デービッド・アトキンソンのレビュー一覧

  • デービッド・アトキンソン 新・生産性立国論―人口減少で「経済の常識」が根本から変わった

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    日本の生産性について
    日本は経済大国なのは人口大国だったから。
    ・日本の人口が減少していく今、生産性を上げなくては、日本経済が経ち行かなくなる。日本の抱える借金や今の社会保障制度を維持するためにはGDPの維持は必須。
    生産性はGDPを国民の数で除したもの。
    そのためには生産性を上げる必要がある。
    では、どのように上げるのか。日本は何がいけないのか。
    ・移民を増やすと言う考察。2060年ごろまでに3400万人の労働人口が減少する。これを移民で補うと実に5人に2人が移民になると言う。(数字はうろ覚え)
    ・高齢者に働いてもらうと?そもそも身体的能力が衰えてくるので、現役世代と同等に考えることはできな

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    2019年12月28日
  • イギリス人アナリスト 日本の国宝を守る 雇用400万人、GDP8パーセント成長への提言

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    過去の成功体験にしがみついている場合ではない。
    現状を客観的に分析して、変えるべき所は変える。
    ―というようなお話。
    そう、その通りなのだけれど、それが難しい。

    一部の美談を国民全般に拡大する、シンプルアンサーに飛びつく、といった点は、もしかしたら日本人だけではなくありそうな気がするけれど、まあ、そうならないようにしたほうがいいことだよね、と思う。

    日本人が誇りにしている「おもてなし」。
    それが供給者の都合が優先され、本当の顧客本位ではないという指摘に驚く。
    自分があまりおもてなしを受けたことがないので、どうかわからない。

    日光東照宮の補修も手掛ける美術修復を専門とする会社の経営者となっ

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    2019年12月22日
  • 国運の分岐点 中小企業改革で再び輝くか、中国の属国になるか

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    人口減、生産性の低下、大地震のリスクにより、日本の貧乏化が懸念される。
    改善できるところは、生産性の改善。
    これは、中小企業が多く、保護されているとこに問題があるという。
    最低賃金を上げることが、生産性を上げる要因の一つになる。
    もちろん経営者側の方にも問題はあるが、働く方も賃金の良い方に積極的に流れていく姿勢が大切だと思う。
    そのためには、スキルを上げることはもちろんなのだが、根本的にその気概があるかどうかが一番大切だが、そもそも働く方にその気がないのではないか。
    ゆとり教育が失敗のような気がする。
    中国の経済援助による、経済的な植民地化はさすがに避けたい。

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    2019年12月20日
  • 国運の分岐点 中小企業改革で再び輝くか、中国の属国になるか

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    深刻な日本

    とてもわかりやすく、一気に読めました。
    日本人は、行くところまで行かないと動かないので、最悪な状況になってから、やっと改革に動くことになるでしょう。

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    2019年12月07日
  • デービッド・アトキンソン 新・生産性立国論―人口減少で「経済の常識」が根本から変わった

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    日本の人口減少に伴って、どれほど生産性向上が重要かよく理解できた。生産性の定義をキチンと理解できた点も大きな収穫。
    ファクトフルネスを読んだ後だったので、「そんなことないんじゃないか」とツッコみたくなる部分や極端すぎないか?と疑問に思う点もあったが総合して勉強になった。
    中小企業支援に対する厳しい指摘(生産性の低い中小企業は淘汰されるべき、事業継承支援は無駄など)が印象的。考えさせられた。

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    2019年11月22日
  • 国運の分岐点 中小企業改革で再び輝くか、中国の属国になるか

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    日本の少子高齢化という事象で、最大の問題は『生産年齢人口の激減』
    労働者は減るのに、高齢者が減らない事によって社会保障費が逼迫されます。

    つまり課題は、GDPを増やさないといけないということ。
    世界の経済分析の世界では、もはや常識と言われていることがあります。

    それは、企業の生産性と従業員数(規模)は相関関係がある。
    そして企業の生産性と給与も、相関関係がある。

    よって、従業員の給与を積極的に上げれない生産性の低い中小企業は、さっさと統廃合をすすめる必要がある。これが、アトキンソンが分析した結果です。

    メタ分析の詳細は前作の『日本人の勝算』に書かれていますが、日本の改革はもう待ったなし

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    2019年11月10日
  • デービッド・アトキンソン 新・所得倍増論―潜在能力を活かせない「日本病」の正体と処方箋

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    日本経済が高度成長したのも、失われた20年を経験したのも、人口要因で説明できるのだから日本は特別だ、といって目をそらすのはやめろ。
    人口が増えなくなったのだから生産性を上げろ、という意見。
    別に無理な水準を言っているのではなく、他の先進国並みで良いのだから、と。

    しかし、二年後に書いた『新・生産性立国論』では、現状のGDP水準を要求するならかなりの無理が必要になることが数字で示されてしまうのだった。

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    2019年10月09日
  • デービッド・アトキンソン 新・生産性立国論―人口減少で「経済の常識」が根本から変わった

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    日本経済の生産性に絞って議論を進めた本。
    とはいえ、杉田女史の件もそうですが、この言葉(生産性:Productivity)は非常にセンシティブですね。
    生産能力とか生産手段とかいった左の言説の臭いもすれば、「生めよ増やせよ」の戦時統制の時代の空気の臭いもするという・・・。
    そのあたりの空気感を察知したわけではないのでしょうが、この本では生産性の定義を一人あたりのGDPとしていて、イデオロギーなあれこれを遮断している。
    著者いわく、経済学では「生産性=一人あたりのGDP」なのは常識なのだそうだ。
    そうなのかもしれない。
    もうね、カタカナでプロダクティビティとでも書いたほうが我々も混乱しないかもし

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    2019年08月02日
  • デービッド・アトキンソン 日本再生は、生産性向上しかない!

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    小西美術工藝社代表取締役・デービッド・アトキンソンさんが毎回訴えている”生産性”について、小西美術工藝社で代表取締役を担う事になった経緯や、その後の仕事で経験を踏まえ熱く語られている本です。ここ数年の”日本万歳番組”についても警鐘を鳴らされております。瀧川クリステルさんで一気に認知された”おもてなし”についても、”外国人はそんなものは大して求めていない!”っとバッサリ切り捨てるアトキンソンさん! 嫌いじゃないですよ、私は!

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    2019年07月16日
  • 世界一訪れたい日本のつくりかた―新・観光立国論【実践編】

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    我が国の観光政策に少なからず影響を与えたと思われる『新・観光立国論』の続編ともいえる本で、日本に通暁したイギリス人アナリストの著者が、日本の観光業の可能性と課題をデータに基づき分析し、日本を「世界一訪れたい国」にするための具体的な方法論を提示している。
    『新・観光立国論』と主張がかぶるところが多いし、データの解釈に一部腑に落ちないところ(World Economic Forumの国際競争力ランキングに基づく日本の観光業のボトルネックの指摘など)があったり、データに基づかない主張(中国人の爆買いの多くが輸入品であるという指摘)が散見されたり、気になるところはあったが、「ドイツ人など「上客」をター

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    2019年07月07日
  • 世界一訪れたい日本のつくりかた―新・観光立国論【実践編】

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    遠い国からの観光客が沢山金を使う。イギリス人、ドイツ人を狙え。
    安価な大量動員を前提とした昭和の観光業から、高額の消費をする海外観光客を満足させるレベルの高いサービスへの転換
    見せるだけの文化による集客は限界。観光客の事前学習を前提としない丁寧な説明が必要。
    自然による集客は、長期滞在型の観光客を招くのに最適。そのために長期滞在を前提とした宿泊施設が必要
    高級ホテルが足りない
    日本人の人件費は、今や高くない。
    もっと訓練された人を沢山使って、長期滞在客の宿泊客の多様な要求に答えられるサービスを。
    文化も、スポーツも、産業化が必要。

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    2019年05月21日
  • デービッド・アトキンソン 新・所得倍増論―潜在能力を活かせない「日本病」の正体と処方箋

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    小西美術工藝社代表取締役で日本の再生について熱い提言をしているデービッド・アトキンソンさんの書籍です。昨今、ニュースで良く耳にする「働き方改革」についても日本人の生産性の低さを強烈に批判しつつ、女性の賃金を上げる事や本気で改革に取り組まない経営者に対する強烈な批判等、アナリストとして長い間、日本を視てきた人の手厳しくも的を得た意見が書かれています。我々一人一人が意識して変えていく努力をしていかないといけませんね。

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    2019年02月22日
  • イギリス人アナリスト 日本の国宝を守る 雇用400万人、GDP8パーセント成長への提言

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    2015.5記。

    日本の文化に魅せられた金融プロフェッショナルが世を儚んで茶道に没頭し、京都の古民家に隠遁していたところ、請われて文化財修復会社の社長に。その奮闘記。

    えーと、本のタイトルから受けるイメージと実際の内容にかなりのギャップあり。僕としては門外漢ならではの鮮烈な日本文化へのまなざし、みたいなものを想定していたが、中身はあくまで日本経済論、すなわち過去の本業(銀行アナリスト)の思い出話、及びそれをベースとした日本企業の体質論。

    国宝、はどこに出てくるんだという感じだが、「日本経済はここが問題、とくにこのままでは『観光業』は立ち行かない、文化行政にもっと予算を」というのが主たるメ

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    2019年01月06日
  • デービッド・アトキンソン 新・所得倍増論―潜在能力を活かせない「日本病」の正体と処方箋

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    「新・観光立国論」等の著書で日本の観光産業の問題点を舌鋒鋭く指摘し、そのあるべき姿を提唱してきたイギリス出身で元証券アナリストの著者が、「生産性」の観点から今日の日本が抱える根本的な課題を分析し、その解決に向けた処方箋を示した一冊。

    日本は戦後の高度成長期を通じて奇跡的ともいえる経済的成功を収め、90年代以降は低迷しているとはいえ、GDPでは世界第3位を維持する経済大国であるが、人口一人あたりでみるとGDPは世界第27位であり、著者は人口の絶対量による規模ではなく、一人あたりでみる生産性に着目すべきと指摘した上で、戦後の日本の経済成長が実は人口の爆発的増加による「人口ボーナス」効果によるもの

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    2018年11月23日
  • デービッド・アトキンソン 新・所得倍増論―潜在能力を活かせない「日本病」の正体と処方箋

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    ・GDPは「人口×生産性」
    ・潜在能力の発揮度合いは「一人あたり」で見るべき
    ・伊藤忠商事の元役員の話「日本は少しずつ改善する調整が苦手で、180度の方向転換しかできない」
    ・縦割り行政は多くの国で確認されており、日本固有の問題ではない。英語では「silo」が縦割り行政をあらわす。先進国では、経済が低迷すると経済政策に政治家が積極的に介入する。
    ・職人気質を要約すると、インプットという給料に関しては経済原則を適用してほしいが、アウトプットという生産性に関しては「黙って我々のやりたい放題やらせてくれ」と言っている。
    それに対して次のように言い聞かせる。
    「小西美術工藝社の裏庭には、一万円札がなる

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    2018年11月18日
  • イギリス人アナリストだからわかった日本の「強み」「弱み」

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    2017年44冊目
    元ゴールドマンサックスの金融調査室長であり、今は小西美術工芸社の社長を務めるイギリス人からみた日本の強み弱み。
    長年日本に住んでいながらにしても外国人としか見られない著書からみた日本人。
    興味深いのは著者自身は京都に住み、古い町家を当時の雰囲気を残して住んでいるのに、京都に住む日本人が古い建物を壊してマンションに住みたがるということ。
    そのような指摘がごもっとも。
    日本人について一歩離れた視点でおかしいと感じる点も指摘しており興味深い一冊でした。

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    2018年10月28日
  • 世界一訪れたい日本のつくりかた―新・観光立国論【実践編】

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    【書評】日本が観光先進国になるための教科書『世界一訪れたい日本のつくりかた』

    日本が外国人観光客にお金と時間をかけてでも行きたいと思われる国になるためには、何が足りないのか。
    デービッド氏は本書でデータ、事例をもとに今の日本に欠けている部分を分析、そして今後どうするべきかを提案している。

    1つ目のポイントは「相手目線」である。
    日本人にわかることが、外国人にわかるとは限らない。
    同じ言葉でも、国によって受け止め方が異なる。
    頭ではわかっていても、日本の情報発信には外国人目線が欠けているものが多い。
    これでは外国人観光客が、時間とお金をかけてまで行きたい国にはならないのではないか。

    2つ目

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    2018年10月09日
  • デービッド・アトキンソン 新・生産性立国論―人口減少で「経済の常識」が根本から変わった

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    初めてデービッド・アトキンソン氏の本を読んだ。生産性という言葉の定義をちゃんと認識出来ていなかった事を反省。「生産性の定義は一人当たりのGDPで、GDPとは一定期間に国内で生み出された付加価値の総額、より細かくいうと、労働者の給料、企業の利益、政府などが受け取る税金、お金を貸した人が受け取る利息などの総額」

    共感できたのは、仕事で、取引先から「高品質・低価格」をしつこく言われていた所で、相手先の言い分は「おたくから仕入れる額が上がると、競合と価格競争で負けちゃう」といわれていて、付加価値ないのを前面に出されて困惑してたから。こちらから付加価値を提案して上げないと行けないなぁと良い気付きが得ら

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    2018年08月26日
  • 国宝消滅―イギリス人アナリストが警告する「文化」と「経済」の危機

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    人口減少する中で、観光に力を入れる必要があり、その際に文化財は大きな魅力。
    イギリスはかつては日本と同様だったが、維持管理が危機的状況になり、変わらざるをえなくなった。日本もこの道になるという話。
    建物だけでなく、生活などのソフト面を文化財として扱う必要がある。

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    2018年08月09日
  • デービッド・アトキンソン 新・生産性立国論―人口減少で「経済の常識」が根本から変わった

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     ひとつの行動論のまとめである。すでによく知られた本書について、あらためて感想を書くこともないところではあるが、第4章で述べられていることで、子どもをつくることを優遇すべきというは、自分自身を振り返ってみてあらためてその通りである。ただ、もう少し細かい部分を気にすると、子どもを「育てる」ことを優遇すべきなのだろう。いろいろな事情で子どもを授からない人もいる。超高齢化社会になる社会の構えである。子どもが絶対的に少ないことによって、この先は現実問題として暗く厳しい。
     まとめの第7章にすべてがある。時々ここを読み返して振り返ってみるとよいだろう。何をやめて生産性を高めるのか、そして生産性が評価基準

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    2018年08月05日