朝比奈あすかのレビュー一覧
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朝比奈あすかさん2冊目。
重松清を暗くした感じで、人が持つ嫌な側面をさりげなく出してくるのがうまい。
心情描写とかも暗喩ながらある程度本を読んだ小学生なら理解できそうな感じで、中学受験にちょうどいいレベル感だと思う。
話の中身としては、全てのストーリーがあえて尻切れトンボな感じになっていて、読んでてもっと知りたいよ!ってなるけどそこは想像で補うしかないのか(翼の翼、も尻切れトンボではないにしろ余韻を残す終わり方ではあったし、そういう作風なのかな)。
あと、すごく思ったこととしては、摩耶ちゃん視点の物語欲しかった!!ルックスよくて、でもクラスの女王には逆らえなくて盛り立て役に徹したり、でもこっそ -
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どよ〜ん…
読後みんなどよ〜んでしょ?
子どもが飛び降りた!
学校は?いじめでは?
でもそうじゃなかった…
タイトルの「普通の子」が効いてる
いじめは普通の子がしているんだ
サイコな子だけじゃない
アケミはやりすぎだと思うけど
エリや主人公ミホみたいな子は
だくさんいる
いじめはダメ
それは大前提としてある
でも
巻き込まれて加害者になってしまう事を避けられない場合も
残念だけどある
みんなが
「やめなよ!」って言える世の中じゃないのは
ホントは先生も親も知ってる
当の子どもたちは恐怖を持って
もっとそれを知ってる
できるのは
知らないフリ
かかわらないだけ
私はもうずいぶん -
Posted by ブクログ
ほぼホラー。なんならホラーよりおそろしい。
母親である美保の思考と発言にイライラしたが、自分の子どもに置き換えると…いや、流石にああはならないかと思った。しかし、それは父親である和弥と同じように、呑気な幼少期を過ごしてきたからがゆえに、理解が及ばないだけなのかもしれない。
子供も大人も、誰の気持ちも本当の意味ではわからない。決めつけたり、そうであってほしいという願望を込めたり、気のせいだと思いたいと流したりする事は楽だけど、自分の思い込みフィルターをはずす努力は必要だなと胸が痛くなった。
最後の江梨のメールは、美保の心に届いただろうか。江梨は自分の行った加害についても理解しているがために、 -
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ネタバレバブル崩壊後の1993年、出版社に就職した石川ひとみ。その時々の流行を読みながら思いだし、あの頃の自分の生活を思い出した。懐かしい。イヤな女代表のような考えを持つ割に人生うまく渡ってる。それがまたムカつく。ひとみに人生を狂わされた元夫と、娘のりんちゃんが気の毒。あの環境でよくあれほどいい子に育ったなあ…なのに最後『あなたのために生きてきたのに、こんなふうに裏切られるなんて、信じられない』って。驚くけど、ここまでやりたい放題の人生を送るのも自分に正直で悪くない。関わりたくないけど。
朝比奈あすかさん、どのジャンルでもさすが上手いな。
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小5の娘の友達関係に悩むことがあるので読んでみた。思いのほか、自分の小学生時代を思い出し、ちょっとだけ苦しくなる方が多かった。小学生時代だけでなく、今、現在進行形の人間関係にも重なった。人は誰でもいろんな顔を持つこと。たくさん考えて悩んでいたとしても、その行動に至る理由があったとしても、それは自分しか知らないことで、誰かとの会話や関わりはその一瞬。そこで判断されることもある。その一瞬を間違わないことが大切なのかもしれない。でも私はそれ以上に、その一瞬だけで判断しないことの方が大切だと思う。他と上手く関わることができる人もいれば、誤解されやすい人もいる。私は自分自身はその中間なのかな、とも思うけ