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名画に秘められた犯罪を、絵画修復士の御倉瞬介が修復の手を進めながら、その絵にまつわる因縁を読み解いていく本格美術ミステリー。ピカソ、フェルメール、モネ、安井曾太郎、デューラーなど、人気の高い世界的な名画である肖像画の、傷つき変質した部分に隠された謎とは? そこに描かれた人物と事件のかかわりを、絵具の下地まで見透かす透徹した推理で、見事に究明していく。著者の、美術作品への鋭い鑑賞眼と合わせて、思慮深い人間観察が、確かに思えていた世界をみごとに反転させる。6話を収録した連作短編集。
...続きを読むPosted by ブクログ 2017年10月14日
ミステリーとしてはちょっと不思議な読後感。
御倉瞬介シリーズの1作目です。
主人公の御倉が絵画修復士ということから、
6編それぞれにモチーフとなる絵画があって、
その絵にまつわる謎解き(?)となる訳ですが。
トリックそのものよりも事件関係者の心情に主眼が置かれているような。
いえもちろん謎解きはち...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年01月29日
絵画の修復を職業とする、お父さんが主人公。
職業が職業なので、絵画…というか、材料? にまつわるミステリーかと
思いきや、関連はあるものの違いました。
短編になっているので、ひとつひとつがさくさくっと。
種明かしをされて納得はしますが、それに気が付く貴方がすごい。
題名、というか題材になっている絵...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年05月11日
ちょっとあっさり。シリーズ2作目から読んだので順序が逆だったことも影響しているのかもしれないが美術解説的な謎解きよりも事件解決に重きがおかれているような。もちろんミステリなのでそこに間違いはないが犯人とトリックがちらちら見えるので物足りなさはあった。しかし、『ピカソの空白』や『モネの赤い睡蓮』のよう...続きを読む
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