枡野浩一のレビュー一覧

  • 石川くん

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    「石川くん」が石川啄木だとは…
    名の知れた歌人=立派な人とは限らない。
    やはり、呼び名は石川くんで充分だ。
    啄木の短歌を現代語訳で、分かりやすい。
    石川くんの素性が、なかなか面白く解説されている。
    それにしても金田一くん、お人好し過ぎるでしょ。
    '13.08.07読書完了

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    2013年08月07日
  • ドラえもん短歌

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    歌人の枡野浩一がネットで募集し、選句したドラえもんがテーマの短歌集。

    ドラえもんは今もアニメや映画をやっている現役のキャラクターなのだけど、その息の長さゆえに、「かつてドラえもんの読者だった」人たち、あるいは世代がとても多く存在する。

    のび太より幼いころからドラえもんに親しんできて、今ではパパより年上なんて人も少なくないだろう。

    そういう人たちにとって、ドラえもんは望郷の存在で、過ぎ去ってしまった少年時代の形代のようなものなのではないかと思う。

    もちろん今もドラえもんが好きか嫌いかと言えば好きと答える人が多いだろうし、だからこそこんな本ができるわけだ。でも、今の「好き」とあのときの「好

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    2013年07月26日
  • 石川くん

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    ネタバレ

    鬼畜な石川くんこと石川啄木をめぐるエッセイ。短歌の偉人だろうが、26歳で亡くなった年下のダメンズには「くん」付けが相応、と思わせる書きっぷり。「働けど働けど」と歌っても、ホントは全然働いていなかったヤツは、金田一くんとか節子さんに甘えて生きていた。現代語訳がまた痛さ倍増。
    ほぼ日サイトへの連載だった模様。朝倉世界一のイラストで、石川くんはより愛されやすいキャラ化した。
    啄木の短歌で好きな作品を引用すると、自分の弱みがバレる気がする。

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    2013年07月24日
  • 僕は運動おんち

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    背表紙を見て、思わず心の中で「私も‼」と呟いて手に取りました。

    うーん…男の子の主人公目線だったからか同じ高校生だけどあまり共感はできませんでした(^_^;)

    男子だったらもっとおもしろいと感じられるのかなぁ。

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    2013年03月05日
  • 結婚失格

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    とっても面白く読ませていただいたんだけど・・・

    自分のすべてをさらけ出して、ネガティブな部分も、他人にどう思われようが自分は正しい・・・というところまですべてをさらけ出して、そうまでして拘るものってなんだろう?

    一方的過ぎて感想も書けないさ。みたいな感想。

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    2012年11月10日
  • 石川くん

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    空気を読む圧力の強い現代の感覚において、石川啄木の短歌から感じられる過剰すぎるかもしれない自意識が、ときに私にとって救いとなるのである。

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    2012年10月08日
  • 結婚失格

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    自身の離婚体験を綴った書評小説。男は物悲しくて女々しいもんだ。
    うん。女々しい。しかしそれが正しい。

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    2012年07月24日
  • 淋しいのはお前だけじゃな

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    『五年後に 仕返しされて殺される 覚悟があるならいじめてもよい』

    ニュースで頻繁に取り上げられている時なので印象に残った。

    一番好きなのは
    『今夜どしゃぶりは 屋根など突きぬけて 俺の背中ではじけるべきだ』

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    2012年07月24日
  • 淋しいのはお前だけじゃな

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    3年間「ワコール・ニュース」で連載されていた、現代短歌(みじかうた)をまとめた単行本を文庫化された本。女性の読む雑誌に載っていたこともあり、恋愛経験を多く書こうと試みたとまえがきに書かれています。短歌とその短歌が詠まれたきっかけとなった出来事がまとめられています。(2012.1.4)

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    2012年01月07日
  • 僕は運動おんち

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    これは男性のほうが感情移入しやすいのかなぁ。

    面白くないわけではないけれど、なんとなく「ほぉ」って感じでした。

    人にはいろいろな面がある、というところはそうだなぁとうなずけました。

    それにしても、(特に高校までは)運動が得意であるかどうかということが男子にとってかなり大きな要素となっているのは何故なんでしょうね。
    やはり女子の視線が気になるということでしょうか?
    大人になればなんていうこともない要素になるのものなのにね。

    枡野さんは歌人で、そちらのほうの本が面白そうなので、いつか読んでみたいと思っています。

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    2011年12月18日
  • 僕は運動おんち

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    才能がどんどん開いてくうんちゃん。結局はいい思いをしちゃう。運動だって、勉強だってできないうんちゃんに共感してたのに。

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    2011年08月05日
  • 結婚失格

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    突然別れを切り出される方って、とかく「自分は何も変わってないのに・・・」とか「自分は悪くないのに・・・」って思いがちだよね。
    それをしつこく相手に詰め寄ると、うっとうしがられる・・・。
    そういうことを久しぶりに思い出させてくれた本でした。

    枡野さんの現在を知りたいなぁ。

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    2013年05月25日
  • 僕は運動おんち

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    自殺したいといいつつ、自殺しないんだろうなという感じ、高校生らしいなあ。主人公が自分の予想しない方向に転がされていく様が面白い。要所要所、クスリと笑えます。

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    2011年07月18日
  • 結婚失格

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    自伝的小説、短歌、エッセイ。
    不思議な形態の本。
    漫画家の妻との離婚が男性の目線で生々しく書かれている。

    あとがきが説明口調でちょっと冗長的かなと感じたが町山智浩の解説が的確で面白い。

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    2011年07月14日
  • 僕は運動おんち

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    ネタバレ

    死にたい死にたい言っていた男子高校生が、友達の作った詞を元に文化祭でバントをやることになり奮闘する話……かと思ったら違かった。友達に詞を見せられたあとも話は淡々と進み、劇的な変化はない。やむなく水泳大会に出ることになったり、文化祭の手伝いをしなきゃいけなくなったりしたけど、本人の意識に変化はない。それでいて、将来やりたいことが見つかったり、クラスメイト女子に好かれたりする。
    やっぱ、偶然なきっかけって大事だよね。「あれやろう!」って何かを追い求めるんじゃなくて、なんとなーく色々やってるうちに本当に大事なものが見えてくるってのが。
    なかなかいい感じだったのに、作中の詞が筆者が以前にコンテストで賞

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    2011年05月14日
  • 結婚失格

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    あとがきこそ本編の、リアル離婚調停自伝小説。

    もともと南Q太が好きで、元旦那の視点を読んでみたくなり
    手に取ったのだが、本書は思った以上に主観だらけで根っこの部分がよくわからなかった
    他人がわかる必要がないのか?とも思うが読む限りはもう少し、わかりたかった。

    著者の枡野さんは、よくもわるくも自分に正直なんですね。

    離婚は、だれが悪いとか、明確にする必要はないんだと思う。
    ただ、お互い全く違う人間なので
    わかりあえなくなったら
    わかりあえていたことが夢か幻のようになってしまうんだなあ

    その原因は すくなくとも 片方ではない。

    町山さんの解説は、ほんとうに「解説」です

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    2011年03月05日
  • 僕は運動おんち

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    私は疎いので知らなかったのですが、枡野さんは歌人だそうです。
    古本屋で偶然見つけ、短歌歌人の書いた青春小説というのに興味をひかれて購入しました。
    青春小説というとスポーツ万歳!的なイメージがあるのですが、この本は真逆。主人公は友人もあまり居ない根暗だし、いきなり20歳までに自殺するなんて始まり方だし、根っからのアンチスポーツ、けなしまくりです。
    アンチ王道青春小説。
    とはいえ、途中からは友人も出来るし、恋愛要素も出て来て、浅春小説らしくなります。
    一般的には高評価のようですが、私はどうも。。。。何か中途半端な感じを持ってしまいました。

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    2016年07月30日
  • 僕は運動おんち

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    私も体育の時間はほんといやだったなあ。他人より何十分の1秒早く走って何が楽しいのか、という主人公のぼやきに、まったくだよねー、と同感。

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    2011年07月16日
  • 僕は運動おんち

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    ちょっとネガティブな高校男子。でもちょこちょこ笑えるし、共感できる部分もあって全体的に爽やかな印象の小説。

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    2011年07月29日
  • 結婚失格

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    南Q太さんの元夫である枡野さんの本を読んだのは書評の中に銀色夏生さんの元夫であるイカちんが登場するからです。2人の離婚に至る経緯が似ていて面白い。妻もタイプ的に似ているのだろうな。

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    2010年09月06日