朝比奈あすかのレビュー一覧

  • 彼女のしあわせ

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    本屋で帯の「本当に欲しいものは手に入らない。それが人生なんです」に思わず手に取ってしまった。
    母と3姉妹(36歳独身キャリアガールの征子、35歳子育てや環境に鬱屈しブログで現実逃避の月子、27歳の子供が産めない新婚の凪子)それぞれの苦悩、隣の芝生は青く見えて羨んだり、自分を卑下したり色々な思いが交錯。誰でも心の奥底にひとつやふたつは共感できる部分があるだろうな。何の曇りも無く「幸せ」と言えなくても「不幸せ」でもなく、それでも少しずつ前向きに考えられるようにしてくれる様な気がする本。

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    2014年03月04日
  • やわらかな棘

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    棘ね…相手に向く棘、受ける棘、自分に向ける棘。
    読んでいて苦しいような、嫌な感じのような、もがくような、色々チクチク刺さるものあれど、何処かに泣きたくなるような優しさ。この人の作品は痛みと優しさを伴う。

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    2014年03月04日
  • 自画像

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    女性の心理描写の巧さに驚いた。
    心が痛くて読み進めるのに一苦労。

    刺さる人には刺さる描写がたくさんだと思う。
    刺さらなかったとしたらそれも幸せなのではと勝手に思う。辛いので。

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    2026年01月05日
  • 普通の子

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    小学生の子の加害と被害について書かれた作品。美保は夫と息子の3人でなんとか生活をかつかつ回している。ある日息子が小学校の教室から飛び降りた。美保は同級生の親たちと何のつながりもなかった。情報を得ることができないが、先生たちも誰がそばにいたのか、いなかったのか、どんな経緯で飛び降りたのかを話すことができない。それは保身のためなのか、何を知っていて知らないのかがわからない。

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    2026年01月03日
  • 天使はここに

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    ほんと、天使。
    心に傷を抱えながらも、一生懸命生きている主人公を応援しちゃいました。
    不器用で、要領が良くない。
    それでも、ただひたすら頑張っている姿に、胸を突かれました。

    変なユニットバスの家が気になり過ぎるw

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    2026年01月02日
  • 君たちは今が世界

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    高解像度な小6の生態。読後感が悪かったらやだなと思いながら恐る恐る読んだ。読後感、よかったです。ちゃんと希望がある。よかった。

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    2025年12月29日
  • 温泉小説

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    ネタバレ

    久々の朝比奈さん
    温泉に絡む6つの話
    どれも良かった

    特におじいちゃんが主役の
    「また会う日まで」と「わたくしたちの境目は」
    この二つが私には染みた

    「また会う日まで」
    高齢者の運転、確かに心配だらけ
    でも運転する側の気持ちがめっちゃ
    理解できて、すごく良かった

    「わたくしたちの境目は」
    これは孫とのしりとりが
    めっちゃウケた
    素敵なおじいちゃんよね

    他の話も全部読みやすく良かった

    温泉小説=ほっこりと思って
    読む人には、ちょっと違うやんと
    思われるかも〜
    読んだ後、温泉行きたい!と
    ならんかったし…

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    2025年12月16日
  • 憧れの女の子

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    クラスにいる憧れの女の子…みたいな話かと思ったら全然違う。読み始めにもつ予想を鮮やかにひっくり返され驚く。5つ入った短編がすべてそんな感じ。そしてどの登場人物にも心惹かれる。描かれかたがうまいからなのかな、日常のすぐ側にあるけど気づいていないドラマチックさをさっと切り取って手渡してくれる小説でした。

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    2025年12月13日
  • 天使はここに

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    確かに何か非日常の事件が起こるわけでもないし、大恋愛をするわけでもない。
    ありふれた日常を他人より正義感の強い女の子が過ごしている。そんな話なんだけど、何だか心温かく、私ももう少しだけ責任感強く持とう、と思えるほっこり話でした。

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    2025年12月09日
  • BANG! BANG! BANG!

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    ネタバレ

    2011年の本、今ほどSNSが活発ではなかったがネット掲示板の誹謗中傷がテーマのようなお話。
    2つの短編集だと思ったら同じ登場人物が出てきて、別の側面からもばんちゃんが見れて良かった。

    印象的だったのは

    「他人の悪口を言いたいのは人の性だから仕方がない。だけど、言うからには本人の耳に届かぬよう徹底的に注意しろ。本人に聞かせるからには、同じだけ傷つく覚悟をしろ」

    「ネットの書き込みと陰口とはまったく違う。陰口は、あたしもいろんな人のことをたくさん言ってきたが、人に向かって喋るぶん、多少は自分を守るし、言葉も選ぶ。顔をなくして吐き出せるネットでは、陰口でも出てこないようなひどい言葉が我がもの

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    2025年12月05日
  • 普通の子

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    いじめられているとばかり思い込んでいたら、実はむしろその逆だった、というありふれた話かと思っていたが・・・
    もうちょい複雑だった。
    そんなつもりじゃなかった、そこまで恨まれてたの?、
    そんあとんでも勘違いが自分にもあるかもしれない、と思うと冷やっとさせられる。
    ましてやそのDNAを我が子が継いでいると知ったらそりゃたまらんだろうな。。。

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    2025年12月03日
  • 普通の子

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    親とは?因果応報とは?
    どういうことか
    考えさせられます

    自分の子を擁護する
    自分の過去を擁護する
    真実はすべて違っていた








    ここから、、
    読んでいて
    思い出した自分の個人的な話しです



    実際には因果応報なんて
    ないのかな。。と思う



    遠い過去に
    私を虐めていた人は
    今どうしているのかなと時々思い出します
    そして
    この本を読んで鮮明にまた思い出してしまった

    風の噂で警察官になったと聞いていたけれど
    今、現在は警察署長にまで上り詰めたらしい

    きっと自分がした事なんて忘れているよね
    でも、された方はいつまでも覚えているよ

    因果応報という言葉が本当にあるのなら

    信じて

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    2025年11月28日
  • 普通の子

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    ネタバレ

    自分にもトラウマがあるので、読んでてかなり辛くなったのだけど、引き込まれてどんどん読めました。ただのハッピーエンドではない、著者さんの伝えたいことがはっきり伝わってくる終わり方で、個人的には好みでした。

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    2025年11月24日
  • 温泉小説

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    温泉にまつわる短編小説。
    温泉なのでほっこりエピソードが多いと思いきや、見事に期待を裏切られ、一気に読めた。
    温泉がたくさん出てくるので、昔行った熱海の温泉に行きたくなった。

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    2025年11月21日
  • 温泉小説

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    朝比奈あすかさん、温泉ソムリエの資格を持っているほどの温泉好きだったとは。今まで読んだ本から勝手に持っていたイメージとは違っていて、ちょっとビックリ。こういう意外性は好きだなぁ。

    温泉小説といっても、ただほっこりする温泉の話ではなく、悩みを抱えた人たちが主人公の6つの短編集。
    悩みの種類は様々だけど、「こういう事ってあるよね」と思えることが多くて、温泉につかって解放されるところまで含めて共感しながら読んだ。
    温泉ソムリエらしく、お湯の作法や効能などにも触れられていて、読み終えると温泉に行きたくなってしまうのは私だけじゃないはず。
    寒くなってきたし、ゆっくりお湯に浸かりたい!

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    2025年11月18日
  • 普通の子

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    いじめられた方は

    辛い記憶は忘れない

    でも イジメたほうは

    なぜ忘れてしまうのか

    その記憶があいまいになる原因って

    どうなってこうなったか

    分からない そんな気持ちなんでしょうね

    でも それをどうやって変えていけばいいのか



    悪いことをしてしまったからこそ

    それを認めたくない

    認識を変えるってとても難しいことなんですね・・・

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    2025年11月10日
  • 温泉小説

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    温泉小説とはいえ、そこまでほっこりしない。朝比奈あすかさんらしいヒリヒリとした人間関係を絡めている。お気に入りは高齢者ドライバーが恐ろしい目にあう臨場感がリアルな『また会う日まで』と最後「なるほど!」となった『島と奇跡』。

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    2025年10月30日
  • 人間タワー

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    とある小学校での「人間タワー」、その演目を背景に繰り広げられる様々な人たちの"人間"らしいやりとり、「伝統を守るって?」「誰かのために耐えるって?それって美談?」という時代の変わり目を問う子どもたちと大人たちとのやり取りがさらにリアリティを増していたように思う。危険だから、意味を感じないからという理由だけ(それすらネットに広がっている誰かの意見を安く引用しただけ)で、物事をやめることには何も生まない。「じゃあ、どうするのか」を今作の中で、きっと描かれていない子どもたちと大人たちとのやりとりのように、真剣に向き合っていくことが歴史を作るということなのではないだろうか。

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    2025年10月30日
  • 普通の子

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    ネタバレ

    主人公の母親、美保。本当に嫌だ。
    自分も被害者ぶって記憶改ざんしてて。私もいじめられていた、傍観者だった。でも仕方なかった。
    自分の子はいじめなんてしない。したとしても誰かにやらされたんだ。自分勝手すぎる。
    美保のお姉さんはすごく出来た人だと思う。だんなさんも。
    私の娘も中学で嫌がらせを受けて、ストレスから体に異常が出て今も病院に通っている。けど加害者は高校生になったとたん、何事も無かったように話しかけてきたと聞いたときの許せなさを思い出した。
    やった方は軽い気持ちでも、やられた方は一生許さない。
    最後のメールを読んだあとも美保はきっと何も変わらないだろうと思う。

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    2025年10月16日
  • 普通の子

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    完全に、加害者側になったことないって人、いるのかね?と考えてしまった。
    そう考えると「いじめをしない子=普通の子、いじめをする子=特別な子」じゃなくて「いじめをする子=普通の子」なのか…?こわ…
    私は「いじめなんてしたことない」と言えちゃう人の方が信じられないかも。
    「無知の知」じゃないけど、あのとき自分は加害者だった、これからも加害者になり得る、と気をつけながら生きたいと思った。

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    2025年10月10日