朝比奈あすかのレビュー一覧
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ネタバレあの世界がすべてだった学生時代。
気づきたくないことに気づきそうな予感。自分の本心が言えない。思っても行動できない。心のザラつきをなかったことにする。ひとりぼっちになりたくない。
自分にも確かにその瞬間があった。
そんな自分を恥ずかしく思い、目を背けていたなあ。
自分の弱さを人にみられることが怖かった。
自分で認めることが怖かった。
あの時間があったから、今の自分がいる。
弱さは必要だった。
と、大人になった今だからこそ言える。
広い広い世界にでて、あの場所はとても狭いものだった、もっと自分らしく居ていいと気づけたから。
今悩んでいるこども達にも伝えてあげたい。
これから世界はもっともっと広がって、必ず居場所はみつかる。
だから安心して大人になってねと。
『貴方の心が、本当は善いということを知っているから。』
『子どもにはできないこともあるでしょう。それでいいの。子どもは子どものままじゃないといけないのよ。』
『わかったと思いすぎないでくださいね。友達のことも同じ』
『好きなところを好きなように歩いていいのだ。』 -
Posted by ブクログ
普段読書をあまりしない中1の息子に、何かオススメできる本はないだろうか?と思い探していて辿り着いたのがこの本だった。
中学受験でもよく出題されていると知り、息子より私が先に読んでしまった。
ちょうど小5になる娘と、中1の息子がいるのでドンピシャでハマり、一気読み。
特に娘の方は最近友達関係のグループも出来上がってきててそこに入れない…と悩みを聞いたところだったので分かるよ分かるー!と思いながら本当に我が子だけじゃなく一人一人がこんなふうにそれぞれの想いを抱えながら学校に行ってるんだろうなぁと思った。
読み進めながら30年以上も前の、自分が小学校高学年〜中学生くらいの時に考えていたことや当時の友達、当時の学校での何気ない会話や出来事なんかもフッと思い出したりして、あの子達は今どんな大人になって何をしてるんだろう?と思ったり。
切なくて懐かしい時間が過ごせたので、子供達にもすすめたいけど私も読んで良かったと思えた本だった。
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Posted by ブクログ
まさかの絵本だと思ってたら小説だった初めてのパターン。
物凄い胸くそ悪くて胸が痛いと思いつつ、読み始めたら気になって読んでしまった。
エピローグで私の胸くその悪さも少し救われたかな。
学校生活で生じるあのヒエラルキーってなんなんだろうね?
派手で目立って思ったことを口に出してしまえばこっちの勝ちみたいな。
それを持ち上げる取り巻きも。
ってこれ子どもの世界だけじゃないね。
大人がそうだから子供も真似するんだ。
私そういうのが嫌いで面倒だから一匹狼でいるんだ。
何かあれば学校のせい、教育委員会に訴えます、自分の子どもは悪いことしません、みたいなの、本当嫌になる。
悪いことを悪いと教えないで育てたら誰が困るって、子どもだよ。
しかし、読み終わってよかった。
あのまま読み続けてたら具合悪くなってたかも。
でもさ、星の数は低くできないなって思わせる本だった。
あー、疲れた。違う本読も。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ【あらすじ】
食品会社同期でワーキングマザーの菜々と愛美。アロマデザイナーに転身した元同期の麻衣。菜々たちと同い歳の派遣社員・彩子。働くスタイルや活躍の場が異なる四人のアラサー女性は、新型肺炎が蔓延し、混沌とした時代の波に揉まれ、変化を余儀なくされる。焦りや不安、重圧のなかで、彼女たちが拠りどころにしたものとは!?
社会人同期として、同じスタート地点(トップノート)から歩み始めたのに、結婚、出産、昇進、転職など、それぞれが別々の道を進んでいる――人生の「ミドルノート」で試行錯誤する女性たちは、この先どこへ向かうのか。
「「好きなことを仕事にして自己実現」しながら、ひとりの時間も大切にし、ちゃんと同性の友達もいて、人生を素敵な香りとともに愉しんでいる。そういう自分に、麻衣はなりたかった。」
「どちらかといえば、菜々は「奪われるタイプの人」なのだ。彼女が自分の時間や努力を人に捧げることを厭わない、優しい人だから。そして、世の中にいるのは、そういう人を大切にし、尊重する人ばかりではないから。無邪気に甘え、知らん顔で奪い、そのことに罪悪感を持たない人も少なくない。」
「香水は使われている成分の揮発性に細かい差があり、時間と共に香り方が変化してゆく。肌につけた時、最初の数分の香りをトップノートというそうで、次に来るのがミドルノート、その先にラストノートと呼ばれる香りがあって、最後の香りがずっと続く。」
【個人的な感想】
香りと人生を上手く絡めてあって面白かった。
麻衣がなりたい「自分」と私のなりたい「自分」が似ていて、読んでいて苦しくなった。
また、私も奪われるタイプの人なのかもしれない。と読んでいて思い、自分のことを大切にしてくれない人には自分の時間や努力は使わないようにしようと思った。