無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで201万冊以上配信中!
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
表紙絵が紅白帽を被った体操服の子供たち…もう懐かしい風景だなあ。
この小説は小学校の運動会でよく目にした組体操の最後のほうにある、人間タワー(僕の学校では、やぐらと言っていた)をめぐる様々な人の視点で描かれたもの。
そんな人間タワーをめぐる様々な事情…あぶないからやめるべきと言う父兄。団結力や信頼感など友情を育むという意味でやるべきと言う熱血教師。上に登るか、下の土台をやるかで悩む子供の気持ち。子供の頃は考えることも無かったが、確かに僕の時代にもいろいろ問題があったのだろうなあ。
最終話では運動会で人間タワーを子供たちがつくる描写があり、いろんな人の様々な思いが交錯しながら、損得なしに子供たちが一生懸命に取り組むさまが読み取れ、目頭を熱くしました。
素敵な小説でした。
Posted by ブクログ
とある小学校での「人間タワー」、その演目を背景に繰り広げられる様々な人たちの"人間"らしいやりとり、「伝統を守るって?」「誰かのために耐えるって?それって美談?」という時代の変わり目を問う子どもたちと大人たちとのやり取りがさらにリアリティを増していたように思う。危険だから、意味を感じないからという理由だけ(それすらネットに広がっている誰かの意見を安く引用しただけ)で、物事をやめることには何も生まない。「じゃあ、どうするのか」を今作の中で、きっと描かれていない子どもたちと大人たちとのやりとりのように、真剣に向き合っていくことが歴史を作るということなのではないだろうか。
Posted by ブクログ
二つの小学校合併の象徴として、六年生全員で造る『人間タワー』。運動会の伝統となり、保護者のみならず地域の住民にも楽しみにしている人は多い。しかし、組体操が危険視される風潮の中、昨年は失敗に終わってしまった。
今年はどうするべきか。保護者、教員、そして当の児童たち。様々な意見に分かれる中、出された結論とは・・・。
賛成するにも反対するにもそれぞれの理由があり、どちらにも納得できるし反論する気持ちにもなる。実際に参加する子どもたちだってそうだ。上に乗る子、下で支える子、それぞれの立場で言い分がある。
私は運動は全然ダメなので、団体競技など嫌を通り越して恐怖でしかないけれど、観る分には団体競技の方が熱くなる気がするのは何故なんだろうか。
こういったことに正解はないと思う。当人たちが納得していればそれでいい。外部が、特に風潮なんて分からないモノが批判するのだけは間違っていると思う。
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。