朝比奈あすかのレビュー一覧

  • 憧れの女の子

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    前回長編の作品を読んで面白かったので読んでみました。
    短編でここまで面白いのはなかなか無いのでとても良かったです。
    さくさく読めてすぐに読み終わりました。

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    2020年08月24日
  • さよなら獣

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    懐かしく、切ない気持ちになった読後感。友だちというミクロの世界で認め合うことが、世界平和につながるんだろうなあ。大げさか。

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    2020年08月23日
  • 彼女のしあわせ

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    征子·月子·凪子の3姉妹と母·佐喜子、それぞれの物語。
    家族だからこそ言えない本音や、見えない相手の気持ち。
    それでも家族っていいなと思った。
    それぞれが気付く自分らしいしあわせ。
    しあわせは案外近くに転がっているのかもしれない。
    読み終わったあと、なんだか私もウキウキと嬉しくなった。

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    2020年08月20日
  • 憧れの女の子

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    表題作をはじめとする、短編5編からなる作品集。たしか、本の雑誌の年間ベスト10からだったか。各主人公たちには、それなりの試練が降りかかるんだけど、最後はハッピーエンドとはいかないまでも、救いのある結末、といった結構。それぞれに味わい深いものがありました。

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    2020年04月24日
  • 天使はここに

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    ネタバレ

    前半は主人公にコンビニ人間のファミレス版的な恐ろしさを感じた。
    このファミレスだけが世界の女性と、周りのバイトや店長たちの感じがすごく上手に書かれてて感心しました。
    で、ちょっと上向きになって終わります。

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    2020年03月31日
  • ばんちゃんがいた

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    読み終わって見る表紙の切なさよ。。。

    ばんちゃん、きみがどんな大人になって、どんな人生を送るのか、わたしも知りたかった。


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    2020年02月15日
  • さよなら獣

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    ついこの前成人式だった。色々重なる部分があった。今でも連絡とりたいと思う子って親友!とかずっと友だち!って当時全く考えてない子だったりするよなあ。

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    2020年01月15日
  • やわらかな棘

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    4つの話。
    やわらかな棘という題だから、軽めの復讐ものかと思って読み進めたけど、ドロドロはほとんどない。
    辛かったけど、頑張る的な応援したくなるような四つの話。
    第一章「まちあわせ」は、付き合ってた彼氏に裏切られ復讐を考えている晴が主人公。
    第二章「ヒヨコと番長」は、裏切り者の晴の元カレと結婚した奈那子のお姉さんの話。
    面白かった。

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    2019年08月24日
  • 彼女のしあわせ

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    以前に読んだことがあるような…多分再読。
    3姉妹と母4人の女性それぞれの立場や状況、幸せとは?誰が一番幸せ?と問いながら読んだけど、、
    姉妹や親子でもなかなか寄り添って親身にはなれないものだ。
    それでもいざという時には身内は強い味方になると思う。
    そして幸せは他人にははかれないもので、自分で感じるものだと思う。

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    2019年02月16日
  • 彼女のしあわせ

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    おもしろかった! 母と3姉妹のありようにそれぞれ共感できるという…タイプ違うのに。描き方がうまいのか、自分が長く生きてきたからなのか。
    先日読んだ作品もおもしろかったし、引き続きこの作家さんの本を読んでみよ。楽しみ〜♪

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    2018年12月04日
  • 憧れの女の子

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    「次は女の子を産むわ」と宣言して、産み分けに躍起になる妻、違和感を覚えながら異を唱えられない夫。様々な葛藤を経て夫婦がたどり着いた先は・・・「憧れの女の子」を含む5つの短編。

    とにかくどの作品も良くできている。
    それぞれに微妙なテーマを扱いながら決して重すぎず、心に引っ掛かりを残すもののラストは小さな希望があって読後は決して悪くない。
    「ある男女をとりまく風家」では絶妙な叙述トリックにまんまとしてやられ、「リボン」では人との関わり方の難しさをしみじみと感じ、「わたくしたちの境目は」ではがんで妻を亡くした夫の後悔の念を思い泣いた。

    5つの作品はそれぞれに違う年齢、境遇の男女の機微をうまく描い

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    2018年11月18日
  • 天使はここに

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    大手ファミレスチェーンで働いている真面目さが取り柄の主人公は、周囲の悪意には鈍感だし、好意にも気づけない。けれども親切心や心配する気持ちは誰よりもある。 感情の表出が上手くできないし、周りへの接し方が不器用だけどその懸命さはいと良し。 つまり、信じるもののために邁進していけるということであり、このことを作中では「integrityが高い」と表現されていた。 どうしようもないクソみたいな職場でも、頑張れば報われるという感じの話なのでブラック企業に勤めている方はぜひ読んでみては。

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    2018年10月05日
  • 自画像

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    話はスクールカーストで始まるけれど、最初から誰が誰に語っているのか考えるとそれだけじゃないんだろうなとは思った。でもテーマを絞ってくれた方が気持ちが集中しやすいかな。もしくは、どちらに重きを置くか決めてほしかった。

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    2018年09月24日
  • みなさんの爆弾

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    共通しているのは女性の視点でつづられている、そして同じ職業を持っている、というくらいで、6編の短編それぞれにかなり色が異なる小説集でした。
    ひとつひとつで作品の色そのものを変え、リアルに寄り添った話と非日常をまとった話も自在に描かれた、ジャンル分けしづらくもある、かなり中身の濃い一冊だと思いました。

    女性の甘酸っぱい心理を鮮やかに描いた「初恋」、徐々に狂いがうすらうすらと見えてくる「譲治のために」、アンモラルでつやめいたひとときが独特の「メアリーとセッツ」、コミカルにリアルに待ったの利かない育児事情と官能小説を描く日常を描く「官能小説家の一日」等…、淡々とした文章から描かれる話はどれも独特の

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    2018年09月08日
  • 自画像

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    婚約者にたいして独白する女性の話で始まるこの物語。最初は誰の言葉なのかわかりづらかったが、それも少ししたら慣れてくる。
    女性の小中学校時代の思い出が語られていくのだが、なんだこの話?って印象を持ってしまう。でも、その思い出話からどんどん引き込まれてしまい、次は?次は?と最後まで読み進めることになってしまった。
    話の展開が散漫になりがちだが、気にならないくらいに話の本筋が重く、切なく、恐ろしい。
    男として考えさせられた。

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    2018年09月06日
  • 不自由な絆

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    学生時代の同級生だった洋美とリラ。偶然再会し、二人の子も同年齢なのでママ友に。しかし、子どものいじめ問題が発覚して、二人の関係も変化する。母親の葛藤を鋭く浮き彫りにした衝撃作。
    「絆」の元々の意味は、動物をつなぎとめる綱が転じて、断とうにも断ち切れない人の結びつきをいう。親子関係、夫婦関係、友人関係、職場や社会的立場上の関係など、人間社会は様々な絆で成り立っている。その中でも親と子の関係は、他人が立ち入れない結びつきだ。洋美とリラの二人の母親が感じる子供の成長がとても感慨深い。

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    2018年02月01日
  • 不自由な絆

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    朝比奈あすかさんの作品を初めて読みましたが、話の流れ方がよく、文章もストレートで、とても読みやすい作品であった。本作は子供に翻弄される親の様子が丁寧に描かれており、私にはまだ子供がいないので想像ではあるが、現実に親が抱く感情にとても近い作品になっているように感じる。いじめる側の親もいじめられる側の親も、それぞれ葛藤があり、縁が切れそうで切り切れない現実的な設定が胸をうつ。おすすめの一作。

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    2017年10月17日
  • 声を聴かせて

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    女手一つで娘の奈保子を育てた花江。その奈保子が出産のため里帰りしていた。かつて奈保子には弟がいたが、不慮の事故で亡くなっていた。過去の大きな喪失と、静かに向き合って生きてきた母娘の慟哭を、切なく繊細に描いた表題作。他に、幼稚園で他の子供とうまくやっていけない息子に苛立ち、人間関係に追いつめられていく母の孤独が胸に迫る「ちいさな甲羅」も収録。

    3歳の息子を事故で失った母親の悲しみ、苦しみ。
    6歳の息子に苛々して、幼い相手に理不尽な物言いをして苛めてしまう母親の悔い、苦しみ。
    似た立場にいる私にとっては、リアルで痛かった。
    読むのが苦しかった。

    表題作、息子を助けてやれなかった、言葉の遅い息子

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    2017年08月03日
  • 彼女のしあわせ

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    あっという間に読み終わった。母親目線で共感した。子どもは、いつまでも親として見ているから、理解してもらうのは難しいと、つくつぐ思った。

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    2017年08月03日
  • 憧れの女の子

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    朝比奈さん初読みです。5編のお話からなる短編集、理想と現実の間のギャップに困惑したり、悩んだりしながら、前向きに生きている人達の話が面白かった。どの話も主人公の背景がきちんと描かれているので時に共感したり感情移入して読みました。うまい作家さんだなあ……『憧れの女の子』の意味はそっちか、そして『ある男女をとりまく風景』はすっかり騙されました。ゲスなDV男だと思っていたのに……やられたーって感じ。他の作品も読んでみたい。

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    2017年05月29日