OZ(オズ)の迷宮

OZ(オズ)の迷宮

770円 (税込)

3pt

被害者は密室にいながらにして矢で殺され、あるいは自らが描いた絵の中で溺れ死ぬ……。犯人は密室に閉じこめられたまま殺人を犯し、足跡を残さずに雪道を歩く……。奇想天外な謎の数々を、名探偵の宿命を受け継ぐ者が、鮮やかに解決してゆく。前代未聞のトリック、水も漏らさぬロジック、衝撃的なラスト――本格推理小説の奇跡的到達点がここにある!

...続きを読む

OZ(オズ)の迷宮 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2018年05月14日

    著者は結構ロマンチストだ。序盤は平凡だが、徐々に不思議な連作短篇集が姿を現わす。最後の蛇足感が気になるなと思いきや、あとがきでもう一捻り。ベスト短編は「◯◯◯(一応伏せ)」。ありそうでなかったミスディレクションと後味悪いエンディングはそうはお目にかかれない。

    0

    Posted by ブクログ 2013年10月13日

    「密室の矢」 「逆密室の夕べ」 「獅子の城」
    「絵の中で溺れた男」 「わらの密室」 「イエローロード」
    「ケンタウロスの殺人」 「美羽の足跡」
    全8篇。連作短編集・・・なのですが、期待度大で読み始めたのはいいけれど
    読みながら戸惑ってしまった。
    これ探偵が変わるんだよね。
    しかもその入れ替わり方...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2010年09月23日

    探偵役が移り変わってゆく連作短編集。あとがきで更に最後の一捻り。前半は特に、クリスティ等の古い海外ミステリーの翻訳もののような雰囲気。

    0

    Posted by ブクログ 2024年04月14日

    密室の矢
    光文社「本格推理03 迷宮の殺人者たち」 1994年4月

    逆密室の夕べ
    光文社「本格推理マガジン 孤島の殺人鬼」 1995年12月

    獅子の城
    光文社「OZの迷宮」 2003年6月

    絵の中で溺れた男
    光文社「OZの迷宮」 2003年6月

    わらの密室
    光文社「OZの迷宮」 2003年6...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2024年01月12日

    著者の代表的な探偵である南美希風が初めて登場する作品。女性と思っていたら男性だったのか。連作短編の体をとっているのだが全て読むと繋がっているという構造なのだがそれ以上に面白い仕掛けもあったり、なかったり。ミステリとしてはペンネームの由来となっているカー寄りでそれよりも島田荘司さんっぽい強引なトリック...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2019年10月05日

    短編集。どの謎にもアクロバティックな解決が成されるのだけれどちょっと荒唐無稽感はありつつもミステリとしては十分楽しめた。一番好みなのは「絵の中で溺れた男」かなぁ。南美希風を探偵とした作品は他にもあるのでそちらも楽しみ。

    0

    Posted by ブクログ 2015年12月29日

    本格ミステリーは殺害方法さえ思いつけば、動機は後からいくらでも作れる。ゆえに、作者の指先一つで誰でも犯人にできる、という点を逆手にとった短編集だ。その志は買うが、同工異曲の事件ばかりで飽きてくる。ちなみに、受け継がれる絆、はウルトラマンネクサスのテーマでもあった。

    0

    Posted by ブクログ 2012年09月05日

    3+
    企み過ぎにも程がある。「ケンタウロス〜」等、奇抜な謎で興味を引き、良い意味で印象深い話もある。が、連作の構成上必要とは言え、結論ありきで作られた第3話の無理矢理感が、説得力も低く足を引っ張る。

    0

    Posted by ブクログ 2010年01月22日

    短編リレー式?
    主人公は3人いるのですが、バトンタッチの仕方が
    ありえないというか、そういう落ちは考えていませんでした、な方式。
    これはこれで、脳内常識ひっくり返してくれました…w

    事件もいつものように脳内常識ひっくり返してくれましたが
    更にひっくり返してくれたのはあとがき。
    そこにいたるまで、3...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2011年08月25日

    名探偵のための、短編連作。
    いい意味で裏切られた。
    南美希風まで悲劇的な最後を迎えるんじゃないかとハラハラしたが。
    しかし、あのあとがきを踏まえると、「驚異的なパワーを持つ頭脳です」とか「まさに"魔術師"ですね」とか、恥ずかしくなかったんだろうか…これも自己愛性人格障害のなせる業...続きを読む

    0

OZ(オズ)の迷宮 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

光文社文庫 の最新刊

無料で読める 小説

小説 ランキング

柄刀一 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す