デービッド・アトキンソンのレビュー一覧

  • 日本人の勝算―人口減少×高齢化×資本主義

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    今までの世界の経済成長は、人口増加モデル!
    いいものをより安く!は、人口増加が大前提!
    人口増加するアメリカを手本にするのはやめろ!
    内需で余るものは輸出!
    最低賃金の引き上げが、企業の統廃合、生産性向上に繋がる!
    日本人の労働の質に見合った賃金は倍!

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    2020年12月23日
  • 日本人の勝算―人口減少×高齢化×資本主義

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    世界史上にも存在していないスピードで進む日本の「高齢化」・「少子化」による影響。それらを解決する方策としての「最低賃金の値上げ」。その実現のためには、政府主導で動くことが求められる、と筆者は主張する。しかし、今の政治の構造からしても、「政府主導」は可能なのだろうか。保守層のバックアップを受けている政党は動けないだろう、と思う。

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    2020年12月20日
  • 日本企業の勝算―人材確保×生産性×企業成長

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    終始、中小企業の規模の小ささによる日本の生産性の低さ、日本への影響などが書かれている。様々なデータや論文が並べられわかりやすい。
    自分の関わりがある企業も、まさに中小企業であり、経営者の高齢化や質の向上が伴わず、苦しんでいることが思い浮かんだ。
    今の日本は人口が減る中で、企業数だけが多い。経営者の質を保ち続けることは難しいことは想像に難くない。今後の中小企業改革を進めるために必要な考え方が詰まっている本だと思った。

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    2020年12月19日
  • デービッド・アトキンソン 新・生産性立国論―人口減少で「経済の常識」が根本から変わった

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    中小企業再編論者の著者が、日本の生産性の低さとその処方箋を列挙する。

    序盤で「生産性」と「効率性」は別物と言っていたのはそのとおりだと思った。また「GDPの増加より幸福感の増加」といったカネが全てじゃない論に対しても、少子高齢化で社会保障費が増え続けながら労働人口が減ってる今そんな腑抜けたことを言ってる場合じゃないと一蹴していたのも同意。

    低価格を当たり前にしている企業と国民、最低賃金の低さとろくに収益を上げない中小企業と退場を拒む政府と経済界が少しでも現状を改めていって欲しい。
    満足には給料も払えないブラック企業なんてとっとと消えて欲しいと思ってるから著者の主張には全面的に同意。

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    2020年12月13日
  • 国運の分岐点 中小企業改革で再び輝くか、中国の属国になるか

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    日本のGDPが戦後大きく成長したのは人口が増えていたから。人口減少の今後は中小企業を統合して無駄をなくして効率化し、労働生産性を高めるしかない。さもないと社会保障のために税金を上げれば若者が、税金を上げなければ年金が不足して高齢者が貧困に陥る。
    著者は菅政権のブレーンに参画。国会のゴタゴタを見ているとこの政権にも期待できない気もするが、なんとか少しでも良い方向に舵取りをお願いしたい。

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    2020年11月03日
  • 日本人の勝算―人口減少×高齢化×資本主義

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    弱体化する日本という国の現状を知ることができる良い本でした。

    この本の主張を要約すると以下の通りです。
    ・日本はこのままだと数十年後に発展途上国レベルの国になる
    ・その原因は「高齢化」と「人口の減少」の2つの問題を同時に抱えていること
    ・特に「人口の減少」は日本経済にとって致命的、なぜなら「人口の減少」は商品やサービスの需給バランスを崩す(需要が減る)が、企業は供給を減らしたくないので企業同士による価格競争が起き、この競争によって「低品質・低価格のスタイル」になってしまい、最後に「給与を下げられてしまう」という形でバチを食らうのが最下層の従業員たち
    ・「高齢化」と「人口の減少」の2つの問題を

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    2020年10月09日
  • 日本人の勝算―人口減少×高齢化×資本主義

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    菅首相が信者だというデービット・アトキンソンの著書、積読が発掘されたので読みました。人口減少に対して賃上げで需要喚起、生産性を上げてGDPアップ、輸出拡大、人材育成、これらは全く同意です。だがしかし、企業規模拡大については異論あり、これが平成の初め頃ならば正しかったかもですが、今や中小零細でもITを安いコストで使えるので、先ずはITを酷使したビジネス戦略で生産性向上ではないだろうか。揚げ足を取るようですが、日本と米国は人口や国土の大きさも違うので、比較対象にすべきではないと言いながらも米国のデータで会社の規模と生産性を論じているところは不誠実です。と言いつつもベンツに乗って六本木で遊ぶ金(どっ

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    2020年10月04日
  • 日本企業の勝算―人材確保×生産性×企業成長

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    環境変化に適応する必要をなくすインセンティブを生み出してしまっている国策についての本。尻に火がつかないとやる気になれない人間のサガに知性でどう抗うか。とても難しい

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    2020年10月02日
  • 国運の分岐点 中小企業改革で再び輝くか、中国の属国になるか

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    本書では、最低賃金を上げれば、中小企業が減ることで生産性をがあがり、人口減少してもGDPや社会保障制度が維持できるとされている。最賃や生産性が上がれば、生活コストも上がって、社会保障費が増加し、結局相殺されるのでは?と思ってしまった。
    社会保障費の上昇をどこまで想定して、主張を展開しているのか?そこだけが見えなかったので、星4つです。
    根拠となるデータが非常にわかりやすい。データを根拠とした筆者の主張に矛盾がない。

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    2020年09月04日
  • 国運の分岐点 中小企業改革で再び輝くか、中国の属国になるか

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    高度成長時代の世の中が当たり前と考え、まだその仕組みにしがみついている人が、特に中小企業に経営者に多い。行きつく先まで行かないと、世の中は結局変わらない。

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    2020年07月24日
  • 日本企業の勝算―人材確保×生産性×企業成長

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    日本企業にこれから求められるのは生産性1.7倍の向上。

    そのためには中小企業の合併による大企業化の推進 (規模の経済によって生産性の向上が見込める)、monopsyの排除 (これによって権力が経営者から労働者に移る)、労働の流動性、最低賃金の向上が必須だと謳っている本。

    生産性向上が必要な理由は、人口減少と高齢化によって就労人口は減っていくかつ総需要が減っていく一方で一人当たりの社会保障負担分が増えるため。
    現在のGDPを維持するためには労働生産性を向上させる、もしくは労働の参加者を増やす他ない。

    私はこの本のおかげで山本太郎やアベノミクスが謳っている量的緩和に基づくインフレ推進、物価の

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    2020年07月04日
  • 国運の分岐点 中小企業改革で再び輝くか、中国の属国になるか

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    人口減少社会の日本が今後30年間の間に首都直下型地震と東海・東南海・南海地震の巨大災害を受けていかに立ち直れるのかは、今現在考えておくべき日本社会の最大課題である。そこに最低賃金を今後40年間で2倍以上に引き上げることで、中小企業の再編を促すことが必要だとするのが、著者の論である。現状でも失われた30年間の間抑えかまれていた最低賃金の引き上げはぜひ必要なことだと思うが、中小企業の再編がそれだけで実効性のあるものになるかはまだ疑問が残る。

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    2020年06月20日
  • デービッド・アトキンソン 新・観光立国論―イギリス人アナリストが提言する21世紀の「所得倍増計画」

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    「観光の4要素は気候、自然、文化、食事であって、日本は治安やおもてなしなど目的を捉え間違っている」
    「郷に入るなら郷に従えというのは観光ではありえない。客にも選ぶ権利はある」
    「観光客数ではなく、消費額に注目しろ。金が落ない限りは経済は回らない」

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    2020年05月10日
  • デービッド・アトキンソン 新・観光立国論―イギリス人アナリストが提言する21世紀の「所得倍増計画」

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    観光立国をしていく上で「おもてなし」が渡航の動機にはならないという点は非常に共感できる。旅行にはたいていの場合、建築物や絶景など目的物があるはずで、日本のおもてなしの精神を見にやってくるとは到底思えない。マンホールや自動販売機に力を入れるというのも論外と思う。外国人が日本のどこに注目するのか、何に魅力を感じるのかをもっと考えるべきだよね。

    いかに国内で消費させるかというところも共感。前爆買で経済効果アップ論には以前から違和感があった。ほとんど海外生産で作られた家電製品や日用品が売れても儲かるのは結局国内じゃなくて外。まあ生産してる日系企業や小売店は儲かっていくんだろうけど、観光客にも日本の観

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    2020年05月08日
  • デービッド・アトキンソン 新・観光立国論―イギリス人アナリストが提言する21世紀の「所得倍増計画」

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    確かにデータに基づいていて説得力はある。自分自身、読んでる時は結構引き込まれた。
    ただ、反論する人もいそう。

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    2020年05月02日
  • デービッド・アトキンソン 新・生産性立国論―人口減少で「経済の常識」が根本から変わった

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    外資系金融機関出身で日本の伝統文化保護の企業を経営し、大学でも日本を学んできた、英国人でありながら日本人以上に日本を知り、日本を愛してくれている著者による、数ある著書の中でも際立って強いワードによって綴られた提言書。
    日本政府や経営者にかなり辛辣な意見を述べているが、彼だからこその複眼的な視点による提言は、愛する日本の行末を本気で案じているからこそのものであるのであろう。
    世界を比較してのデータから見る、日本の生産性の低さは恐るべきものである。
    そして歴史的に見ても、外部要因によって改革を強いられたことが多く、自ら改革をすることが苦手であるとの著者の言葉は、我々日本人の特性を鋭く指摘している。

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    2020年04月23日
  • イギリス人アナリスト 日本の国宝を守る 雇用400万人、GDP8パーセント成長への提言

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    アナリストの脳みそがわかって面白い。日本経済が主題で、アベノミクス1つとっても頭ごなしに全否定するわけではなく、良いところは良い、悪いところは悪いとズバズバ切っていきます。いかに日本のニュースに踊らされていたかを痛感した、そんな本です。後半、著者の本業である文化財関連にテーマが移ってしまったのが、少し残念でした。

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    2020年04月04日
  • 国運の分岐点 中小企業改革で再び輝くか、中国の属国になるか

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    日本の生産性(賃金)が上がらないのは中小企業が多すぎるからだとして、その歴史的背景から現在の制度そして今後の展望を語ります。零細企業経営者としては経営者の連帯保証人制度など言いたいことも多少ありますが、概ね同意せざるを得ない耳の痛いお話です。ある意味、中小企業経営者のエゴが浮き彫りにされているようで、とても考えさせられました。

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    2020年03月08日
  • デービッド・アトキンソン 新・観光立国論―イギリス人アナリストが提言する21世紀の「所得倍増計画」

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    ガラパゴス化した日本を皮肉っている。
    ガラパゴス化しているのは、観光業だけでもない。
    極めて事実を並べ、海外を含めて俯瞰した目線での皮肉なので、読んでいて痛快。
    ニーズを把握し、それに応える施作を打つ。ただそれだけの事、と筆者も書いている。
    ある意味、観光業に限らず、全ての業界に当てはまる内容でもある。


    昔も今も如何に日本人は井の中の蛙だったかを思い知らされる。
    価値観を押し付けるだけでは、リピーターにはならない。
    TDRなどいい手本があるのだから、真似すればいいのに?

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    2020年01月05日
  • 国運の分岐点 中小企業改革で再び輝くか、中国の属国になるか

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    <目次>
    はじめに
    第1章低成長のワナからいかにして抜け出すか
    第2章日本経済の最大の問題は中小企業
    第3章この国をおかしくした1964年問題
    第4章崩壊しはじめた1964年体制
    第5章人工減少。高齢化で国益が変わった
    第6章国益と中小企業経営者の利益
    第7章中小企業 護送船団方式の終焉
    第8章中国の属国になるという最悪の未来と再生への道
    おわりに

    <骨子>
    少子高齢化、社会保障の崩壊からすれば、生産性を上げる
    しかない。
    生産性向上は、大きな会社組織でないと、達成できない。
    中小企業の統廃合、労働生産性を上げ、従業員の賃金アップ
    を図る。さもなくば、日本特有の自然災害によって立ち直れ
    なく

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    2020年01月04日