朝比奈あすかのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ母親の我が子への愛情と期待…
子供の中学受験(小説内ではチュウジュと呼称していた)を目指し、教育熱心な母親の心労を描いたお受験小説。(ネタバレあり)
円佳(まどか)には小学校三年生の一人息子である翼(つばさ)がおり、地元の素行の悪い子がいる公立中学へ進ませることを躊躇し、義父母からのプレッシャーもあり、チュウジュ(中学受験)を翼と共に闘っていくことを親子で誓いあう。円佳はママ友やSNSでの情報収集をし、難関校への進学実績の高い有名塾に翼を通わせ、励まし続ける。しかし翼の塾のクラスが降格したり、悩みは尽きない。
母親としてできる限りの後押しをして、塾のクラスが最高峰のクラスになると涙を流し喜ぶ -
Posted by ブクログ
ネタバレあの世界がすべてだった学生時代。
気づきたくないことに気づきそうな予感。自分の本心が言えない。思っても行動できない。心のザラつきをなかったことにする。ひとりぼっちになりたくない。
自分にも確かにその瞬間があった。
そんな自分を恥ずかしく思い、目を背けていたなあ。
自分の弱さを人にみられることが怖かった。
自分で認めることが怖かった。
あの時間があったから、今の自分がいる。
弱さは必要だった。
と、大人になった今だからこそ言える。
広い広い世界にでて、あの場所はとても狭いものだった、もっと自分らしく居ていいと気づけたから。
今悩んでいるこども達にも伝えてあげたい。
これから世界はもっともっ -
Posted by ブクログ
普段読書をあまりしない中1の息子に、何かオススメできる本はないだろうか?と思い探していて辿り着いたのがこの本だった。
中学受験でもよく出題されていると知り、息子より私が先に読んでしまった。
ちょうど小5になる娘と、中1の息子がいるのでドンピシャでハマり、一気読み。
特に娘の方は最近友達関係のグループも出来上がってきててそこに入れない…と悩みを聞いたところだったので分かるよ分かるー!と思いながら本当に我が子だけじゃなく一人一人がこんなふうにそれぞれの想いを抱えながら学校に行ってるんだろうなぁと思った。
読み進めながら30年以上も前の、自分が小学校高学年〜中学生くらいの時に考えていたことや当時