朝比奈あすかのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
朝比奈あすかさん6冊目。
アラサー女性の悩み、共感できて一気読み。
こういう話って、陰湿な意地悪や不倫など、女性どうしの嫉妬や争いが描かれることが多いのですが、この本にはそれがなくてどの女性も一生懸命生きていて、そこがすごく現実感があってとても良かったです。
30代女性って、仕事や育児等自分のライフステージの変化に向き合うのに必死で、他人を羨んだり妬んだりする暇ないですよね。(いいなぁ程度には思うけど)
女性同士が互いの良いところを認め合って助けになりたいと思っているのがすごく良くて、最後のところ何気ない文章なのですが、4人と子どもたちの様子が目に浮かんでじわっと胸に来ました。
「外 -
Posted by ブクログ
もう どれもこれも 痛すぎる。
痛いところ順番に押してくるアンソロジー。
圧倒的安定感 我らが一穂ミチ「感傷旅行」
そんな女子コミュニティ内部を覗かないで、
麻布競馬場「独身の女王」
カクヨム発 令和のOLも辛いわね、泣けそうだったわ、砂村かいり「オレンジシャドウの憂鬱」
他者を食いつぶす寂しがりやはいかんね、
こざわたまこ「さみしがりやの恐竜たち」
昔は 仏の顔も三度までなんて言葉がありました、間に合うと良いね、田中兆子「不機嫌依存症」
出会いは恋愛だけでなし 仕事も良いよ
朝比奈あすか「出会い」
そうそう 正しい判断ですね、
千加野あい「振りかぶって、さよなら」
そうそう -
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Posted by ブクログ
様々な理由で親元で暮らせない子どもたちが生活する児童養護施設で暮らす高校生・ななみ。
努力して進学校に進み、学校では周囲の友達とも「うまくやって」きた。
高2になり、ダンス部の引退前の最終ステージ、初めての恋人、友達グループとの関係、そして迫り来る進路選択……と、ただでさえ揺れ動く思春期の心に、本人も言語化しきれない自らの境涯に対する想いや将来に対する不安がつきまとう。
いきなり矛盾したことを言うが、この「言語化しきれない自らの想い」を緻密に言語化していることに驚愕する。
表面的にはうまく取り繕うもふつふつと湧き上がる自分でもコントロールできない気持ち、逆に爆発的に感情が湧き起こってきて抑え -
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Posted by ブクログ
子育て中、もしくは子育てで悩んだ経験のある女性にはめちゃくちゃ響く内容だろう。
この小説は2篇収録されており、一つは表題の『声を聴かせて』で、亡くした幼い息子と成長した孫を出産した娘へ注がれる母親の視線と回想…こちらも面白かったが、もうひとつの『小さな甲羅』という短篇が印象的だった。
ある日、幼稚園へ通う息子が友だちを噛んでしまったことを知るが、その理由を聞かずに、幼稚園のママ友の中で嫌われてしまうのでは無いかと心配になる母親。
実は我が子は物事がまだうまくできない年頃であり、その噛んだ相手の子を中心にいじめられていたのだ。
予想通りママ友の中でも浮いてしまい、余裕を無くして壊れていく母 -
Posted by ブクログ
香水がトップノート、ミドルノート、ラストノートと時間が経つにつれて香りが変化することを初めて知った。でも、なぜタイトルがミドルノートなのか、読み進めても全然分からなかった。そして、物語の最後に分かった。香水の香りを人生に例えていた。まだまだ私はミドルノートの位置にいる。そして今はメンタル不調が続いていて正直辛い時期。でも、またきっと楽しい時期もやってくる。喜怒哀楽を繰り返し、やがていつかラストノートの時期が来る。そのときに、ミドルノートのとき、いろんなことがあったけど、だからこそ今の自分、ラストノートの自分がいるんだよなあと優しく言ってあげたい。
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Posted by ブクログ
うまい作家さんだなーと思った。
以前に、ある人がこの作家さんをチェックしていて出てれば買って読む、と言っていて、ずっと覚えてる。
温泉にまつわる6つの短編が収録されており、それぞれの主人公の年齢性別背景は様々。というか、わりとよくいる、通り過ぎても心に残らないくらいの人たち。彼らが温泉に行き、そこでクルッと読者の世界が変わる。基本的に語り手視点での話だから、彼らが明かさないと分からないのだ。普段と違う環境に身を置き、違う心境に陥ることで、初めて彼らの本音が覗く。
このままだと苦い締めくくりになりそうだなあと心配してると、わりと持ち直してほろ苦いけれども少し明るい先が見える形に落ち着く。その背