朝比奈あすかのレビュー一覧

  • 君たちは今が世界

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    幼い頃は、今いるこの世界が自分の全てって思ってた。てことを、この本を読んで鮮明に思い出した。だんだんと大人になって社会に出ると、自分がいた世界は思ったよりちっぽけだったと気付く。常に自分が今いる会社や、住んでる家が世界の全てじゃない、もっともっと世界は広いから大丈夫。って、何かあるたびに思えるようになりたいし、そんな広い視野を持つことを忘れない大人になっていきたい。

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    2024年04月20日
  • ミドルノート

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    30代の女性の悩みや生活がやけにリアルで読んでいて少ししんどさがあるもののここまでリアルな作品が凄いと思いました。読んでいるうちに共感してどんどん自分もその悩みの最中にいるような感覚すらあります。けれどどうにか頑張って明日も生きていく姿に少し勇気を貰う作品でした。

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    2024年04月04日
  • ミドルノート

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    アラサーの同期女性4人を中心に、それぞれのライフスタイルや心の葛藤を描いた小説。

    ミドルノートは、本当の香りと言われることの多いラストノートの前段階の香り。彼女のうちの一人は、迷ったり苦しんだりいろいろある「ミドルノート」の段階だと自分たちを捉えている。まだ本当の自分ではない、と思ってる。
    本当の自分とは?と考えたらキリがないと思いながらも、未来の自分のために今を生きることの大切さをかみしめているラストが印象的。

    日経夕刊で紹介

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    2024年02月29日
  • 君たちは今が世界

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    小学校教諭を目指している今、書店で目に入って最初は素通りしたけれどどうしても忘れられなくて最後にあらすじを読んで即購入を決意。

    うん、いるいる。こーゆー子たちいる。という感情と共に今どきこういう小学生いるの!?とビクビクする場面も、、(笑)

    数人の視点から描かれているお話。私は教員という目線で読み進めましたが、ゆっくりでいい、ちゃんと話を聞いてあげたいと思いました。

    途中では頭の中で涙してしまう場面も。

    大人だけでなく、子を持つ親御さん、学生におすすめしたい作品です。

    (あくまで個人の感想です。)

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    2024年02月26日
  • 君たちは今が世界

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     受験シーズン到来ですね。受験生の皆さんに「桜咲く」の吉報が届くよう祈念いたします!
     本作は、2019年に刊行されると、多数の難関中学入試の国語問題として出題され、話題となったそう‥‥。小・中学生に限らず、若い方やその親御さん世代の方にも読んでいただきたい一冊です。
     
     6年3組が舞台で各章が独立し、主人公(4人)が変わります。いずれもクラスで中心的な存在ではなく、その周辺の子たちです。それぞれが、自分の居場所・立ち位置に悩む展開が主軸となっています。
     同調や群れる安心感、悩み、大人への態度や反感等、微妙な心情がリアルに描かれています。
     共感や反感をもちながら、決して楽しい読書ではなく

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    2024年02月11日
  • 君たちは今が世界

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    ネタバレ

    教室という狭い空間で作られた社会に苦しめられているのだなとつくづく思った。

    学校も友達も大好きだったけど、時々教室に行くのが憂鬱だなと思うことがあった。学校以外の場を知らなければ、嫌でも逃げ出すことなんてできない。この小説に出てくる子供たちは、塾や学校外のコミュニティでは生き生きしていて、塾とか習い事でも子供たちが安心できる居場所になりうるのだなと感じた。学校以外にも居場所をつくることが必要な気がする。

    あと感じたのは、良い意味でも悪い意味でも子供は親の影響を受けること。親が他の人を馬鹿にするような態度をとれば、その子供も真似る。作中に出てくる親は尊敬できるような親はあまりいなかったから、

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    2023年11月04日
  • 君たちは今が世界

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    ネタバレ

    本屋さんでタイトルとあらすじを見て購入。
    買って大正解なご本でした!面白かったです
    わたしの大好きな連作短編集で、前の話で出てきた主人公がまた出てきたり、前の話でちょっと出てきた子が今回の主人公で…となったりととても楽しめました。
    わたしが好きなおはなしはいつか、ドラゴン。
    詳細な感想は以下に。

    *みんなといたいみんな
    まわりの、自分ではリスクを背負いたくない子どもたちに文也くんが転がされて、読んでいて悔しい気持ちになりました。。
    パンケーキのシーンは文也くんそこまでするんだ!?って驚きながら読みました。
    お母さんがちょっと過干渉なのと、自分の子どもは悪いことしない!って気持ちが強すぎてもや

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    2023年10月31日
  • 自画像

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    初めましての作者さん。
    「心をえぐる衝撃」と煽り帯だが、どうせ言うほど衝撃でもないんでしょ?と思いつつ、結局気になって選んでしまった。

    不思議な書き出しから始まっていきなり面食らう。
    その後も淡々と話が進むのだが、妙に引き込まれてぐい読み。
    急展開があってからは、なんとも言えん感情で読み終えた。

    いつも通り帯がハードルを上げたが、これは確かに衝撃だ。
    人によっては読まない方がいいかも。
    面白いという言葉が不適切になる気もする。

    詳細に描かれていない部分もあるので、スッキリしないけど、終わり方はこれでいいと思う。
    そうでないと救われない。
    やめたからには、幸せな未来を掴んでほしいもんです。

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    2023年10月28日
  • 人間タワー

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    ネタバレ

    2年ぶりに再読。2年前は読んでいてふーんとしか思わなかったけど、今は色々と思うことがいっぱいあるかも。沖田先生は教師として公平にかけるし、とにかく厳しくやればいい、いつでも私が正しいみたいな感じで怖い。絶対にこういう人が担任は嫌ですねー。出畑くんは勘がいい。島倉先生はこの本で唯一成長する人だな。
    あえてはじめと終わりが学校に直接的に関わらない人なんだなーと思う。
    澪はすごく賢い。こういう子が令和には求められると思うな。小学生時代ピラミッドはやったことあるけどタワーはないなぁ。ここまで伝統になっていたらなんかやりたくないかも。伝統的な人間タワーで団結しましたっていうのが気持ち悪いんだよなぁ。いい

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    2023年05月11日
  • 人間タワー

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    朝比奈さんは、学校を中心にその周囲を描くのがとても上手いと感じる。
    よくある出来事、人間だからこそ大きな何かは起こらないけれど、自分の今までのことを思い出すきっかけになってくれる。

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    2023年04月13日
  • やわらかな棘

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    ネタバレ

    ちょっとずつ繋がってる短編集。

    どの章にも響く言葉があったし、共感する部分も多かった。

    やはり最後の弟が亡くなった姉の章が
    切なくて、似た体験をしたことがあるから
    分かる部分もあって、思わず涙が出た。

    初めて本に折り目をつけた。
    すごく胸に響いたほんでした

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    2023年01月09日
  • 憂鬱なハスビーン

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    この切り取り方は長めの短編なんだろうな。村上春樹の『風の歌を聞け』の似たような長さの作品が群像の新人賞デビューだったのを思い出す。
    言葉の選び方など、すでに作家として十分完成されているのを感じ、その後の活躍を予感させる作品であるのと同時に、「憂鬱な」という題名そのものの、痛いくらいの追い詰められ感のある作品でもあった。

    作者はどんな思いでこの作品を書いたのだろうと思って、インタビューを探すと『作家の読書道』で彼女がそれまでの人生を読書経験とともに語っている文章を見つけた。

    夫の仕事でアメリカ・シカゴに渡り、しばらく自分自身の仕事や小説を書くことからも離れていて、日本に戻った時に再就職。でも

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    2022年07月19日
  • Valentine Stories

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    ラブラブ甘々なものは全くなく、
    どれもどこか切ないのが小説って感じでした。

    やっぱりあんまり幸せすぎるのは
    ネタにならんのでしょうな。

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    2022年06月13日
  • 人間タワー

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    二つの小学校合併の象徴として、六年生全員で造る『人間タワー』。運動会の伝統となり、保護者のみならず地域の住民にも楽しみにしている人は多い。しかし、組体操が危険視される風潮の中、昨年は失敗に終わってしまった。
    今年はどうするべきか。保護者、教員、そして当の児童たち。様々な意見に分かれる中、出された結論とは・・・。

    賛成するにも反対するにもそれぞれの理由があり、どちらにも納得できるし反論する気持ちにもなる。実際に参加する子どもたちだってそうだ。上に乗る子、下で支える子、それぞれの立場で言い分がある。
    私は運動は全然ダメなので、団体競技など嫌を通り越して恐怖でしかないけれど、観る分には団体競技の方

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    2022年05月07日
  • 天使はここに

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    高校生でバイトを始めてそのままファミレス エンジェルズに就職し、まっすぐ仕事に邁進する真由子。

    ファミレスのリアルな勤務状況がわかって面白かった。人手が足りずシフトを回すのが大変なのに、その中で要領よく楽に仕事をしようとすらバイト生達に憤りを覚えたが、実際こういう人達いるなぁと妙に納得。時に彼等に振り回されるが、橋輝にインテグリティが真由子くらい高い人をみた事がないとの言葉に、真摯に仕事をしていれば必ず分かる人には分かると改めて思った。頑張れ真由子!

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    2022年03月19日
  • 人間タワー

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    人間が関わって出来ることについて、関わるひとそれぞれの視点で書かれた内容。
    他者に見える自分と自分がわかっている自分のギャップ。何歳になっても人間の本質は変わらない。
    人間関係の中で日々不具合はあるが、向き合ってやっていくことで小さな幸せや達成感が得られることがある。そんな積み重ねが人生を豊かにする。が人間の一生は有限。日々を大切に終わりも豊かにありたいと感じた。

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    2022年03月11日
  • 天使はここに

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    この小説を読んで、本の良さというものを感じた気がしました。それは、自分が経験した事がない事でも体験した感覚になれるということです。
    今まで考えた事もなかった、仕事をしてる人、家族関係、人間関係、自分以外の考え方や思いを知る事ができる、それが読書の良さだと思えた一冊!

    で、この後どうなったのかが気になる!!

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    2022年02月26日
  • 自画像

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    単なるスクールカーストではなく、中学生や思春期特有の承認欲求や自意識の強さをぎゅっと凝縮させてた特濃ジュースのような描写に感嘆。
    清子がいった学校は教師も生徒も底意地悪すぎて過激と思うけど、たしかに似たような感情というのは自分の学生時代にもあって恥ずかしく苦々しい読み心地だった。
    私は女子校だったけどそれでも外見からくるカーストというものはたしかに感じていた。そしてそれは、上にいる人には空気のようなもので、下から見ないと心に残らないものだと思う。
    後半4分の1くらいで急展開するけど、少しその過程への描写が粗くて感情移入はできなかった。でも、どんなに正論だとしても「された側」じゃない人にはわから

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    2022年02月24日
  • さよなら獣

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    全女子が共感できるやつではないかなと思った。
    十歳の章も二十歳の章も身に覚えがありすぎて胸が痛くなったな。

    男子の世界でもまた何かしらあるのだと思うけど、女子はもっと複雑で小学生であっても打算とか色々な思惑が絡まりあって人間関係がめんどくさいことになる。
    もっとシンプルになればいいのにね。

    野々花はすごく自由だけど、やはり容姿という武器があるからできた行動もあるだろう。

    阿佐は色んなことを考えて損得で友達を選んでるフシがあったけど、野々花と咲には本音が言えるようになるといいなと思う。

    咲は小学生の頃は変人と言われてかなり不思議ちゃんだったけど20歳になったら色んなことを俯瞰して見ていて

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    2021年11月03日
  • 天使はここに

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    ネタバレ

    ファミレスで働く真由子が、そこで出会う人たちとの交流を通して前に進んでいく物語。はじめはまっすぐすぎる真由子が痛々しく思えるけど、実はまっすぐなのではなく、幼い頃に実の母に捨てられた経験から他人に期待せず壁を作って接しているのだと気が付く。それでも、どんな時でも楽な方へいかない真由子を応援したくなる。橋輝くんが良い。現実的には育ってきた環境が違いすぎるし難しいだろうけど、真由子と幸せになってほしいなぁ。

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    2021年11月03日