朝比奈あすかのレビュー一覧
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ネタバレバブル崩壊後の1993年、出版社に就職した石川ひとみ。その時々の流行を読みながら思いだし、あの頃の自分の生活を思い出した。懐かしい。イヤな女代表のような考えを持つ割に人生うまく渡ってる。それがまたムカつく。ひとみに人生を狂わされた元夫と、娘のりんちゃんが気の毒。あの環境でよくあれほどいい子に育ったなあ…なのに最後『あなたのために生きてきたのに、こんなふうに裏切られるなんて、信じられない』って。驚くけど、ここまでやりたい放題の人生を送るのも自分に正直で悪くない。関わりたくないけど。
朝比奈あすかさん、どのジャンルでもさすが上手いな。
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小5の娘の友達関係に悩むことがあるので読んでみた。思いのほか、自分の小学生時代を思い出し、ちょっとだけ苦しくなる方が多かった。小学生時代だけでなく、今、現在進行形の人間関係にも重なった。人は誰でもいろんな顔を持つこと。たくさん考えて悩んでいたとしても、その行動に至る理由があったとしても、それは自分しか知らないことで、誰かとの会話や関わりはその一瞬。そこで判断されることもある。その一瞬を間違わないことが大切なのかもしれない。でも私はそれ以上に、その一瞬だけで判断しないことの方が大切だと思う。他と上手く関わることができる人もいれば、誤解されやすい人もいる。私は自分自身はその中間なのかな、とも思うけ
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主人公が温泉旅で先で出会う六つの短編小説です。
女友達の作り方
宮辺はふと思い立って参加したおひとり様限定のバスツアーに参加する。バスの席で高宇さんと隣同士になる。
ツアー最後の『わくわく温泉王様ハウス』のサウナで高宇さんと距離が縮まる。
「女友達を作る努力」努力で、友達って作れるんですか。友達って、もっと自然に、気づいたたらできているものなのではないのですか?
「友情を続ける事って、努力。だって、結構、大変だもの。幸せを嫉妬せずに分かち合って、愚痴を受けとめて、何かを意見したくなった時も伝えるための言葉を選ぶ。定期的に会う約束をし、互いに心と時間をかけて、対話を続けていくうちに、互いのミ -
匿名
購入済みいろんなマリアージュ
私はアラフォーなので、結婚観について、この物語にでてくる女性たちより少し達観しているところはあるけれど、それでそれで?どうなったん?と最後までわりと一気に読んだ。
女子高出身というのが同じベースにあるから共感しやすかったのかもしれない。
少し年下の後輩たちの恋話をきいている感覚。
朝比奈さんの本は初めて読んだけど、読者に媚びていなくて、文章が読みやすく、情景が想像しやすかった。ちょっとした仕掛けもグッときた。
なので、アラサーの方はもちろん、アラフォーの方も読んでてわりと面白いと思います。女子高出身の方にもおすすめです。
真知子みたいな先輩、私もほしいな。
いくつになっても恋愛にまつわる話はお -
Posted by ブクログ
温泉ソムリエマスターの資格を持っている朝比奈あすかさんの六つの短編集です。読みやすくて『温泉小説』のタイトルどおり、ほっこりできました。
ひとり限定バスツアーで、今までの自分を見つめ直す【女友達の作り方】
免許返納に反発する高齢男性が、旅の道中に初めて気づいたことを描く【また会う日まで】
お嬢様育ちの女性が母親に思いを馳せ、自分の可能性に気づいていく【おやつはいつだって】
息子家族との温泉旅行で、亡き妻に思いを馳せる【わたくしたちの境目は】
50歳で初めてのひとり旅。断食道場でこれまでの自分の人生を思い起こし、新たな決意をする【五十年と一日】
学生時代に訪れた島。十五年後、奇跡的に -
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ネタバレ母親の我が子への愛情と期待…
子供の中学受験(小説内ではチュウジュと呼称していた)を目指し、教育熱心な母親の心労を描いたお受験小説。(ネタバレあり)
円佳(まどか)には小学校三年生の一人息子である翼(つばさ)がおり、地元の素行の悪い子がいる公立中学へ進ませることを躊躇し、義父母からのプレッシャーもあり、チュウジュ(中学受験)を翼と共に闘っていくことを親子で誓いあう。円佳はママ友やSNSでの情報収集をし、難関校への進学実績の高い有名塾に翼を通わせ、励まし続ける。しかし翼の塾のクラスが降格したり、悩みは尽きない。
母親としてできる限りの後押しをして、塾のクラスが最高峰のクラスになると涙を流し喜ぶ