あらすじ
不良債権処理とメガバンク再編の立役者、
知られざる真相を明かす。
100兆円規模の不良債権、銀行整理論、観光立国、
中小企業改革・・・すべて私が正しかった。
日本人が見たくない本質を突く提言をするから、
私は目の敵にされる。あらゆる論争に勝ってきた
伝説のアナリストはいったい何者か、全疑問が氷解する!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
アトキンソン氏の生まれから家族、学生時代の話など日本語を学ぶに至った経緯やオックスフォード入学の裏話、ソロモン・ブラザーズからゴールドマン・サックスへ。銀行との対立や、社内政治における抗争劇まで、ドラマあり、経済についても学べる要素ありと二度美味しい本。
市場への影響が大きいレポートを幾つも書いて、しかもそれが的確に経済現象を当てていく事で頭角を現し、存在感を高めるアトキンソン氏。とりわけ、不良債権や日本の主要銀行の淘汰合併についてのレポート、銀行株に関してなど、マーケットを操作していると勘繰られる程の的中率。こうした歯に衣着せず本質を突く人の視点は面白く、学びがある。これからもアトキンソン氏に注目していきたい。
Posted by ブクログ
書いてあることは強度のある主張だと感じる。
違和感もない。これはアトキンソンさんのスタンスから誠実に説明すればこうなりそれはおおよそ的を射ていたということだと思う。
別のプランも考えられるかもしれないが現状を踏まえた現実的な提案をしておられる様に思う。
問題点とその原因、目指すところと解決法まで明快でわかりやすい。
こういう人の話を上手くピックアップできる政治家が優秀な政治家なんだと思う。
なぜこういう人がもっと居ないのだろう?
具体的な道筋と正しい見通し。
解決策は近道遠回りと自分の力点次第で考えられるはずだからこれぐらい強度のある発信者が増えてくれたらなと思う。
Posted by ブクログ
マスコミのネガティブキャンペーンにやられていたことがよくわかった。外資系ファンドはハゲタカでその筆頭ゴールドマンサックスは最悪の会社なんてデマで真実は逆。財務省が役人のことしか考えていないんだろうな~銀行の上から目線も感じていたけど、今やどん底。外国人=やばいヤツらというのも80年代の常識としてあった。
Posted by ブクログ
デビッド•アトキンソンさんの自伝的著書。
エピローグで観光立国のことがかかれていますが、大半は著者自身の学生、アナリストとしての実績が書かれています。