【感想・ネタバレ】ゴーレムの檻~三月宇佐見のお茶の会~のレビュー

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Posted by ブクログ

三月宇佐見のお茶の会シリーズ第二弾。短編集。このシリーズ好きなんだけど第一弾のアリア系銀河鉄道よりも現実味を感じられる話が多かったかな。とは言ってもこのシリーズにある幻想的で不可思議な気配は相も変わらずに漂っていて良かった。表題作の「ゴーレムの檻」もよかったけど「シュレディンガーDOOR」も好み。

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2019年10月05日

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前作と甲乙つけがたい。「エッシャー世界」、あちらの世界のトリックは面白いが、現世の方は分かりにくい。「シュレーディンガーDOOR」、複雑なアリバイ崩しが秀逸。ベストは表題作。名もない男は封印された独房からの脱獄を宣言した。論理という名の魔術が世界を読者を襲う。

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2018年08月31日

Posted by ブクログ

――君たちの世界を、私の造りあげる子宮に戻そう。
私は、すべての外側に立つ。

悪魔的な頭脳をもちながら、独房に十年間幽閉されていた囚人ゴーレムは、不気味で謎めいた言葉を残し、新月の夜、封印された完璧なる密室の牢獄から、予告通り跡形もなく姿を消し去る……

魔術・錬金術・クローン・ナノテクノロジーなど、作品の隅々に至るまで巧妙に配された黒雲のごとき雰囲気と神秘的演出が鮮やかな、中世のイギリスを舞台にした好短篇。
主人公の宇佐見博士を脇役に追いやるほど、ゴーレムという男の人間性に心がさわぐ。

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2010年12月18日

Posted by ブクログ

あいかわらず違う世界へと飛ばされ、その場で推理。
もうその場所の定義も何も前提にせず、物語として読んでいます。
一応最後には納得するものの、過程がよく分からない…w

結局納得できたのは、表題のものだけ。
すごい根性、とか、そういう問題じゃない所に関心してしまいました。
そして最後の書き下ろし。
きのあまり、ページを戻って確認してしまいました。
一体、どの世界にいるのか、と真剣に考えてしまいましたが
最初にいた世界がどこなのか…。
そこからが問題です。

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2010年06月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

2008/3/15 アシーネダイエー甲南店にて購入。
2017/5/10〜5/13

9年物の積読本。いつも書くことだか、柄刀作品と私の相性はよろしくない。この本は、メフィストに掲載された「エッシャー世界」を読んで、気になり買ったもの。柄刀作品の特徴である論理トリックが全面的に展開される。が、やはり相性かなぁ。世界に入れなかった。

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2017年05月14日

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