朝比奈あすかのレビュー一覧
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アラサー女性4人の視点で描かれる人生の不安や悩みの話。目新しいストーリーではないけれど、とても繊細で、リアル心当たりのある不安な気持ちに心がざわつきつつ、不思議と癒やされる作品だった。Posted by ブクログ
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それぞれ違うライフステージにいるアラサー女性4人の話。私が共感するのはワーママの愛美だったけれども、読んだ人それぞれ共感できる登場人物がいるのではないかなと思う。人生を香水の香りの移り変わりに例える様が素敵。Posted by ブクログ
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中学受験にのめり込んでいく親の話。
テストの数字に一喜一憂したり、子どもが賞賛されると嬉しくなるお母さんの気持ち、分かるなぁと思ってしまった。
はじめはとても良いお母さんに見えたのに、少しずつ狂いはじめて、最終的には教育虐待までいってしまった。
子どものことを客観的に見られる目が欲しいなと思う。Posted by ブクログ -
胸が苦しくなって、読み進められないかと思ったこともしばしば。私は子供には中学受験はさせなかったが、高校受験、大学受験の際に似たような円佳と同じような心境に陥ったことを思い出した。子供が希望している、は子どもが親の気持ちを汲み取って代ていることもあるんだと、薄々は感じていたが、はっきりと確信した。Posted by ブクログ
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小中学生に特に読んでもらいたい小説です。
この本は、小学6年生のとあるクラスの話です。
そのクラスの色々な人の視点で話が進んでいくのでとても読みやすく、共感する所や、そういう考えもあるんだなと感じる所があります。Posted by ブクログ -
読み始めたら、どんどんその世界に入り込んでしまいました。私とは親子の目指すものが違っても、親としての気持ちが分かるというか分からないようにしていたというか、そこの部分を射抜かれた気持ちになり涙がとまりませんでした。
親子の関係を改めて考えさせられる一冊になりました。Posted by ブクログ -
中学受験の話。
8歳、10歳、12歳の様子で物語が進むけど、章を読み進める度に辛い。母親が中学受験に振り回されている様子もリアルで怖い。こんな過酷な事を小学生に課すのは虐待では無いのかと思ってしまう。最後貴子さんのつーちゃんを想う気持ちを読んで涙が止まらなかった。子どもの幸せってなんだろう。Posted by ブクログ