朝比奈あすかのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
うまい作家さんだなーと思った。
以前に、ある人がこの作家さんをチェックしていて出てれば買って読む、と言っていて、ずっと覚えてる。
温泉にまつわる6つの短編が収録されており、それぞれの主人公の年齢性別背景は様々。というか、わりとよくいる、通り過ぎても心に残らないくらいの人たち。彼らが温泉に行き、そこでクルッと読者の世界が変わる。基本的に語り手視点での話だから、彼らが明かさないと分からないのだ。普段と違う環境に身を置き、違う心境に陥ることで、初めて彼らの本音が覗く。
このままだと苦い締めくくりになりそうだなあと心配してると、わりと持ち直してほろ苦いけれども少し明るい先が見える形に落ち着く。その背 -
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となりの独り
カツセマサヒコを読んで
マッチングアプリを通して人をジャッジする立場に立ってしまっていることの虚しさ、悪いことをしているような気持ち悪さについて納得した。
30代になり、子供が産まれた友達ばかりで付き合いが変わってしまうということで孤独を感じる独身男性の気持ちが描かれていて結婚願望の強くない自分は結婚をしなくてもいいのか考えてしまった。
→明確に子供を欲しいと思わないが結婚をすることに対しては前向きに考えたいと思った。
先日、アプリの女性とは子供が欲しいという価値観の違いから交際するのではなく友達としての付き合いを続けることになったので、26歳になった今の恋愛では子供を作るこ -
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Posted by ブクログ
読んでる時、常にざわざわ心がしていて、怖い、という感情だったのかもしれない。
明らかに「いじめそうな子」「悪いことしそうな子」じゃないのに、加害者になること。
親には親なりの正義があって、子供のこと大切に思っていて、だからといって、その子がいじめなんてしない優しい子になるなんて、そんな単純なことないんだ。
怖いなと思った。
私は、自分はちゃんと色々考えて、自分が未熟で正解じゃないのもちゃんとわかっていて、その中で子供が優しく正直で、心のきれいな子に、なるべくなるように、思いっきり大切にするし、良くないことは言い聞かせてきたつもりだけど、
どれだけ試行錯誤してやっていても、我が子をちゃんと冷静 -
Posted by ブクログ
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ひと振りの香水で
明日のわたし、
もっと輝く。
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ネットか何かで著者を気になってて(理由が思い出せない苦笑)、本作を読みたいと思ったんですが、文庫がなくて。
悩んでバリューブックスさんで購入しました。
30代の女性たち4人がメインで物語が展開します。
同じ時間、場所で過ごしていても、
それぞれが抱えてる悩みも、
見える景色も違っていて。
仕事も恋愛も悩みや不安は尽きない。
読みながらコロナの時期の異様な緊張感や不安も思いだしました。
動画撮影やYouTu -
Posted by ブクログ
早く大人になりたかった。
いつも不安だったし怖かった。
親が望む快活明朗な子でなければならなかった。教室では、次のターゲットにされるのが怖かった。どれだけ良い子にしていても明るく振る舞っても、理由もなく回ってくる「順番」。途方も無く長い時間に感じられた。あの頃は学校が教室が全てだった。それ以外の選択肢なんて与えられなかったし知らなかった。
これはわたしの本だ。美保はわたしだ。
自分が傷付かないために、傷付けた人もいた。その人の痛みも知らずに年月が解決したと思い、大人になってきっとまた更に傷付けた。
そしてそのことすら、この本を読むまで忘れていた。
こわい、息子を守りたい。
そう1番に思った私 -
Posted by ブクログ
普通の子ってどんな子どもだろう。
親や先生の言うことを良く聞き、大勢の友達と仲良くできる子?
子どもの世界は大人が思っているより非常に厳しい。そして残酷だ。
読み進めると気分が悪くなっていく。
いじめの加害者、被害者、そしてその親たち。
まさか自分の子どもがいじめをしているなんて思いもしないだろう。
いじめられている子どもの親もまた同じだろう。
子どものことになると冷静になれない、また自分に都合の良いように考える親。
今実際に起きているような問題が、この作品に描かれている。
子どもの様子をしっかり見るのが親として大事な役目だと改めて思う。