あらすじ
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友を繋ぎとめるため、友と並び立つため、さらなる絆や力を求めたピートとガイ。
しかし、彼らが覚悟を持って踏み込んだ先は、決して光ばかりとは言えないものだった。それは剣花団のほかのメンバーも同じこと。
呪者として目覚めたガイは、力の制御が可能となるまで一時的に剣花団を離れることになり、メンバーに動揺が走る。しかも、オリバーたちは上級生として研究室選びの時期を迎え、各々が自分の将来を考えなければならない。徐々に、しかし確実に、彼らの関係性には変化が起こっていた。
そう――大人に近づき、魔に近づく彼らは、かつてのままではいられないのだから。
さらに、新任教師ファーカーの不気味なまでの優しさや、この学校では異常とも言える生徒想いな振る舞いは、一部のキンバリー生たちの考え方までも変えていく。一方で、謎に包まれたその真意を確かめるために、オリバーは自ら魔人へと接近し――
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
ガイが呪詛を呑み、それを押さえる、または呪詛を抜く方法がわかるまで、剣花団とガイは距離をおく。
その間にガイが守っていた各々の距離感が乱れ、色々な恋慕(この話の場合、性欲=魔素っぽいところがあるので)が錯綜する巻でした。
ミシェーラの背負った運命も過酷だった。こういうのが普通な世の中だと、ナナオがあっさり色んなことを許すのもわからなくもないけどね。
復讐弱めだと性的なアプローチ多くなる印象。文章の言い回しがとてもすきなので、是非もっとカラッとしたお話を読んでみたいです。次巻から復讐進むかな。もう、5年生。
Posted by ブクログ
考え方や価値観の違いが大きく浮き彫りになりながらも、互いに少しずつ変化していく様子が特に丁寧に描写されていて世界観をより強固にしていたのが印象的だった。