柄刀一のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
『福祉、と呼ばれた日本の精神は、産まれてきても大丈夫よ、ではなく、ここで死んだほうが幸せなのよ、という段階でその成長を止めた。』
テーマは遺伝性疾患。著者曰く、「情報うんちく系のミステリー」らしい。なるほど、本書には、最先端医学や考古学の話題がふんだんに盛り込まれている。さらに、題目の通り、情報分岐が幾重にも折り重ねられているため、それはもう、やたら重みがある。とても片手まで流し読みできるような本ではないことは確かだろう。
一つの命題を軸として、扇形にストーリーを構成し、転も結もその範疇に収める技術は素晴らしいと思った。ただ、そのせいでオチが読めてしまう点と、最後がifではなくcaseで終わっていた点が、少し残念だと感じた。 -
Posted by ブクログ
世界の不思議な出来事を、奇跡かそうではないか調査するため
あちらこちらに進出する審問官。
今回は短編集で、更にあちらこちら出没中(笑)
最後、はチベットの、あの有名な話…ですが
聞いた時も思いましたが、生まれ変わりって
どの時点を持っていうのでしょうか?
生まれる直前に、その人を形成する魂が入ったと思うなら
子供が腹の中で動くのはなんのためなのでしょうか?
それを考えるなら、宿ったその瞬間から…と思いますが
その辺りはいかがなものなのでしょう?
しかしこの推理のための知識。
3つ目の推理ならば、途中まではできたと思うのですが
まったくもって…難しすぎます。
知識が足りない、という以前の問題かもしれませんがw -
Posted by ブクログ
妙に集中できずになかなか読み進めることができませんでした。
なんでこんなに読み進めれないのかと考えたところ、どうやら自分にはこの文章の書き方が合わなかったようです。
ちょっとした書き方が気になり、こう言う書き方のほうがすんなり読めるのになーなんでこんな書き方なんだろうなーとか余計なことを考えながら読んでいたので、物語になかなか入り込めませんでした。
ミステリーよりも考古学に重きを置いていたように思いました。
そして、考古学関係以外の事柄の描写は妙に軽く感じてしまい、特にサイモンを巡るごたごた(利権やら何やら)はもっともっと深く描いてた方がより面白くなっていたんじゃないかなと思いました。
洞窟の密室と転落事件のトリック(と言う言葉が合うのかどうか微妙ですが)は結構単純で、自分でもなんとなくそうじゃないかなーと思ってたことが当たってしまっていたほどでした。
満足度は★★★☆☆。
サイモンがどんな人物でどんな生活をしていたのかを解き明かす過程はミステリーを解き明かすのに通じる部分があるのかもしれないなと思いました。 -
Posted by ブクログ
ある日一緒に暮らし始めるはめになってしまった従兄弟。
彼を本来引き取るための人物に渡すため、東奔西走する主人公と
普通の常識はほぼないのに、妙な事だけ良く知っている従兄弟。
目次を開くと、結構な話があるので、長い殺人もの? と思いきや
1話完結でさっさと終了してしまいます。
そういう点では読みやすいかと思われますが
化学が嫌いな人にはちょっとお薦めできないかも?
それの仲間のような説明が、がしがしとでてきてくれますw
飛ばして読むか、適度に受け流していけば
それほど苦にはなりませんが。
どうでもいい知識と、へぇ…という知識が
ちょっと手に入る内容、です。 -
Posted by ブクログ
今回は章名に『色』が付いています。
そして前回と違って章で事件が終わっているので
ひたすらに頭を使わなくても大丈夫です。
とはいえ、短編でもまったく頭は動いてないですが(笑)
題名に入っている青列車の話がやはり長いですし
驚きの状態がまっていますが、私は最後の話が好きです。
読んで理解が出来る範疇、という意味でw
他はもう、読んで解答がでて、元に戻って…をしないと
さっぱり分かりません!
関係ないですが、ここまででそれほど日数が経っていないのに
これほどまでに事件に巻き込まれるのは…。
かなり不運というべきか、それともすごい確率だ、というべきなのか。
ちょっと悩みますね。 -
Posted by ブクログ
縄文時代のミイラが洞窟から発見され、どうやらそれが
殺されたもので、しかも洞窟は内側から閉じた形跡があり
洞窟の中にはミイラ以外に人間の居た形跡が無かった様子。
また、考古学の常識を覆しかねない事実も分かってきます。
その騒動の最中、発見者の男性が行方不明になってしまいます。
3000年前の密室殺人のトリックや、現代の事件も私は
面白いなぁと思いました。
でも、途中の、主人公達が話している考古学の講釈が
長ったらしくて少し退屈してしまいました。
ただ「事件がありました〜トリックを解きました〜犯人
見つかりました〜」的な流れだけではつまらないので、
そういう付加価値もある方が好きなのですが
もう脱線しすぎなような気がしてしまって。
それと、文章が上手いのだか下手なのだか分からなかったです。
特に地形の説明とか、私が想像力欠陥しているのでしょうが
ちょっと分かりづらかった…。