朝比奈あすかのレビュー一覧
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ネタバレ2011年の本、今ほどSNSが活発ではなかったがネット掲示板の誹謗中傷がテーマのようなお話。
2つの短編集だと思ったら同じ登場人物が出てきて、別の側面からもばんちゃんが見れて良かった。
印象的だったのは
「他人の悪口を言いたいのは人の性だから仕方がない。だけど、言うからには本人の耳に届かぬよう徹底的に注意しろ。本人に聞かせるからには、同じだけ傷つく覚悟をしろ」
「ネットの書き込みと陰口とはまったく違う。陰口は、あたしもいろんな人のことをたくさん言ってきたが、人に向かって喋るぶん、多少は自分を守るし、言葉も選ぶ。顔をなくして吐き出せるネットでは、陰口でも出てこないようなひどい言葉が我がもの -
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親とは?因果応報とは?
どういうことか
考えさせられます
自分の子を擁護する
自分の過去を擁護する
真実はすべて違っていた
ここから、、
読んでいて
思い出した自分の個人的な話しです
実際には因果応報なんて
ないのかな。。と思う
遠い過去に
私を虐めていた人は
今どうしているのかなと時々思い出します
そして
この本を読んで鮮明にまた思い出してしまった
風の噂で警察官になったと聞いていたけれど
今、現在は警察署長にまで上り詰めたらしい
きっと自分がした事なんて忘れているよね
でも、された方はいつまでも覚えているよ
因果応報という言葉が本当にあるのなら
信じて -
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朝比奈あすかさん、温泉ソムリエの資格を持っているほどの温泉好きだったとは。今まで読んだ本から勝手に持っていたイメージとは違っていて、ちょっとビックリ。こういう意外性は好きだなぁ。
温泉小説といっても、ただほっこりする温泉の話ではなく、悩みを抱えた人たちが主人公の6つの短編集。
悩みの種類は様々だけど、「こういう事ってあるよね」と思えることが多くて、温泉につかって解放されるところまで含めて共感しながら読んだ。
温泉ソムリエらしく、お湯の作法や効能などにも触れられていて、読み終えると温泉に行きたくなってしまうのは私だけじゃないはず。
寒くなってきたし、ゆっくりお湯に浸かりたい! -
Posted by ブクログ
とある小学校での「人間タワー」、その演目を背景に繰り広げられる様々な人たちの"人間"らしいやりとり、「伝統を守るって?」「誰かのために耐えるって?それって美談?」という時代の変わり目を問う子どもたちと大人たちとのやり取りがさらにリアリティを増していたように思う。危険だから、意味を感じないからという理由だけ(それすらネットに広がっている誰かの意見を安く引用しただけ)で、物事をやめることには何も生まない。「じゃあ、どうするのか」を今作の中で、きっと描かれていない子どもたちと大人たちとのやりとりのように、真剣に向き合っていくことが歴史を作るということなのではないだろうか。
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ネタバレ主人公の母親、美保。本当に嫌だ。
自分も被害者ぶって記憶改ざんしてて。私もいじめられていた、傍観者だった。でも仕方なかった。
自分の子はいじめなんてしない。したとしても誰かにやらされたんだ。自分勝手すぎる。
美保のお姉さんはすごく出来た人だと思う。だんなさんも。
私の娘も中学で嫌がらせを受けて、ストレスから体に異常が出て今も病院に通っている。けど加害者は高校生になったとたん、何事も無かったように話しかけてきたと聞いたときの許せなさを思い出した。
やった方は軽い気持ちでも、やられた方は一生許さない。
最後のメールを読んだあとも美保はきっと何も変わらないだろうと思う。 -
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朝比奈あすかさん2冊目。
重松清を暗くした感じで、人が持つ嫌な側面をさりげなく出してくるのがうまい。
心情描写とかも暗喩ながらある程度本を読んだ小学生なら理解できそうな感じで、中学受験にちょうどいいレベル感だと思う。
話の中身としては、全てのストーリーがあえて尻切れトンボな感じになっていて、読んでてもっと知りたいよ!ってなるけどそこは想像で補うしかないのか(翼の翼、も尻切れトンボではないにしろ余韻を残す終わり方ではあったし、そういう作風なのかな)。
あと、すごく思ったこととしては、摩耶ちゃん視点の物語欲しかった!!ルックスよくて、でもクラスの女王には逆らえなくて盛り立て役に徹したり、でもこっそ -
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どよ〜ん…
読後みんなどよ〜んでしょ?
子どもが飛び降りた!
学校は?いじめでは?
でもそうじゃなかった…
タイトルの「普通の子」が効いてる
いじめは普通の子がしているんだ
サイコな子だけじゃない
アケミはやりすぎだと思うけど
エリや主人公ミホみたいな子は
だくさんいる
いじめはダメ
それは大前提としてある
でも
巻き込まれて加害者になってしまう事を避けられない場合も
残念だけどある
みんなが
「やめなよ!」って言える世の中じゃないのは
ホントは先生も親も知ってる
当の子どもたちは恐怖を持って
もっとそれを知ってる
できるのは
知らないフリ
かかわらないだけ
私はもうずいぶん -
Posted by ブクログ
ほぼホラー。なんならホラーよりおそろしい。
母親である美保の思考と発言にイライラしたが、自分の子どもに置き換えると…いや、流石にああはならないかと思った。しかし、それは父親である和弥と同じように、呑気な幼少期を過ごしてきたからがゆえに、理解が及ばないだけなのかもしれない。
子供も大人も、誰の気持ちも本当の意味ではわからない。決めつけたり、そうであってほしいという願望を込めたり、気のせいだと思いたいと流したりする事は楽だけど、自分の思い込みフィルターをはずす努力は必要だなと胸が痛くなった。
最後の江梨のメールは、美保の心に届いただろうか。江梨は自分の行った加害についても理解しているがために、