【感想・ネタバレ】アリア系銀河鉄道~三月宇佐見のお茶の会~のレビュー

あらすじ

紅茶を深く愛する科学者、宇佐見護(まもる)博士の前に、突然、人語を話す白猫が現れた。博士の時空を超える旅の始まりだった! 2億年前の地球ではノアの方舟(はこぶね)に乗り、銀河鉄道で星空を巡る……そこで出合う謎の数々を、博士が解き明かしてゆく。美しき幻想(ファンタジー)と、卓越した論理(ロジック)の奇跡的な結婚! 作家、評論家から絶賛を浴びた、詩情あふれる連作ミステリ!

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Posted by ブクログ

以前別の作品(ifの、、、)を読んで残念な気持ちになったので全く期待してなかったこの作者さん。
しかしこの作品、なんて着眼点!ミステリでありSFであり、ファンタジーであり感激と驚きの連続。何度も裏切られたー!
最後あとがき読んで知らされる真実に自分の読解力が悲しい。しばらくしてからまた読もう。

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2022年01月26日

Posted by ブクログ

前から読みたいなーって思っててようやく手に入れて読んだ本。一番最初の話は正直「こういうオチかぁ…」とちょっとがっかりしたものの、「探偵の匣」で「これは面白い!」となり表題作である「アリア系銀河鉄道」での結末に嬉しくなった。本格ミステリにしては扱うテーマが幻想的で空想的だけれども、その根底にあるのは間違いなく本格ミステリの熱さ。これの次作も買ってあるので今から読むのが楽しみ。 この人の作品は御倉瞬介シリーズは読んでいたものの他は殆ど読めてないのでこれからどんどん読んでいきたい。

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2019年10月05日

Posted by ブクログ

奇蹟のファンタジー。特に「ノアの隣」は神話をベースにした壮大な奇蹟を目の当たりにできる。ただ、表題作のオチがよく理解出来ていない。柄刀作品は初だったが、次も何か読みたいと思った。

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2017年03月17日

Posted by ブクログ

以前の私なら絶対手をつけなかっただろうなあ。やたら難解だという先入観を抱かされた一冊。いや、もちろん難解(特に理数系苦手だと)なんだけど、それを補って余りあるほどの読み応えも言わずもがな。
「言語と密室のコンポジション」が非常に面白い。とんでもない世界観における、とんでもない、でも厳密な論理に感動。うわー、これはほんっとうに凄いよ。あとは「探偵の匣」も、この作品集の中においてはオーソドックスめだけど、好きだな。「アリスのドア」もパズル的で面白いし。そしてどの作品も随所に潜む遊び心があって、くすりと笑えたり。

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2010年01月15日

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