朝比奈あすかのレビュー一覧

  • ななみの海

    Posted by ブクログ

    様々な理由で親元で暮らせない子どもたちが生活する児童養護施設で暮らす高校生・ななみ。
    努力して進学校に進み、学校では周囲の友達とも「うまくやって」きた。
    高2になり、ダンス部の引退前の最終ステージ、初めての恋人、友達グループとの関係、そして迫り来る進路選択……と、ただでさえ揺れ動く思春期の心に、本人も言語化しきれない自らの境涯に対する想いや将来に対する不安がつきまとう。

    いきなり矛盾したことを言うが、この「言語化しきれない自らの想い」を緻密に言語化していることに驚愕する。
    表面的にはうまく取り繕うもふつふつと湧き上がる自分でもコントロールできない気持ち、逆に爆発的に感情が湧き起こってきて抑え

    0
    2026年05月11日
  • それでもまた誰かを好きになる~うまくいかない恋 アンソロジー~

    Posted by ブクログ

    感情旅行:一穂ミチ/独身の女王:麻布競馬場/オレンジシャドウの憂鬱:砂村かいり/さみしがりやの恐竜たち:こざわたまこ/不機嫌依存症:田中兆子/出会い:朝比奈あすか/振りかぶって、さよなら:千加野あい/となりの独り:カツセマサヒコ

    上手くいかない他人との関係

    職場で知り合って、お付き合いして
    結婚したけど……
    いろいろあったなぁと思い出している
    あの時右へ行かずに左に行ってたら……
    ふふ

    0
    2026年05月06日
  • 普通の子

    Posted by ブクログ

    働きながら子供を育てる親のひとりとして、この小説は小説であってもまるっきり別世界の話には感じられない。むしろ私にも起こることなのではないかと思うと怖くてしょうがない。それを描ける作者がすごいと思う。

    0
    2026年05月05日
  • それでもまた誰かを好きになる~うまくいかない恋 アンソロジー~

    Posted by ブクログ

    いろんな角度のラブストーリーが詰め込まれた短編集。
    胸が苦しくなるものもあるし、今の自分の世代だからリアリティが増すものもあるし、どのエピソードもすきだったな。

    0
    2026年04月28日
  • ミドルノート

    Posted by ブクログ

    大手食品会社の同期という同じスタートラインに立ったメンバーの10年後を描く。
    特に女性はアラサー、ミドサーになると人生の大きな選択に迫られる。語り手たちもそれぞれ別々のライフスタイルとなった。
    順風満帆な人生のように見えるが、人には見えない自分だけの地獄を誰しもが抱えている。香水の香りの変化にたとえると、今はまさに人生のミドルノート。言いようのないもやもやを抱えることはあるけれど、それぞれの人生を歩み、お互いを認め合うシスターフッドを感じられる作品だった。

    0
    2026年04月26日
  • あの子は一番

    Posted by ブクログ

    とても好きな作家さん。いつも新刊を心待ちにしています。
    どうして子どもの心をこんなにうまく描写できるのだろう。

    0
    2026年04月18日
  • 声を聴かせて

    Posted by ブクログ

    子育て中、もしくは子育てで悩んだ経験のある女性にはめちゃくちゃ響く内容だろう。

    この小説は2篇収録されており、一つは表題の『声を聴かせて』で、亡くした幼い息子と成長した孫を出産した娘へ注がれる母親の視線と回想…こちらも面白かったが、もうひとつの『小さな甲羅』という短篇が印象的だった。

    ある日、幼稚園へ通う息子が友だちを噛んでしまったことを知るが、その理由を聞かずに、幼稚園のママ友の中で嫌われてしまうのでは無いかと心配になる母親。
    実は我が子は物事がまだうまくできない年頃であり、その噛んだ相手の子を中心にいじめられていたのだ。

    予想通りママ友の中でも浮いてしまい、余裕を無くして壊れていく母

    0
    2026年04月14日
  • 翼の翼

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「2月の勝者」は美しく終わったけど、現実はこんなもん(これでもハッピーエンドだけどね)
    涙を流して歯を食いしばって中弛みがきて思うようにはいかず、子供の気はすぐに変わる
    でも、課金してきた額がすごすぎて引き返せない
    第一志望に合格出来る子なんて一握り
    これから中学受験を予定されてる親御さんは一度は読んだ方がいい

    0
    2026年04月11日
  • ミドルノート

    Posted by ブクログ

    香水がトップノート、ミドルノート、ラストノートと時間が経つにつれて香りが変化することを初めて知った。でも、なぜタイトルがミドルノートなのか、読み進めても全然分からなかった。そして、物語の最後に分かった。香水の香りを人生に例えていた。まだまだ私はミドルノートの位置にいる。そして今はメンタル不調が続いていて正直辛い時期。でも、またきっと楽しい時期もやってくる。喜怒哀楽を繰り返し、やがていつかラストノートの時期が来る。そのときに、ミドルノートのとき、いろんなことがあったけど、だからこそ今の自分、ラストノートの自分がいるんだよなあと優しく言ってあげたい。

    0
    2026年03月26日
  • それでもまた誰かを好きになる~うまくいかない恋 アンソロジー~

    Posted by ブクログ

    「感情旅行/一穂ミチ」
    「独身の女王/麻布競馬場」
    「オレンジシャドウの憂鬱/砂村かいり」
    「さみしがりやの恐竜たち/こざわたまこ」
    「不機嫌依存症/田中兆子」
    「出会い/朝比奈あすか」
    「振りかぶって、さよなら/千加野あい」
    「となりの独り/カツセマサヒコ」

    『うまくいかない恋』をテーマにした短編集。

    好きな作家さんが勢揃い。
    どの物語も切なくてほろ苦かった。

    登場人物達の弱さや迷い、その奥にある強さが繊細に描かれていて全編良かった。

    上手くいかない恋だからこそのリアルさに胸がギュッとして、読後は彼女達にエールを送りたくなる。

    0
    2026年03月14日
  • それでもまた誰かを好きになる~うまくいかない恋 アンソロジー~

    Posted by ブクログ

    田中兆子先生の「不機嫌症候群」、まさに私だなと思った。
    不機嫌って悟られたらだめなんだろうけど、みんなが優しくしてくれるからついやっちゃう。
    そんな不機嫌な人を今度は私が優しくしてあげれるようになりたい。

    0
    2026年03月12日
  • それでもまた誰かを好きになる~うまくいかない恋 アンソロジー~

    Posted by ブクログ

    恋愛小説は、ほぼ読まない私
    三十代、うまくいかない恋に惹かれて読んでみた
    どれもおもしろかった
    どの作品も等身大の主人公に愛着がわいた
    他の作品も読んでみたくなりました

    0
    2026年03月10日
  • それでもまた誰かを好きになる~うまくいかない恋 アンソロジー~

    Posted by ブクログ

    30代のうまくいかない恋がテーマのアンソロジー。
    共感できるものもできないものもありましたが
    楽しく読めました。
    好みなのは一穂ミチさん、千加野あいさん。

    0
    2026年03月10日
  • 普通の子

    Posted by ブクログ

    一気読み。
    私自身小学生の親なのですが、最後まで読むとゾクゾクくるような、どんなホラーものよりも現実的な恐怖で覆われるような、なんとも言い難い気持ちになりました。
    小学生高学年の親はこの本を読んでおいた方がいいような気がするけれど、だけど読んでもどうにもできないというか。我が子は大丈夫か、我が子の周囲は大丈夫なのか、自分の学生時代は大丈夫だったのか、漠然とした不安が残るような読後感です…

    0
    2026年03月08日
  • 温泉小説

    Posted by ブクログ

    うまい作家さんだなーと思った。
    以前に、ある人がこの作家さんをチェックしていて出てれば買って読む、と言っていて、ずっと覚えてる。
    温泉にまつわる6つの短編が収録されており、それぞれの主人公の年齢性別背景は様々。というか、わりとよくいる、通り過ぎても心に残らないくらいの人たち。彼らが温泉に行き、そこでクルッと読者の世界が変わる。基本的に語り手視点での話だから、彼らが明かさないと分からないのだ。普段と違う環境に身を置き、違う心境に陥ることで、初めて彼らの本音が覗く。

    このままだと苦い締めくくりになりそうだなあと心配してると、わりと持ち直してほろ苦いけれども少し明るい先が見える形に落ち着く。その背

    0
    2026年03月06日
  • それでもまた誰かを好きになる~うまくいかない恋 アンソロジー~

    Posted by ブクログ

    となりの独り
    カツセマサヒコを読んで

    マッチングアプリを通して人をジャッジする立場に立ってしまっていることの虚しさ、悪いことをしているような気持ち悪さについて納得した。

    30代になり、子供が産まれた友達ばかりで付き合いが変わってしまうということで孤独を感じる独身男性の気持ちが描かれていて結婚願望の強くない自分は結婚をしなくてもいいのか考えてしまった。
    →明確に子供を欲しいと思わないが結婚をすることに対しては前向きに考えたいと思った。
    先日、アプリの女性とは子供が欲しいという価値観の違いから交際するのではなく友達としての付き合いを続けることになったので、26歳になった今の恋愛では子供を作るこ

    0
    2026年03月01日
  • 君たちは今が世界

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    子どもには、近くで話を聞いてくれる大人や、間違ったことをちゃんと間違っていると正してくれる大人の存在が必要だと改めて感じた。
    また、この子はこういう子だからというレッテルを貼ることの危険性も感じた。
    教室という1つの小さな社会の中ではなぜだかパワーバランスが生まれ、そのことにあの頃は疑問を持たなかったし、今となっては大したことないと思える。でもあの頃は確かにあの社会がすべてだったなと思った。

    子どもは子どもで、大人ではないしなる必要もまだない。

    0
    2026年03月01日
  • それでもまた誰かを好きになる~うまくいかない恋 アンソロジー~

    Posted by ブクログ

    前半のお話が特に面白かった。
    同じ30代独身として耳が痛い部分もあったし、叶わない切なさにぎゅっとなった。
    1話が短いからどのお話も読みやすかった。

    0
    2026年03月01日
  • ミドルノート

    Posted by ブクログ

    すらすらと一気に読み終えた
    4人の30代女性が、本当の自分になるために今を生きている
    コロナ禍の話でもあり、大変だったあの頃
    今は忘れていたことも思い出した

    0
    2026年02月23日
  • 温泉小説

    Posted by ブクログ

    「女友達」が一番胸にささる話だった。「島と奇跡」のなかの「僕」はかっこいいと思ったのに岡部はもっといい男だった。

    とりあえず温泉に入りたくなった。できれば大きなお風呂で消毒薬の匂いのしない温泉がいいなぁ…

    0
    2026年02月22日