以前の私なら絶対手をつけなかっただろうなあ。やたら難解だという先入観を抱かされた一冊。いや、もちろん難解(特に理数系苦手だと)なんだけど、それを補って余りあるほどの読み応えも言わずもがな。
「言語と密室のコンポジション」が非常に面白い。とんでもない世界観における、とんでもない、でも厳密な論理に感動。うわー、これはほんっとうに凄いよ。あとは「探偵の匣」も、この作品集の中においてはオーソドックスめだけど、好きだな。「アリスのドア」もパズル的で面白いし。そしてどの作品も随所に潜む遊び心があって、くすりと笑えたり。