朝比奈あすかのレビュー一覧

  • 人生のピース

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    34歳独身3人組仲良し女子が1人の突然の結婚宣言に驚いて婚活を始めるお話。何かキッカケが無いと思い切りがつかない落ち着く一歩手前の34歳。
    まず年齢設定が絶妙。
    3人組のそれぞれの個性が絶妙。
    3人のオチも三者三様で絶妙。
    特に主人公の妙にひねくれた、それでいて周囲に甘えたい微妙な感情を丁寧に描いている。
    会社での地位がアップすると妙にみんな落ち着いちゃうんだよね。見たことあるっ!と思う情景がたくさん。
    面白いです。

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    2021年06月24日
  • 憧れの女の子

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    ある男女を取り巻く風景

    は、自分がいかに性役割が潜在意識にあったのかを感じさせられた。
    口では男女平等だとは言うけど、根底の意識ってなかなか変わらないもんなのかな

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    2020年06月05日
  • 憧れの女の子

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    はじめての作家さんの短編集。
    すごい。なんというか、話のつくりもテクニックも文章も上手で衝撃を受けた。自分の中にある男女の固定観念を突きつけられたり、色んな意味で男女の違いを考えさせられたり。女性を書くにあたっての視点も面白い。
    「ある男女を取り巻く風景」のテクニックに圧倒され、「リボン」のメッセージに泣きそうになった。あえて好きなのあげたけど、本当に全部良かった~~。

    人間のマイナスの感情がプラスに働く瞬間を丁寧に的確にリアルに書いてるのもすごい。共感してしまう人は多いのではないかなあ。

    シンプルに、年を取るのもいいな、どんな生き方になってもその時々で幸せがあるんだなと、前向きな気持ちに

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    2018年11月10日
  • 天使はここに

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    ファミレスを舞台にしたお仕事小説。
    表紙のイメージとは違う、常にザワザワした気持ちで読み続けたストーリーでした。
    真面目に一生懸命に仕事に向かう真由子。
    そのせいで、貧乏くじを引くことも多く、周りからも都合のいい存在として扱われてしまう。
    ファミレスの同僚の中には、少しの悪意を持つ人達もいて、明るい雰囲気の場所が舞台のはずなのに、何故かドロドロしたイメージが付きまといます。
    真由子の生育環境、同僚バイトのトキの母娘の確執など、気になることが次々明るみになり、ページめくる手が止まりませんでした。
    最後は明るい兆しの見える終わり方で読後感は良好。橋輝が気になります。

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    2018年05月11日
  • 憧れの女の子

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    女の子をどうしても産みたい、その一心で産み分けに躍起になる妻を描いた表題作を含んだ全5篇の短編集。

    「ある男女をとりまく風景」は秀逸!やられた!
    「弟の婚約者」も、女性の狂気じみた感情が細かく描写されててゾクゾクしながら読んだ。
    リピートしたい一冊。

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    2018年04月25日
  • 憧れの女の子

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    典型的な帯買い(帯を見て惹かれて買った)した本。そして帯を信じて買ってよかった、と思った本。

    「次は女の子を産むわ」と宣言して産み分けに必死になる妻を、言い表せない違和感を持ちながら見つめつつともに暮らす夫が主人公の表題作。その他四編。
    全てにおいて、ハッピーエンドではないけれど希望が見えないわけでもないラストが秀逸で、独特な読後感だった。
    ちくりと胸が痛むけれど、泣きたいのとは違うような。

    “普通”な人間なんてこの世の中にはいないのかもしれない。一見何の問題もなく、何の悩みもないように見えても、その実はわからない。
    そして“普通の関係”というものもない。
    それぞれ個性がある人間同士の関係

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    2016年05月03日
  • 憧れの女の子

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    推薦者(宮下奈都さん)買いしたものの、幸福な出会いだと思う。

    物語はとつとつと進み、派手な事件が起きたりはしないけど、丁寧に描かれた文章なのかなと思うけど、とてもするりと気持ちに入ってくるカンジ。

    物語の機微を楽しめる。

    「ある男女をとりまく風景」は叙述的トリックというか、そのギミックに目を奪われるが、そうと気づいて尚、納得というか、理解というか、無理解というか、ふと思いを添わせてしまう自分に驚くのだ。

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    2016年03月24日
  • BANG! BANG! BANG!

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    ネタバレ

    最近、ハマって読んでいる朝比奈あすか。

    どの本も読んでみたいと思える作家さん。おもしろいっっ。

    BANG!BANG!BANG!の方、書き込みしてたのがじいちゃんだったというあたり、いやいや、そりゃないな、、、とガクっときたけど。

    トン骨とジュリアンが、BANG!と繋がってると、気づかずに読んでいた。そっかーと思って、そっかーの部分がとてもよかった。

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    2015年11月13日
  • 彼女のしあわせ

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    本屋で帯の「本当に欲しいものは手に入らない。それが人生なんです」に思わず手に取ってしまった。
    母と3姉妹(36歳独身キャリアガールの征子、35歳子育てや環境に鬱屈しブログで現実逃避の月子、27歳の子供が産めない新婚の凪子)それぞれの苦悩、隣の芝生は青く見えて羨んだり、自分を卑下したり色々な思いが交錯。誰でも心の奥底にひとつやふたつは共感できる部分があるだろうな。何の曇りも無く「幸せ」と言えなくても「不幸せ」でもなく、それでも少しずつ前向きに考えられるようにしてくれる様な気がする本。

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    2014年03月04日
  • やわらかな棘

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    棘ね…相手に向く棘、受ける棘、自分に向ける棘。
    読んでいて苦しいような、嫌な感じのような、もがくような、色々チクチク刺さるものあれど、何処かに泣きたくなるような優しさ。この人の作品は痛みと優しさを伴う。

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    2014年03月04日
  • それでもまた誰かを好きになる~うまくいかない恋 アンソロジー~

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    いろんな角度のラブストーリーが詰め込まれた短編集。
    胸が苦しくなるものもあるし、今の自分の世代だからリアリティが増すものもあるし、どのエピソードもすきだったな。

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    2026年04月28日
  • ミドルノート

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    大手食品会社の同期という同じスタートラインに立ったメンバーの10年後を描く。
    特に女性はアラサー、ミドサーになると人生の大きな選択に迫られる。語り手たちもそれぞれ別々のライフスタイルとなった。
    順風満帆な人生のように見えるが、人には見えない自分だけの地獄を誰しもが抱えている。香水の香りの変化にたとえると、今はまさに人生のミドルノート。言いようのないもやもやを抱えることはあるけれど、それぞれの人生を歩み、お互いを認め合うシスターフッドを感じられる作品だった。

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    2026年04月26日
  • あの子は一番

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    とても好きな作家さん。いつも新刊を心待ちにしています。
    どうして子どもの心をこんなにうまく描写できるのだろう。

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    2026年04月18日
  • 声を聴かせて

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    子育て中、もしくは子育てで悩んだ経験のある女性にはめちゃくちゃ響く内容だろう。

    この小説は2篇収録されており、一つは表題の『声を聴かせて』で、亡くした幼い息子と成長した孫を出産した娘へ注がれる母親の視線と回想…こちらも面白かったが、もうひとつの『小さな甲羅』という短篇が印象的だった。

    ある日、幼稚園へ通う息子が友だちを噛んでしまったことを知るが、その理由を聞かずに、幼稚園のママ友の中で嫌われてしまうのでは無いかと心配になる母親。
    実は我が子は物事がまだうまくできない年頃であり、その噛んだ相手の子を中心にいじめられていたのだ。

    予想通りママ友の中でも浮いてしまい、余裕を無くして壊れていく母

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    2026年04月14日
  • 翼の翼

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    ネタバレ

    「2月の勝者」は美しく終わったけど、現実はこんなもん(これでもハッピーエンドだけどね)
    涙を流して歯を食いしばって中弛みがきて思うようにはいかず、子供の気はすぐに変わる
    でも、課金してきた額がすごすぎて引き返せない
    第一志望に合格出来る子なんて一握り
    これから中学受験を予定されてる親御さんは一度は読んだ方がいい

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    2026年04月11日
  • ミドルノート

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    香水がトップノート、ミドルノート、ラストノートと時間が経つにつれて香りが変化することを初めて知った。でも、なぜタイトルがミドルノートなのか、読み進めても全然分からなかった。そして、物語の最後に分かった。香水の香りを人生に例えていた。まだまだ私はミドルノートの位置にいる。そして今はメンタル不調が続いていて正直辛い時期。でも、またきっと楽しい時期もやってくる。喜怒哀楽を繰り返し、やがていつかラストノートの時期が来る。そのときに、ミドルノートのとき、いろんなことがあったけど、だからこそ今の自分、ラストノートの自分がいるんだよなあと優しく言ってあげたい。

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    2026年03月26日
  • それでもまた誰かを好きになる~うまくいかない恋 アンソロジー~

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    「感情旅行/一穂ミチ」
    「独身の女王/麻布競馬場」
    「オレンジシャドウの憂鬱/砂村かいり」
    「さみしがりやの恐竜たち/こざわたまこ」
    「不機嫌依存症/田中兆子」
    「出会い/朝比奈あすか」
    「振りかぶって、さよなら/千加野あい」
    「となりの独り/カツセマサヒコ」

    『うまくいかない恋』をテーマにした短編集。

    好きな作家さんが勢揃い。
    どの物語も切なくてほろ苦かった。

    登場人物達の弱さや迷い、その奥にある強さが繊細に描かれていて全編良かった。

    上手くいかない恋だからこそのリアルさに胸がギュッとして、読後は彼女達にエールを送りたくなる。

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    2026年03月14日
  • それでもまた誰かを好きになる~うまくいかない恋 アンソロジー~

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    田中兆子先生の「不機嫌症候群」、まさに私だなと思った。
    不機嫌って悟られたらだめなんだろうけど、みんなが優しくしてくれるからついやっちゃう。
    そんな不機嫌な人を今度は私が優しくしてあげれるようになりたい。

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    2026年03月12日
  • それでもまた誰かを好きになる~うまくいかない恋 アンソロジー~

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    恋愛小説は、ほぼ読まない私
    三十代、うまくいかない恋に惹かれて読んでみた
    どれもおもしろかった
    どの作品も等身大の主人公に愛着がわいた
    他の作品も読んでみたくなりました

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    2026年03月10日
  • それでもまた誰かを好きになる~うまくいかない恋 アンソロジー~

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    30代のうまくいかない恋がテーマのアンソロジー。
    共感できるものもできないものもありましたが
    楽しく読めました。
    好みなのは一穂ミチさん、千加野あいさん。

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    2026年03月10日