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Posted by ブクログ
ファミレスを舞台にしたお仕事小説。
表紙のイメージとは違う、常にザワザワした気持ちで読み続けたストーリーでした。
真面目に一生懸命に仕事に向かう真由子。
そのせいで、貧乏くじを引くことも多く、周りからも都合のいい存在として扱われてしまう。
ファミレスの同僚の中には、少しの悪意を持つ人達もいて、明るい雰囲気の場所が舞台のはずなのに、何故かドロドロしたイメージが付きまといます。
真由子の生育環境、同僚バイトのトキの母娘の確執など、気になることが次々明るみになり、ページめくる手が止まりませんでした。
最後は明るい兆しの見える終わり方で読後感は良好。橋輝が気になります。
Posted by ブクログ
高校卒業以来ずっとファミレスで働き続ける真由子。アルバイトから契約社員にはしてもらったものの、無理解な上司やクセのある大学生バイトたちがたくさんの職場は、なかなか良いようにばかりは回らない。そして朝食をよく食べにくるお爺さんの様子が変わり出してから、彼女も少し、変わり出すことになる…
普通に真面目でテキパキしている真由子だけれど、そのうちには大きな虚がある…というとありがちなようなのですが、そのぽっかりとした「抜けている」感じが少し心配になるような危ういバランスを感じさせます。
そんな彼女がファミレスで起こった事件や人とのつながりを経て少しずつ変わっていく様子には、ほっとするものがありました。ありがとう、という言葉は何度行っても言い足りないことはない。そういうふうに何かで聞いたことがありますが、そうだなあと。相手を思い遣ることって、さりげなくて結局は「ありがとう」に集約されるなあ、と思ったりしました。
ただほっこりしていたお爺さんが、変わっていく様子は、なんとも切なくありましたが…
嫌味な上司がそれなりの報い(というかなんというか)を受けたのだけはちょっと胸がすっとしました…。
読み込めば真由子の境遇の辛さとか、重い側面もありますが、基本的には明るいトーンのお話で、楽しんで読むことができました。「自画像」からつづいてこちらを読みましたので、ずいぶんほっとしたのでした…。
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