宇野朴人のレビュー一覧

  • 七つの魔剣が支配するXII

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    上級生の四年生になったオリバーたちは、それぞれの道へ踏み込んでいく。ピートは両性具有の魔法使いとして生きることを決め、ガイは呪者としての力を得る。新しい教師として<大賢者>ロッド・ファーカーが赴任し騒然とする学内で、また一人魔に呑まれ、混乱が始まる…。新章開始といった趣きで、オリバーと友人たちの関係がどうなるか、興味がわく。

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    2024年08月21日
  • ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミンV

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    凡庸なマシューが凡庸なまま、だからこそ輝きはじめているのを読者は応援するのでは? イクタは元々評価していたようだが/イクタは「爆砲」に近いものを設計し戦局を互角にすることもできそうに思うが作る気はなさそうだ。兵器開発競争をしたくないのかもしれない/イクタ、決心す。

    ■この巻の簡単なメモ

    ・ダンミエ・カンロンはハロを「同志」と呼んだ。ということは二人はキオカのスパイなのかもしれない?
    ・海戦開始、イクタの策は成功するか?
    ・「常怠」と「不眠」二度目の、低レベルな邂逅。
    ・中央に異変!? ヤトリ離脱する。ジャンの相手なんかしてる場合じゃない。
    ・イクタは自己の出自を明かし解決に乗り出す。
    ・次

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    2024年08月13日
  • 七つの魔剣が支配するXIII

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    ガイが呪詛を呑み、それを押さえる、または呪詛を抜く方法がわかるまで、剣花団とガイは距離をおく。
    その間にガイが守っていた各々の距離感が乱れ、色々な恋慕(この話の場合、性欲=魔素っぽいところがあるので)が錯綜する巻でした。
    ミシェーラの背負った運命も過酷だった。こういうのが普通な世の中だと、ナナオがあっさり色んなことを許すのもわからなくもないけどね。
    復讐弱めだと性的なアプローチ多くなる印象。文章の言い回しがとてもすきなので、是非もっとカラッとしたお話を読んでみたいです。次巻から復讐進むかな。もう、5年生。

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    2024年07月01日
  • 七つの魔剣が支配するXIII

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    考え方や価値観の違いが大きく浮き彫りになりながらも、互いに少しずつ変化していく様子が特に丁寧に描写されていて世界観をより強固にしていたのが印象的だった。

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    2024年06月29日
  • ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン

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    おもろいです。ずっと以前アニメおもろかったので原作もと思ってました/後に「常怠常勝の智将」と呼ばれるイクタ、自らを剣とするヤトリ、イクタすら驚愕した計画を秘めているシャミーユ皇女を軸にカトヴァーナ帝国の滅びが描かれる(たぶん)/かなしい結末が予測されるが?/ちょっと不安定なところもあるけどイクタの現実的かつ飄々とした態度などキャラと会話が魅力的/イクタの作戦も魅力のひとつ。

    /幹部候補生試験に向かう船が沈没、嵐の闇夜にボートひとつで投げ出されたイクタ、ヤトリ、ハロ、マシュー、トルウェイ
    /なんとか流れ着いた島は敵国キオカ共和国の領地だった
    /シャミーユ姫を救った件で異例の帝国騎士の称号授与、

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    2024年02月15日
  • 七つの魔剣が支配するXII

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    4年生になり、教師が失踪して不足しているため、新しい教師がくるのだが、大賢者と呼ばれているロッド=ファーカーがそのうちの一人としてやってきた。どうやらキンバリーの校長他主要教師陣が招き入れた訳ではないようで、とんでもない実力者がなにを目的に来たのか、学園全体も、オリバーをはじめとする復讐グループも警戒する。そしてやはりファーカーの実力は図り知れず、目的も読めない。一方、魔法力と性(繁殖)が密接なこの世界では、剣花団同士でも、三年からの愛着も盛ん。ついに、オリバーを慕う面々の中から一人ピートが同室の利を生かして一歩踏み出した。ガイは魔法植物の才能だけでなく、巻き込まれた災難から逃れるためにもう一

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    2023年12月18日
  • 七つの魔剣が支配するXI

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    キンバリーや魔法使いといったものへの認識や世界観が更に補完される話だった。その中で次回からの苛烈な展開が見え隠れしていて、次が楽しみ。

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    2023年09月10日
  • 七つの魔剣が支配するVIII

    koa

    購入済み

    感情が揺すぶられる

    リヴァーモアの目的を知ると、彼を見る目も変わってしまう。
    単純な悪者では終わらないキャラ作りが素晴らしいと思います。

    オリバーの行動も、合理的ではないのだろうけどそれが最善だと思えました。

    #ドキドキハラハラ #切ない #ダーク

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    2023年08月12日
  • 七つの魔剣が支配するVII

    koa

    購入済み

    決闘リーグ

    魔法使いになっても、絶対にキンバリーには入学したくないなと思ってしまいました。
    特に上級生になるほど容赦がない!

    バネッサ先生はもはやバケモノだし他の先生達もイカれた人が多すぎて、先生とは何ぞや?と言いたくなりました。

    次巻も楽しみです。

    #ドキドキハラハラ #ダーク #カッコいい

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    2023年08月12日
  • 七つの魔剣が支配するV

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    ネタバレ 購入済み

    2人目への復の

    キンバリーの教師の規格外の強さと人格破綻の描写が凄まじいです。
    32人で挑んで11人の死亡者が出ましたが、同志の復讐の動機は何なのか気になりました。

    オリバーの母クロエの天才ぶりも垣間見ることができました。

    #アツい #ダーク #ドキドキハラハラ

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    2023年08月08日
  • 七つの魔剣が支配するIV

    koa

    購入済み

    皆の成長

    過酷極まりない授業の中で格段に成長したクラスメートの姿に、2年生になったんだなあと改めて思いました。1年生の時に敵対した生徒達との共闘(授業ですが)も見応えがありました。

    いつものメンバーで被保護者枠の3人(カティ、ガイ、ピート)も各々で学び鍛える様子も、一方的に守られる立場は嫌だという矜持やいざというときに仲間の力になるんだという強い意志を感じて応援したくなりました。

    女の子ではシェラが一番共感できるキャラなのですが、今回オリバーとのアレコレでは年相応の反応も見られて可愛かったです。

    次回はオリバーの復讐の話でしょうか。楽しみです。

    #ダーク #カッコいい #ドキドキハラハラ

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    2023年08月07日
  • 七つの魔剣が支配するIII

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    購入済み

    現在と過去が錯綜

    いつもより回想シーンが多めで若干混乱しましたが面白かったです。
    今回はコミカルな部分が少なく、オフィーリアの生い立ちや種としての在り方に考えさせられました。

    ミリガン先輩の活躍がとても良かったです。

    #ドキドキハラハラ #シュール #ダーク

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    2023年08月04日
  • 七つの魔剣が支配するII

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    超絶ハードな魔法学校

    ライトノベルらしい軽さとそれに見合わぬ残酷さを持ち合わせている作品で、読み応えがありました。

    ピートやシェラの特異性は、よく引き合いに出される某作品にはないもので、オリジナリティを感じさせてくれます。

    #笑える #ドキドキハラハラ #ダーク

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    2023年07月31日
  • 七つの魔剣が支配する

    koa

    購入済み

    重みのあるライトノベル

    アニメを1話の途中まで見て「軽そうな話だなぁ」と止めてしまっていたので、最後の展開には驚かされました。

    友人になる少年少女たちのやり取りはコミカルです。性格も6人みんな個性的で、レビューでよく引き合いに出されているハリー・ポッターより良いなと思いました。

    主人公であるオリバーは優秀ながらも常識人で共感を持ちながら終盤にさしかかり、彼の過去や目的に身震いさせられました。
    ナナオの言葉遣いはあまりに時代がかって(しかも男言葉!)聞こえましたが、彼女の境遇も生半可なものではなく、型にはまったヒロインとはかけ離れたキャラに思えます。

    読み応えがあり、購入して良かったと思える作品でした。

    #ダーク #ドキドキハラハラ #ほのぼの

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    2023年07月30日
  • 七つの魔剣が支配する Side of Fire 煉獄の記

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    本編では圧倒的な強さやカリスマ性で人々がついているように感じる人物だが、この本ではまだこれらを持っていないことでその人間性を特に強く感じた。

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    2023年07月19日
  • 七つの魔剣が支配する Side of Fire 煉獄の記

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    ゴッドフレイの入学試験から二年までのお話。信頼できる実力者の先輩が、昔はどんな学生だったのかよくわかり、今からこのシリーズよむなら、ゴッドフレイがある程度しっかり登場したら(それが何巻だったかすら覚えないけど…)先読みしても良いかも。本編では脇役になるので、ゴッドフレイの仲間までしっかり把握して楽しむのが難しいけど、これを読んでおけばキャラクターが頭に入って来る。
    自分の過ぎる能力を使いこなせず、落ちこぼれていたゴッドフレイの意外な姿を楽しめます。落ちこぼれていても、精神は高潔な感じが、らしくて、良かった。

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    2023年07月16日
  • 七つの魔剣が支配するX

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    ネタバレ

    今巻の前半は長きに渡った決闘リーグに決着と統括選挙の結果発表。
    新統括はなんとなくそうじゃないかと思ってたんだよなあ。
    いやミリガン先輩は可哀想だけど。登場した時はかなり危ない先輩だったのに、なんだかすっかりお笑い枠になったもんだ笑 

    そしてオリバーとナナオの新しい関係。
    いやもう可愛らしすぎる。
    それにしてもオリバーはモテすぎじゃないかと

    後半は第三の復讐劇。
    ここで初めて明かされるオリバーの生い立ちの凄惨な事!
    よくこれで耐え抜いたものだと戦慄する。
    この先彼に救いはあるのだろうか?
    生い立ちといえばカティの生い立ちも恐ろしい。
    どうか剣花団に魔が忍び寄りませんようにと祈らずにはいられ

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    2023年07月11日
  • 七つの魔剣が支配するVII

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    ネタバレ

    決闘リーグ回。
    ひとまず復讐劇はお休みで学生たちの技と智力と駆け引きを存分に味わえる団体戦。
    それぞれの個性が上手く合わさって面白かった。
    オリバーやナナオだけでなく、カティやガイ達も成長したんだなあと下級生を見るとよく分かる。
    さぞかし上級生は化け物だろうと思ったのだけど、バネッサ先生が化け物過ぎた!
    いやもう人間じゃないよねあれ。
    オリバーの復讐のこの先を考えると頭痛いなあ。

    あと今回はあんまりナナオの活躍が描かれなかったのが少し残念。
    決闘リーグはまだまだ序盤、次回がどうなるのか楽しみ。

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    2023年06月23日
  • 七つの魔剣が支配するX

    ネタバレ 購入済み

    救いがない

    3人目の復讐を成し遂げ、友も同時に喪う。そしてオリバーの過去が遂に明かされたが壮絶。前作同様誰も幸せになれない結末しかみえてこないのだが。

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    2023年03月18日
  • 七つの魔剣が支配するX

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    オリバーの母、クロエの復讐3人目。今回の敵は相当強い上、人格者っぽい雰囲気もあり、どうなるのだろう?と思いながら読んだ。ここで途中からユーリィが登場したのが生きてくるのと、オリバーやその両親、従兄弟二人との過去などが語られ、なぜ復讐にこだわるのかが読者に知らしめられる。
    魔法使い独特の性行動へ自由なアプローチが若齢層読者にはあまりよろしくないのと、どうしても復讐物は暗くなるので、そこがこのシリーズの個人的に残念なところです。過去に何があったか語られたところと、同級生との恋愛模様がぐっと動くところも面白かったです。

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    2023年01月26日