ゴーレムの檻~三月宇佐見のお茶の会~

ゴーレムの檻~三月宇佐見のお茶の会~

770円 (税込)

3pt

3.4

宇佐見護博士は、サンフランシスコ近郊の研究所に勤める博物学者。紅茶を飲みながら思索を巡らし、ときに幻想の旅に出る。M・C・エッシャーの絵画が現実化した街へ。シュレディンガーの猫の生死の境へ。未だ書かれぬ空白の物語の中へ。そして、神に見捨てられた牢獄へ。「世界」という名のこの檻の謎に迫る、孤高かつ挑戦的な「本格」論理の美しさを見よ!

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ゴーレムの檻~三月宇佐見のお茶の会~ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2019年10月05日

    三月宇佐見のお茶の会シリーズ第二弾。短編集。このシリーズ好きなんだけど第一弾のアリア系銀河鉄道よりも現実味を感じられる話が多かったかな。とは言ってもこのシリーズにある幻想的で不可思議な気配は相も変わらずに漂っていて良かった。表題作の「ゴーレムの檻」もよかったけど「シュレディンガーDOOR」も好み。

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    Posted by ブクログ 2018年08月31日

    前作と甲乙つけがたい。「エッシャー世界」、あちらの世界のトリックは面白いが、現世の方は分かりにくい。「シュレーディンガーDOOR」、複雑なアリバイ崩しが秀逸。ベストは表題作。名もない男は封印された独房からの脱獄を宣言した。論理という名の魔術が世界を読者を襲う。

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    Posted by ブクログ 2010年12月18日

    ――君たちの世界を、私の造りあげる子宮に戻そう。
    私は、すべての外側に立つ。

    悪魔的な頭脳をもちながら、独房に十年間幽閉されていた囚人ゴーレムは、不気味で謎めいた言葉を残し、新月の夜、封印された完璧なる密室の牢獄から、予告通り跡形もなく姿を消し去る……

    魔術・錬金術・クローン・ナノテクノロジーな...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2010年06月03日

    あいかわらず違う世界へと飛ばされ、その場で推理。
    もうその場所の定義も何も前提にせず、物語として読んでいます。
    一応最後には納得するものの、過程がよく分からない…w

    結局納得できたのは、表題のものだけ。
    すごい根性、とか、そういう問題じゃない所に関心してしまいました。
    そして最後の書き下ろし。
    ...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2017年05月14日

    2008/3/15 アシーネダイエー甲南店にて購入。
    2017/5/10〜5/13

    9年物の積読本。いつも書くことだか、柄刀作品と私の相性はよろしくない。この本は、メフィストに掲載された「エッシャー世界」を読んで、気になり買ったもの。柄刀作品の特徴である論理トリックが全面的に展開される。が、やはり...続きを読む

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