
ただ、お互い全く違う人間なので
わかりあえなくなったら
わかりあえていたことが夢か幻のようになってしまうんだなあ
その原因は すくなくとも 片方ではない。
町山さんの解説は、ほんとうに「解説」です