朝比奈あすかのレビュー一覧

  • ミドルノート

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    女性のそれぞれの人生。
    だれしも完成していないから、自分の立場や心の持ち方によって、同じことが起こっても捉え方は違ってくる。
    相手の立場を考えられる人になりたいと思った。

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    2025年08月31日
  • やわらかな棘

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    ネタバレ

    人間の嫌なところがよくわかる作品。柔らかい棘ではなく深く突き刺さる。柔らかいほうがいつまでも痛いからかな。
    恋人が逆玉結婚、捨てられた元カノがしたこと、狂気じみていく様子が恐ろしくも現実的。
    その逆玉の相手は大富豪の孫、奈那子。彼女の双子の姉、奈津子は見た目も性格も正反対。奈津子の働く幼稚園にいる美雨とその母、祖母の話は明るい兆しが見え3人が良い人生を歩めるといいなと思う。アパートの隣同士に住むのもすてき。

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    2025年08月24日
  • 普通の子

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    自分の子どもが学校のベランダから飛び降りた……いじめか事故か、二転三転していく様を息を詰めて読む。

    誰だってどこか後ろ暗いところのある人生。歯を食いしばって認めるところからリスタートするしかない。タイトル「普通の子」が万人に突きつける。

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    2025年08月11日
  • 普通の子

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    主人公・美保の息子である晴翔が小学校の2階から転落した事から物語の展開が始まる。

    "虐められた"という記憶は実に鮮明。
    "虐めた"という記憶は曖昧で、もしくは改竄する。
    最後の江梨からのメールが全てを語っているようだ。

    虐めは、虐める側の家庭環境が全ての元凶だと私は思っている。海外では加害者のカウンセリングを重点的にする、と聞いた事がある。
    美保のように、自分の子は"普通の子"と思っている家庭がほとんどであろう。
    このご時世、共働き家庭が増え、それなりに暮らせ、それなりに家族で旅行に行き、普通に暮らせている...。果たしてその中で

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    2025年08月10日
  • 普通の子

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    いじめ 被害者、加害者それぞれ事情があれど、大人になってからも心に傷を残す事柄
    子ども時代の人間関係が単純でただただ幸せを感じられることを望むのは難しいのか

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    2025年08月09日
  • 温泉小説

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     若くして亡くなった妻と一緒につかりに行った温泉に 雪の降りしきり渋滞する中をハンドルをしっかり握って 向かう話や、女性が1人でバスツアーに参加した時の話、 昔行った島に十年前後して移住する事に決め、十数年振 りにお世話になった年配の男の人に出会う話など日常で 誰にでも起こりうる話にほっこりしながら読みました

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    2025年08月05日
  • 普通の子

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    いじめ・・・・。悲しいかな、どの時代にも、どこでも行われている。自分の子供時代にも、しっかりと、あった。なぜ、人間はこれをやめられないのだろう?
    自分の子供時代には、もちろんSNSなんてなかったから、親や先生に知られる事なく、放課後に繰り広げられていた。
    私は、えりみたいな存在だった・・・・。
    いじめている方は、大した罪悪感はないのに、いじめられている方は、死にたいくらい悲しい。
    こんな理不尽なこと、世の中からなくなってほしい。

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    2025年08月03日
  • ミドルノート

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    菜々、愛美、麻衣、彩子、それぞれ違う人生だけど、それぞれに共感できる部分や自分を投影する部分もあって、年代ドンピシャの私には刺さる部分が多かったです。

    特に以下の菜々の言葉は、しっかりと心に留めておこうと思いました。
    「人が誰かに見せる姿って、普段からその誰かからどう接されているかの裏返しのような気がしてるんだよね。つまり、彼の今の姿は、わたしが作り出したものなんだ。」

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    2025年07月14日
  • 温泉小説

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    様々な世代、立場、性別の主人公が、温泉旅を通して、日々の疲れを癒し、リフレッシュし、自分を見つめ直し、生まれ変わる。
    大きな事件とか、ものすごく個性的な人が出てくるとかではないけれど、地に足がついているというか、一人一人の話が、とても身近に感じられる。
    良質な温泉に使ったような気持ちになれる物語。

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    2025年07月10日
  • 温泉小説

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    主人公が温泉旅で先で出会う六つの短編小説です。

    女友達の作り方
     宮辺はふと思い立って参加したおひとり様限定のバスツアーに参加する。バスの席で高宇さんと隣同士になる。
    ツアー最後の『わくわく温泉王様ハウス』のサウナで高宇さんと距離が縮まる。
    「女友達を作る努力」努力で、友達って作れるんですか。友達って、もっと自然に、気づいたたらできているものなのではないのですか?
    「友情を続ける事って、努力。だって、結構、大変だもの。幸せを嫉妬せずに分かち合って、愚痴を受けとめて、何かを意見したくなった時も伝えるための言葉を選ぶ。定期的に会う約束をし、互いに心と時間をかけて、対話を続けていくうちに、互いのミ

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    2025年07月10日
  • 温泉小説

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    どんな話かワクワクしてページめくる。温泉めぐるさまざまな素敵な家族、友情の物語。共通点は湯に浸かると自然に漏れる「は〜」。奥薬研や夏油の混浴にドキドキした若き日を思い出す。棟方志功の版画のような立派な丸いお尻に方言。湯治部予約して出かけるか。

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    2025年07月10日
  • 人間タワー

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    運動会の「人間タワー」をめぐって、色んな登場人物の心境がかかれており、とても読み応えのある作品だった。
    読み終わった後は爽快な気持ちになった。

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    2025年07月05日
  • 温泉小説

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    特に最初の「女友達の作り方」がとっても良かった。今の日本の現状だと、社会の上層にいけばいくほど、男社会になっていく。そうした中で、女性がどのように生きていったら良いのか、女性の立ち位置について考えさせられた。物語というより、その思想に教えられたという感じかもしれない。

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    2025年07月04日
  • 不自由な絆

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    ネタバレ

    すごい共感できる部分がたくさんあってぐいぐい読んでしまった。
    学校からの着信にどきどきしたり、今日は何もされてないかな?と帰ってきたら子供の顔色を見てしまったり。
    めでたしめでたしとはならない内容だけど、なんとなく結末に希望が見えた感じがしてよかった。

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    2025年06月25日
  • 翼の翼

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    現象だけみたら、まさか自分がこうなるわけない、と思えるほどの親の執着なように思えるが、小さなきっかけが積み重なり、我が子のため、にエスカレートしていく。親も子も今までやってきたことに執着し、アイデンティティを偏差値に染められていってしまう、、自分はこうはならない、と言い切れないリアリティがあり、軽く考えないようにしないと、と覚悟した

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    2025年06月22日
  • ななみの海

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    児童養護施設で過ごす主人公が高校から大学までを描いた今作。
    普通だと装っていても「寮」で暮らす人しか分からない苦悩や葛藤というのは想像以上だと思います。その中で主人公が自分のなりたい大人になる為に自らが選択をし、奔走する姿は人が生きる意味そのものだと感じました。

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    2025年06月20日
  • 人生のピース

    匿名

    購入済み

    いろんなマリアージュ

    私はアラフォーなので、結婚観について、この物語にでてくる女性たちより少し達観しているところはあるけれど、それでそれで?どうなったん?と最後までわりと一気に読んだ。
    女子高出身というのが同じベースにあるから共感しやすかったのかもしれない。
    少し年下の後輩たちの恋話をきいている感覚。
    朝比奈さんの本は初めて読んだけど、読者に媚びていなくて、文章が読みやすく、情景が想像しやすかった。ちょっとした仕掛けもグッときた。
    なので、アラサーの方はもちろん、アラフォーの方も読んでてわりと面白いと思います。女子高出身の方にもおすすめです。
    真知子みたいな先輩、私もほしいな。
    いくつになっても恋愛にまつわる話はお

    #共感する

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    2025年06月18日
  • 翼の翼

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    同じくらいの子を持つ親として読んだ。
    途中、苦しくて苦しくて、何度も涙した。
    私も子どもの翼を守らないと…そう気持ちを改めた。

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    2025年06月14日
  • 温泉小説

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    温泉ソムリエマスターの資格を持っている朝比奈あすかさんの六つの短編集です。読みやすくて『温泉小説』のタイトルどおり、ほっこりできました。

    ひとり限定バスツアーで、今までの自分を見つめ直す【女友達の作り方】

    免許返納に反発する高齢男性が、旅の道中に初めて気づいたことを描く【また会う日まで】

    お嬢様育ちの女性が母親に思いを馳せ、自分の可能性に気づいていく【おやつはいつだって】

    息子家族との温泉旅行で、亡き妻に思いを馳せる【わたくしたちの境目は】

    50歳で初めてのひとり旅。断食道場でこれまでの自分の人生を思い起こし、新たな決意をする【五十年と一日】

    学生時代に訪れた島。十五年後、奇跡的に

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    2025年06月14日
  • 温泉小説

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    温泉を巡る短編集。
    主人公は、今の自分の状況にちょっとずつ不満を抱えている人たち、温泉での出会い、経験を通して心もカラダもほぐされていく。
    悩み、ストレスかどの主人公もリアルで一筋縄ではいかない悩みのかき方は、自分の心も見透かされているようだった。

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    2025年06月12日