柄刀一のレビュー一覧

  • ifの迷宮

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    過去に読んだけど内容を記憶していないモノを読んでみようシリーズ

    2年前の謎に満ちた殺人事件と、巨大企業の家元である宗門家。
    そしてその宗門家で起きた殺人が複雑に絡み合い、
    最初の方は不気味でオカルティックな雰囲気が漂う。
    2年前の殺人事件の被害者が、20年近く前に亡くなった人物と同じDNAを持っていたり、
    新たな殺人事件の被害者の爪に残る肉片から、その前に既に被害者となっている人物のDNAが出てきたり。

    ただ、最終的には、警察によるDNA鑑定の盲点を突いたミステリーといった所か。
    正直全くそのトリックに思い至らず、「なるほど」と思ったが。

    そういったトリックの作りや意外な真犯人など
    非常

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    2021年03月14日
  • ジョン・ディクスン・カーの最終定理

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    未解決犯罪実録集にカーが走り書きをしたという本を見る機会を得たミステリ好きの学生たち。カーが解いたという不可能犯罪を書き込みから推理する彼らにもまた、不可能犯罪がふりかかる‥
    短編「ジョン・D・カーの最終定理」を改稿して長編化した話らしい。短編の方は未読。
    本に書かれた過去の犯罪2つと現在の殺人事件の話だが、どれもカーらしいトリッキーな不可能犯罪。ラストはなかなか意表を突かれた。
    カーへの愛情と不可能犯罪のロマンが感じられる。

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    2021年03月06日
  • 密室キングダム

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    南美希風を探偵役としたシリーズの長編。今作は密室がこれでもか!というほどに登場するまさしく密室の王国。でも一番驚いたのは犯人に関する最後のトリックかな。確かにそこに行き着くまでに伏線は貼られていたのに全く気付かなかった。しかし全体的なトリックとしては上手いとは思うものの一気に話が動く終盤までがいかんせん長すぎる…、中盤まではひたすら謎に振り回されるばかりだった。こういう探偵小説だと刑事は無能に近い扱いを受ける物が多いが、今作は刑事たちもだいぶ活躍していたのでそういうところも楽しめた。

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    2021年03月02日
  • ifの迷宮

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    死んだはずの人物の遺伝子が殺人現場から発見?という謎から始まり密室や死体消失?と言ったミステリの謎解きと遺伝子や精子バンク、障害者、命の「選別」という重いテーマが同時に進んでいきます。障害児を育てながら捜査にあたる百合絵を初めたくましく生きていく女性達に好感を持ちました。

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    2021年01月03日
  • ジョン・ディクスン・カーの最終定理

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    ネタバレ

    ディクスン・カーが未解決事件の真相を記したされる書をめぐる不可能犯罪。ディクスン・カーが好きな人にはたまらないのかな。カーが解決したされる過去の事件を含め、作中で扱われるトリックは大きく4個(3+1?)。実現性には乏しそうだが、どれも良くできているし、特にメインの友坂殺しのトリックは細かいところにまで神経が行き届いている。けれども、どれもがトリックのためのトリックなのはいただけない。要するに、事件が不可解なのは、(ある理由で)犯人が不可解な状況を作りたかったからだ、と説明されてしまう。個人的には、こんな謎解きくらい興ざめなことはない。

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    2020年09月12日
  • レイニー・レイニー・ブルー

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    車椅子の名探偵、通称「熊ん蜂」が女性介護福祉士をワトスン役として謎を解決していく連作短編集。障がい者を取り巻く問題を扱っているとはいってもそれぞれの謎自体にそこまで関わっているわけではない。どの事件も単純な事柄のようでいて解決までに至る道筋は短編にしては難しかった。それにしても「百匹めの猿」の犯行の起こし方はちょっと無理筋すぎる気がする…、まぁプロバビリティの犯罪といってしまえばそうなのかもしれないけども。

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    2020年07月19日
  • 殺人現場はその手の中に―天才・龍之介がゆく!

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    天地龍之介シリーズの一つ。連作短編集。今作は前作の短編集と比べてどれも謎は小振りかな。しかし本自体に仕掛けられているトリックはなかなかに見事だった。龍之介の謎解きがあるまでさっぱり意味がわからなかったもんなぁ。その謎が明かされる「ページの中の殺人現場」が一番好みかな。

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    2020年02月02日
  • 殺意は青列車が乗せて―天才・龍之介がゆく!

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    天地龍之介シリーズの一つ。連作短編集。今回は黄色い部屋に入ったり雪に埋もれたり列車が消えたりと色々忙しい。4章の「どうする卿、謎の青列車と消える」(どうする卿は作中に出てくる人物のあだ名で口癖が「さー、どうする」)は列車消失という大掛かりさ。しかしトリック自体はそこまで難しくなかったかな。今作で龍之介に夢ができるわけだが果たしてそれはどんな形で叶うのだろうかとこの先が気になるところ。個人的に好みなのは1章の「龍之介、黄色い部屋に入ってしまう」かな。

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    2020年01月15日
  • バミューダ海域の摩天楼

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    天才少年博士、通称Drショーインが探偵役。中編二作が収録されているがどちらとも話のスケールが大きすぎて私如きではなんと言ったらいいのかよくわからない。なんせ挑む謎は地球そのものと言ってもいいぐらいの規模。しかしそこは柄刀一先生。バミューダ海域で生じたドラゴンの影も太古の古代文明から齎された予言の謎も非常に科学的に論じられていた。

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    2020年01月05日
  • ifの迷宮

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    本格ミステリというよりも社会派ミステリのように感じられた。事件を複雑化させているネタは事前にある程度の知識がないとわからないものだったのでその素養がない私には謎解きされるまでさっぱりわからず。読み応えはあったけれどテーマがテーマだけにちょっと陰鬱な気分にもなった。

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    2019年12月09日
  • 翼のある依頼人~慶子さんとお仲間探偵団~

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    「マスグレイヴ館の島」に出てくる登場人物たちが探偵役となる連作集。一番長い話である「見えない射手の、立つところ」における犯行のオチは正直現実的ではないけれどもありえそうなそんなギリギリのラインに読めた。この作者の他の作品である「OZの迷宮」とかもそれに近いように思う。魅力的なキャラが多いので作中で示唆だけされている事件も是非とも小説にしてほしい。

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    2019年11月18日
  • fの魔弾

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    南美希風を探偵役としたシリーズの長編。今作はだいぶサスペンス色が強いが根底にあるのはあくまで本格ミステリ。密室ものだが全然わからなかったなぁ。

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    2019年11月10日
  • ヤオと七つの時空の謎

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    【収録作品】「プロローグまたはヤオは旅立つ」 芦辺 拓/「聖徳太子の探偵」 獅子宮 敏彦/「妖笛」 山田 彩人/「鞍馬異聞」 秋梨 惟喬/「天狗火起請」 高井 忍/「色里探偵控」 安萬 純一/「天地の魔鏡」 柄刀 一/「ヤオ最後の冒険またはエピローグ」 芦辺 拓

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    2019年11月04日
  • シクラメンと、見えない密室

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    喫茶店「美奈子」の店主である美奈とその娘の奈子。そのうちの美奈を安楽椅子探偵とした短編集。タイトルからもうかがえるけれど全編にわたり植物が関わっていて、それが事件の謎にもなり解決の鍵ともなっている。表題作の「シクラメンと、見えない密室」の謎解きはその時の人間の心理として考えてみれば非常に納得がいった。全体的にロマンティックな作品であり作者の別作品である「アリア系銀河鉄道」あたりを好きな人にはオススメできる。

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    2019年10月05日
  • マスグレイヴ館の島

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    長編のわりには他の長編の柄刀一作品よりライトな印象を受けた。主人公の慶子ちゃんや他のキャラが漫画的な印象を与えていたからかもしれない。でも謎自体は決してライトではなく全然わからなかった。でもあれだけのトリックはなかなかわかるものじゃないよなぁと自己弁護。途中でちょっと変わった読者への挑戦状もあってボリュームとしては申し分なし。

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    2019年10月05日
  • 殺意は幽霊館から―天才・龍之介がゆく!

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    天地龍之介シリーズの中編。薄いのですぐ読み切れた。最初のトリックは昔ならわりと新鮮に感じられたのかもだけど今だとありふれたものだよなぁという感じ。でも犯行を誤魔化すために行われた仕掛けはパッと見では気付けなかったのでそこらへんの組み合わせが上手いなぁと思えた。

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    2019年10月05日
  • 幽霊船が消えるまで―天才・龍之介がゆく!

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    天地龍之介シリーズの連作短編集。やっぱり龍之介くんは純朴だねぇ。でもそこが探偵役として良い味が出ている。どの謎もすっきりと解明するには知識がそれなりにいる内容だったのでパッと見ではわからないけど龍之介くんの説明ですっきり解明するところは気持ちよい。龍之介くんにはいつまでもその素朴さを失わないでほしい。

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    2019年10月05日
  • 火の神(アグニ)の熱い夏

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    南美希風シリーズ第二弾。こちらは長編。ロジックは中々気持ちよく感じられたけれど仕掛けられたトリックは詳細な点がちょっと曖昧なまま終わってしまったのでそこが拍子抜けかな。探偵役の南美希風がそこまで登場頻度が高かったわけでもないところもちと物足りない感じ。

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    2019年10月05日
  • OZ(オズ)の迷宮

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    短編集。どの謎にもアクロバティックな解決が成されるのだけれどちょっと荒唐無稽感はありつつもミステリとしては十分楽しめた。一番好みなのは「絵の中で溺れた男」かなぁ。南美希風を探偵とした作品は他にもあるのでそちらも楽しみ。

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    2019年10月05日
  • 殺意は砂糖の右側に―天才・龍之介がゆく!

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    天地龍之介シリーズの一作目の短編集。どの話も柄刀一ワールド満載。どれも長くないからさっくりと読めるんだけどちょっと物足りなさはあった。個人的には「銀河はコップの内側に」と「ダイヤモンドは永遠に」が好みかな。

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    2019年10月05日