朝比奈あすかのレビュー一覧

  • 普通の子

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    ネタバレ

    時間も遅かったのでキリのいいところまで軽く読もうと思ったけど、もうもう一気読みだった。
    ずーっと、肺の辺りに重石を置かれたような、心臓をギュッと握り潰されてるような苦しい気持ち。でもページを捲る手が止まらない。
    アケミのイジメのシーンもわかりやすく嫌な気持ちになったし、子供のトラブルでの親同士の話し合いのシーンも、もう重くて苦しくて。
    でもね、なにより。この主人公、美保の、保身。自己中。利己的。その態度が苦しかった。
    ハルトのことも、気にしてる風で、自分の都合のいいようにしか理解しない。
    そんな人だもの、ああいう過去を持ってるよね。私は被害者だったの、都合よく記憶を改竄するよね。
    あーもう苦し

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    2025年07月22日
  • 普通の子

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    加害者心理というものを理解するきっかけになった。いじめ加害者の背景には何があるのか?集団いじめはどのような経緯で起こるのか?あくまでもフィクションで、一例にすぎないかもしれないが、似たような事象は現実に起こっているのではないか。

    親子の信頼関係と親子の会話が大事なんだと思う。子どもが親にウソをつくという時点で親子関係は崩壊している。家庭内の会話が少なければ、語彙力も読解力も伸びない。友だちがどんな言動をしたのか、それを本人はどう受け止めたのか、子どもが話してくれさえすれば、いくらでも親から話はできる。いじめや登校渋りも未然に防げるかもしれない。しかし、会話がなければ、子どもが学校でどう過ごし

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    2025年07月13日
  • 君たちは今が世界

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    大人が読むと、学生の頃思っていたあの時の気持ちや教師側の対応のどちらにも寄り添える気がするが、学生と教師の思いが中々混じり合えないのは教育現場において未来永劫の課題であるかなと思う。
    正解のない問い。人間の心に寄り添いながらも社会全体や倫理観と調整をしながら最善策を練る教師、こんな仕事も今後AIに侵食されていってしまうのかな…

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    2025年07月06日
  • ななみの海

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    ななみの生い立ちと、児童養護施設という環境、それだけでも思うことはたくさんある。
    何より、学校、施設、友だち、進路、いろんなことがあっても、どこか突き放して自分の気持ち周りの気持ちを冷静に内面で考えるななみに感嘆し、そうせざるを得ない彼女に泣いてしまう。

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    2025年06月28日
  • 温泉小説

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    温泉というと、やはり「旅」と、「同行者」という組み合わせになるんですね。
    スーパー銭湯との違いはそれですね。

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    2025年06月23日
  • ミドルノート

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    ネタバレ

    30代女性の立場がさまざまで、誰にも思いあたりそうな、読んでいて共感しすぎて気分が悪くなるような本。もちろん著者のせいではなく、自分に覚えがあり嫌なところを見せられ落ち込む、そういった感じ。この年代を過ぎた私でもリアルに分かるのでジャストな人は焦り悩むことが多いだろうな。
    同期の中で一番に課長になった愛美、同期内で結婚した菜々、さっさと会社を辞めインフルエンサーになった麻衣、派遣勤務の彩子。菜々が夫からモラハラを受け関係がどんどん悪化する様子はとても辛い。一番近いと思ったので余計に。自分の機嫌を取れない、幼い夫。そして本音を言うとますます機嫌が悪くなるので言うことを諦めるという悪循環。自分を大

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    2025年06月12日
  • 憂鬱なハスビーン

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    頑張り屋さんの主人公、、
    糸がプチって切れてしまったんやなあ
    今後の人生どうなるのか、気になる

    素敵な理解ある旦那さんやし上手く生きてほしい

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    2025年06月09日
  • 翼の翼

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    中学受験にのめり込んでいく母親の心境の解像度が、すごかった。
    私自身、子どもの受験はまだ(関係あるかもしれないし、関係ないかもしれない)なのに、自分が経験していると錯覚するくらいに、リアルだった。
    読んでいてすごく苦しくなるけど、ちゃんと救いがあるので読後は爽やか。
    一気に読んだ!

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    2025年05月12日
  • 翼の翼

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    中学受験を経験した、元小学生です。
    小1から塾に通い、テストで悪い成績を取るたびに
    成績表やテキストをビリビリなんて日常茶飯事でした。

    両親ともに中学受験未経験者でしたが、
    特に母はこの本の円佳や真治のように
    ヒステリックになることが多かった思います。
    (あとから聞いた話ですが、父親は受験に興味沸かなかったみたい。)

    当時こそ悔しい、なんでビリビリにされなきゃいけないのか、悲しい、辛い。
    いろんな気持ちが頭をぐるぐるしてた記憶。
    本当に辛かったけど乗り越えて勝ち取ったからこそ見える景色、楽しい青春があったなと。
    今でこそ思えます。

    中学受験は親子ともに大変なイベントでしたが、
    後悔は全く

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    2025年05月02日
  • 人間タワー

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    小学校の組体操でトリを飾る「人間タワー」について、様々な人物の視点から描いた群像劇。
    各章でメインの人物は変わるものの深い人物描写、心理描写で読み応えは抜群。それぞれみんな人間タワーについて思いを持っているし、それに正解も不正解もないのだと考えさせられる。
    ラストも良くスッキリした読後感も得られる。


    「全員の心をひとつに、というのはおとなたちが描く絵空事だ。心がひとつではないのだから。百人の心は百あり、きっとひとつにはなりえない。運動会を待ち焦がれる子もやり過ごしたい子もいる。楽しむ子も怯える子もいる。」

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    2025年03月30日
  • 人間タワー

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    表紙絵が紅白帽を被った体操服の子供たち…もう懐かしい風景だなあ。

    この小説は小学校の運動会でよく目にした組体操の最後のほうにある、人間タワー(僕の学校では、やぐらと言っていた)をめぐる様々な人の視点で描かれたもの。

    そんな人間タワーをめぐる様々な事情…あぶないからやめるべきと言う父兄。団結力や信頼感など友情を育むという意味でやるべきと言う熱血教師。上に登るか、下の土台をやるかで悩む子供の気持ち。子供の頃は考えることも無かったが、確かに僕の時代にもいろいろ問題があったのだろうなあ。

    最終話では運動会で人間タワーを子供たちがつくる描写があり、いろんな人の様々な思いが交錯しながら、損得なしに子

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    2025年03月24日
  • 翼の翼

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    く、苦しい。
    読んでいて息が詰まった。
    中学受験ってこんなに大変なの?
    こんなにも親が一緒に頑張るものなんだ。
    むしろ親の方が必死にならないと、良い結果に繋がらないのか。
    子ども自身がよっぽどその中学に行きたいと思わない限り、苦行以外の何物でもない。
    親も子も追い詰められてしまう。
    本当に厳しい世界なんだ。

    何が正解かはわからない。
    中学受験とは無縁の我が家だったが、息子たちは順調に人生を歩んでいる。
    進んだ道を正解にしていくのは自分自身だ。

    ラストはようやくほっとできた。
    翼が楽しく中学校に通ってくれるといいな。

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    2025年03月24日
  • 君たちは今が世界

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    朝比奈あすか先生の本を読むのは2冊目。
    本当子供の心情描写が素晴らしい…
    すぐ近くにその子供が存在している気持ちになる。読みごたえもあり、どんどん読み進めて、いつのまにか読み終わった気がする。
    この登場人物が出てくる他の話も読みたくなった。続編希望…。

    個人的には、武市陽太くんのお母さんみたいに、子供と接するのが理想なのに、なかなか現実はうまくいかないな…

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    2025年03月22日
  • 翼の翼

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    自分は子供の側で中学受験を経験した。まぁ翼くんみたいなゴリッゴリの最上位校を受けたわけではない(当時星波のモデルになった学校の過去問を試しに解いたら意味がわからなすぎて寝込んだ笑)し、20年以上も前の話なので今ほど苛烈な時代ではなかったが、それでも中学受験にかかる受験生の負担は痛いくらいに分かる。同時に、当時の親の年齢に近づいた今親がどのような気持ちで自分を見ていたかも分かるようになってきた。
    この親を「見栄や意地で自分や子供のキャパシティを考えられずにコンコルド効果で受験戦争から抜け出せない無能な親」と切り捨てる事は簡単だろう。しかし中学受験というのはそれだけの魔力を秘めている。これは経験し

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    2025年03月15日
  • 翼の翼

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    子育て中の親なら共感するところがたくさんありました。
    子供のことで、母親は死ぬほど一喜一憂してしまうんです。それがだめってわかってもそうなんです。子供は親が好きだし、意思なんてあるようでなくて、期待に応えようと追い詰められてしまう。
    この本を初めて読んだ時、決して親主導で受験を始めるまいと戒めになった本です。

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    2025年02月14日
  • 君たちは今が世界

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    6年生のとあるクラス。
    エピソードごとに違う主人公の生徒から見た、それぞれの学校生活を描いています。

    グループの一番下のいじられ役男子、自閉症の子、ダンスの上手い可愛い子、勉強ができて達観してる子‥
    親もそれぞれ、高圧的だったり、多少ダサくても思いやりがあったり、それとなくネグレクト気味だったり。

    一人一人の心理描写が瑞々しく、手に取るようにわかります。まるでその子本人か親になったみたいな気持ちで読みました。

    クラスの他の子はこの場面でどう思ったのだろう。
    続編が読みたい。名作だと思います。

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    2025年01月16日
  • 人生のピース

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    ネタバレ

    「婚活」という文字に惹かれて何となく手に取った本だったけど、めちゃくちゃ面白かった!!
    最近の婚活系の話は基本暗くて人生が嫌になるような話ばかりだったけど(この本もそういった一面はある)、最終的には出てきた登場人物が全員明るい方向に進んでいく過程が描かていて、とても晴れやかな気持ちになった。
    私も友達の結婚式出たいな〜!という気持ちになった。

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    2024年09月29日
  • いつか、あの博物館で。アンドロイドと不気味の谷

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    若者の心にある葛藤。大人や経験した人からすると、大したことないと思えるようなことに思春期の若者は戸惑い悩み、選択をする。中学生から高校生に上がるタイミングはだれもが自分の進路について、生まれて初めて向き合い時だ。大なり小なり悩みがある若者が自分や自分の環境を理解し、他者のそれと比較をしながら受け入れて成長する。
    人生は不可逆で人間の価値観や感情は多様である、だからこそ楽しいし難しい。出会いに感謝して、自分の大切な人の時間に着目をしたいと思えた作品。

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    2024年09月27日
  • いつか、あの博物館で。アンドロイドと不気味の谷

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    ネタバレ

    自分と重なるものがあって、夜中泣きながら3時間ほどかけて読み終えた。
    アンドロイドの話が盛り上がったというのは 物語のきっかけとしては小さいかなと思ってしまったけれど、そういうちょっとした不思議な縁って確かにあるよなーと中学生活を思い出した。
    4人それぞれが私と似た想いを持っていたので、辛いよなー が半分、でもなんだか嬉しいのが半分(ひとりじゃないと思えたからかな)。
    寄り添い合える小説に出会えて嬉しい。
    私も少しずつ前に進みたい。

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    2024年09月22日
  • ミドルノート

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    共感共感共感!30代以降の女性だったら共感できること間違いなし。まだ若いけど、すっごく若いわけでもないアラサー世代。人生の転機を迎えることも多い年頃。そんな彼女たちの悩み・揺れる心が手に取るようにわかり、登場人物の誰が語り部の場面でも共感のため息が漏れる。「ちやほやされているけどバカにされているのでは」「昇進したけど女性枠としてでは」「怒るより諦めた方が早いのでは」と女性が直面するネガティブな感情の書き方が本当に上手い。それでいて香水というよりオーデトワレくらいの軽さで読みやすく後味も悪くないのがグッド。

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    2024年07月19日