枡野浩一のレビュー一覧

  • 石川くん

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    めちゃくちゃ面白くて、あっと言う間に読んだ。
    さすが枡野さん!と感服。

    ネットで掲載されていたものの書籍化。
    石川啄木への愛のあるいじりでとても楽しく読める。
    枡野さんが石川啄木の短歌を現代風に書き直しているのも面白い。
    色々と興味深い作品だった。

    石川啄木がとても身近に感じられたし、もっと色んな作品を読んでみたいと思った。
    是非石川啄木以外もやって欲しい!
    そして岩手に行きたくなった。

    しかし、いまいちこれはいい!という短歌は無かった。

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    2010年07月19日
  • 淋しいのはお前だけじゃな

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    枡野さんの本4冊目?かな。

    歌のエピソードが分かって面白いです。
    切なくなったり共感したり。

    挿絵も素敵で、恋のエピソードを中心に集めたこの本にぴったりだと思いました。

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    2009年11月28日
  • 淋しいのはお前だけじゃな

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    1時間くらいで全部読めました!
    気楽に本を読みたい気分だったので、まさにうってつけでした!
    内容もおもしろかったです。
    妙に恋愛に冷めているように装っていたり、めちゃ鈍臭かったり、傘をよくなくしたり、ネガティブなのかポジティブなのかよくわからない性格・・・自分の日記を読んでいるようでした
    結婚したくない(なかった?)理由も全く同じやし

    文章が簡潔にまとめられていて、とても読みやすい本でした!
    飛行機や新幹線のなかで暇をつぶす時にオススメの1冊です。

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    2009年10月04日
  • 淋しいのはお前だけじゃな

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    すんごい読みさすさ。
    この人の人生が垣間見えてくるような優しい短歌ばっかだったな。

    今回のお気に入り。

    これはもういらないものだ だけどまだ捨てずにとっておこうと思う

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    2009年10月04日
  • 淋しいのはお前だけじゃな

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    枡野さんは歌人のはずなのに、「ショートソング」や「石川くん」など、歌集じゃないものばかり手にとっています。この本は枡野さんの短歌と、それにまつわるエピソードがまとめられたエッセイ集です。たんたんと綴られる過去の日々の記録が、なんとも哀しい。

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    2009年10月04日
  • 淋しいのはお前だけじゃな

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    『結婚失格』『ショートソング』を読んで以来の作者への「愛」ゆえに買ってしまいました。思ったとおり、通勤の20分で読めてしまったけど。絵もカワイイ。『ハッピーロンリーウォーリーソング』を持っているので、短歌は既読のものが多かったけれど、物語背景があるとまた沁み様が違う。長嶋有の解説もよかったです。パラッと読み返してグサッと来るの(かも)が予期できる恐ろしい本でもある。

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    2011年09月03日
  • 石川くん

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    とっつきにくい昔のコトバをこんなふうに噛み砕いてくれるとなかなかわかりきれない背景や温度などわかってくる。研究するっていうのはこんなことなのかな?時代の垣根を越えてわかりたいな、いろんなこと。

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    2011年09月29日
  • ドラえもん短歌

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    あの頃は どこでもドアが なくたって
    どこでも行ける ぼくだったのに

    ドラえもん 君は固いの やらかいの
    それって結構重要なので

    読んだあと 懐かしくなる
    『ドラえもん』自体がタイムマシンってことか

    ドラえもん無しでここまで生きてきた
    自分をもっと 褒めてあげたい

    道具とか出せないけれど
    お腹から 君が生まれてきたのは自慢

    大丈夫 タイムマシンがなくっても
    あの日のことは 忘れないから

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    2025年09月16日
  • ドラえもん短歌

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    ドラえもんのキャラクターやひみつ道具をテーマとして作られた、短歌の数々。
    ドラえもんを知っていれば伝わる、共感できる句も多く、自分でも一句読みたくなる。

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    2025年09月02日
  • ドラえもん短歌

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    加藤千恵のものなど良いものがところどころあったけれど、レベルがまちまちで一冊分を続けて読むのは辛いと思った。ドラえもんというテーマに伴う汎用性を考えたら、しょうがないかもしれないけれど、ふわふわっとしたことが多いので、もう少し踏み込んだ表現があれば良いなと思った。

    短歌ブームを経た今また集め直したらもっとレベルが上がりそうだと思う。ドラえもんと短歌はとても相性が良さそうだからこのままだともったいない感じがした。

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    2025年08月16日
  • ショートソング

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    悪くない それなりに良い 面白い けれどそれでも そこまでではない

    淡々としていて、淡白な感じ。感情移入するに至らない。

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    2025年04月06日
  • 僕は運動おんち

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    運動が苦手だとしても、他にその人ならではの魅力がある。魅力を活かしていくうんちゃんがステキだなと思った。

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    2024年03月23日
  • ドラえもん短歌

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    ネタバレ

    いくつになっても忘れないドラえもん。少し前に小1の息子に漫画のドラえもんを買い与えた。持ってる巻を何度も読んでは飽きずに感想を言う。それに真剣に付き合える自分もテレビを観て何度も漫画を読んで育ったから。

    本書はドラえもんを題材にした短歌のみがずらりと並ぶ。短歌の事はあまり分からないがドラえもんの事となるとなるほどと感動があるし、情景や心情を思い浮かべて楽しめる。

    ひみつ道具ある未来、ない現実のどちらも良し悪しがある。どこでもドアで一瞬で行ける良さ、楽しみの余韻に浸る時間がなく一瞬で終わる帰り道…などなど。

    ドラえもんを違った角度から楽しめる本だと思いました。

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    2023年11月26日
  • ショートソング

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    私が好きなのは
    「やんなくちゃなんないときは やんなくちゃ
     なんないことを さあやんなくちゃ」
    「遠くまで行く必要は なくなった
     遠くに行ける そんな気がした」
    「こんなにもふざけた きょうがある以上
     どんなあすでも ありうるだろう」
    「これからもきっといろいろ あるけれど
     いつかなつかしいんなら愛だ」
    です。著者も短歌読む人なんだねー。

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    2023年08月06日
  • ショートソング

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    タイトルを直訳すると、短い歌。ということで、短歌を愛する若者たちの青春物語です。ちなみに英語で「短歌」は、そのまま「tanka」でいいらしい。

    2005年から2006年にかけて、ライブドアと集英社の携帯サイトで連載されていたケータイ小説を改題、加筆修正した文庫オリジナル作品です。著者ご自身が歌人でいらっしゃいます。

    本作の舞台は、吉祥寺。ハーフの内気なイケメン、19歳の国友克夫(CHERRY BOY)と、知り合った女性にすぐ手をつけちゃう天才歌人、25歳の伊賀寛介(PLAYBOY)、この2人の視点で交互に話が進んでいきます。

    ひと区切りが3ページと短く、すぐ視点が切り替わってしまうため、

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    2023年08月04日
  • ショートソング

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    タイトルの「ショートソング」が短歌のことだと気づいたのは本を読み進めていた途中であり、あまり短歌に関する本だとは思わずこの本を手に取った。 

    2人の主人公の視点でストーリーが構成されていて、少ない文字量で視点がテンポよく切り替わるので読みやすかった。

    吉祥寺のカフェの名前がたくさん出てきて、他の方の感想を見ていると実在する店なのかなと思いつつも地方の私には縁のない話なのであまり気にならなかった。
    色々な登場人物があったと思うが、一度登場したきりでその後出てこないまま、終わってしまった人もいたと思うので登場させた意味がわからないままで読後感はもやもやした感じでした。
    短歌を愛でる感性がもう少

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    2023年07月05日
  • ドラえもん短歌

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    ネタバレ

    2022.10.06
    言葉が五七や七五にまたがっている短歌にはあまり惹かれないかも。すぱっと五七五七七でリズムが決まる短歌は気持ちいい。

    これだけ様々な切り口で短歌が集まるドラえもんの懐の深さよ…個人的に「ねぇドラえもん」の章が好き。最後の河原涼太郎氏の解説も面白かった。

    ◎「タケコプターは力学的にありえない」野暮な男と朝焼けを見る 〼あー、夕焼けだったら、とりかえしがついたのに……。
    ※枡野さんの解説込みですげー好き

    ◎ドラえもん 話を聞いて そばにいて ひみつ道具は 出さなくていい

    ◎大丈夫 タイムマシンが なくっても あの日のことは 忘れないから

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    2022年10月06日
  • 僕は運動おんち

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    勉強はイマイチ、運動は出来ない、やたらと親近感を覚える主人公の青春期を描く。

    舞台はノストラ何某の預言よりさらに前なので、懐かしさもあるが、内容は今でも十分楽しめるものである。

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    2022年09月14日
  • ショートソング

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    ギリギリの 三点となったそのわけは なんとも言えぬ 文の軽さか

    少しだけ 言わせてもらうと 此の本に 出てくる短歌は 概ね好き

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    2022年08月28日
  • 石川くん

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    友達のように呼びかける、石川くん、と。

    某石川啄木のアニメをみたのがきっかけで読む。自身も歌人である著者が石川啄木に送る手紙のように、石川啄木の歌や人生について書いた連載をまとめたもの。石川くんもヒドイし、著者のコメントもヒドイ。でも、包み隠さず生きるというのは石川くんのような生き方なのかもしれない。だから、石川くんにヒドイことを言いつつ、石川くんを嫌いにはなれない。

    一番好きな歌は「こころよく 我にはたらく仕事あれ それを仕遂げて死なむと思ふ」

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    2020年07月11日