あらすじ
★アニメ化決定の魔法学園ファンタジー★
四年生への進級を控えたオリバーたち。恒例の長期休暇に、彼らは仲間の故郷への帰省旅行を計画した。剣花団のメンバーにテレサとマルコを加え、連合各国を巡る船旅が始まる。
旅先でキンバリーの面々と遭遇しながら、やがてカティの故郷、連合北方の湖水国へと到着する一行。広大な森林と無数の湖、人里の間近に息づく湖竜、本来の姿を保ったままの亜人種の集落――数々の光景が彼らを圧倒する。そんな中、逗留先のアールト家では、異端が絡むカティの両親の過去を知ることになる。
旅は進み、一行はシェラの実家、大英魔法国南部の旧家マクファーレン家を訪れる。シェラの母の豪快な性格に振り回されながら忙しなく過ごす中、彼らは一風変わったケンタウロスと出会い――。
ファン必見! ゴッドフレイ統括と生徒会メンバーの過去を描く外伝『七つの魔剣が支配する Side of Fire 煉獄の記』も同時発売!
感情タグBEST3
束の間の休息かと思いきや
ずっと面白い…!
読後に来るのは溢れ出る爽快感でもなければ、楽しい気分でもないけれども、じっと染み渡るような面白さを毎回感じさせてくれる作品です。
ゆったりと読んでおりますが定期的に読みたくなる作品です!
Posted by ブクログ
四年になる前の長期休暇、これはキンバリーにとって一つの節目となる。オリバーを始めとする剣花団のメンバーはオリバーの隠密テレサと、トロールのマルコを加えて大英魔法国を出て独国、蘭国、湖水国、靴国を回る旅に出る。
船や水路による魔法力を使った移動方法、カティの実家での亜人属との関わり、一般人と魔法使いとの差、そしてまだ途中のマクファーレン家での出来事(シェラのお母さんのエルフ登場)など、かなり作り込まれた世界観を読めて楽しかった。また、旅行ということで、いつもの復讐劇ではなく、やや明るかったのも良かった。
本当にこのお話は、オリバーの友情・努力・勝利だったら、どんなにか楽しかっただろうか。ラストに救済あるといいな。
Posted by ブクログ
なんと言うかこれまでのシリーズで一番穏やかな一冊。
でも恐ろしい嵐の前の束の間の休息感が半端ない。
三年生から四年生になる狭間の長期休暇を利用して剣花団の仲間たちはそれぞれの実家を訪ねる旅に出る。
特にカティの実家がメインでゴブリンなど亜人種との穏やかな交流が描かれてカティのよって立つところがよく分かった。
一方、シェラの母親は強烈。強者感半端ない^^
でもやっぱりナナツマ、穏やかなままでは終わらなくて最後にシェラの領地で異端の脅威に遭遇することになる。
おそらく次巻からオリバーたちが四年生になって始まるだろう怒涛の新展開?が楽しみ。
Posted by ブクログ
長期休暇編。X巻が長編だった代わりなのかその半分位の物語。息抜きかと思いきや、学校の外で経験する世界の広さに唖然。メインストーリーとどう絡んでくるのか気になります。