【感想・ネタバレ】fの魔弾のレビュー

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Posted by ブクログ

南 美希風シリーズ3作目。積読本に紛れて約10年間も放置してしまってた…(先に密室キングダム読んじゃった)札幌のアパートで、射殺された2人の男と、容疑者と思われる意識を失った浜坂憲也が発見された。密室であったため死刑確定とされた旧友のため捜査する美希風は、重要な証言を得るためアメリカへ渡るが、そこで全く同じ状況下の密室殺人に遭遇。しかも、犯人の魔の手は美希風に襲いかかる。判決までのタイムリミットが迫る中、2つの密室のトリックを解いて、生きてこの密室から脱出できるのか!?エンディングもとても良かった。

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2017年07月20日

Posted by ブクログ

南美希風シリーズの長編。
美希風の旧友 浜坂が殺人容疑で逮捕され、彼の無実を証明するため、美希風が真相究明に乗り出す。
事件を調べる内、美希風自身も真犯人の罠にはまり、浜坂と同じように銃殺死体の側で目覚める。同じ状況に陥ったことで、浜坂の事件の真相にも気付くというもの。

美希風が探偵役で事件を解決するのはいつも通りだけど、今回は浜坂の求刑までというタイムリミット付き。さらに裁判の行方を追うリーガルサスペンスの要素もあり、いつも以上に面白くなっている。

柄刀さんといえば密室ものだけど、今回も見事な密室。たまに曲芸みたいな離れ業トリックの場合もあるけれど、今回は至ってシンプル。だからこそ、身近な恐怖がある。

結局『fの魔弾』のfが何なのか明言されていない、と思う。fate(運命)やfake(偽り)、終盤の展開からすると、もっと抽象的な意味でfutureとか、いろいろ考えられるけれど、あえてはっきり書いてないということは色んな意味が込められているのか、それとも読者次第ということか。
いずれにしても、今回も緻密な伏線が張り巡らされていて、特に松葉杖の解釈は秀逸。

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2018年11月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

2011/11/18 メトロ書店御影クラッセ店にて購入。
2015/9/10〜9/12

南美希風シリーズの第3弾。
これまで、柄刀作品との相性の悪さを散々書いてきたが、ようやく良い作品に巡り会えた。密室殺人の容疑者にされた友人を助けるために、アメリカに渡った美希風が、ほぼ同じ状況に陥ってしまう。自分の窮地を解決することが、友人の嫌疑を晴らすことにもつながる、というなかなか面白い状況。
美希風シリーズはこの後、名作の誉れ高い『密室殺人キングダム』である。楽しみにしよう。

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2015年09月12日

Posted by ブクログ

南美希風を探偵役としたシリーズの長編。今作はだいぶサスペンス色が強いが根底にあるのはあくまで本格ミステリ。密室ものだが全然わからなかったなぁ。

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2019年11月10日

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ディクスン・カーの「ユダの窓」を意識して書かれたものらしい。
密室トリックと法廷での真相解明。過去と現在が並行して語られているのも面白い。
事件の当事者となり、実際に犯人と向き合わなければならなくなってからの美希風の動きや思考が緊迫感をあおる。
浜坂を信じ裁判にのぞむ桂弁護士もいい。意外と可愛らしさが垣間見えるキャラクターは、けっこうお気に入りかもしれない。
しかし、普段疑問にも思わないようなことが犯罪に結びつくこともある・・・可能性を提示されたような気がして読み終えてから妙な居心地の悪さを感じた。

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2017年02月27日

Posted by ブクログ

殺人事件に巻き込まれた無実の犯人を救う話。
殺害現場のトリックを解き明かす事柄を判決までの時系列で書かれている。
内容はそれ程好きではないが、推理小説好きな人は読めると思う。

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2013年07月08日

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気が付けば目の前には死体となった人物が。
驚くしかないその状態で脳裏によぎったのは
友人がこれと同じ状態に陥っていた事。

密室で死体が2体と生者が1人…となると、殺したのは生者で
証拠品もそこに存在している。
しかし生者は無実を主張、という、どうすればこうなるのか
さっぱりな状態でしたが、解決編にいたって納得。
むしろ、今回は回答が目の前で得られました、という感じで。
…ぎりぎりで、そこに辿りついてはいますがw

なるほど、と思うと同時に、恐ろしいまでの恐怖があります。
心理的に操られた、というのもありますが、一番怖いのは手段。
どこにでもあるものだったので、しばらく覗くべきか否かも…。
案外簡単に取れるものなんだな、という驚きもありましたが。

新しい市場、は、詐欺を行われるより
ものすごく嫌です。

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2012年03月05日

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