デービッド・アトキンソンのレビュー一覧

  • デービッド・アトキンソン 新・所得倍増論―潜在能力を活かせない「日本病」の正体と処方箋

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    日本のGDPが多かったのは、人口が多かったからで、別に特別な資質があったからではないよ?という本当の話。事実を正しく認識して、次の手を考えましょう!

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    2022年03月01日
  • 日本企業の勝算―人材確保×生産性×企業成長

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    非効率な産業構造が生産性を下げている

    大学教育が弱い、ロジカルシンキングができない
    規制緩和で中小企業が多すぎる
    経営者高齢化
    非正規雇用のために社員教育が進んでいない

    1億円以上の規模の中堅企業が必要

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    2022年02月16日
  • 国宝消滅―イギリス人アナリストが警告する「文化」と「経済」の危機

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    日本の文化財の劣化は、この本の書かれた当時、間違いなくかなり厳しい状況だったと思う。
    学生の頃、未公開寺院の特別拝観のアルバイトを毎年していたため、寺院関係の方とお話しする機会も比較的多くあった。
    そういった流れでこの本を当時とても興味深く読んだ。
    私の大雑把な感想は、
    神様ありがとう!デービットさんを日本に連れてきてくれて!
    そして小西美術の前社長さんグッジョブ!
    という事です。

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    2022年02月11日
  • デービッド・アトキンソン 新・生産性立国論―人口減少で「経済の常識」が根本から変わった

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    日本がいかに生産性が低いかがよくわかった。少子高齢化はとてもやばい状態であり、このまま生産性の低い働き方を続けていれば、日本の社会保障は崩れる。
    生産性に関係のない無駄なサービスをやめるって大事だ。

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    2022年02月09日
  • 国宝消滅―イギリス人アナリストが警告する「文化」と「経済」の危機

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    この方は本当に日本を愛してくれているのだと思う。
    わたしたちもそろそろ現状維持をあきらめて、とっても面倒だけど時代の変化を受け入れて、変わっていかなければならないのかもしれない。

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    2022年02月08日
  • 世界一訪れたい日本のつくりかた―新・観光立国論【実践編】

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    この本だけ読んでも意味は伝わると思うが、『観光立国論』が前提で、そちらに観光と経済と日本の特徴についてわかりやすくまとまっているので、読んでいない人はそちらを読むことをおすすめする。
    『観光立国論』から数年。日本の観光業界はどのような動きをたどったか。
    外国人を誘致するために具体的にどう動けばよいか。どの国の観光客を狙うべきか。スポーツと観光、カジノとギャンブル依存症、などなど、相変わらずこの著者は、データに基づいて考察しているので、説得力があり大変おもしろい。
    (観光だけでなく、他の分野の展望や行動案についても考察してほしい)

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    2021年09月26日
  • 日本企業の勝算―人材確保×生産性×企業成長

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    相変わらず著者の分析は素晴らしく、視点も面白い。
    対策も具体的で説得力がある。
    ・企業の大きさと1人あたり生産量は比例関係がある。
    ・国としては中小企業を守る政策ではなく、規模拡大を促進する政策をするべき。
    ・最低賃金を上げるべき。

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    2021年09月21日
  • デービッド・アトキンソン 新・観光立国論―イギリス人アナリストが提言する21世紀の「所得倍増計画」

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    新観光立国論 2107
    1.なぜ短期移民が必要なのか
    ・GDPを維持するため。人口減少による国の強靭性の低下は避けられない。どれだけ効率化や女性の社会進出を進めても成長は難しい。
    ・議論に感情を挟むことは許されない。
    ・来る目的になるものと副次的な物の線引き
    2.観光後進国ニッポン
    ・観光立国とは、観光に関わるコンテンツを生み出すことで経済を支える産業の一つとなっている国のこと。 その一つの基準としては、2014年のUNWTOによる報告で世界の観光産業が間接的及び誘発的な影響を含めて全世界のGDPの9%を占めているとしているため、この9%を満たしているかどうかとなる。もう一つは外国人から得た

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    2021年08月09日
  • デービッド・アトキンソン 新・生産性立国論―人口減少で「経済の常識」が根本から変わった

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    ネタバレ

    「新・所得倍増論」の続編。
    日本の生産性が低いという話を前提に、日本が陥っている勘違いから脱却し、これから何をしていくべきかという議論が展開されている。

    主張の軸は、前編に引き続き
    ・企業数を減らす(生産性の低い企業が淘汰されるようにする)
    ・最低賃金を上げる(欧州で失業率は増加しなかった)
    ・女性の活躍できる環境を整える(女性を全く生かせていない、子どもが一人以下の夫婦で専業主婦は福祉社会におけるフリーライダー)
    というようなもの。
    どれも合理的で納得がいくけれど、少なくとも中年以上の日本人には受け入れられないだろうと感じた。

    最近若い世代を中心に人気を集めているひろゆき氏と同様、「賃金

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    2021年07月31日
  • 日本人の勝算―人口減少×高齢化×資本主義

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    イギリス人が日本の現状を分析し、処方箋を提示する本。最初は日本人に耳障りのよい「潜在労働力は世界4位、しかし労働生産性は世界28位」と日本を褒めたたえて販売増を狙う本かとおもったが、後半は、日本は中小企業がつぶれず残っていて、その経営者はデータ分析などせずに賃金を低く抑えることで利益を確保してきたと痛快な展開。
    エコノミストらしく論文、データに基づいた展開は予想通り。
    私はオーディオブックの2.8倍速、2時間半で読んだ。そんなむつかしい本ではないので聞き流すのをおすすめします。

    内容はぜひ読んでほしいが、個人的には、最低賃金を日本では厚労省が決めている(経産省が行うべき)、日本は変わらない率

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    2021年07月25日
  • 新・日本構造改革論 デービッド・アトキンソン自伝

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    デビッド•アトキンソンさんの自伝的著書。
    エピローグで観光立国のことがかかれていますが、大半は著者自身の学生、アナリストとしての実績が書かれています。

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    2021年07月12日
  • デービッド・アトキンソン 新・観光立国論―イギリス人アナリストが提言する21世紀の「所得倍増計画」

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    日本の未来を明るくするには観光(インバウンド)しかないでしょ!という内容。

    今でこそコロナで苦しんでいる観光業会だけど、観光資源に富んでいておもてなし精神があり、綺麗な街、自然がある日本のポテンシャルの高さに気づかせてくれる。

    日本の経済に対してなかなか厳しいことが書かれた内容だが、それも筆者の日本に対する愛なんだなと感じる。

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    2021年04月21日
  • 日本人の勝算―人口減少×高齢化×資本主義

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    よく中小企業統合論者で弱肉協力の新自由主義者のように言われるが本書を読む限り最低賃金の上昇や、賃金対策としての移民反対、解雇規制緩和に懐疑的など一部のイメージが先行しているに過ぎないと理解。首相の知恵袋のようなので是非書かれていることを政府に働きかけて欲しいと思いました。

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    2021年04月10日
  • 国運の分岐点 中小企業改革で再び輝くか、中国の属国になるか

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    ほー。ほー。と唸ることばかり。基本的に、この人の意見に賛成。

    特に、中小企業庁の施策が無駄である点について、大賛成。小さい企業では生産性はあがらない。というのは私の体感と一致。

    日本の生産性の低さを、企業規模に求めた論は初めて見たな。

    あと。賃上げって、なんとなくやつてるかと思ってたけど、人口が減少する中で消費を増やす策として重要らしい。へー、そーだったんだ!

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    2021年04月08日
  • 日本企業の勝算―人材確保×生産性×企業成長

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    低迷を続ける日本経済。私たち(一般市民)の生活が一向に豊かにならない原因は、monopsony(モノプソニー、買い手独占)が強く働いている、いまの労働市場にある。

    遡ること1964年、OECD(経済協力開発機構)の加入条件である資本の自由化。この課題(当時の懸念ともいえるが)を払拭するために制定された中小企業基本法。企業の育成を後押しするための優遇措置が、本来市場から退場するべき生産性の低い中小企業をも救済し、延命させることにも繋がってしまったのは皮肉な話し。

    人口の減少、少子高齢化社会のフェーズに本格的に突入したいま、再びこの国の経済に活力を取り戻し、豊かな生活を手にするためには、企業の

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    2021年04月04日
  • デービッド・アトキンソン 日本再生は、生産性向上しかない!

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    日本について興味深いDataメモ。

    <敗戦と高度成長期と微調整ばかりの事なかれ主義>
    高度経済成長できた理由は、日本人気質(生真面目さや器用さなど)の要因は小さく、人口大国(ドイツ人より遥かに多い!)だったところに敗戦というゼロからの出発(とりわけ酷い状況だったドイツでも敗戦に伴うGDP減少率は3割だったが日本は5割減!)で団塊世代が働き手になったことが主因(欧州の人口増加率は戦後から2割増に対し日本は8割増!)。その強みがあったからこそ微調整で何とかなってきたわけだが、その成功体験が重しになって微調整しか出来ない世代が多勢を占めるようなった。

    アトキンソン氏はだからこそ、変化のアレルギー

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    2021年04月03日
  • 日本企業の勝算―人材確保×生産性×企業成長

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    論調が明確で良い。日本の農業に通ずる非効率温存体質。イノベーション、成長企業に対する政府支援なき、中小温存、低賃金。打開を期待したい。

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    2021年03月21日
  • 日本人の勝算―人口減少×高齢化×資本主義

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    この方の論考はかなり好きです。論文を読み込み、そこから自分なりのアイディアを生み出すという基本形がとてもしっかりしています。最初の1冊には向かないけど、それでもいつかは読んで頂きたいです。

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    2021年03月18日
  • 日本企業の勝算―人材確保×生産性×企業成長

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    【良かった点】
    ・企業規模の拡大が生産性の向上につながるという道筋を理解できた
    ・monopsonyについて知識を得られた
    ・全ての中小企業を優遇するのではなく、優遇すべき中小企業を選定して政策を打つべきというのには賛同できるが、中小企業の数が特に多い日本では大きな反発も容易に想像でき、実現の難しさも感じた。

    【疑問に感じた点】
    ・同じ主張を繰り返すことが多いので、議論が進んでないように感じる
    ・企業規模を増やすことを第一に考えた際、個人事業主やスタートアップの立場はどうなるのか
    ・中小企業優遇政策を辞めれば、現在の中小企業は規模を拡大していくという前提には違和感を感じる。優遇を辞めれば本当

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    2021年02月25日
  • デービッド・アトキンソン 新・観光立国論―イギリス人アナリストが提言する21世紀の「所得倍増計画」

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    単なる「日本下げ」ではなく、現在の日本のやり方の誤りを指摘し、それを改善する術を示している。
    海外の観光地と日本の観光地の考え方の違いなど知らなくて恥ずかしいことがたくさん。
    ただ、本当に日本がこれをやる覚悟と柔軟性があるかと心配になった。やれれば素晴らしいのだが、意味もわからずに精神論で批判する妨害者がたくさん出てきそう。



    以下自分用の内容要約

    日本を成長させるには、観光が重要。それは外国人移民の短期バージョン。
    観光大国の条件は、客の多さと落とすお金の多さ。
    日本は富裕層向けの、落とすお金を意識した観光を行っていない。
    日本は観光大国の四条件、気候、自然、食事、文化すべて充実してい

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    2020年12月28日