枡野浩一のレビュー一覧

  • ドラえもん短歌

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    先日訪れた藤子・F・不二雄ミュージアムで見つけた一冊。
    表紙のソラの青色がとても印象的で、手に取ってしまいました。

    様々な人が様々なドラえもんの想い出を、ウタにこめています。
    決して飾ることはないその言の葉たちが、染み入ってくるようでした。

     ドラえもん
      話を聞いて
       そばにいて

      ひみつ道具は
       出さなくていい

    どれも素敵でしたが、あえて選ぶとすればこの一首。
    ドラえもん、ソラとクモの配色なんだなぁ、、とあらためて。

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    2012年09月18日
  • 石川くん

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    ネタバレ

    おすすめで貸してもらったの枡野浩一のブログの本なのかな。

    内容は石川啄木のダメダメさをディすってるだけなんだけど、おかげで犬猿しがちな短歌にも馴染みやすくてよかった。

    目覚めてもふとんのなかでごろごろとしちゃう駄目さをせめないでママ

    これが特にお気に入り。

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    2012年05月19日
  • 石川くん

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    石川くん…なんてダメなやつなんだ笑 石川啄木の意外な一面を知ることができた。絵が可愛かった。
    あと石川啄木の短歌を現代ぽくアレンジしてるのが面白かった。

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    2012年04月09日
  • 僕は運動おんち

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    最初は全然話の意図が掴めなかったけれど、後半の展開が予想外ながらもサクサク進んで、淡い青春ストーリーになっていることに感動しました。

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    2012年04月08日
  • 僕は運動おんち

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    運動おんちで、死にたがりの僕が、友達とのかかわりによって、少しずつ変わっていく話。
    中学生独特の青臭さが良かった。
    読み終わって、ほっとするというか、じんわりくる話。

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    2011年12月24日
  • 石川くん

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    石川啄木ってこんな人!?とびっくりする。彼、ダメ男だったんだね…(笑)
    マスノさんの現代短歌アレンジも面白いです。

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    2011年11月06日
  • 石川くん

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    とりあえず手に取ろうか!!


    薄幸の美青年だと思ってたのに石川くんってサイテー!!
    だったんだね。また、朝倉世界一さんの挿絵が合ってる合ってる!!

    石川くんの最低っぷりにどんどん夢中になっていく不思議な一冊。

    もう!もう!!!!うっかりフェア引き中に手に取ったが最後ついにはフェアしちゃったもんね。
    黄緑の表紙が棚にずらっと並んだときは…はやまった…とか思ったとかそんな…。
    (しかし1○○冊入荷して10冊しか売れず…(*´ρ`))

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    2011年10月18日
  • 僕は運動おんち

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    「僕は運動ができない」
    思わずこのタイトルに「Me,too!」と
    叫びたくなってしまいました。
    何せ私も全く運動が出来ない身ですから。
    しかもこの子、数学まで出来ないんですよ。
    これに関しても「Me,too!」と全力で
    叫びたくなってしまいました。
    物語自体も凄い面白いです。
    宇佐田くんにイツキ君、かよさん、岡下さんetc....
    登場人物がわりと個性的なのに反して何かと「時差!時差!」
    「死にたい、死にたい」と叫ぶ主人公がツボです!

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    2011年09月10日
  • 石川くん

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    朝倉世界一さんの挿絵が可愛らしくて、枡野さんの愛情たっぷりな毒舌とのバランスがよかったです。
    不思議なのは、枡野さんの口語短歌と一緒に読んだら、啄木の歌が新しく感じられたこと。

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    2011年08月05日
  • 結婚失格

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    町山智浩の解説を読んで、ようやく腑に落ちた。この解説を含めてひとつの作品だと思う。印象に残ったのは、解説内で「人間の通過儀礼が弱体化したなか、失恋は例外」という言葉。「思想地図β」での菊池成孔の「無条件に素直に従えるものが、この国には恋愛以外残っていない」という指摘と重なった。

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    2011年07月04日
  • Twitter小説集 140字の物語

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    短い文章だからこそ、
    作家の人間性が
    ここぞとばかりに
    浮き彫りになってて
    びっくり。
    予想以上に面白かったー

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    2011年06月13日
  • 結婚失格

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    町山さんの解説が読みたくて購入。小説部分を読みながらうっかり主人公に共感してしまい、町山&穂村両氏の解説を読んで、その指摘のもっともさにうなだれた。正しさを振りかざしてしがみつく感じ、自分にもあるなー。主人公が内田春菊を例に出し、そういったタイプの女性を非難するくだりが印象的。私も似たようなことよく考えます。器のちっちゃいやつです。

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    2011年06月05日
  • 石川くん

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    啄木の短歌を枡野浩一が詠み直す。
    現代語訳というのは違う気がする。元々口語だし。啄木の軽さと語感が活きた秀逸なる翻訳。

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    2011年01月04日
  • 石川くん

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     みなさんは"石川啄木"と聞いてどんなイメージを持っていますか?
     現代歌人・枡野浩一による石川啄木の短歌の現代訳、および石川くんへ捧げる手紙たち(という名のエッセイ、かな)

     とにかく抱腹絶倒!衝撃的!!
     鬼畜で女の敵な石川くん。だけどどこか憎めなくて、みんなから愛されてる石川くん。金田一くんにお金返そうよ石川くん……。
     枡野さんによるテンポの良い手紙も読んでいてとても楽しい。

     教科書的な石川啄木ではなく、身近で笑える石川くんを感じてほしい。

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    2012年02月06日
  • 僕は運動おんち

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    なかなかいい青春もの。

    とても運動が苦手でネガティブな主人公にやるせなく読み進めていったのですが、終わり方がグッドエンドだったので救われました。

    展開が急すぎて薄っぺらくなってる感は否めませんが、読みやすくあっさりと楽しめる小説としては満足できるものでした。

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    2010年12月08日
  • 結婚失格

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    まず、カテゴライズに悩んだ一冊でした。「書評」としてもよかったのだろうけど、それは何だか違うだろうと。書評という軸を持った私小説だろうと判断したので、私小説としました。
    AV監督である主人公が離婚調停中の妻への気持ちと我が子への想いを、調停などの過程に沿って綴ったものです。ひとつひとつのチャプタごとに一冊の本を取り上げて進んでいきます。あくまでフィクションとして。
    町山智浩の解説までぜひ読んでほしいです。
    ふと思ったことは、穂村弘はモテ、枡野浩一は非モテだということ。
    暗い気持ちになるし、離婚のごたごたばっかり文章にしやがって、という気持ちもあって、評価に悩みました。でも、それだと読まなきゃい

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    2010年10月17日
  • 結婚失格

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    ああ、もう、どうしようもない、とここまで思わされたのも久し振りである。主人公速水の正しさのベクトルが常に自分に向いているのだ。方向を変えるチャンスは幾度か訪れているというのに。正しさは諸刃の剣であるかもしれない。振りかざすと相手を傷つけ自分をも傷つける。
    特別寄稿や解説の素晴らしさもさることながら、速水のすっとんきょうな律儀さに無理やり泣かせられるような一冊。

    また、収録されている短歌「夢について」に少し救われる。やっぱりこうでなくっちゃ。

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    2010年08月26日
  • 結婚失格

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    今まで読んだことの無い分野の本だったので、新鮮だった。著者のことはこの本で初めて知ったが、実にウダウダしていて自分を見るようであり、複雑な思いの読後感だった。

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    2010年08月23日
  • 結婚失格

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    町山さんとの対談USTを見て購入。「あるきかたが正しくない」も読んでいたので情報が補完された感じ。
    町山さんの解説は素晴らしいし、穂村弘の毒エッセイも素敵だが、本編あればこそ。
    結婚というより、人とうまくやっていく事の根本的な困難さに思いをはせる。そんな本。

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    2010年08月22日
  • 結婚失格

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     ひどくバランスが悪いようでいて、絶妙にバランスがとれていると思った。
     やばい、こういう人好きだなぁ。と思ってしまった。
     

     この本を読んで、主人公のことを好きだと思っていられるうちは、自分は自分と向き合えている気がする。


     解説が素晴らしい。それで、この解説を載せたってことがすべてだと思う。

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    2010年08月21日